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2章
3話目 後編 一服
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声だけ聞くと妙に媚び売るように甲高くて印象深く、やっぱりあざといなと改めて思った。
「よう、レチア。さっきぶりだな……ここに何か用か?」
俺が顎をクイッと未だ騒がしい本部に指し示すと、レチアも視線をそっちに向ける。
「何かのお祭りか二?」
「惜しい。正確には祝杯ってやつだよ」
「誰かのお祝い二?」
「ああ、俺たちと一緒にいたララって奴いただろ?あいつの階級が大剣使いに昇級したから、みんな大喜びしてんだよ」
俺がそう言うとレチアは驚いたように目を見開き、それから俯く。
どうした?と言葉をかけようとしたが、そんな間もなくレチアが笑みを浮かべた顔を上げる。
「そうだった二、それは喜ばしいことだ二!というか、ララちゃんって僕と同じ見習いだったんだ二?追い抜かされたのはやっぱり悔しい二~……」
オーバーリアクションとも取れる言動で感情をアピールするレチア。
しかし、俺から見れば無理して明るく振る舞おうとしているようにも見えた。
「……なんか無理してねえか?」
「っ……!」
見透かされたのに驚いた様子を見せたレチア。
本当はこういうことには突っ込まないつもりだったんだが……俺も中にいた時の空気に当てられて少し舞い上がっていたのかもしれない。
すると今まで明るく振る舞っていたレチアが、意気消沈して俺の横に座る。
おい、やめろよ。横でそんな辛気臭くされたら煙草が不味くなるだろ……
一本しか貰ってない煙草を名残り惜しく吸っていたが、そろそろ短くなってきたので潮時かと思い、捨てようとした。
「……あ」
そこで灰皿がないことに気付く。
周囲にも煙草を捨てられるような専用のゴミ箱もない。普通のゴミ箱はあるが、もちろん火種をそこに捨てるわけにもいかないし……
そう思っているとレチアが携帯型の煙草を捨てる小物を俺の目の前に差し出してきた。
俺は了承や確認を取らないまま「うっす」と軽く会釈してすぐにそこへ煙草をねじ込む。
レチアはそれをフィッカーに入れると、今度は別の箱を取り出し、カシャッと振って小さな円柱状の棒を一本飛び出させて俺に出してきた。さっき俺が吸っていたものと同じものだ。
「いいのか?」
俺の確認の言葉にレチアは口では何も言わず、ララのように軽く頷いて返答する。
ではご好意に甘えさせてもらって……
その一本を貰い、火種も期待してレチアの方を見る。
すると彼女も一本取り出し、口に咥えて小さな赤い石をフィッカーから出して火をつけた。
うわー……幼女が煙草を吸う不健全な絵面になってるんだけど……
しかし彼女ももう十八だし、外見だけでどうこう言うわけにもいかない。
なんて思ってるとレチアが火種である石をフィッカーに戻してしまう。
あっ……バカなことを考えてるんじゃなかった……
「あの……火ぃ貰えません?」
しまい込んでしまった後に言うのも気が引けてしまい、つい敬語になってしまう。
「……ん」
俺が後ろめたさを感じていると、レチアは煙草を咥えた口を少し尖らせて俺の方に向けた。
……ああ、そういう。
すぐその意図に気付いた俺もレチアに顔を近付け、火のついた煙草の先に俺のを当てて火をつけた。
とりあえずお互い一服したところで、レチアが話を切り出す。
「ヤタ……もし僕が助けてほしいって言ったら助けてくれる二?」
「内容による」
突然の質問だったが、俺は迷わずそう答える。
「凄い微妙な答えをハッキリ言った二ね?そこは男だったら迷わず『君みたいな美少女の頼みだったら喜んで!』と答えるとこじゃない二?」
オペラっぽい小芝居を混じえてそう行ってきたが、俺はそれを鼻で笑う。
「男だからって適当に答えて、その後連帯保証人とかにされたくないんでね。という、俺がそんなセリフ言うキザな奴に見えるか?言ったとしても変な奴が格好付けたセリフを気持ち悪く言ってるだけになるだろ」
「言ってくれることだけには期待はしとく二」
遠回しに俺が言っても格好良くないと言ってるようなもんじゃねえか。まぁ、知ってるからいいけど。
しかし「助けて」か……誰かに強要されて後ろめたいことをしているかもしれない、という俺の推測は合ってるかもしれないな……
「……助けてほしいのか?」
聞き返すような俺の一言にレチアは一瞬の動揺を見せるが、すぐに怠そうな表情になって上を向き、さっきの俺と同じように空へ白い煙を吐いた。
「どうだか……自分でもわからない二。現状に満足してるような、そうでないような……」
曖昧な返答で返してくるレチア。
しかしアレだな……こうやって煙草を咥えて虚ろになっている彼女を見ると、見た目に反して艶めかしい大人の雰囲気を纏っているように感じてしまう。
昼間とは正反対のミステリアスな女性って感じだな。
「どうした二?」
「っ……いや、なんでもない」
そう、なんでもないと答えるしかない。
ましてや「思わず見蕩れていた」なんて言えるはずがないのだから。というか、いつから俺はロリコンになったんだ……
気まずいというのもあるからか、またしばらく俺たちは沈黙して二人同時に煙を巻き上げる。
「相談くらいなら受け付けるぞ」
「二?」
呟くように言うと、レチアが首を傾げて聞き返してくる。
「解決できるかはともかく、何に悩んでるのかくらいなら聞いてやれるし、アドバイスもするぞ。場合によってはそれで助けられるんじゃないか?」
俺の提案にレチアはしばらく「んー……」と考えるように空を見上げて唸る。
それから何を思ったのか立ち上がり、数歩前に出てからクルッと回転する。
「いや、やっぱいい二。自分で解決してみることにする二」
そう言った彼女の表情は、吹っ切れたような明るい笑顔だった。
「そか、なら安心だ。さっきはアドバイスするとか偉そうなことを言ったけど、俺ができるようなアドバイスはなかったと思うしな」
「……なんだかヤタって……結構卑屈二?」
「うるせ。現実的って言え」
口は笑いつつもジト目で見てくるレチアに、俺も鼻で笑って言うと彼女もつられたのか「にひひ」と笑い返してくる。
するとレチアは、まだそんなに減ってない煙草をさっきの小物灰皿に入れて捨て、それを俺に差し出してきた。
「じゃ、僕はこれで行く二」
「ん?ここに何か用があるんじゃなかったのか?っていうか、これは?」
連合本部に用事があるかと思っていたレチアが立ち去ろうとしてることに声をかけ、そして預かりっぱなしの小物灰皿を見せる。
「いや?ヤタがいたから声をかけただけ二。それと、それは預けておくから、次会った時にでも返してくれ二!」
レチアはそう言いながら「じゃ二ー!」と手を振って行ってしまう。
そのまま行ってしまうのかと彼女の背中を見送っているとピタリと立ち止まり、再びこっちを向いて大きな声をあげる。
「さっきの相談に乗ってくれるってヤタの言葉、結構嬉しかった!ちょっとひねくれてるけど、そんなヤタのことを少し好きになったニャ!ありがとう!」
叫ぶだけ叫んだレチアはまた背中を向け、見えなくなるくらい完全に去ってしまった。
「好きになった」ね……
「そんなこと言われたら、いい歳した大人でも期待しちまうじゃねえ……というか――」
さっきのあいつの語尾、「二」じゃなくて「ニャ」になってなかったか?
「よう、レチア。さっきぶりだな……ここに何か用か?」
俺が顎をクイッと未だ騒がしい本部に指し示すと、レチアも視線をそっちに向ける。
「何かのお祭りか二?」
「惜しい。正確には祝杯ってやつだよ」
「誰かのお祝い二?」
「ああ、俺たちと一緒にいたララって奴いただろ?あいつの階級が大剣使いに昇級したから、みんな大喜びしてんだよ」
俺がそう言うとレチアは驚いたように目を見開き、それから俯く。
どうした?と言葉をかけようとしたが、そんな間もなくレチアが笑みを浮かべた顔を上げる。
「そうだった二、それは喜ばしいことだ二!というか、ララちゃんって僕と同じ見習いだったんだ二?追い抜かされたのはやっぱり悔しい二~……」
オーバーリアクションとも取れる言動で感情をアピールするレチア。
しかし、俺から見れば無理して明るく振る舞おうとしているようにも見えた。
「……なんか無理してねえか?」
「っ……!」
見透かされたのに驚いた様子を見せたレチア。
本当はこういうことには突っ込まないつもりだったんだが……俺も中にいた時の空気に当てられて少し舞い上がっていたのかもしれない。
すると今まで明るく振る舞っていたレチアが、意気消沈して俺の横に座る。
おい、やめろよ。横でそんな辛気臭くされたら煙草が不味くなるだろ……
一本しか貰ってない煙草を名残り惜しく吸っていたが、そろそろ短くなってきたので潮時かと思い、捨てようとした。
「……あ」
そこで灰皿がないことに気付く。
周囲にも煙草を捨てられるような専用のゴミ箱もない。普通のゴミ箱はあるが、もちろん火種をそこに捨てるわけにもいかないし……
そう思っているとレチアが携帯型の煙草を捨てる小物を俺の目の前に差し出してきた。
俺は了承や確認を取らないまま「うっす」と軽く会釈してすぐにそこへ煙草をねじ込む。
レチアはそれをフィッカーに入れると、今度は別の箱を取り出し、カシャッと振って小さな円柱状の棒を一本飛び出させて俺に出してきた。さっき俺が吸っていたものと同じものだ。
「いいのか?」
俺の確認の言葉にレチアは口では何も言わず、ララのように軽く頷いて返答する。
ではご好意に甘えさせてもらって……
その一本を貰い、火種も期待してレチアの方を見る。
すると彼女も一本取り出し、口に咥えて小さな赤い石をフィッカーから出して火をつけた。
うわー……幼女が煙草を吸う不健全な絵面になってるんだけど……
しかし彼女ももう十八だし、外見だけでどうこう言うわけにもいかない。
なんて思ってるとレチアが火種である石をフィッカーに戻してしまう。
あっ……バカなことを考えてるんじゃなかった……
「あの……火ぃ貰えません?」
しまい込んでしまった後に言うのも気が引けてしまい、つい敬語になってしまう。
「……ん」
俺が後ろめたさを感じていると、レチアは煙草を咥えた口を少し尖らせて俺の方に向けた。
……ああ、そういう。
すぐその意図に気付いた俺もレチアに顔を近付け、火のついた煙草の先に俺のを当てて火をつけた。
とりあえずお互い一服したところで、レチアが話を切り出す。
「ヤタ……もし僕が助けてほしいって言ったら助けてくれる二?」
「内容による」
突然の質問だったが、俺は迷わずそう答える。
「凄い微妙な答えをハッキリ言った二ね?そこは男だったら迷わず『君みたいな美少女の頼みだったら喜んで!』と答えるとこじゃない二?」
オペラっぽい小芝居を混じえてそう行ってきたが、俺はそれを鼻で笑う。
「男だからって適当に答えて、その後連帯保証人とかにされたくないんでね。という、俺がそんなセリフ言うキザな奴に見えるか?言ったとしても変な奴が格好付けたセリフを気持ち悪く言ってるだけになるだろ」
「言ってくれることだけには期待はしとく二」
遠回しに俺が言っても格好良くないと言ってるようなもんじゃねえか。まぁ、知ってるからいいけど。
しかし「助けて」か……誰かに強要されて後ろめたいことをしているかもしれない、という俺の推測は合ってるかもしれないな……
「……助けてほしいのか?」
聞き返すような俺の一言にレチアは一瞬の動揺を見せるが、すぐに怠そうな表情になって上を向き、さっきの俺と同じように空へ白い煙を吐いた。
「どうだか……自分でもわからない二。現状に満足してるような、そうでないような……」
曖昧な返答で返してくるレチア。
しかしアレだな……こうやって煙草を咥えて虚ろになっている彼女を見ると、見た目に反して艶めかしい大人の雰囲気を纏っているように感じてしまう。
昼間とは正反対のミステリアスな女性って感じだな。
「どうした二?」
「っ……いや、なんでもない」
そう、なんでもないと答えるしかない。
ましてや「思わず見蕩れていた」なんて言えるはずがないのだから。というか、いつから俺はロリコンになったんだ……
気まずいというのもあるからか、またしばらく俺たちは沈黙して二人同時に煙を巻き上げる。
「相談くらいなら受け付けるぞ」
「二?」
呟くように言うと、レチアが首を傾げて聞き返してくる。
「解決できるかはともかく、何に悩んでるのかくらいなら聞いてやれるし、アドバイスもするぞ。場合によってはそれで助けられるんじゃないか?」
俺の提案にレチアはしばらく「んー……」と考えるように空を見上げて唸る。
それから何を思ったのか立ち上がり、数歩前に出てからクルッと回転する。
「いや、やっぱいい二。自分で解決してみることにする二」
そう言った彼女の表情は、吹っ切れたような明るい笑顔だった。
「そか、なら安心だ。さっきはアドバイスするとか偉そうなことを言ったけど、俺ができるようなアドバイスはなかったと思うしな」
「……なんだかヤタって……結構卑屈二?」
「うるせ。現実的って言え」
口は笑いつつもジト目で見てくるレチアに、俺も鼻で笑って言うと彼女もつられたのか「にひひ」と笑い返してくる。
するとレチアは、まだそんなに減ってない煙草をさっきの小物灰皿に入れて捨て、それを俺に差し出してきた。
「じゃ、僕はこれで行く二」
「ん?ここに何か用があるんじゃなかったのか?っていうか、これは?」
連合本部に用事があるかと思っていたレチアが立ち去ろうとしてることに声をかけ、そして預かりっぱなしの小物灰皿を見せる。
「いや?ヤタがいたから声をかけただけ二。それと、それは預けておくから、次会った時にでも返してくれ二!」
レチアはそう言いながら「じゃ二ー!」と手を振って行ってしまう。
そのまま行ってしまうのかと彼女の背中を見送っているとピタリと立ち止まり、再びこっちを向いて大きな声をあげる。
「さっきの相談に乗ってくれるってヤタの言葉、結構嬉しかった!ちょっとひねくれてるけど、そんなヤタのことを少し好きになったニャ!ありがとう!」
叫ぶだけ叫んだレチアはまた背中を向け、見えなくなるくらい完全に去ってしまった。
「好きになった」ね……
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