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武人祭
アルニアビフォーアフター
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「これが……僕?」
アルニアは鏡の前で固まる。
そこに映っているのは肩まで伸びた髪の先にウェーブがかかり、口紅などの化粧、綺麗なドレスを着た少女だった。
それはアルニアであり、しかし普段の中性的な容姿は見る影もないほどに美しくなっていた。
店内にいる者は客店員全員がその姿に見蕩れ、当人であるアルニアは目を見開いて驚いていた。
「おほほ~、渾身の出来栄えね!」
ラドライが満足したように言う。心做しか肌に艶も出てきている気がする。
「おぉー、マジで原石掘り当ててんじゃないッスか、店長!?これ、次の祭典に出せるんじゃないっスか?」
先程の若い店員が興奮気味にそう言い出し、ラドライが何度か頷く。
「そうね、やっぱりそう思うわよねぇ……ねぇ、えっと……そういえばまだ名前を聞いてなかったわね」
ラドライがアルニアの肩に手を置くと、未だに自分の姿が大きく変化したことに付いていけずに固まっていた彼女が、驚いて飛び跳ねる。
「え、あっ、アルニア・ワークラフトです!」
驚いた拍子に、フルネームで答えてしまったアルニア。
名前を聞いた者たちがざわめく。
「ワークラフト?ワークラフトってあの……?」
「ミランダ様ってSSランク冒険者がそうだったよな……身内か?」
「でもさっきはわからなかったけど、お化粧した姿はミランダ様そっくり……」
「しかしあの美貌、さすが姉妹って言ったところだな」
離れたところで自分の話題を出されてむず痒さを感じるアルニア。
対してラドライは、何かを悩むように唸っていた。
「そう、アルニアちゃん……今度、私たちのお店で競うコンテストがあるの。それに協力してくれないかしら?」
隣で店員が「貴族様相手に『ちゃん』付けするって凄いッスね……」と呟く。
しかしアルニアは気にした様子もなく、満面の笑みを浮かべる。
「ここまでしてくれたんです、僕にできることならなんでもやりますよ!」
アルニアの言葉を聞いた周囲の者たちが「なんでも……」と呟き、邪な考えを思い浮かべる。
「なら、ちょっとコレ……いいかしら?」
ラドライがあるものを店の奥から取り出してくる。
「それは……?」
「カメラ、というらしいわ。これは、ここから覗いた景色をそのまま描写して出してくれるっていう魔道具なの。ちょっとアルニアちゃん、そのままにしててね?」
ラドライはそう言ってカメラを構える。
――カシャッ!
カメラから独特な音が鳴り、その底の部分から紙のようなものが出てくる。
そこには綺麗になったアルニアと、周囲の家具がそのまま写されていた。
「わー、凄い!」
この世界には別の場所を映像として映すものはあったが、静止した画像を実物として残すというのは今までなかった。
それが画期的な魔道具として売り出されていたのだ。
「ちょっと高かったけど、それに見合うものになったわ♪まぁ、こんな感じに撮って出し物にしたいんだけど……」
「出し物……みんなに見られちゃうってことだよね?」
「嫌かしらん?名前は明かさなくてもいいのだけれど」
そう言われたアルニアはしばらく悩み、渋々と頷く。
「名前を出さないなら、まぁ……」
その承諾の返事を聞いた店員たちが、小さくガッツポーズを取った。
「ありがとう、アルニアちゃん!あなたならもう優勝間違いなしよ!」
「そんな……お礼を言うのはこっちなのに。こんな姉さんみたいに綺麗になれるなんて思っても見なかったよ!こっちこそありがとう!」
純粋に喜び微笑むアルニアの姿を見た者全員がほっこりし、邪な考えなど消し飛んでしまっていた。
「本当に天使よね、アルニアちゃんは……今のあたしでも恋しちゃいそうよ」
「アハハ……それはどう、も?」
ラドライの冗談かどうかわからない言葉に、苦笑いで返すしかなかった。
しかしアルニアは、すぐに切り替えて凛としたいつもの表情をする。
「これで少しだけ……自信ができたよ」
「あら、これだけして『少し』ぃ?どれだけ難関な男の子なのかしら……気になるわねぇ?」
ペロリと舌舐めずりをするラドライに、アルニアとその場にいた全員が「うわっ……」と声を出して引いていた。
「と、とにかく、協力というのがそのカメラで僕を写すだけなら、これで失礼させてもらってもいいですか?」
「あっ、そうね。時間を取らせちゃってごめんなさいね~、強引なところが悪い癖ってよく言われちゃうんだけど……」
肩を落として落ち込むラドライに、アルニアは首を横に振る。
「いえ大丈夫です、いい経験をさせてもらいましたから。もしかしたら、またここにお世話になるかもしれませんし」
「本当!?嬉しいことを言ってくれるじゃない!なら、アルニアちゃんもこのお店のお得意さんになるのかしらね?」
アルニアは苦笑いしながら財布を取り出す。
「……それじゃ僕はこれで失礼するので、お会計をお願いします」
「い~らないわよ~、あたしが勝手に連れて来ちゃった上に、祭典の出し物にまでさせてくれたんだから……無料よ無料、服の代金もまとめて!むしろ次回来た時も無料でやっちゃうまであるな!」
最後の言葉をキリッとしたハスキーボイスで決めるラドライ。
店内からは「おぉ~っ!」と歓声が上がり、先程ラドライと言葉を交わしていた若い店員がグッドサインをした。
「さすが店長!カッコイイッス!」
「ふっ、惚れたか?」
「いえ、全く」
若い店員との会話の後に、ラドライが苦笑しながら肩を落とす。
「……ま、そゆこと。アルニアちゃんは、早くその子に見せに行ってやりなさい」
「あ、ありがとうございます!」
アルニアは顔を少し赤くしながら頭を素早く下げ、その店から出ていく。
「……幸運を祈る!」
「なんでうちの店長は、こう妙なところで男前なんスかね?」
――――
店から出たアルニアは、民衆の視線を一斉に浴びていた。
それもそのはずである。中性的とはいえ、元々顔立ちの良いアルニアが化粧などによってミランダと同様、もしくはそれ以上の美女と化しているのだから。
その視線に気付いたアルニアは、あまりの恥ずかしさに頬にあった赤みが顔全体へと広がっていた。
「~~~~っ!?」
アルニアは顔を覆い隠し、逃げるように走り去る。
途中で自身が派手なドレスを着ていることを思い出したアルニアは、すぐ横の裏路地へと入って行った。
「はぁ~……」
ようやく視線のない場所で落ち着き、息を大きく吐いた。
今のアルニアには、学園で向けられる好意的な視線以上のものが向けられているのが原因である。
憧れや好意的なものはもちろん、邪な視線などもあった。
アルニアも貴族とはいえ、年齢的にも社交目的のパーティーなどには出ておらず、あからさまに下衆な視線にはなれていないのだ。
「……とりあえず着替えよう」
精神的に疲れているアルニアは自分に言い聞かせるように呟き、先程着ていた服が入っている鞄を下に下ろした。
「うぅ、まさか外で着替えることになるなんて……先走らずにあのお店で着替えとけばよかったな……」
そう言ってまず肩にかかっている紐に手をかけようとするアルニア――しかし。
「むぐっ!?」
アルニアは気付かなかった。自分に忍び寄る影に。
その者に布を口に押さえ付けられ、多少抵抗しようとしたアルニアだが、一瞬で意識を失ってしまった。
目の前が暗くなる中、自分を眠らせようとしている犯人らしき声が耳に届く。
「へへっ、ずいぶんな上玉が転がり込んできたじゃねえか」
「アニキ、早く早く!こんな貴族のお嬢様みたいな奴、護衛が付いてるに決まってる!」
「んなこと、わかってらぁ!」
お世辞にも身なりが良いとは言えない男たちに担がれるアルニアは、未だに保っていた薄れゆく意識の中で口を開く。
「アヤト、君……」
アルニアは鏡の前で固まる。
そこに映っているのは肩まで伸びた髪の先にウェーブがかかり、口紅などの化粧、綺麗なドレスを着た少女だった。
それはアルニアであり、しかし普段の中性的な容姿は見る影もないほどに美しくなっていた。
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「おほほ~、渾身の出来栄えね!」
ラドライが満足したように言う。心做しか肌に艶も出てきている気がする。
「おぉー、マジで原石掘り当ててんじゃないッスか、店長!?これ、次の祭典に出せるんじゃないっスか?」
先程の若い店員が興奮気味にそう言い出し、ラドライが何度か頷く。
「そうね、やっぱりそう思うわよねぇ……ねぇ、えっと……そういえばまだ名前を聞いてなかったわね」
ラドライがアルニアの肩に手を置くと、未だに自分の姿が大きく変化したことに付いていけずに固まっていた彼女が、驚いて飛び跳ねる。
「え、あっ、アルニア・ワークラフトです!」
驚いた拍子に、フルネームで答えてしまったアルニア。
名前を聞いた者たちがざわめく。
「ワークラフト?ワークラフトってあの……?」
「ミランダ様ってSSランク冒険者がそうだったよな……身内か?」
「でもさっきはわからなかったけど、お化粧した姿はミランダ様そっくり……」
「しかしあの美貌、さすが姉妹って言ったところだな」
離れたところで自分の話題を出されてむず痒さを感じるアルニア。
対してラドライは、何かを悩むように唸っていた。
「そう、アルニアちゃん……今度、私たちのお店で競うコンテストがあるの。それに協力してくれないかしら?」
隣で店員が「貴族様相手に『ちゃん』付けするって凄いッスね……」と呟く。
しかしアルニアは気にした様子もなく、満面の笑みを浮かべる。
「ここまでしてくれたんです、僕にできることならなんでもやりますよ!」
アルニアの言葉を聞いた周囲の者たちが「なんでも……」と呟き、邪な考えを思い浮かべる。
「なら、ちょっとコレ……いいかしら?」
ラドライがあるものを店の奥から取り出してくる。
「それは……?」
「カメラ、というらしいわ。これは、ここから覗いた景色をそのまま描写して出してくれるっていう魔道具なの。ちょっとアルニアちゃん、そのままにしててね?」
ラドライはそう言ってカメラを構える。
――カシャッ!
カメラから独特な音が鳴り、その底の部分から紙のようなものが出てくる。
そこには綺麗になったアルニアと、周囲の家具がそのまま写されていた。
「わー、凄い!」
この世界には別の場所を映像として映すものはあったが、静止した画像を実物として残すというのは今までなかった。
それが画期的な魔道具として売り出されていたのだ。
「ちょっと高かったけど、それに見合うものになったわ♪まぁ、こんな感じに撮って出し物にしたいんだけど……」
「出し物……みんなに見られちゃうってことだよね?」
「嫌かしらん?名前は明かさなくてもいいのだけれど」
そう言われたアルニアはしばらく悩み、渋々と頷く。
「名前を出さないなら、まぁ……」
その承諾の返事を聞いた店員たちが、小さくガッツポーズを取った。
「ありがとう、アルニアちゃん!あなたならもう優勝間違いなしよ!」
「そんな……お礼を言うのはこっちなのに。こんな姉さんみたいに綺麗になれるなんて思っても見なかったよ!こっちこそありがとう!」
純粋に喜び微笑むアルニアの姿を見た者全員がほっこりし、邪な考えなど消し飛んでしまっていた。
「本当に天使よね、アルニアちゃんは……今のあたしでも恋しちゃいそうよ」
「アハハ……それはどう、も?」
ラドライの冗談かどうかわからない言葉に、苦笑いで返すしかなかった。
しかしアルニアは、すぐに切り替えて凛としたいつもの表情をする。
「これで少しだけ……自信ができたよ」
「あら、これだけして『少し』ぃ?どれだけ難関な男の子なのかしら……気になるわねぇ?」
ペロリと舌舐めずりをするラドライに、アルニアとその場にいた全員が「うわっ……」と声を出して引いていた。
「と、とにかく、協力というのがそのカメラで僕を写すだけなら、これで失礼させてもらってもいいですか?」
「あっ、そうね。時間を取らせちゃってごめんなさいね~、強引なところが悪い癖ってよく言われちゃうんだけど……」
肩を落として落ち込むラドライに、アルニアは首を横に振る。
「いえ大丈夫です、いい経験をさせてもらいましたから。もしかしたら、またここにお世話になるかもしれませんし」
「本当!?嬉しいことを言ってくれるじゃない!なら、アルニアちゃんもこのお店のお得意さんになるのかしらね?」
アルニアは苦笑いしながら財布を取り出す。
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「い~らないわよ~、あたしが勝手に連れて来ちゃった上に、祭典の出し物にまでさせてくれたんだから……無料よ無料、服の代金もまとめて!むしろ次回来た時も無料でやっちゃうまであるな!」
最後の言葉をキリッとしたハスキーボイスで決めるラドライ。
店内からは「おぉ~っ!」と歓声が上がり、先程ラドライと言葉を交わしていた若い店員がグッドサインをした。
「さすが店長!カッコイイッス!」
「ふっ、惚れたか?」
「いえ、全く」
若い店員との会話の後に、ラドライが苦笑しながら肩を落とす。
「……ま、そゆこと。アルニアちゃんは、早くその子に見せに行ってやりなさい」
「あ、ありがとうございます!」
アルニアは顔を少し赤くしながら頭を素早く下げ、その店から出ていく。
「……幸運を祈る!」
「なんでうちの店長は、こう妙なところで男前なんスかね?」
――――
店から出たアルニアは、民衆の視線を一斉に浴びていた。
それもそのはずである。中性的とはいえ、元々顔立ちの良いアルニアが化粧などによってミランダと同様、もしくはそれ以上の美女と化しているのだから。
その視線に気付いたアルニアは、あまりの恥ずかしさに頬にあった赤みが顔全体へと広がっていた。
「~~~~っ!?」
アルニアは顔を覆い隠し、逃げるように走り去る。
途中で自身が派手なドレスを着ていることを思い出したアルニアは、すぐ横の裏路地へと入って行った。
「はぁ~……」
ようやく視線のない場所で落ち着き、息を大きく吐いた。
今のアルニアには、学園で向けられる好意的な視線以上のものが向けられているのが原因である。
憧れや好意的なものはもちろん、邪な視線などもあった。
アルニアも貴族とはいえ、年齢的にも社交目的のパーティーなどには出ておらず、あからさまに下衆な視線にはなれていないのだ。
「……とりあえず着替えよう」
精神的に疲れているアルニアは自分に言い聞かせるように呟き、先程着ていた服が入っている鞄を下に下ろした。
「うぅ、まさか外で着替えることになるなんて……先走らずにあのお店で着替えとけばよかったな……」
そう言ってまず肩にかかっている紐に手をかけようとするアルニア――しかし。
「むぐっ!?」
アルニアは気付かなかった。自分に忍び寄る影に。
その者に布を口に押さえ付けられ、多少抵抗しようとしたアルニアだが、一瞬で意識を失ってしまった。
目の前が暗くなる中、自分を眠らせようとしている犯人らしき声が耳に届く。
「へへっ、ずいぶんな上玉が転がり込んできたじゃねえか」
「アニキ、早く早く!こんな貴族のお嬢様みたいな奴、護衛が付いてるに決まってる!」
「んなこと、わかってらぁ!」
お世辞にも身なりが良いとは言えない男たちに担がれるアルニアは、未だに保っていた薄れゆく意識の中で口を開く。
「アヤト、君……」
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