花衣ーかみなきしー

AQUA☆STAR

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忘却編

第6話 記憶の欠片

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  斎ノ巫女となった私は、カミコ様のお屋敷から明風神社に移り住むことになった。

 もともと、ここにはすでに手伝いのクロとシロが住んでいて、私が神社にやってきたからといって特に変わったことはない。食事、洗濯、掃除などはほとんど2人がこなしてくれるから、私はたまに家事を手伝いながら、神事と呪術の特訓に集中することができた。

「舞花姉ちゃん、ご飯まだぁ?」
「もうちょっとで出来るから待っててね」

 今日はそのたまにする夕食の準備だ。六太さんから貰った野菜と、鶏肉を使った煮付けを作っている。最初は記憶を失っていた影響からか、調理の手もおぼつかないほどだったが、2人と一緒に料理をするようになってからは、次第に美味しい料理を作れるようになっていた。

「はい、完成。食べよっか」
「いただきまーす!」

 ちょうど良い具合に炊けたご飯、そして鳥と野菜の煮付けを口にする。我ながら美味しく仕上がったと思う。クロもシロも、私の料理を気に入ってくれているので、いつもよく食べてくれる。

 いつもはこうして3人で食べるが、たまにカミコ様が来ることもある。普段は剣史郎さんと食事をすることが多いらしいが、みんなで食べる方がご飯も美味しく感じるし、何より楽しい。

「やっぱり、舞花お姉ちゃんのご飯美味しいね」
「シロやクロが教えてくれたおかげだよ?」

 最初はシロがつきっきりで料理を教えてくれた。

「ずっと舞花姉ちゃんがご飯作ってくれたらいいのに」
「えっ、なんで、クロ?」
「だってシロのご飯、味薄いもん。いつも健康第一って言うんだよ?」
「そういうクロのご飯、いつも焦げてるじゃん」
「ご飯は焦げてる方が美味しいんだぞ」
「調味料入れ過ぎだって。もっと素材の味を活かさないと」
「まぁまぁ、私はどっちの料理も大好きだよ」

 嘘ではない。確かにどちらの料理にも個性があり、味の薄さや焦げ目といった特徴はあるが、どちらもとても美味しい。かく言う私の料理は、その真ん中を取ったような味付けであり、少なくとも2人からの支持は得られている。

 そんな私に「大好き」と言われれば、クロもシロも悪い気はしないようだった。

 食事中、私はふと気になったことを口にした。

「そういえば、2人はいつからここにいるの?」

 しかし、返答は期待外れだった。

「うーん、分からない」
「気がついたらここにいたの」

 どうやらクロとシロの2人も、私と同じようにここに来た時の記憶がないのかもしれない。

「でも、ここに来たのはクロが先なの」
「だから、僕の方がちょっとだけお兄ちゃんなんだ」
「えぇ、そうなの?」
「私は気にしてないけどねぇ」

 2人は本当に仲が良い。例え兄妹じゃなくとも、ここまで仲睦まじいのは見ていて微笑ましく思えるほどだった。

「舞花お姉ちゃんって、いま何歳なの?」
「うーん、分からない」
「僕たちよりは大きいから、多分年上かもね」
「さぁ、どうだろうなぁ?」

 そんな話をしているうちに、私の作った煮付けは見事に空っぽになる。美味しく食べてくれるのも、私の料理の腕が上達したきっかけだ。

「さてと、お風呂に入って寝ましょう」
「はーい!」

 こうして夕食を食べた後は、神社の小さなお風呂に3人で入るのが日課になっていた。

「おやすみなさい、舞花お姉ちゃん」
「2人ともおやすみ」

 そして、その日の夜。私は不運にも悪い夢を見た。

 見知らぬ夜の村、そこに立っていた私。

 ある家に入れば、見知らぬ人々に睨まれ、追い払われる。
 畦道を歩けば、見知らぬ男たちに罵声を浴びせられ、突き飛ばされる。

 そして、たどり着いたのは川。

 そこで私は、誰かに背を押された。
 見上げた顔には、怨念に囚われたような深い影が宿っていた。
 怒りとも、憎しみとも、悲しみともつかない、底知れぬ感情がその目に渦巻いている。

 冷たい水の中へと沈んでいく。苦しい、息ができない…

「はぁ、はぁ、はぁ…!」

 急に起き上がったせいか、胸が締め付けられるように痛む。荒れた息を整えたあと、襖が開いてクロとシロが中へ入ってくる。

「お姉ちゃん!」
「どうしたの、2人とも?」
「舞花姉ちゃんの心の音、すごく乱れてたから。心配で…」
「クロからそれを聞いてここに来たら、舞花お姉ちゃん、うなされてた…」
「そっか…」

 私は心配そうに見つめる2人の頭に手を置き、そっと撫でてやる。

「心配かけてごめんね。もう大丈夫だよ」

 すると、クロとシロは顔を見合わせ、私の布団の中へと入ってきた。

「舞花姉ちゃんの心の音が落ち着くまで、僕たちここにいるよ」
「みんなで寝たら、怖い夢なんか怖くないもんね」

 私は2人の好意に甘えることにした。2人は私の腕を掴むと、静かに寝息を立てた。

 それ以降、悪い夢を見ることなく、朝を迎えることができた。

 ◇

 翌朝、私は心地よい温もりを感じながら目を覚ました。

「クロ、シロ?」

 隣では、2人が私の腕をしっかりと抱きしめたまま、穏やかな寝息を立てている。昨夜、私の悪夢を心配して寄り添ってくれたのだ。

 そっと布団から抜け出し、境内へと向かう。

 朝の空気は澄んでいて、鳥の囀りが心地よい。

「ふぅ、くっ!」

 軽く伸びをして、寝ぼけた体を目覚めさせる。

「んん…」

 昨夜の夢のことを考える。

 呪い、約束…。

 何か、大切な記憶の断片に触れたような気がする。

「痛っ!?」

 突然、頭に鋭い痛みが走る。まるで何かを思い出すことを拒絶するかのような感覚。

「舞花」

 その声に振り返ると、カミコ様が立っていた。

「かっ、カミコ様!? おはようございます!」
「おはよう。ずいぶんと顔色が悪いけど、何かあったの?」
「あの、私そんなに顔色が悪いですか?」
「えぇ、すこぶるね。何かあったのなら、私が話を聞くわ」
「では、中でお話しします…」

 私はカミコ様を神社の幣殿にある一室へと案内し、そこで昨夜見た夢のことを話した。

「なるほど、そんな夢を見たのね…」
「はい。その夢は微かに覚えがありますが、それを考えると頭が拒絶するかのように痛んでしまいます…」
「理由は?」
「分かりません…」
「それが本当に記憶だと断言できる?」
「今の私の状態では、その夢が本当に私の過去の記憶だとは断言できませんが…」

 私の話を聞いたカミコ様は、少し考えるように唸った。

「約束ね…その相手の事について、何か覚えていることは?」
「残念ながら、何も…。あの、カミコ様の力で記憶を戻したりなどは、出来ないのでしょうか?」

 大御神であるカミコ様なら、この状況を解決する術を持っているのではないかと考えた。

「残念だけど、記憶はその人の精神に深く影響するものだから、例え私や他の大神であっても、精神に影響するものに干渉することは出来ないわ」
「そうですか…」
「しばらくは、記憶を取り戻すことと、その夢に出てきた相手を探すことを考えてみてはどうかしら?」
「ですが、今何も手掛かりがないので…」

 今の私には、自分の記憶を取り戻すための手掛かりが全くない。何から手をつけて良いのかが分からないのだ。

 寧ろ、あの夢のような酷い過去なのであれば、いっその事忘れてしまった方が楽なのかもしれない。

「もし…」
「えっ?」
「もし、舞花が記憶を取り戻したいと言うのであれば、ひとつだけ手があるわ」
「でも、それは大神様の力でも出来ないと…」
「シロ、ちょっと来てくれないかしら?」

 カミコ様がシロを呼ぶと、少しして扉を開けたシロがてくてくと歩いてきた。

「なぉに、カミコお姉ちゃん」
「シロ、あなた確か視えるのよね?」
「視える?」
「シロは、人の記憶を視ることができるの」
「えっ、そうなのですか!?」

 驚きだった。クロは心を音で感じることができ、シロは記憶を視ることができると言う。

 聞けば、この力は残念ながら他人の記憶のみで自分の記憶は視えず、その視ることができる記憶も失われていないものに限られるらしい。

「それで、誰を視ればいいの?」
「舞花の記憶、もしくはその思い出を見て欲しいの」
「良いなぁ、僕もシロみたいに他の人の記憶を視る力があったらなぁ…」

 私の膝の上にちょこんと座ったクロが、羨ましそうにそう言う。クロの力も中々のものであるが。

「凄いね、二人とも…」
「じゃあ、舞花お姉ちゃん。目を閉じて力を抜いてて」
「う、うん。分かった」

 シロは両手を合わせると、目を閉じる。そして、自分の額を私の額にくっつけた。

「……、西…小さな村…、神社……終わったよ、舞花お姉ちゃん」

 そう言うと、シロはゆっくりと私から離れて目を開ける。

「どうだった、シロ?」
「えっと、色々と視えない所もあったけど、西の村の神社、ここで舞花お姉ちゃんの姿が見えたよ」
「西の村、神社?」
「西の村と言えば、草薙村かしら…」

 その名前を呟くと、カミコ様は辛辣な表情を浮かべる。

”そこに、私の記憶の手がかりがあるのね…”

「カミコ様、私、その草薙村に行ってみたいです」

 その問いを聞いたカミコ様の答えは、予想外のものだった。

「駄目…」
「えっ?」
「草薙村へ行く事は、許可できないわ」

 大抵のことは許してくれるカミコ様であったが、何故か草薙村に行くことだけは許してくれなかった。

「何故でしょうか?」
「そこにだけは、絶対に行ってはならないわ」

 何度お願いしても、カミコ様は頑なに首を縦に振ってくれなかった。

「草薙村、そこには古くからその地を守る土地神と、禍ツ神の二柱の大神が居を構えているわ」

 土地神の名は、草薙比命姫くさなぎのひみひめ、禍ツ神の名は 禍褄棚綺大神まがつたなきおおかみというらしい。

「二柱は私に忠誠を誓っているものの、力は私に次いで強く、最近ではあまりいい噂を聞かないわ。特に、禍褄棚綺大神は…」
「ですが…」

 私は食い下がるが、カミコ様の表情は険しいままだった。

「彼女たちがあなたをどう思うか分からないけど、仮に明風神社の斎ノ巫女であるあなたに何かあってはいけない。だから私は許可できないわ」
「でしたら、カミコ様もご一緒に…」
「大御神である私は、滅多なことでは葦原を離れられないの。私が離れることで葦原の力が弱まり、悪意のある存在に付け入る隙を与えてしまうわ…」

 話は一向に進まず、私は途方に暮れてしまう。

「御免、邪魔をする」

 ちょうどその時、剣史郎さんが神社を訪ねてきた。

「おや、剣史郎。どうしたの?」
「神社の巡回がてら、少し話を聞かせてもらったが、草薙村に行くことを舞花が望んでいるのか?」
「はい。私の記憶を探る手掛かりがあるかもしれないのです」
「しかし、カミコは許可できないと言ったな?」
「そうです…」

 剣史郎さんは腕を組んで、カミコ様の方を向いた。

「確かに、草薙村にはあまり近づかない方がいいのは分かる。俺もあそこに何があるのかを知っているからな」
「だったら、なおさら危険だと分かるでしょう?」
「しかし、草薙村は最近、外界との交流をほとんど絶っている。禍ツ神である禍褄棚綺大神が何を考えているのかも、俺たちには分からないままだ」
「………」

 カミコ様は考え込むように沈黙した。

「俺が舞花の護衛につけば、問題ないのではないか?」
「あなたが? でも…」
「それとも、お前は俺が舞花一人を守ることすらできないと?」
「そんなことは言ってないわ。でも…」

 カミコ様は再び考え込み、長い沈黙が流れた。そして、ゆっくりと息を吐く。

「……分かったわ。ただし、絶対に無茶はしないこと。そして、必ず剣史郎の指示に従うこと」
「はい!」

 思わず、私は勢いよく返事をしていた。

「ふぅ…本当に心配だわ。舞花、あなたはとても純粋だから、危険な相手に利用されやすいのよ」
「そんなことありません。私は自分で考えて行動します!」
「そうね…。でも、万が一のときは、必ず剣史郎を頼りなさい」
「もちろんです!」

 私の返答に、カミコ様は少しだけ苦笑した。

「じゃあ、明日の朝に出発する。今夜はしっかり休んでおけ」
「はい!」

 剣史郎さんの言葉に、私は深く頷いた。

 ◇

 ついに、私の記憶の手掛かりを探る旅が始まる。

 その夜、私は眠りにつく前に、境内から星空を見上げていた。

「草薙村…そこに、私の過去が…」

 思い出したい気持ちと、思い出すのが怖い気持ちがせめぎ合う。

 でも、もう決めた。

「必ず、思い出してみせる」

 そう誓った私は、そっと目を閉じた。
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