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武人祭

寝取られ……?

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 「召喚された異世界人・・・・・・まさか勇者様だったとは・・・・・・」

 俺が一通り説明すると、リンドールが疲れたサラリーマンのように椅子に持たれかかる。
 一応神であるシトの事は言っていない。気付いたら荒野の真ん中にいたと言っただけだ。
 必要ならルークさんが言ってくれるだろう。
 他の数人も元の席に戻り、反対派がいないなくなったの席が目立つ円卓会議へと戻っていった。
 しかしその中で違うのが、空いた席を俺が使っているというのと、その俺の横にリリスの母親やアリスが密着するように座っているという事。

 「勇者様っていうのはやめてほしいんだが。別のどこかの国に召喚はされたわけじゃないから、別世界から来た観光客程度に思ってくれよ」
 「そうは参りませんわ・・・・・・勇者様と言えば国宝の一つと呼ばれるほどの存在、無下に扱うなど決してできません。それに勇者様は一度こちらへ召喚されてしまわれれば帰る事は不可能とまで言われています。でしたらせめて、私たちの手で最高のおもてなしをして差し上げなければ・・・・・・」

 ペロリと舌舐めずりをして俺の体に手を這わせるリリス母。
 何をする気なのか気になるけど聞きたくない気もする……

 「そうだ、今までの生活を全て捨ててここに来たのだ。親と友もいなくて寂しいのだろう?私たちがしっかり慰めてやるぞ・・・・・・」

 アリスも同調して肩に手を置き、息が当たる程の距離まで顔を近付ける。二人共、獲物を狙うような鋭い目付きをしている。
 何これ怖い。
 すると見兼ねたメアが勢いよく席を立つ。

 「おいこら、お前ら!人が堂々と婚約宣言したのに、なんで遠慮しようとしねぇんだよ!?特にあんた既婚者だろうが!」

 最後にリリス母を指差して叫ぶメア。
 しかしリリス母は気にした様子もなく、さらに距離を詰めてくる。

 「男は何人いてもいいですわよ?男は女の欲求を満たす道具でもあるのですから♪」

 その発言にはさすがにイラッ☆ときた。
 紛れもなくこいつはリリスの母親であり、悪い意味であいつの上位互換の存在だ。
 俺がリリス母を指差してルークさんや他の貴族たちを見ると、貴族たちは視線を逸らしており、ルークさんはただひたすら苦笑いをしていた。

 「こいつの悪癖は全員黙認済みなのかよ・・・・・・」
 「悪癖とは失礼ですわね。私は本能に従って自由に行動してるに過ぎませんわ」

 自由って便利な言葉だよねー、なんて頭の中で棒読みしていると、リリス母がメアの方を向きながら俺の頬に手を添えてくる。

 「メア様、申し訳ありませんが少し『味見』をさせていただきたいと思います」

 可否などではなく宣言に近い言い方をするリリス母。

 「ちょっ、おい!」
 「メア様はすでにこの殿方と色々シテるのでしょう?」

 リリス母がいやらしい笑みを浮かべ、意味深な問いかけをする。
 最初は頭を傾げて何の事か理解してなかったメアだが、その意味がわかったのか顔がどんどんと赤くなっていく。

 「そ、そりゃあ、大人のキス?はしたけどよ……えへへ」

 なんで最後のタイミングで笑ったのか聞きたい。
 しかしその様子を見たリリス母は、意外そうな顔をして目をパチクリとさせていた。

 「あら、純情。てっきりあなたに全て捧げているのかと思っていましたわ」
 「当たり前だバカ野郎。こちとら健全な男子高校生だぞ」

 健全とはかけ離れた生活は送ってきたが、それまで経験がなかったという意味では健全である。異論は認めない。
 すると何を企んでいるのか、リリス母が表情を悪い笑みへと変えた。

 「本当の女を知らないのは健全とは言いませんわ。ですので、私がじっくりと教えて差し上げます……どうせ、男なんて女の性欲処理にしか使えないのですし」
 「待ーーあっ」

 暴挙とも言えるリリス母の行動を止めようと立ち上がったメアだが、俺の顔を見てその行動をやめて再び座る。

 「・・・・・・あら?お止めにならないのですか?」
 「ああ、どうせ俺には止められないだろうしな・・・・・・」
 「うふふ、いさぎよいですわね。では・・・・・・と、そういえば自己紹介がまだでした。アーリア家当主、フレア・アーリアと申します」

 ついでのように思い出し、そのまま名乗るフレア。

 「少々刺激が強いかと思われますが、我慢なさってくださいね?もっとも、その刺激が強過ぎてメア様を忘れてしまうかもしれませんが・・・・・・」

 そう言って俺の意見など無視して話が進み、フレアがキス顔で俺に迫る。
 その様子を見たルークさんがメアに話しかけていた。

 「よいのか?アヤト殿がもしアーリア殿に心奪われでもしたら――」
 「怒ってた」
 「え?」

 メアの小さな呟きに、ルークさんが聞き返す。

 「アヤトが・・・・・・怒ってた」
 「アヤト君が?しかしそんな様子は・・・・・・」
 「本気で怒ってるわけじゃない。でもなんかピリピリしてる・・・・・・」

 そう言って静かに俺たちを不安そうに見守るメア。
 すまないな、でも今は我慢して待っててくれ。
 そして俺とフレアは静かに唇を合わせた。
 しかし数秒後――

 「・・・・・・んっ!?んっ、ん~!!」

 何かに驚いたのかフレアが目を見開き、俺の背中を叩いたりと暴れ始める。
 だが俺は逆に逃がさないよう、フレアの腰と頭の後ろに手を回し、力強く固定する。
 初めは抵抗しようと何度も俺の体を殴ってくるフレアだが、徐々に力がなくなって諦めからか腕が下に垂れ下がり、ついには白目を剥いてしまう。
 そろそろかと口を離すとフレアは意識がなくなっていて、机の上にパタリと倒れ込む。
 それを見た貴族立ちやルークさんは口を開けたまま唖然としていた。

 「な、何をしたんじゃ・・・・・・?」
 「何も。ただ見た通りキスしただけだ……ちょっとした仕置を込めてな。俺は男が女をそう見ている奴も嫌いだが、その逆もあまり好きじゃないんだよ。こいつみたいに男を性欲の捌け口としか見てない奴とかな」

 特に女が男にする分には問題ないと自負してる奴は、さらにムカつく。
 するとメアが近付いてきて、気絶してピクピクと動くフレアの頬を突っつく。

 「これ、生きてるよな?」
 「殺すような事は何もしてねえよ。前にスキルの鑑定をした時にお前にやった事と同じ事をしただけだ。ただしーー」

 フレアとキスをした事によって口に入った唾液などをペッと吐き出し、口を拭いてニヤリと笑った顔をメアに向ける。

 「結構本気でやったがな」

 最後に俺がそう言うと、メアは赤くなりながらも青ざめるという器用な事をし、貴族たちからは「ヒッ!?」と小さい悲鳴がいくつか上がる。
 その後で聞かされた話によると、フレアの唇に付いていた口紅が俺の口にも付着していて、拭いた時にそれが広がってしまい悪魔のような笑顔に見えたのだと言う。

 そして円卓会議が終わってミーナにその事を話すと、『自分も』とメアと二人で要求されたのは言うまでもない。
 会議が終わっても残ったのはいつもの俺たちを除き、アリスとサリア、ミランダの父リンドール。
 フレアは意識を失ったままなので、その従者であろう人に預けて連れて帰ってもらった。

 「悪いなメア、誰彼構わずああいう事しちまって。あの場を荒立てずに収める方法があれくらいしか思い付かなくてな」
 「おう!・・・・・・まぁ、今後はなるべく控えてくれると嬉しいけどな」

 少し悲しそうな表情で作り笑いをするメア。
 その顔に罪悪感を感じてしまい、やはり好きでもない相手にああいう事をするのは、たとえ反感を買うとしても拒否した方がいいのだろうと思った。
 

 「なんと言えばいいか・・・・・・アヤト殿は女の扱いも心得ているのだな」

 リンドールが苦笑いで、少し動揺しつつそう言った。

 「女の扱いというか、房中術ぼうちゅうじゅつを少しかじった程度でね。知識としてはあるが、実践したのはつい最近だ」

 実践というのは、もちろんスキル鑑定時のメアの事だが。
 そもそも房中術なんてのを覚えたのは、俺たち小鳥遊一家を利用しようと色仕掛けで誘惑してくる奴らの対策としてだったのだが、俺に関しては大体暗殺系の誘惑をする奴らばかりだったから、感情の読める俺には必要のないものだった。
 ・・・・・・今考えると、俺が恋愛感情云々を言うようになったのって、そいつらのせいなんじゃないかと思えてくる。いや、絶対あいつらのせいだ、そういう事にしてとこう。
 とまぁ、元々致命的なトラブル体質があるせいで、友人だけでなく同年代の女と接する機会がなかったからとも言えるが・・・・・・どちらにしろ、に今更腹を立ててもしょうがないな。
 するとメアが感心した様子で口を開く。

 「アヤトって本当に色々できるよな?魔法に魔術、物作りに料理、戦う時だって素手でも武器でもなんでもやるし。その・・・・・・エロい事も・・・・・・」

 おい、最後。
 顔を赤らめながらそっぽ向くんじゃない。
 まるで俺がいやらしい事でもしてるみたいじゃ・・・・・・あ、いや、ディープな方のキスはもうアウトか。

 「生きるために色んな事を学んだからな」
 「その・・・・・・キス、とかもか・・・・・・?」

 メアが恥ずかしそうに若干上目遣いで聞いてきた。いつの間にこんな乙女っぽいあざとさを身に付けたんだ?

 「先に言っとくけど、初めてはヘレナで二番目がお前だからな?それまでそんな相手はいなかったよ」
 「・・・・・・そっか」

 嬉しそうに密かに呟くメア。
 するとミーナが俺の裾を引っ張る。

 「私、三番?」

 ミーナが自分を指差し、首を傾げながら聞いてくる。
 その問いに頷いて答えると、ミーナも嬉しそうにニヤける。そんなに嬉しいもんなのか。
 そう思っていると、今度は頭にノイズのようなものが聞こえる。
 念話?誰から・・・・・・いや、何かあったのか?

 【告。アヤトの初めては美味しくいただきました】

 そんなヘレナの淡々とした声が聞こえてきた。

 【なんで聞こえてんだよ!】
 【解。籠手を通してアヤトたちの会話が聞こえています】

 思いもよらぬヘレナが告白した衝撃の真実に、今は消えて見えない籠手をはめている右手を見つめる。

 【この籠手外せない?】
 【解。呪いで 身体から はずせない!】

 ゲームみたいな言い回しで返ってきて、思わずイラッとする。

 【うるさいよ。ならもういっそ右腕ごと切り落として捨てるぞ。どうせ回復魔術で治るんだし】
 【・・・・・・】

 今度は黙ってしまうヘレナ。
 さすがに悩んでいるのか、と思いきや・・・・・・

 【告。泣きます】
 【あぁ?】

 宣言みたいなヘレナの突然な言葉が何を言っているかわからなかった。
 泣きたいなら勝手に泣けばーー

 【アヤトがそれを捨てようと言うのであれば、ヘレナは泣きます。いつまでも泣き続けます。念話を入れたまま四六時中泣き続け、他の者が話していても聞こえないくらいに大音量で発します】
 【やめろ】

 一応寝ないでも数日の活動はできるが、それは向こうも同じ。
 もしもヘレナの脅しが本当なら、一週間二週間は平気でやるだろう。
 しかも念話なんて耳を塞いでも意味無いだろうし、防ぐ方法も知らない。
 絶対精神的によろしくない状態になる。

 【わかったわかった、籠手はこのまま付けといてやるから・・・・・・】

 俺が渋々了承すると再びノイズ音が聞こえ、ヘレナからの応答がなくなった。満足したのだろう。
 全くヘレナといいシトといい、なんで人のプライバシー覗く奴ばっかりなんだ・・・・・・

 「ところでアヤト君、少しいいかな?」

 頭を悩ませている俺に、リンドールが話しかけてきた。

 
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