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登場人物
しおりを挟む豊葦原瑞穂皇国(葦原村を含む)
● 瑞穂/瑞穂之命
皇国を建国した後の初代大皇【瑞穂帝】である。剣の腕はからっきしではあるが、優れた知性とカリスマ性を持ち、策略などに長けている。元々は葦原村の村長であったが、皇国の建国後に皇となり、信濃に村長を継承した。
武器は葦原村の村長に代々受け継がれる鉄扇『桜花』と、刀匠獅子神刻庵が打った刀『桜吹雪』。
「私は、人同士が殺し合うことのない、真に平和な国を創ってみせる」
【皇正装】
【AI ver】
● 御剣
幼少期に川辺で、暇を持て余していた瑞穂と出会い主従関係を結んだ武人。曲がった事が嫌いな頑固で真っ直ぐな人間であるが、他人の助言にもよく耳を傾けている。その身に呪詛痕と呼ばれる呪いを受け、常人の倍以上の身体能力を持つ。
瑞穂に振り回されてばかりの毎日であるが、本人は嫌とは思っていない。
武器は御剣が故人である父親から譲り受けた刀『業火』。
「俺の主は瑞穂だ。たとえこの命尽きたとしても、魂を以てその剣となり、敵を打ち倒してみせよう」
【戦装】
【AIver】
● 明日香
瑞穂の母親であり、高名な薬師。瑞穂が村長になる六年前、忽然と村から姿を消した。以降は消息が分からなくなっている。
「あなたはとても優しい子。その優しい心で、多くの人の心を救いなさい」
● 白雪 千代
村のはずれにある明風神社の次期宮司、今は見習い巫女として瑞穂の身の回りの世話をしている。御剣とは小さい頃から幼馴染であるが、巫女修行のため瑞穂が村長になるまでほとんど会えなかった。呪術の使い手であり、母である七葉から大御神に仕える神職の特別職、斎ノ巫女に任命される。
「いつか、御先代様のように強くて優しい斎ノ巫女になってみせます」
【巫女戦装束】
【AIver】
● 白雪 七葉
明風神社の現宮司であり、千代の母親である呪術師。呪術では国一と言われ、明風神社を囲む結界を一人で維持している。
「あの子は…千代は、お勤めをきちんと果たしていますか?」
● 藤香
瑞穂たちの幼馴染の少女。ある時、瑞穂たちの前から姿を消した。可憐の弟子の一人であり、呪力を毒に変える力を持つ呪術使いでもある。
「どうでもいい。だけど、みんなを傷つけるなら容赦しないわ」
● 墨染
葦原村の村長であり薬師。20歳になった瑞穂に村長を譲り、隠居生活をしていた。
「お前さんが信ずる道を行けば、村の衆は自然とお前の背中についてくる」
● 信濃
葦原村の防人の長を務めている。性格は奔放で自由人、そのため妻である睦美からは尻に敷かれているが、全ての村人から尊敬されている。
「元気だけが取り柄だからなぁ!」
● 睦美
瑞穂の姉役のひとりで、防人である信濃の妻。以前は村で信濃を凌ぐほどの実力を持つ武人であったが、今は刀を包丁に持ち変え家庭を持った。
「瑞穂、あんまり御剣に迷惑ばかりかけちゃ駄目よ」
● 可憐
瑞穂の姉役のひとりで、武術や道徳を指南している。高い志と卓越した能力を持つ武芸者。
「迷い、澱み、濁り、雑念。その様な剣では、其処許は我が愚弟には敵わんよ」
【私服】
【AIver】
● 右京
小夜の兄で、緋ノ国の役人であり武術指南長。心刀会と呼ばれる武人組織の会長でもある。役人の中でも立場は上らしく、義に厚く、その性格から彼を慕う者たちが後を絶えない。
「俺は、兄ちゃんや姫さん側につくぜ」
【戦装】
【AIver】
● 小夜
12で学士となった少女。生まれつき体が弱いため、運動など激しくは動けないが、学問については宮廷学士に相当する。兄の右京を慕っている。
「全く、兄様がそんなことではどうするです。やっぱり、私がいないと駄目なのです」
【私服】
【AIver】
● リュウ
傭兵を生業とする一族の出身で、剣豪。若年で西洋を傭兵として旅し、帰国後は緋ノ国のヤズラに雇われていた。緋ノ国が消滅したことから、瑞穂の計らいで皇国の軍団長となる。雷竜と呼ばれる刀を持つ。一応、ローズとは婚約しているがきっかけが勘違いのため若干困り果てている。
「不思議な男だなお前は。皆が信頼するのも分かる気がする」
● ローズマリー・ラヴィーニ
リュウと共にヤズラに雇われていた傭兵、異国の甲冑と衣装を身に纏い、【ウォング】と呼ばれる剣と【マトゥン】と呼ばれる盾を用いる。リュウが西洋にいた頃に戦場で三日夜(泥酔して潜り込んだ場所がリュウの寝床だった)を過ごした事で半ば強引に婚約し、リュウと共に彼の故郷へとやって来た。元聖堂騎士団長であるが、ある国の皇女という噂もある。敵からは戦乙女として恐れられていた。
「私はローズマリー・ラヴァーニ、元聖堂教会騎士団長よ」
● 日比斗
御剣たちの幼馴染。皇国を建国後は宮廷近衛となり、宮廷の警護を担当している。厄介ごとに巻き込まれやすい体質をしている。
「背後は任せろ。信じる道を進め」
● 仁
元々は緋ノ国の侍大将であったが、瑞穂にその才を失うことを惜しいと説得され、緋ノ国消滅後は皇国の侍大将となる。瑞穂に絶対的な忠誠を誓っている。身の丈より長い太刀の使い手であり、その実力は呪詛痕のある御剣を凌駕するほど。自らの手でヤズラを殺害し、性玩具となっていた百合を救い出した。
「民あってこその国、民あってこその皇。民を蔑ろにして、国に明日などありません」
【戦装】
【AIver】
● 百合
ヤズラの元側付き。緋ノ国のとある村から税の代わりにヤズラに献上された。女官という立場ではあるが実質は性玩具で、ヤズラによって性的暴力を受けていた。ヤズラ亡き後はそれまで受けた精神的苦痛から男性恐怖症となり、直接助けた仁以外の男性とは接しようとしない。
「全ては仁様のために…」
● 凛
鏑木村出身で瑞穂とは幼い頃からの知り合い。反乱後は皇国の皇宮女官となり、後宮における女中頭となる。
「みっちゃん、必ず帰ってきてね。私、大御神様にずっとお祈りしてるから!」
● 琥珀
迦ノ国で発生していた連続殺人の犯人。迦ノ国から帰国していた右京を襲い、その容姿と声から正体が少女であるとされ、名無しの暗殺者、無名と呼ばれていた。呪詛痕の持ち主で発現場所は左頬。孤児であった時期に暗殺者に拾われた。
瑞穂の命を狙うが、城におびき出されたところを千代の結界によって捕縛される。改心した後は瑞穂の義妹として迎えられ、その瞳の色から琥珀と名付けられ、皇国の密偵となる。
「お兄さん、お姉さん、鬼ごっこはもう終わり?」
【密偵装束】
【AIver】
● 瑛春
皇国の巡邏隊長、元々は緋ノ国の兵士であったが、剣術の腕を見込まれ検非違使巡邏隊の隊長となる。掴み所のない性格をしており、近衛の日々斗から危険視されている。
「さてと、君は悪い人だね。処罰しちゃうよ」
● 龍奏
皇国軍三千人隊将、鏑矢村出身で槍の使い手。皇国第6軍の中核を担う将の一人。
「槍においては、まだまだ精進しなくてはなりません」
● 宝華
皇国軍二千人隊将、乙冨村出身であり、二刀流。皇国第6軍の中核を担う将の一人。
「右手が斬られたなら左手で、左手がないなら足で、敵を打ち滅ぼします」
● 嶺
皇国軍騎馬隊の隊将であり、騎馬民族由良の族長。緋ノ国の謀略に巻き込まれ、氏族を引き連れて瑞穂の元へと参上した。以後、皇国第6軍騎馬部隊を束ねる将となる。
「我が部族以上に、馬を乗りこなせられる者は聞いたことがありません」
● 珠那
葦原村出身の女性で、皇都で甘味屋を経営している。甘味作りにおいては皇国で右に出るものはおらず、その実力はローズから教わったシュークリームを一瞬で再現してしまうほど。
「お帰りなさい。よく無事で戻ってきました」
● 観音寺
皇国第3軍を率いる将軍であり、かつて緋ノ国では最古参の将軍だった。常勝無敗の観音寺と呼ばれ、幾度となく南進する宇都見国軍を千羅城やその他の地で追い払った。政変後は瑞穂に忠誠を誓い、新生第3軍を率いた。
「ここから先は我らが領土、何人たりとも通すわけにはいかん」
● 千鳥
常勝無敗の観音寺を支える副官。彼無くして観音寺が常勝無敗を唱えることは難しいと言われるほど、将としての才を持ち合わせている。
「副官の勤めは、将の作戦を成功に導くことです」
● 稗田 阿礼
元迦ノ国宮廷詩筆官、完全記憶能力があり、出身国である大和では帝宮司書官として活躍していた。迦ノ国との同盟締結に際して、皇国へウルイの親戚として人質に送られる。皇国滞在中は皇国史記の執筆を担っており、司書部長となる。中性的な見た目から、当初は女の子だと思われていた。食事が好きで口が悪い。
~緋ノ国~
● ヤズラ
緋ノ国の皇。贅沢の限りを尽くすため、国内の街道に関所を設けたり、領地の村々に重税を敷いていた。その身勝手な行動や発言から反乱が各地で頻発し、最後は忠臣である仁にまで見限られ、殺害される。
「全員殺して、新しい民衆を連れて来ればいい」
● 沙河
葦原村出身の青年。数年前に村を出て、ヤズラの部下となる。瑞穂に対して想いを寄せていたが、村に来た際に彼女から拒絶される。瑞穂の従者である御剣に嫉妬し、兵を率いて討伐に向かうが敗北する。須坂平野での会戦の際に御剣との一騎打ちで拘束され、最後は瑞穂の手によって斬首される。
「こっちはてめぇを殺したくて、うずうずしてるんだよ!」
~神居古潭~
● ユーリ
神居古潭の巫女であり、金髪碧眼の美女。慈愛に満ちた性格をしており、大の子ども好きでもある。皇国へ親善訪問した際は、皇国の甘味を堪能し、大の子ども好きであり、孤児院を兼ねた寺子屋で子どもと戯れたほど。
帰国後は、特使として再び皇国を訪れ、他国からの特使でありながら、皇国の重役である宰相となった。
「人とは不完全な存在です。それゆえに、願いは矛盾に溢れています」
● ホルス
神居古潭の祭主であり、ユーリのお側付き。実はユーリの実弟である。自由奔放な姉に振り回されている。
「申し訳ありません。姉上は大の子ども好きでして」
● アムル
神居古潭の大宮司。神居古潭約五千人の神威子たちを治める人物。それまで戦に中立の姿勢を見せ、静観していたものであるが、瑞穂が皇として皇国を建国後、皇国との友好関係を築く。
~迦ノ国~
● ウルイ
迦ノ国の皇。自ら戦場に降り立ち、並外れた実力で武勇を立てる戦闘狂。瑞穂之命に興味を抱き、自らの欲求を満たすために皇国へと侵攻する。
「まさか、このような策を平然と使うとは。儂を楽しませてくれる」
● ルージュ/ピュラ
暗殺教団『荒吐』に属していた。現在は迦軍(迦ノ国軍)の斥候。元暗殺者であり、その性格は冷酷非道で殺す事に快楽を感じる。二重人格者でありルージュは知的であるが、反対にピュラは狂人である。
「殺しちゃうぞぉ、殺しちゃうぞぉ、ねぇ?」
● オルルカン
迦ノ国右大臣であり、采配師でもある。その戦術で、幾度となく緋ノ国軍を追い詰めた。
「私には腕力はありませんが、そこいらの武将に比べて頭は良いと自負しています」
● ジュラ
迦ノ国左大臣であり、大将軍。性格は傲慢で不遜であるが、実力は折り紙つき。
「農民上がりの奴らなど、捻り潰せば良かろう」
● 泰縁
左大臣ジュラの腹心にして、妻であり副官の菖蒲と共に約一万の精鋭部隊を指揮する将軍。泰司族出身であり、唯一の生き残り。二振りの剣を自在に操る。
「俺は天に寵愛されているのだろうか…」
● 菖蒲
麗舞の巫女。泰縁の妻であり、部隊の副官を務めている。普段は無口で無表情。智と武どちらにも長けている。
「貴女らは、若いうえに才能がある。だが、勝つのは私だ」
~宇都見国~
● 元王
宇都見国の最高権力者にして、首刈り大王の異名を持つ。
● 咲耶波
宇都見国の王妃であり、氷の女王の異名を持つ。
【装束】
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