1 / 20
アーカイブ
登場人物
しおりを挟む
【リベル・ファミリア】
※主要メンバー
●レイ=ティアニスト/レイ=フレイア
リベル・ファミリアのボスであり、アーニスト王国の貴族ティアニスト家の私生児。17歳。生まれつき病弱で、一日のほとんどを離れの自室で過ごし、本家からの援助がないため写本で生計を立てていた。
ある日、皇太子との縁談が決まったことに嫉妬した姉たちの策略によって命を落としかけたが、死の淵に不思議な声を聞き、溢れる力で生還する。
生還後、背中に肌を覆い尽くすほどの魔法回路の紋様が浮かび上がり、体調は改善するどころか常人離れした身体能力を発揮する。性格は弱気でお淑やかな性格から信義を重んじ義理を貫く気丈夫な女性となる。
裏社会から策略を巡らせるためにシンジケートを設立し、ボスとなる。なお、本家から逃れた後は亡き母親の姓であるフレイアを名乗っており、裏社会では『犯罪女王』『王国の裏支配者』『 恐ろしい女』などと呼ばれ畏れられている。
身体能力強化系魔法以外は不得意。新たに得た驚異的な身体能力と、レスリーに製作してもらった中折れ式単発拳銃『ゲヘナ』と、皇国式抜刀剣『彼岸花』を愛用している。
愛銃〈ゲヘナ〉
愛刀〈彼岸花〉
●セラ=リュカ
ティアニスト家に仕える侍女の1人で、レイ専属世話役。27歳。種族はダークエルフ。レイが幼少期の頃から世話役を務めており、本家のレイに対する粗雑な扱いを理解しており、対してレイには絶対的な忠義を誓っている。
一般的にダークエルフは魔界族として認識されており、彼女自身もレイの使用人になる前は差別の対象として扱われてきた。自己評価がめっぽう低い彼女であるが、秘めているポテンシャルは凄まじく、マエルベリーからは高く評価されている。
得意とする魔法は『水』『雷』『治癒』。
●ジェラード=フォアソン
ティアニスト家に仕えていた元執事長、元アーニスト王国聖騎士団の特務部隊【アイガイオンズ】の元隊長だった異質な経歴の持ち主。60歳。現役時代の異名は【首刈りジェラード】、ナイフをはじめとする刃物の使い手。
ティアニスト家に仕えていたが、平民を見下し、レイを蔑ろにするティアニスト家や貴族達に対して疑問を抱いていた。レイの掲げる真の理想に胸を打たれ、ティアニスト家を離脱、レイに仕える。一癖二癖もあるメンバーたちの纏め役。仕込み杖とナイフを愛用している。
●ウェンデル=エリシラム
聖騎士団偵察騎士隊に所属していた元騎士であり、ダンジョン調査の折にレイに救われた人物。27歳。根は真面目で誠実、弱者を見捨てられない性格をしている。何よりもその漢気がレイに高く評価されている。
騎士としての実力は折り紙付きで、ジェラードのお墨付きをもらえるほどの剣術を会得している。
●ロカティ=アストラス
貧困層を助ける非営利団体【セレーネの慈愛】を立ち上げた創設者であり、反階級主義を唱え、王国から危険人物指定を受けていた。25歳。各地に独自の情報網を持っており、信条に共感したレイに手助けをする。
表向きは貧民街で喫茶店【リベルタス】を営んでいる。愛煙家同士リドリーとは気が合う。
●ケーネ
麗らかで朗らか、優しい性格をした女性。元従軍看護婦、口癖は「ほどほどにですよ」。20歳。魔界族との戦闘で貴族の騎士よりも先に平民階級の負傷者を助けたことから重罪となり投獄されていた。レイたちによる保安庁強襲の際に助け出される。セラとはよくお茶会を開いている。王国への怨みはファミリーで一番根深い。
●マッド=ウォッチャー
ファミリーの中ではジェラードの次に年長者。35歳。義侠心に溢れ、弱者を蔑ろにする相手には容赦しない。元は王国新聞社の記者という経歴の持ち主。主に保安庁や部外者との橋渡し役を担っている。新聞記者時代に黒布の襲撃を受け、左眼を失明している。記者の妻と高等部の一人娘がいる。
●メイ=カレンスティア
元貴族の少女、メンバーの中では最年少の14歳。カレンスティア家は王国の中でも王家に近い名門貴族であるが、当主急逝による跡目争いが起こり、嫌気の差したメイは一人でレイの元へとやってくる。見かけによらず武闘派で、レイやウェンデルに次ぐ銃の使い手。愛銃は回転式弾倉拳銃のffとpp。
●リドリー=フォン=ライドリヒ
名門貴族ライドリヒ家の現当主であり、元聖騎士団の第二団長。28歳。元々は王国の公営競馬を牛耳っており、王国貴族らしいプライドの高さから他人を見下す言動が多かったが、ウェンデルに騎士団時代の志を示され改心し、レイに付き従う。愛煙家。王家にも顔が利き、諜報活動を仕掛けている。
●椎名御子
東方の島国、東瀛神州、豊葦原瑞穂皇国出身の武人、皇国を脅かす悪鬼(魔界族)の討伐を請け負っていたハンター。19歳
。その戦いぶりから『銀狼』の異名を持つ。ファミリーからはシーナやミコちゃんと呼ばれている。悪鬼に親両親を殺され、天涯孤独で悪鬼狩りを続けていたところ、異国の地アーニスト王国での悪鬼ハンター募集を見て遥々やってきた。
●リジィ
元々は各地を転々とする密教集団ライラの信教徒。両親がライラ教徒であったことから、生まれながら教団に入信させられていた。26歳。
魔性の魅力を持っており、多くの男がその美貌に虜となる。しかし、当の本人は一切の隙を見せず、逆に自らの得意とする魔法の実験台にしようとする。レイの持つ特別な魔力に魅了され、教団から身を隠すためにファミリーに加入する。空間歪曲魔法を得意とし、その性格から奈落魔女と呼ばれている。
●テレジア=アーニスト
リベル・ファミリアの一員で、アーニスト王国皇位継承順位第二位の元皇女。16歳。ある事件をきっかけに父親でありアーニスト王国の国王であるガイルと仲違いし、古い友人であるレイの元を頼ってきた。現在家出中で勘当状態。エバーテイル号の主な出資者であり、ファミリーへの依頼を受ける窓口を担っている。
●ギン
リベル・ファミリアの一員で、エバーテイル号の車掌兼マスコットを務める銀髪ショートヘアーの獣人の少女。東方の安比と呼ばれる地方出身で、活発な性格をしている。不老長寿の水【桃水】を飲んだことから、彼女自身今は推定80歳と噂されている。
●弥来
ブラックマターズの息がかかった奴隷商人からレイが助け出した少女。20歳。かつて豊葦原瑞穂皇国でカラクリ技師として過ごしていたことから、その腕を買われてエバーテイル号の設備技師となる。
●ミニット
レスリーが製作した完全自立型の自動人形〈オートドール〉。エバーテイル号の客室乗務員として働いており、雑事はもちろんのこと、ある程度の戦闘行動についてもプログラムされている。性格は大人しい少女、声帯機能が付与されているため流暢に話す。
●トレバー
元ランドルフ一家の会計顧問、本業は会計士。25歳。弱みを握られて協力させられていたところを、レイ達の襲撃に遭ったが生かされる。レイの誘いを受け、ランドルフ一家を陥れる策略を講じ、リベル・ファミリアの専属会計士となる。
【アーニスト王国上流階級】
●ルシウス=アーニスト
アーニスト王国王位継承権第一位の皇太子でありながら、自ら聖騎士団を率いて魔界族討伐に赴く。レイとは幼馴染。幼少期に自分の命を救ってくれたレイを妃に迎えようとするが、婚約談義の際にレイが失踪したことから嫌われたのだと勘違いをする。
●ガイル=アーニスト
アーニスト王国国王、ルシウスとテレジアの父親。国の行く末を第一と考えており、そのために手段を選ばず、人命軽視や悪事の看過など、悪い噂が絶えない。
●ギャップラー=ベネクトゥルフ
経済省の長官で、ガイルの部下『セブンスクライヴ』の一人、序列は第二位〈商官〉。露骨な階級主義を唱えており、平民は家畜、兵士は駒としか考えていない。ブラックマターズの勢力を拡大させ、暴力による王国の支配を目論む。
●ジーク=ギャレー
聖騎士団のトップ、軍務省長官。セブンスクライヴの第四位〈軍務官〉。聖騎士団の運用を一手に担っており、超法規的活動を命令することもある。また、自身に反抗する勢力は特務機関を使って闇に葬るため、彼に対抗できるものはいない。
●ベルガルド=ヴァンガー
セブンスクライヴの第三位、〈視察官〉。王都経済連合会会長であり、保有資産は王国の国家予算を凌ぐともいわれる。違法薬物のウィート流通を陰で操っている。
●セレイ=ロマネクスト
セブンスクライヴの第五位〈調律官〉。外務省長官であり、主に他国との交渉を担当している。また、ロタニアと同じく大魔法士であり、人心掌握魔法を得意とする。
●ラミエル=バーソロミュー
セブンスクライヴの第六位〈神官〉。聖堂教会のトップである大司教であり、王国全土の教会を束ねている。
●ロタニア
セブンスクライヴの第一位〈執行官〉。アーニスト王国で5人しかいない大魔法士の1人であり、かつての大魔法士エカリスの弟子。感情を滅多に表に出さず、会話も少ない。世俗に疎い場面が多く、セブンスクライヴに属しているのも、師匠の後を継いだことから就任している。
●セシリア=ティアニスト
ティアニスト家の長女であり、レイを殺害しようとした張本人。非常に嫉妬深い性格をしており、レイが失踪した事をルシウスに伝え、代わりに妃候補として王宮住まいとなる。
●エリザ=ティアニスト
ティアニスト家の次女であり、姉のセシリアと共にレイを殺害しようとした。周りに流されやすい性格をしている。
●ルーズ=ティアニスト
ティアニスト家の当主であり、セブンスクライブの第七位〈法務官〉。王国最高裁判所の裁判長。
●セザリー=ティアニスト
ルーズの妻でレイにとっての義理の母。一家の一員としてレイを認めておらず、実の子であるセシリアとエリザだけを偏愛している。
●ユリア=ノーリッツ
ノーリッツ侯爵家の長女で、ノーリッツホテルのオーナー、黒布からの嫌がらせを受けており、低迷していたホテルの再建をレイに依頼する。
●リリー=エストニア
貴族エストニア家の長女、『雪鈴蘭』の異名を持つ少女。エストニア財閥の裏方として王政や犯罪集団との交渉を担当しており、様々な面からレイ達をサポートする。見かけによらず大人びており、独自に編み出した卓越した体術『バリトン』は大の大人を組み伏せるほどの実力を持っている。
●エール=エストニア
貴族エストニア家の長男、リリーの兄。裏社会の顔役であるリリーの代わりに、表社会のエストニア家次期当主として顔役を演じている。
『アーニスト王国の人々』
●マエルベリー
王都に魔法具店を構える高位魔法士。元々は王宮付きの王宮魔法士であったが、セブンスクライブの悪事に加担させられていたことに気がついたことから王宮魔法士を辞めていた。
●レスリー
王都工業地区で機械・兵器廠として個人店を営む発明家の青年。時代が彼に追いつくのは20年必要だと言われている。リベル・ファミリアに協力しており、レイの愛銃『ゲヘナ』や抜刀剣『彼岸花』を制作している。
●エドワード=エイムズ
エイムズ家の次男で、バーソロミュー街221番地に下宿する諮問探偵。成り行きからレイをライバル視しており、彼女の正体を暴こうとしている。
●ハリス婦人
エイムズの下宿する221番地のオーナー、親は中流貴族であり、221番地は親から譲り受けたもの。辛辣な物言いばかりしているが、それはエイムズを心配してのこと。
●ジェームズ=フレア=キャスター
エイムズとルームシェアをする事になった同居人。元聖騎士団所属の軍医でありケーネとは親しい間柄。
●トリシャ=スカイアイン
アーニスト王国が誇る歌姫、全ての人が幸せになれるように願いを込めて、各地で音楽祭を開催している。実は、レイとは遠い親戚であり、彼女が表舞台のトップスターとしてレイたちをサポートする。
●レヴェッカ
ベルランドのバー『エンダーナイト』のバーテンダー。容姿もさることながら、カクテル作りにおいては王都一と謳われるほどの実力の持ち主。黒布と対立しており、みかじめ料の支払いを拒み続けていたことから嫌がらせを受けていたが、レイ達に救われ協力関係となる。
●アレックス=ジョンソン
ベルランドを拠点とする博徒集団の貸元。元々は聖騎士団に所属しており、ウェンデルとは同期だった。黒布相手に上手く立ち回っていたが、上納金を徐々に増やされていたことを悩んでいた。
●ミーシャ=ウォッチャー
王国新聞社の記者でマッドの婚約者、夫と同様に正義感が強く、王国の裏事情の調査を続けている。
●リズ=ウォッチャー
マッドとミーシャの一人娘で、見習いの技術者。現在はレスリーの工房で住み込みで働いている。
●レアリス
王国新聞社の記者、ミーシャとは記者同期。王国の裏事情に手を出すミーシャを心配している。
●テネット
王都で働くメッセンジャーボーイ。正確かつ確実に仕事をこなすことをモットーとしており、成績も良いことから彼をわざわざ指名する依頼人も多い。
●デイジー
ベルランドチェプサイドの娼館〈クイーンヘルズ〉のオーナー、元娼婦。顔に傷があることから〈スカーフェイス〉と呼ばれている。
●カリーナ
クイーンヘルズの娼婦、有翼人。黒翼持ち、レイに助けられた過去があり慕っている。
●デリカ
クイーンヘルズの娼婦、有翼人であり同じ種族で黒翼持ちのカリーナとは仲良し。
●ミュイ
クイーンヘルズの娼婦、人間。店のナンバーワン嬢。
※主要メンバー
●レイ=ティアニスト/レイ=フレイア
リベル・ファミリアのボスであり、アーニスト王国の貴族ティアニスト家の私生児。17歳。生まれつき病弱で、一日のほとんどを離れの自室で過ごし、本家からの援助がないため写本で生計を立てていた。
ある日、皇太子との縁談が決まったことに嫉妬した姉たちの策略によって命を落としかけたが、死の淵に不思議な声を聞き、溢れる力で生還する。
生還後、背中に肌を覆い尽くすほどの魔法回路の紋様が浮かび上がり、体調は改善するどころか常人離れした身体能力を発揮する。性格は弱気でお淑やかな性格から信義を重んじ義理を貫く気丈夫な女性となる。
裏社会から策略を巡らせるためにシンジケートを設立し、ボスとなる。なお、本家から逃れた後は亡き母親の姓であるフレイアを名乗っており、裏社会では『犯罪女王』『王国の裏支配者』『 恐ろしい女』などと呼ばれ畏れられている。
身体能力強化系魔法以外は不得意。新たに得た驚異的な身体能力と、レスリーに製作してもらった中折れ式単発拳銃『ゲヘナ』と、皇国式抜刀剣『彼岸花』を愛用している。
愛銃〈ゲヘナ〉
愛刀〈彼岸花〉
●セラ=リュカ
ティアニスト家に仕える侍女の1人で、レイ専属世話役。27歳。種族はダークエルフ。レイが幼少期の頃から世話役を務めており、本家のレイに対する粗雑な扱いを理解しており、対してレイには絶対的な忠義を誓っている。
一般的にダークエルフは魔界族として認識されており、彼女自身もレイの使用人になる前は差別の対象として扱われてきた。自己評価がめっぽう低い彼女であるが、秘めているポテンシャルは凄まじく、マエルベリーからは高く評価されている。
得意とする魔法は『水』『雷』『治癒』。
●ジェラード=フォアソン
ティアニスト家に仕えていた元執事長、元アーニスト王国聖騎士団の特務部隊【アイガイオンズ】の元隊長だった異質な経歴の持ち主。60歳。現役時代の異名は【首刈りジェラード】、ナイフをはじめとする刃物の使い手。
ティアニスト家に仕えていたが、平民を見下し、レイを蔑ろにするティアニスト家や貴族達に対して疑問を抱いていた。レイの掲げる真の理想に胸を打たれ、ティアニスト家を離脱、レイに仕える。一癖二癖もあるメンバーたちの纏め役。仕込み杖とナイフを愛用している。
●ウェンデル=エリシラム
聖騎士団偵察騎士隊に所属していた元騎士であり、ダンジョン調査の折にレイに救われた人物。27歳。根は真面目で誠実、弱者を見捨てられない性格をしている。何よりもその漢気がレイに高く評価されている。
騎士としての実力は折り紙付きで、ジェラードのお墨付きをもらえるほどの剣術を会得している。
●ロカティ=アストラス
貧困層を助ける非営利団体【セレーネの慈愛】を立ち上げた創設者であり、反階級主義を唱え、王国から危険人物指定を受けていた。25歳。各地に独自の情報網を持っており、信条に共感したレイに手助けをする。
表向きは貧民街で喫茶店【リベルタス】を営んでいる。愛煙家同士リドリーとは気が合う。
●ケーネ
麗らかで朗らか、優しい性格をした女性。元従軍看護婦、口癖は「ほどほどにですよ」。20歳。魔界族との戦闘で貴族の騎士よりも先に平民階級の負傷者を助けたことから重罪となり投獄されていた。レイたちによる保安庁強襲の際に助け出される。セラとはよくお茶会を開いている。王国への怨みはファミリーで一番根深い。
●マッド=ウォッチャー
ファミリーの中ではジェラードの次に年長者。35歳。義侠心に溢れ、弱者を蔑ろにする相手には容赦しない。元は王国新聞社の記者という経歴の持ち主。主に保安庁や部外者との橋渡し役を担っている。新聞記者時代に黒布の襲撃を受け、左眼を失明している。記者の妻と高等部の一人娘がいる。
●メイ=カレンスティア
元貴族の少女、メンバーの中では最年少の14歳。カレンスティア家は王国の中でも王家に近い名門貴族であるが、当主急逝による跡目争いが起こり、嫌気の差したメイは一人でレイの元へとやってくる。見かけによらず武闘派で、レイやウェンデルに次ぐ銃の使い手。愛銃は回転式弾倉拳銃のffとpp。
●リドリー=フォン=ライドリヒ
名門貴族ライドリヒ家の現当主であり、元聖騎士団の第二団長。28歳。元々は王国の公営競馬を牛耳っており、王国貴族らしいプライドの高さから他人を見下す言動が多かったが、ウェンデルに騎士団時代の志を示され改心し、レイに付き従う。愛煙家。王家にも顔が利き、諜報活動を仕掛けている。
●椎名御子
東方の島国、東瀛神州、豊葦原瑞穂皇国出身の武人、皇国を脅かす悪鬼(魔界族)の討伐を請け負っていたハンター。19歳
。その戦いぶりから『銀狼』の異名を持つ。ファミリーからはシーナやミコちゃんと呼ばれている。悪鬼に親両親を殺され、天涯孤独で悪鬼狩りを続けていたところ、異国の地アーニスト王国での悪鬼ハンター募集を見て遥々やってきた。
●リジィ
元々は各地を転々とする密教集団ライラの信教徒。両親がライラ教徒であったことから、生まれながら教団に入信させられていた。26歳。
魔性の魅力を持っており、多くの男がその美貌に虜となる。しかし、当の本人は一切の隙を見せず、逆に自らの得意とする魔法の実験台にしようとする。レイの持つ特別な魔力に魅了され、教団から身を隠すためにファミリーに加入する。空間歪曲魔法を得意とし、その性格から奈落魔女と呼ばれている。
●テレジア=アーニスト
リベル・ファミリアの一員で、アーニスト王国皇位継承順位第二位の元皇女。16歳。ある事件をきっかけに父親でありアーニスト王国の国王であるガイルと仲違いし、古い友人であるレイの元を頼ってきた。現在家出中で勘当状態。エバーテイル号の主な出資者であり、ファミリーへの依頼を受ける窓口を担っている。
●ギン
リベル・ファミリアの一員で、エバーテイル号の車掌兼マスコットを務める銀髪ショートヘアーの獣人の少女。東方の安比と呼ばれる地方出身で、活発な性格をしている。不老長寿の水【桃水】を飲んだことから、彼女自身今は推定80歳と噂されている。
●弥来
ブラックマターズの息がかかった奴隷商人からレイが助け出した少女。20歳。かつて豊葦原瑞穂皇国でカラクリ技師として過ごしていたことから、その腕を買われてエバーテイル号の設備技師となる。
●ミニット
レスリーが製作した完全自立型の自動人形〈オートドール〉。エバーテイル号の客室乗務員として働いており、雑事はもちろんのこと、ある程度の戦闘行動についてもプログラムされている。性格は大人しい少女、声帯機能が付与されているため流暢に話す。
●トレバー
元ランドルフ一家の会計顧問、本業は会計士。25歳。弱みを握られて協力させられていたところを、レイ達の襲撃に遭ったが生かされる。レイの誘いを受け、ランドルフ一家を陥れる策略を講じ、リベル・ファミリアの専属会計士となる。
【アーニスト王国上流階級】
●ルシウス=アーニスト
アーニスト王国王位継承権第一位の皇太子でありながら、自ら聖騎士団を率いて魔界族討伐に赴く。レイとは幼馴染。幼少期に自分の命を救ってくれたレイを妃に迎えようとするが、婚約談義の際にレイが失踪したことから嫌われたのだと勘違いをする。
●ガイル=アーニスト
アーニスト王国国王、ルシウスとテレジアの父親。国の行く末を第一と考えており、そのために手段を選ばず、人命軽視や悪事の看過など、悪い噂が絶えない。
●ギャップラー=ベネクトゥルフ
経済省の長官で、ガイルの部下『セブンスクライヴ』の一人、序列は第二位〈商官〉。露骨な階級主義を唱えており、平民は家畜、兵士は駒としか考えていない。ブラックマターズの勢力を拡大させ、暴力による王国の支配を目論む。
●ジーク=ギャレー
聖騎士団のトップ、軍務省長官。セブンスクライヴの第四位〈軍務官〉。聖騎士団の運用を一手に担っており、超法規的活動を命令することもある。また、自身に反抗する勢力は特務機関を使って闇に葬るため、彼に対抗できるものはいない。
●ベルガルド=ヴァンガー
セブンスクライヴの第三位、〈視察官〉。王都経済連合会会長であり、保有資産は王国の国家予算を凌ぐともいわれる。違法薬物のウィート流通を陰で操っている。
●セレイ=ロマネクスト
セブンスクライヴの第五位〈調律官〉。外務省長官であり、主に他国との交渉を担当している。また、ロタニアと同じく大魔法士であり、人心掌握魔法を得意とする。
●ラミエル=バーソロミュー
セブンスクライヴの第六位〈神官〉。聖堂教会のトップである大司教であり、王国全土の教会を束ねている。
●ロタニア
セブンスクライヴの第一位〈執行官〉。アーニスト王国で5人しかいない大魔法士の1人であり、かつての大魔法士エカリスの弟子。感情を滅多に表に出さず、会話も少ない。世俗に疎い場面が多く、セブンスクライヴに属しているのも、師匠の後を継いだことから就任している。
●セシリア=ティアニスト
ティアニスト家の長女であり、レイを殺害しようとした張本人。非常に嫉妬深い性格をしており、レイが失踪した事をルシウスに伝え、代わりに妃候補として王宮住まいとなる。
●エリザ=ティアニスト
ティアニスト家の次女であり、姉のセシリアと共にレイを殺害しようとした。周りに流されやすい性格をしている。
●ルーズ=ティアニスト
ティアニスト家の当主であり、セブンスクライブの第七位〈法務官〉。王国最高裁判所の裁判長。
●セザリー=ティアニスト
ルーズの妻でレイにとっての義理の母。一家の一員としてレイを認めておらず、実の子であるセシリアとエリザだけを偏愛している。
●ユリア=ノーリッツ
ノーリッツ侯爵家の長女で、ノーリッツホテルのオーナー、黒布からの嫌がらせを受けており、低迷していたホテルの再建をレイに依頼する。
●リリー=エストニア
貴族エストニア家の長女、『雪鈴蘭』の異名を持つ少女。エストニア財閥の裏方として王政や犯罪集団との交渉を担当しており、様々な面からレイ達をサポートする。見かけによらず大人びており、独自に編み出した卓越した体術『バリトン』は大の大人を組み伏せるほどの実力を持っている。
●エール=エストニア
貴族エストニア家の長男、リリーの兄。裏社会の顔役であるリリーの代わりに、表社会のエストニア家次期当主として顔役を演じている。
『アーニスト王国の人々』
●マエルベリー
王都に魔法具店を構える高位魔法士。元々は王宮付きの王宮魔法士であったが、セブンスクライブの悪事に加担させられていたことに気がついたことから王宮魔法士を辞めていた。
●レスリー
王都工業地区で機械・兵器廠として個人店を営む発明家の青年。時代が彼に追いつくのは20年必要だと言われている。リベル・ファミリアに協力しており、レイの愛銃『ゲヘナ』や抜刀剣『彼岸花』を制作している。
●エドワード=エイムズ
エイムズ家の次男で、バーソロミュー街221番地に下宿する諮問探偵。成り行きからレイをライバル視しており、彼女の正体を暴こうとしている。
●ハリス婦人
エイムズの下宿する221番地のオーナー、親は中流貴族であり、221番地は親から譲り受けたもの。辛辣な物言いばかりしているが、それはエイムズを心配してのこと。
●ジェームズ=フレア=キャスター
エイムズとルームシェアをする事になった同居人。元聖騎士団所属の軍医でありケーネとは親しい間柄。
●トリシャ=スカイアイン
アーニスト王国が誇る歌姫、全ての人が幸せになれるように願いを込めて、各地で音楽祭を開催している。実は、レイとは遠い親戚であり、彼女が表舞台のトップスターとしてレイたちをサポートする。
●レヴェッカ
ベルランドのバー『エンダーナイト』のバーテンダー。容姿もさることながら、カクテル作りにおいては王都一と謳われるほどの実力の持ち主。黒布と対立しており、みかじめ料の支払いを拒み続けていたことから嫌がらせを受けていたが、レイ達に救われ協力関係となる。
●アレックス=ジョンソン
ベルランドを拠点とする博徒集団の貸元。元々は聖騎士団に所属しており、ウェンデルとは同期だった。黒布相手に上手く立ち回っていたが、上納金を徐々に増やされていたことを悩んでいた。
●ミーシャ=ウォッチャー
王国新聞社の記者でマッドの婚約者、夫と同様に正義感が強く、王国の裏事情の調査を続けている。
●リズ=ウォッチャー
マッドとミーシャの一人娘で、見習いの技術者。現在はレスリーの工房で住み込みで働いている。
●レアリス
王国新聞社の記者、ミーシャとは記者同期。王国の裏事情に手を出すミーシャを心配している。
●テネット
王都で働くメッセンジャーボーイ。正確かつ確実に仕事をこなすことをモットーとしており、成績も良いことから彼をわざわざ指名する依頼人も多い。
●デイジー
ベルランドチェプサイドの娼館〈クイーンヘルズ〉のオーナー、元娼婦。顔に傷があることから〈スカーフェイス〉と呼ばれている。
●カリーナ
クイーンヘルズの娼婦、有翼人。黒翼持ち、レイに助けられた過去があり慕っている。
●デリカ
クイーンヘルズの娼婦、有翼人であり同じ種族で黒翼持ちのカリーナとは仲良し。
●ミュイ
クイーンヘルズの娼婦、人間。店のナンバーワン嬢。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる