花衣ー皇国の皇姫ー

AQUA☆STAR

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詠嘆編

第89話 夢幻の狭間へ

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 仁から報告を聞いた私と御剣は、急いで祈ノ間へと向かう。近づくごとに桜の香りが漂ってくる。そこには、桜の枝を燻した器が置かれており、まだ火が少し残っていることから、儀式が行われた後すぐだと予想できた。

「遅かったか…」
「申し訳ございません。聖上、取り逃してしまいました」
「奴は、一体何をしたんだ⁇」

 私は祭壇の前へと歩み寄り、燻された桜の枝を手にする。



「阿礼から書物を奪った瑛春は、ここで夢幻の狭間に行くための儀式を行ったのでしょうね」
「後を追いたいが、どうすればいい」
「桜の香はまだ残っているわ」

 私は阿礼から手渡された紙切れを取り出す。そこには、今まで見たことのない祝詞が綴られていた。

「奴を追うわ。幸い、桜の枝は残っている。もう一度燻して、この祝詞を唱えれば…うくっ」
「瑞穂⁉︎」
「聖上‼︎」

 突然、下腹部に痛みが走る。これまで経験したことがない、重く、鋭い痛みだった。目眩がして、思わずその場に座り込んで腹を押さえる。そばにいた御剣が私の肩を抱き寄せてくれた。

「うぅ…」
「どうした⁉︎大丈夫か⁉︎」
「はぁ…はぁ、お腹…いた…痛い…」
「すぐに医者を‼︎」
「い、いい。それよりも、あいつを追わないと…」

 立ち上がろうとするが、予想以上の鈍痛に意識が飛びかける。御剣に肩を支えてもらって、どうにか身体を起こす。

「その身体じゃ無理だ。少し休んでいろ」
「で、でも…」
「借りるぞ」

 御剣は私から紙切れを取り上げると、祭壇へと向かう。そして、腰に携えていた業火に呪力を纏わせ、刃に纏わり付く火を桜の枝に押し当てる。

「駄目、御剣…私を置いていかないで」
「奴は俺が追う、後のことを頼んだぞ、瑞穂」
「だ、駄目、待って、待って御剣」
「御神座す夢幻の鳥居、隔てる世に誘わん」
「待って‼︎」

 私は力を振り絞って御剣を止めようとした。しかし、祝詞を詠んだ御剣の周囲に光の鳥居が現れ光を放つ。


 ◇


 目を覚ますと、そこには見慣れない光景が広がっていた。

「ここは…?」

 周囲を見渡すが、瑞穂はおろか仁たちの姿もない。それどころか、先ほどまで祈ノ間にいたはずが、どう見てもここは山の頂上付近。そこから眼下を覗いても、霧か雲か、一面が真白くなり下が見えない。

 兎にも角にも、歩き出すことにした。まずは周囲の状況を把握することが大切だ。

"都か…?"

 歩き出して少しすると、山の頂上に広がる都を見つけた。しかし、都といえどそれらは荒廃し、今は水面が広がり木々は桜の花びらを咲かせていた。

 幻想的な光景ではあったが、どこか虚しく、そして儚く空虚な光景でもあった。

 足元に気を配りつつ、崖を降りて行く。都への入り口は、正面の離れた場所に見える楼門だろう。

 チリーン…チリーン
 チリーン…チリーン

 何処からか鈴の音が聞こえてくる。音の主が近づき、その姿を露わにした。

「おや、稀人とは何時ぞやの時以来ですかね」

 そう口を開いたのは、狩衣を身に纏った神職であった。

「此処へは、如何なる御用で御座いましょうか、武人殿」
「祝詞を詠んだら、ここにいた」
「左様で御座いますか…おや、その刀は」

 男の視線が、俺の腰に差さる草薙剣に向く。

「草薙剣…そうですか。貴方様が、今代の御剣様で御座いましたか。知らずにご無礼を働いてしまい、お詫びいたします」

 そう言って、神職は深々と頭を下げてきた。どうやら、この人物は草薙剣と御剣という存在について何か知っているようだった。

「貴殿に、一つ聞きたいことがある」
「何なりと」
「ここは何処だ。貴殿は一体何者だ?」
「ここは夢幻の狭間への入り口、幻廊に御座います。私めは幻廊の案内役を仰せつかっております。かくと申します。貴方様が此処へ来た訳も概ね見当はついております。
こちらです」

 俺はその言葉に従って、彼の後を追うような形で楼門の方へと歩み出す。

「郭殿、ここはどういう場所なのだ」
「ここは、現世、常世、根之堅洲國、そのどれにも属さないない世の狭間、夢幻の狭間。ここは、夢幻の狭間へと続く回廊です」
「あの都は?」
「あれは、時の現世で栄華を誇った初代大和の帝、卑弥呼の時代の大和の都で御座います。大戦の際、時の斎ノ巫女様に封じられ、この世に流れ着いたものです」
「封じた?都を丸ごと、そのままに?」
「左様で」

 それを成し遂げた舞花さんの実力には、感服せざるを得ない。

 しばらくして俺たちは、楼門の手前にある木で出来た朱色の橋の袂へと着く。

「此処からは、私めの力の及ばぬ場所。行くも退かれるも貴方様次第。此処から先には、想像をも出来ぬ苦難が待ち構えているでしょう」

 その問いの答えは決まっていた。俺は迷わず、橋に一歩、また一歩と歩み出した。

「行かれるのですね」
「あぁ」
「あの楼門を潜れば、正真正銘、人智及ばぬ領域に御座います。それでは稀人よ。その旅路にご武運を」

 神職と別れた俺は、朱色の橋を渡る。橋は隅々まで手入れが行き届いており、舞い散る桜の花びらが橋を彩っている。

チリーン…チリーン

 再び鈴の音が聞こえてくる。

 現れたのは、俺よりも二回り。いや、三回りほど大きな巨躯を持つ法衣を纏った武人であった。その顔は怪士と呼ばれる面をつけ、素顔を見ることはできない。

「通架不入内」
「ッ⁉︎」

 たった一言、その神代言葉だけを呟いた武人は、手にしていた薙刀を振り下ろしてくる。初撃を躱して束の間、その巨躯から繰り出される薙刀の振り回しを受ける。

 剣史郎から譲り受けた草薙剣を抜く。刀身同士が交じり合い、火花が上がり、その衝撃で地面の桜の花びらが舞い上がる。

 すかさず胴に向けて突きを放つが、武人は等身大の薙刀を自在に操り、薙刀の柄で突きを打ち払った。

「くっ」

 予想はしていたが、想像以上の攻撃の重さに、体ごと仰け反ってしまう。その隙を逃すまいと、武人は回転して薙刀を斜め下から斬り上げてきた。

 俺は、宙で後転し紙一重でその攻撃を躱す。薙刀の刀身が、袴の背中を通り過ぎる感覚を感じた。

"強い…"

 隙のない攻撃に、当たれば一撃で勝負が決まるほどの重い攻撃。これまで戦ってきた相手の中でも、一二を争う力の持ち主だ。

 弱点を見極める、そのいと間もない。その素早く重い攻撃を見極めることが先決だった。

 動作の全てが相手の武人から起こっている。まずは、自らの土俵に相手を誘い込むことにした。

 両手で柄を握り、右下段に構える。

「魂斬、波濤‼︎」

 その攻撃は攻撃にあらず。刀身の波紋のように揺らぐ波の如く、しなやかに、そして刀の残像を残すほど速く、武人に斬りかかった。

 戦い始めてからようやく、こちらから動き出した。運良く薙刀の打ち払いを避け、その波濤を上半身へと叩き込む。

 揺らぎながら武人の右脇腹を斬りつけるとが、一撃は躱す方が早く、胴から右脇腹にかけて浅い傷を作るにとどまった。

"浅い⁉︎ならば、これなら‼︎"

 俺の攻撃を受けた武人は、一度間合いを取るために後方へと飛び退け、間合いをとる。

「魂斬、斬波‼︎」

 草薙剣に霊体の剣を纏わせ、横へと振るう。その霊体の剣は草薙剣と同じ軌道を描いて、武人の胴へと迫る。

 武人はそれを薙刀を縦に持ち受け止めようとするが、それは剣の刀身という具現化されたものではなく、霊体の刀身。つまりは、実像を斬るものではなく、武人の魂、いわば魂斬の境地である。

 霊体の刀身は薙刀で受け止められることはなく、その先の、武人の胴を真横に貫いた。

 武人はその攻撃を受け、膝から崩れ落ちる。

"やったか…"

 文字通り、武人の魂を斬ったはずだが、違和感が残った。武人は崩れ落ちる寸前、手にしていた薙刀の柄を地面に突き立て、支えとしていたからだ。

「不倒、我、門衛也、故不倒」

 魂を斬ったはずの武人がゆっくりと立ち上がる。さらには、先ほどよりもより強力な攻撃を絶え間なく与えてくる。

「悪いが、俺は先に進まなければならん。此処を通させてもらうぞ」

 呪力を全身に巡らせる。右手の呪詛痕から全身に止めどなく流れる呪力は、やがて身体を纏うように広がり、力を与えてくれる。

 草薙剣を鞘に納め、右手を柄に添える。

「魂斬、一閃」

 人ならざる速さで武人へと肉薄する。武人は薙刀で俺を打ち払おうとするが、呪力を最大まで張り巡らせた俺にとっては、とてつもなく遅く感じられた。

 鞘から覗かせた草薙剣の刀身が、振り下ろしれた薙刀を避け、一気に武人の首元へと迫る。

 そして、鞘から居合で引き抜いた刀身は、一寸の乱れもなく武人の首を捉える。刀身が斬り抜けるが、首は斬れることはなかった。

 斬ったのは、相手の魂と思考を繋ぐ脈だ。

 すると、武人は力無く崩れ落ち、先ほどのように薙刀を支えにすることなく、前のめりに倒れた。

「終わった、か…」


 ◇


 御剣が幻廊の入り口で戦っていたのは、楼門の守り手。かつて、大和の古の都が現世にあった頃、攻め込んだカミコたちを迎え討った名もなき武将の思念体である。

 首を刎ねられ倒された武人は、白い霧となって消える。血も流さなければ、魂すらもない。現世に未練を残した者の虚像が消え去った。

 楼門を潜った御剣が目にしたのは、現世の大和の都と変わらぬ規模の町並みであった。しかし、その都はほとんどが水面に沈み、彩色豊かな建物は無惨にも崩れかかり、最早過去の栄華を感じられなかった。

 歩を進めるたび、水面の水を弾く音が鳴る。水に沈んだ都、その都に咲き誇る桜の木々。神域と呼ばれるに相応しいものだ。

"綺麗なところだ…心が洗われる"

「あれ、剣史郎お兄さん?」
「ん?」

 水面を歩いていると、古びた舞台の上に座る少年と少女を見つける。2人は立ち上がると、ゆっくりと階段を降り、御剣の元へと駆け寄ってくる。

"子ども?なぜこんな処に"

 2人は御剣に飛びつくと、顔をなすり付けてくる。御剣はそんな2人に、どこか懐かしげな感覚を感じた。

「あれ、でも剣史郎お兄さんじゃないかも」
「でも、カミコお姉ちゃんの匂いがするね」
「カミコ?」
「ねぇクロ、もしかして別の人かな?」
「おそらく、人違いだよ。俺は御剣。2人とも、剣史郎を知っているのか?」

 御剣がそう問いかけると、2人は顔を見合わせた後、笑みを浮かべて頷く。

「「うん!」」
「そうか、多分、カミコの匂いっていうのも、俺が仕えてる主のものだ。君たち、名前は?」
「僕はクロ!」
「私はシロだよ!」
「クロとシロか、俺と何処かで会ったことはないか?」
「うーん、お兄さんとは初めて会ったと思う」
「でも、お兄ちゃんの心の音は、剣史郎お兄ちゃんにそっくりなんだけどねー」

 クロの言う心の音とは何なのか、御剣には分からなかった。しかし、2人がそう言う訳も、恐らく自分も剣史郎と同じく大御神の神器であるからと理解していた。

「ねぇ、御剣お兄さんは何処に行くの?」
「実は人探しをしていてな。二人とも、髪の長い男を見なかったか⁇」
「髪の長い人、うーん…」
「見たような、見てないような」
「そうか…」
「もしかしたら、サクヤお姉さんなら知ってるかも」
「サクヤお姉ちゃん?」
「うん!サクヤお姉ちゃんは宮城にいるはずだし、行ってみよっ!」
「いいのか?」
「うん!それにお兄さんといっぱいお話ししたいし!」

 両肩に登る2人を見て、御剣は思わず子どもの無邪気さに笑ってしまう。


 ◇


 御剣が瑛春を追って消えた。

 おそらく、儀式は成功して夢幻の狭間へと向かったのだろう。御剣は、私を残してたった一人で瑛春を追って私の前から姿を消した。

「………」

 座敷に敷かれた布団に横になり、私は呆然と天井を眺める。

「入るぞ、瑞穂」

 部屋の障子が開き、袴に身を包んだ可憐お姉様が入ってくる。お姉様は私のそばに腰を下ろすと、頭をゆっくりと撫でてくれた。

「具合はどうだ⁇」
「少し良くなりました。あの、お姉様」
「言っておくが、御剣の後を追うことは許さんぞ」
「………」
「伊達にお前の姉をしていないぞ。言わんとしていることなどお見通しだ」

 私が全てを話す前に、お姉様から釘を刺された。私が無理矢理にでも御剣の後を追おうとしていたことは、すでにお姉様には見抜かれていたらしい。

「お前の気持ちは十分理解している。だが、今のお前の体調と立場を踏まえると、私も易々とそれを許すことはできない」
「ですが…」
「医者から話を聞いた。瑞穂、腹にあいつとの子がいるのだろう」
「………」

 昨夜、これまで感じたことのない鈍痛を感じ、寝込んでしまった。流石におかしいと思い、皇宮の医者に診てもらったところ、衝撃の事実を告げられた。

 私のお腹には小さな命が宿っていたのだ。

 医者の見立てでは、妊娠約二月目とのことであった。ここ最近の気分不良や腹部の痛みも、妊娠初期の症状だったと聞けば納得だった。

「今のお前は一国の長であると同時に、一人の母親なのだ。今、無理をすれば腹の子に障る」
「ですが…」
「だが、忠義を誓った従者が、主の承諾を得ずに一人突っ走っていった。奴を追いたい気持ちも私は十分に理解している。だからこそだ」

 頭を撫でていた手で、今度は優しくお腹を摩ってくれた。

「今はあいつを信じてやれ。あいつも私の愚弟だ、あいつは必ず成すべきことを成して帰ってくる。それに、お前ほど奴を信じている者はいない」
「………」
「信じて待つのも主の務めだ。あいつが帰ってきた時に、腹の子と一緒に出迎えてやれ」
「お姉様…」
「ふっ、それにしてもお前が母になるのか。全く、お前達はいつの間にそんな関係になっていたんだ」

 お姉様は珍しく笑みを溢すと、そう呟いた。

「周りのことは私たちに任せておけ。内輪の不始末は私と仁と右京、千代は阿礼の看護、ユーリと小夜が情報収集に走っている。暫し、身体を休めておけ」
「はい…」
「凛がそばに居ると言っていた。何かあれば凛に頼め。失礼するぞ」

 お姉様はそう言って部屋を出ていく。

 あの時、御剣は後の事を頼むと言っていた。御剣が姿を消した時、それが何を意味するのかを考えていた。

 だからこそ、私はあの時、御剣を引き留めようとした。彼はおそらく、この事態の行く末について、ある程度予想を付けていたのだろう。

 未知の領域、夢幻の狭間。

 そこには、これまで境界大封印で封じた禍ツ神、そして祟神威大神が封じられている。そこに何かを企んでいる瑛春が向かうとすれば、結末が混沌となるのは想像するに容易い。

 あの言葉が、御剣にとってある種の決意であり、遺言の意味を込めていたに違いない。

 私は、自分自身の不甲斐なさに呆れながら、少しの間眠りにつくことにした。
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