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第11話:雨中の小競り合い
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午後一の閉校にまつわる作業もつつがなく終わり、その足でそのまま教員寮へと向かう。
「どこへ行くんだ?外出厳禁だぞ」
教員寮と学生寮との三叉路で声を掛けられ振り向けば、強まる雨の中青い傘を差す黒髪の男がこちらを睨み付けている。
これは確か生徒会長だ。
「保険医に要請されて出向くところだ」
「何の用件で?」
しまった。ここで聞かれるとは。昴に合流しないとでっち上げた用件の内容がわからない。
「まだ聞いていない」
ここで適当な用件をでっち上げてしまうと、すでに昴が風紀委員顧問に説明している用件の内容と食い違う可能性がある。
コイツはこちらの落ち度をつつくのが実に好きそうだ、うっかりした回答は出来ない。
「聞いていない?
用件も聞かずに風紀として出動しているのか?
仕事の処理の手順がおかしいだろ」
しょせん学校の委員会。
『用件聞き忘れちゃってたよてへ。けど先生に会ったら聞くつもりだったんだよ。先生に呼ばれたのは確かなんだから別にいいだろ?』レベルの内容で回答してもいい気がするのだが…そりゃ仕事でそんな回答できないが、高校の委員会だからな。
しかし、今朝の委員会のことを思い返せば風紀委員の権限は昴の説明どおりかなり大きい様子。
まるで警察のような役割をこなし、教師より権限の有る生徒会の監視も担っているらしい。
そこを考えると仕事レベルの責任を持った回答をしないとまずそうではある。
ああ面倒くさい、どう答えたもんか、などと考えていたため少し回答まで間が開く。どうにもこれがまずかった。
「ふぅん…恐川とあろうものが、用向きも聞かずに台風の中出かける用事か」
「何が言いたい?」
含みある物言いと口をゆがめた皮肉そうな表情。明らかに付け入る隙を与えてしまったようだ。意味を考えるのも面倒で、意を聞いてしまう。
「本当に保健医の所に行くのか?
それを口実にして遊びにでも出かけるところだったんじゃないか?」
なんだ、そんな疑いか。
「ばかばかしい。こんな台風の中飛んでくる看板に打たれそうになってまで遊びに出る意味がどこにある。
下らない詮索をするな」
「だっておかしいだろう?風紀委員会は生徒会を監視するために処理した書類と行動予定全てを回すように要請してる。
それなのに風紀委員への用事を書類で申請されていないどころか用向きも聞かない状態で受けてるのか?
有能な風紀委員長様がそんな仕事のやり方するはず無いよな」
「……」
急に向きを変えた豪雨が傘の隙間から足を濡らす。
濡れたズボンから伝わる冷たさと面倒な相手との会話にうっとうしさが募り苛立ってくる。
しかし…やはり、かなりきっちりした仕組みになっているらしい、この学校の委員会。
本当に先に昴の『適当にでっち上げた用事』を確認しとくべきだった。
「気になるよな。風紀委員長様の怪しい用事が。もしかして教員の誰かと癒着して適当に仕事をでっち上げてそれを口実に予算を取ってるのかもしれないし、仕事の呼び出しを口実に恋人に会いに行ってるかもしれないしな?」
どうやら空出張的なものの疑いを受けているらしい。
えい面倒だ。夢の中の人物かも知らんのに生意気な。
もう適当に答えよう。
「保険医から緊急の用事があるので来て欲しいと電話で告げられすぐに電話が切れた。
用向きを伝えられていなかったが伝えられた時点ですでに寮の近くまで来ていたので直接出向いて用向きを確認しようとした。それだけの事だ」
…とりあえず全部昴の手落ちのせいにして回答してしまう。
あいつは教師なのだから、その程度で攻められまい。
そもそも外出厳禁の所に風紀委員長のキャラを守らせるためだけに用事をでっち上げる提案をしたのはあいつなのでこの程度の手落ちの責くらい引き受けてもらっていいだろう。
「…ふうん、そこに持ってるスマートフォンですぐに聞けば済むだろうに折返し確認もしなかったのか?」
「かけたが話中でつながらなかった。風紀への用件は警備に関わる緊急事項である可能性も高い、それを考えまずは出向くことにした」
「ふうん…どうだかな」
すっと急に歩き出す生徒会長。
「よし、撃破!」
相手が離れきったのを確認してからひとりごちる。
うっとうしい雨の中で詰められて面倒だった。姑かあいつは。
しかし話を聞くと常に生徒会を監視しているのは風紀委員会のようだ。
普段自分の行動に対してうるさく言ってくる奴がいたとして、それがミスを犯しているのを見たら嫌味くらい確かに言いたくなるかもしれない。
しかし個人的にどうにもあいつの顔を見ると腹が立ってならないのでそういう相手の都合まで考えた考察は置いておこう。
にしてもなんとなく、後に繋がる禍根を残してしまったような気もする。今の言い訳、何かのアダにならないといいが。
うっとおしく傘の死角からたたきつける雨にぬれた不快さと、生徒会長との下らない鞘当のおかげで気分を害したまま教員寮の昴の部屋の戸を叩く。
「はい、雨の中ご苦労様!」
両手を開いて部屋着の昴が玄関先まで出迎えに来る。
靴下が濡れてしまいそのままでは部屋に上がれないと告げると昴は奥に引っ込み、洗濯籠とタオルを持って玄関まで戻ってきた。
一緒に洗濯するから靴下をそこに入れちゃってと言われたので靴下を脱いで篭に入れてタオルで足を拭き、そのタオルも篭に入れる。ようやく気持ち悪い状態を脱したのでスリッパをはいて部屋に上がる。
そのままリビングに通された。
リビングにはこの間無かった授業用のホワイトボードがでんと鎮座していた。
「あ、それ?
説明用にちょっと引っ張ってきたんだよ」
ホワイトボードに目線をやっていると昴が目ざとくそれを悟り説明をしてきた。
「用意周到だな。説明の前に飲み物を入れさせてもらっていいか?」
「ありがとう。僕は紅茶。こないだと全く同じでいいよ。
じゃあその間僕はちょっと準備をしとくよ」
勝手知ったカウンターキッチンに入り込みブラックコーヒーと紅茶を作る。
その途中でふと昴の様子を見ると、ソファで膝を抱えてテレビの台風情報を見ていた。
くると振り返りこちらに話しかけてくる。
「台風、本当に直撃の進路だね。大丈夫かな」
「さあ、でもこちらで出来ることもないしな」
「そうだけどさ、何かあったら僕も君も駆り出されるだろうから面倒くさいな」
「…面倒だな。…風紀委員は元々やることがやたら多いようだ、この上台風で仕事が増えるなんて本当に勘弁してほしいな。
全く一体どれだけ仕事があるんだ。
警察の真似事、警備員の真似事、監査の真似事…果ては検事みたいなことまでしてる。勉強しながらこんな事できる奴がいるのか?」
「あは、もう参ってる?」
「参ってるよ。ここに来るまでにも生徒会長に絡まれたんだ。
この雨の中何処に行くと聞かれたから保健医の要請で出動だと返したが、用件を聞かれてな。
お前からの用向きを聞いていなかったからちょっと答えに困った。
とりあえずお前が来いとだけ行って電話を切った事にしてしまったので適当に合わせといてくれ」
「ええー、僕ひどいなあ。まあいいや、そういう事にしといたほうがよさそうだ。
僕は適当でも許される役向きだけど君はそれが出来ないしね。
ええと、君への用件はね、『Fクラス寮の南側のフェンスが壊れそうだから警備に問題が発生する可能性がある、この台風で壊れる可能性も有りその時は優先的に警備したほうがいいかもしれないから対面で場所を知らせる』だよ。
これ実は本当なんだ。歩いてたら偶然見かけちゃってね。言い訳のためにあとで一緒に見に行こうね」
「分かった、しかし用向きを伝え忘れるほどの緊急の用でも無さそうだな」
「いいよいいよ。僕がうっかりしてたってことでさ。
顧問には申請が通ってるし、そう攻められることでもない」
そういいながら昴はホワイトボードを引っ張ろうと手を伸ばす。そこでふと俺の前に置いたカップに視線を落として、手を止めた。
「…ブラックコーヒー」
カップの中身を覗きこんで昴が呟く。
「ああ、午後ちょっと過ぎくらいまでなら飲むのは大抵これだな」
「ふふ」
昴が楽しそうに笑う。
「…別にお前のイメージに合わせているわけじゃないぞ」
「へへへへへ」
心底嬉しそうににやけ、気味が悪い笑い声を立てる昴。
昼の時のように話題がどこかに飛んでいくと困るので講義を始めるように促す。
「さて、準備は終ったかな?」
「おっと、そうだね、トリップするところだった」
やはりか。
「さ、それじゃ説明をちゃきちゃき、進めていこうかな。
本格的に台風が来る前に、君を帰さなくちゃいけないしね。
メモの用意はいいかな?
じゃあ行くよ」
「どこへ行くんだ?外出厳禁だぞ」
教員寮と学生寮との三叉路で声を掛けられ振り向けば、強まる雨の中青い傘を差す黒髪の男がこちらを睨み付けている。
これは確か生徒会長だ。
「保険医に要請されて出向くところだ」
「何の用件で?」
しまった。ここで聞かれるとは。昴に合流しないとでっち上げた用件の内容がわからない。
「まだ聞いていない」
ここで適当な用件をでっち上げてしまうと、すでに昴が風紀委員顧問に説明している用件の内容と食い違う可能性がある。
コイツはこちらの落ち度をつつくのが実に好きそうだ、うっかりした回答は出来ない。
「聞いていない?
用件も聞かずに風紀として出動しているのか?
仕事の処理の手順がおかしいだろ」
しょせん学校の委員会。
『用件聞き忘れちゃってたよてへ。けど先生に会ったら聞くつもりだったんだよ。先生に呼ばれたのは確かなんだから別にいいだろ?』レベルの内容で回答してもいい気がするのだが…そりゃ仕事でそんな回答できないが、高校の委員会だからな。
しかし、今朝の委員会のことを思い返せば風紀委員の権限は昴の説明どおりかなり大きい様子。
まるで警察のような役割をこなし、教師より権限の有る生徒会の監視も担っているらしい。
そこを考えると仕事レベルの責任を持った回答をしないとまずそうではある。
ああ面倒くさい、どう答えたもんか、などと考えていたため少し回答まで間が開く。どうにもこれがまずかった。
「ふぅん…恐川とあろうものが、用向きも聞かずに台風の中出かける用事か」
「何が言いたい?」
含みある物言いと口をゆがめた皮肉そうな表情。明らかに付け入る隙を与えてしまったようだ。意味を考えるのも面倒で、意を聞いてしまう。
「本当に保健医の所に行くのか?
それを口実にして遊びにでも出かけるところだったんじゃないか?」
なんだ、そんな疑いか。
「ばかばかしい。こんな台風の中飛んでくる看板に打たれそうになってまで遊びに出る意味がどこにある。
下らない詮索をするな」
「だっておかしいだろう?風紀委員会は生徒会を監視するために処理した書類と行動予定全てを回すように要請してる。
それなのに風紀委員への用事を書類で申請されていないどころか用向きも聞かない状態で受けてるのか?
有能な風紀委員長様がそんな仕事のやり方するはず無いよな」
「……」
急に向きを変えた豪雨が傘の隙間から足を濡らす。
濡れたズボンから伝わる冷たさと面倒な相手との会話にうっとうしさが募り苛立ってくる。
しかし…やはり、かなりきっちりした仕組みになっているらしい、この学校の委員会。
本当に先に昴の『適当にでっち上げた用事』を確認しとくべきだった。
「気になるよな。風紀委員長様の怪しい用事が。もしかして教員の誰かと癒着して適当に仕事をでっち上げてそれを口実に予算を取ってるのかもしれないし、仕事の呼び出しを口実に恋人に会いに行ってるかもしれないしな?」
どうやら空出張的なものの疑いを受けているらしい。
えい面倒だ。夢の中の人物かも知らんのに生意気な。
もう適当に答えよう。
「保険医から緊急の用事があるので来て欲しいと電話で告げられすぐに電話が切れた。
用向きを伝えられていなかったが伝えられた時点ですでに寮の近くまで来ていたので直接出向いて用向きを確認しようとした。それだけの事だ」
…とりあえず全部昴の手落ちのせいにして回答してしまう。
あいつは教師なのだから、その程度で攻められまい。
そもそも外出厳禁の所に風紀委員長のキャラを守らせるためだけに用事をでっち上げる提案をしたのはあいつなのでこの程度の手落ちの責くらい引き受けてもらっていいだろう。
「…ふうん、そこに持ってるスマートフォンですぐに聞けば済むだろうに折返し確認もしなかったのか?」
「かけたが話中でつながらなかった。風紀への用件は警備に関わる緊急事項である可能性も高い、それを考えまずは出向くことにした」
「ふうん…どうだかな」
すっと急に歩き出す生徒会長。
「よし、撃破!」
相手が離れきったのを確認してからひとりごちる。
うっとうしい雨の中で詰められて面倒だった。姑かあいつは。
しかし話を聞くと常に生徒会を監視しているのは風紀委員会のようだ。
普段自分の行動に対してうるさく言ってくる奴がいたとして、それがミスを犯しているのを見たら嫌味くらい確かに言いたくなるかもしれない。
しかし個人的にどうにもあいつの顔を見ると腹が立ってならないのでそういう相手の都合まで考えた考察は置いておこう。
にしてもなんとなく、後に繋がる禍根を残してしまったような気もする。今の言い訳、何かのアダにならないといいが。
うっとおしく傘の死角からたたきつける雨にぬれた不快さと、生徒会長との下らない鞘当のおかげで気分を害したまま教員寮の昴の部屋の戸を叩く。
「はい、雨の中ご苦労様!」
両手を開いて部屋着の昴が玄関先まで出迎えに来る。
靴下が濡れてしまいそのままでは部屋に上がれないと告げると昴は奥に引っ込み、洗濯籠とタオルを持って玄関まで戻ってきた。
一緒に洗濯するから靴下をそこに入れちゃってと言われたので靴下を脱いで篭に入れてタオルで足を拭き、そのタオルも篭に入れる。ようやく気持ち悪い状態を脱したのでスリッパをはいて部屋に上がる。
そのままリビングに通された。
リビングにはこの間無かった授業用のホワイトボードがでんと鎮座していた。
「あ、それ?
説明用にちょっと引っ張ってきたんだよ」
ホワイトボードに目線をやっていると昴が目ざとくそれを悟り説明をしてきた。
「用意周到だな。説明の前に飲み物を入れさせてもらっていいか?」
「ありがとう。僕は紅茶。こないだと全く同じでいいよ。
じゃあその間僕はちょっと準備をしとくよ」
勝手知ったカウンターキッチンに入り込みブラックコーヒーと紅茶を作る。
その途中でふと昴の様子を見ると、ソファで膝を抱えてテレビの台風情報を見ていた。
くると振り返りこちらに話しかけてくる。
「台風、本当に直撃の進路だね。大丈夫かな」
「さあ、でもこちらで出来ることもないしな」
「そうだけどさ、何かあったら僕も君も駆り出されるだろうから面倒くさいな」
「…面倒だな。…風紀委員は元々やることがやたら多いようだ、この上台風で仕事が増えるなんて本当に勘弁してほしいな。
全く一体どれだけ仕事があるんだ。
警察の真似事、警備員の真似事、監査の真似事…果ては検事みたいなことまでしてる。勉強しながらこんな事できる奴がいるのか?」
「あは、もう参ってる?」
「参ってるよ。ここに来るまでにも生徒会長に絡まれたんだ。
この雨の中何処に行くと聞かれたから保健医の要請で出動だと返したが、用件を聞かれてな。
お前からの用向きを聞いていなかったからちょっと答えに困った。
とりあえずお前が来いとだけ行って電話を切った事にしてしまったので適当に合わせといてくれ」
「ええー、僕ひどいなあ。まあいいや、そういう事にしといたほうがよさそうだ。
僕は適当でも許される役向きだけど君はそれが出来ないしね。
ええと、君への用件はね、『Fクラス寮の南側のフェンスが壊れそうだから警備に問題が発生する可能性がある、この台風で壊れる可能性も有りその時は優先的に警備したほうがいいかもしれないから対面で場所を知らせる』だよ。
これ実は本当なんだ。歩いてたら偶然見かけちゃってね。言い訳のためにあとで一緒に見に行こうね」
「分かった、しかし用向きを伝え忘れるほどの緊急の用でも無さそうだな」
「いいよいいよ。僕がうっかりしてたってことでさ。
顧問には申請が通ってるし、そう攻められることでもない」
そういいながら昴はホワイトボードを引っ張ろうと手を伸ばす。そこでふと俺の前に置いたカップに視線を落として、手を止めた。
「…ブラックコーヒー」
カップの中身を覗きこんで昴が呟く。
「ああ、午後ちょっと過ぎくらいまでなら飲むのは大抵これだな」
「ふふ」
昴が楽しそうに笑う。
「…別にお前のイメージに合わせているわけじゃないぞ」
「へへへへへ」
心底嬉しそうににやけ、気味が悪い笑い声を立てる昴。
昼の時のように話題がどこかに飛んでいくと困るので講義を始めるように促す。
「さて、準備は終ったかな?」
「おっと、そうだね、トリップするところだった」
やはりか。
「さ、それじゃ説明をちゃきちゃき、進めていこうかな。
本格的に台風が来る前に、君を帰さなくちゃいけないしね。
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じゃあ行くよ」
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