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最近見たアニメの感想
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◎「葬送のフリーレン」
20話まで見ました。
一級魔法使い選抜試験編、面白いですね。
熱狂というより、静かに夢中になれる面白さ。
フェルンの質量攻撃のときに「オーラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」って言いながら見てましたけど。そこは「オラオラ」じゃなくて「ボラボラ」からの「ボラーレ・ヴィーア」だろうがッ、というツッコミは甘んじて受けよう!
筆者はジャンプ漫画の忍者だの呪術師だのヒーローの学校で、戦闘試験する系の話が正直嫌いです。
忍者のやつはトーナメント戦の中で描かれた参加者のドラマとか、すごく好きです。
好きだからこそ、大会の結果をなあなあにして、乱入者に攫われた奴を救いに行くぞ!になったのが嫌でした。
だから「ヒーローのやつはライバルが優勝で決着したよ」と言われても嫌悪感が拭えません。まーた学生のごっこ遊び試験かと思って嫌になります。
「フリーレン」はジャンプじゃないですけど、一級魔法使い選抜試験はまだ一次試験。
二次試験以降をアニメでやるのか知りませんけど、この先どうなるんですかね。
シュタルクなどの男性キャラがパーティーに加入した流れは違和感がありましたが、彼は魔法使いではないのでこのエピソードには登場しない。
本来の雰囲気に戻ったのが、懐かしいですね。
「ほ~らおまえらの好きな百合だぞ」と言いつつ、実はディズニーのポリコレシスターフッド洗脳の匂いを感じる昨今の百合作品群は警戒すべきですが、「フリーレン」にはシュタルク加入前からもそれをあまり感じなかったですね。むしろ、質は高いけどラブコメいるか?この話という感じで。
フリーレンに勇者ヒンメルパーティーでの冒険の記憶、というバックグラウンドがあるからでしょうかね。
◎「僕の心のヤバいやつ」
二期始まってるの知らんかったやつぅ~!
しかも「ツイヤバ」とか去年にやっとるやんけ。
筆者が「僕ヤバ」を評価しているのは、陰キャ主人公で質の高いラブコメをしているのはもちろん、そう。
しかし、神は細部に宿るという格言がある。
つまり、市川少年が様々な場面でヒロインの山田に興奮するシーンの描き方が好きなのだ。
お色気シーンで興奮して鼻血を出す描写は勃起、射精のメタファー的記号(暗号?)だが、その婉曲表現だけで済まさない。
照れ隠し全開で茶化した描き方をするでなく、生々しさ全振りでラブコメの雰囲気を壊すでなく。
当たり前のこととして勃起したから前かがみになる(その時に顔が劇画調になったりもしない)、辛抱たまらんから学校のトイレや自室でオナニーをする(直接描写はしないがしたことはわかる)といった、いい~バランスで描いてくれるのだ。これが作品の雰囲気にあっていて、いいなぁと思う。
あとは陰キャ男子が「女子は絶対に俺のことを馬鹿にしている」という前提の思考の、匙加減も適切かと。
秋田書店に職業見学へ行った際のことだ。
市川少年は、ヒロインの山田に「漫画を読むかどうか」という話を振った。
山田が少女漫画のタイトルを挙げるが、市川少年はそれを読んではいない。
すると山田の友達の小林が、市川の陰キャ男子という属性を踏まえて「キラキラ少女漫画なんか読むわけがない」と笑い、山田もそれにつられて笑う。
山田と心の距離が近づきつつある、と思っていた市川もこれには「山田も小林と同じく僕を馬鹿にしているんだ」と心の中で憤る。
いい匙加減だなぁ。
翌日、山田がその漫画を市川に貸すべく持ってくる(しかも校門で市川を待っている)という展開が待っている。
落として上げる技術で、(市川に感情移入している)視聴者の無意識な山田へのヘイトを解消する。
いいね。うん、いい。
まあ、今回挙げたのは全部一期の話なんですけどね。
◎「魔法少女にあこがれて」
5話で杜乃こりす=ネロアリス登場。
かわいい。ひたすらかわいい。
おもちゃを魔物として操り、またドールハウスに誘い込んだ相手をおもちゃとして操る強力な魔法の持ち主。
ただし11歳なので、すぐ疲れて眠ってしまう。そうすると魔法は解けてしまう。
攻撃特化の能力ではなく、わりと自由度が高い能力だ。
こりすの大事にしているお人形さんの修繕を買って出た主人公、柊うてな。
しかし、徹夜で作業したたのが災いして風邪を引いてしまう。
こりすはネロアリスへ変身すると、病院型ドールハウスを展開。
ドールハウス内でネロアリスはさらに「オトナのセクシー女医」に変身して、うてなをお医者さんごっこで治療する。
もちろん11歳で医療知識のないこりすの治療は滅茶苦茶で、サービスシーンとして描かれる。
忘れてはいけない。これは魔法少女(と敵対する悪の組織側視点の百合コメ)アニメだ。
魔法なので、それでうてなの風邪は治ってしまう。お医者さんごっこはフレーバーなのだ。
セクシー女医に変身したこりすに対してSNSで「もどして」とコメントがついていたのは笑った。しかしこれは「大人(職業人)に変身して問題を解決」というのは、魔法少女がまだ「魔女っ子」と呼ばれていた時代の作品へのオマージュであろう。
「まほあこ」原作は読んでいるのだが、原作を読んだ頃からアニメで見直すまでに知識・知見が広がってこういった解釈に気が付けた。
◎「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」
ゾンビだろうが生命体かどうか怪しい魔物だろうが吸血鬼だろうが、動いているなら生きているのも同然。
この割り切りが気持ちいい。主人公が生きていると解釈したなら「死ね」の一言で全部死ぬ。
クラスまるごと異世界転移ものなのに、4話は敵が同級生じゃなかったですね。
先行して日本から異世界に転移し、定着したらしい能力者ばっかりだった。ん?吸血鬼の女は聖者か。
大勢が転移しているせいなのか、クラスチェンジしたのか市長なんてクラスがあるのか。
主人公たちみたいに、修学旅行バスごと異世界に転移していきなり「あなたは市長です」とか言われても困るよな。
街を作って市民が集まって、ようやっと役に立つクラスだし。
一応、デフォルトの街が出せたりするんだろうか。想像が広がるな。
20話まで見ました。
一級魔法使い選抜試験編、面白いですね。
熱狂というより、静かに夢中になれる面白さ。
フェルンの質量攻撃のときに「オーラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」って言いながら見てましたけど。そこは「オラオラ」じゃなくて「ボラボラ」からの「ボラーレ・ヴィーア」だろうがッ、というツッコミは甘んじて受けよう!
筆者はジャンプ漫画の忍者だの呪術師だのヒーローの学校で、戦闘試験する系の話が正直嫌いです。
忍者のやつはトーナメント戦の中で描かれた参加者のドラマとか、すごく好きです。
好きだからこそ、大会の結果をなあなあにして、乱入者に攫われた奴を救いに行くぞ!になったのが嫌でした。
だから「ヒーローのやつはライバルが優勝で決着したよ」と言われても嫌悪感が拭えません。まーた学生のごっこ遊び試験かと思って嫌になります。
「フリーレン」はジャンプじゃないですけど、一級魔法使い選抜試験はまだ一次試験。
二次試験以降をアニメでやるのか知りませんけど、この先どうなるんですかね。
シュタルクなどの男性キャラがパーティーに加入した流れは違和感がありましたが、彼は魔法使いではないのでこのエピソードには登場しない。
本来の雰囲気に戻ったのが、懐かしいですね。
「ほ~らおまえらの好きな百合だぞ」と言いつつ、実はディズニーのポリコレシスターフッド洗脳の匂いを感じる昨今の百合作品群は警戒すべきですが、「フリーレン」にはシュタルク加入前からもそれをあまり感じなかったですね。むしろ、質は高いけどラブコメいるか?この話という感じで。
フリーレンに勇者ヒンメルパーティーでの冒険の記憶、というバックグラウンドがあるからでしょうかね。
◎「僕の心のヤバいやつ」
二期始まってるの知らんかったやつぅ~!
しかも「ツイヤバ」とか去年にやっとるやんけ。
筆者が「僕ヤバ」を評価しているのは、陰キャ主人公で質の高いラブコメをしているのはもちろん、そう。
しかし、神は細部に宿るという格言がある。
つまり、市川少年が様々な場面でヒロインの山田に興奮するシーンの描き方が好きなのだ。
お色気シーンで興奮して鼻血を出す描写は勃起、射精のメタファー的記号(暗号?)だが、その婉曲表現だけで済まさない。
照れ隠し全開で茶化した描き方をするでなく、生々しさ全振りでラブコメの雰囲気を壊すでなく。
当たり前のこととして勃起したから前かがみになる(その時に顔が劇画調になったりもしない)、辛抱たまらんから学校のトイレや自室でオナニーをする(直接描写はしないがしたことはわかる)といった、いい~バランスで描いてくれるのだ。これが作品の雰囲気にあっていて、いいなぁと思う。
あとは陰キャ男子が「女子は絶対に俺のことを馬鹿にしている」という前提の思考の、匙加減も適切かと。
秋田書店に職業見学へ行った際のことだ。
市川少年は、ヒロインの山田に「漫画を読むかどうか」という話を振った。
山田が少女漫画のタイトルを挙げるが、市川少年はそれを読んではいない。
すると山田の友達の小林が、市川の陰キャ男子という属性を踏まえて「キラキラ少女漫画なんか読むわけがない」と笑い、山田もそれにつられて笑う。
山田と心の距離が近づきつつある、と思っていた市川もこれには「山田も小林と同じく僕を馬鹿にしているんだ」と心の中で憤る。
いい匙加減だなぁ。
翌日、山田がその漫画を市川に貸すべく持ってくる(しかも校門で市川を待っている)という展開が待っている。
落として上げる技術で、(市川に感情移入している)視聴者の無意識な山田へのヘイトを解消する。
いいね。うん、いい。
まあ、今回挙げたのは全部一期の話なんですけどね。
◎「魔法少女にあこがれて」
5話で杜乃こりす=ネロアリス登場。
かわいい。ひたすらかわいい。
おもちゃを魔物として操り、またドールハウスに誘い込んだ相手をおもちゃとして操る強力な魔法の持ち主。
ただし11歳なので、すぐ疲れて眠ってしまう。そうすると魔法は解けてしまう。
攻撃特化の能力ではなく、わりと自由度が高い能力だ。
こりすの大事にしているお人形さんの修繕を買って出た主人公、柊うてな。
しかし、徹夜で作業したたのが災いして風邪を引いてしまう。
こりすはネロアリスへ変身すると、病院型ドールハウスを展開。
ドールハウス内でネロアリスはさらに「オトナのセクシー女医」に変身して、うてなをお医者さんごっこで治療する。
もちろん11歳で医療知識のないこりすの治療は滅茶苦茶で、サービスシーンとして描かれる。
忘れてはいけない。これは魔法少女(と敵対する悪の組織側視点の百合コメ)アニメだ。
魔法なので、それでうてなの風邪は治ってしまう。お医者さんごっこはフレーバーなのだ。
セクシー女医に変身したこりすに対してSNSで「もどして」とコメントがついていたのは笑った。しかしこれは「大人(職業人)に変身して問題を解決」というのは、魔法少女がまだ「魔女っ子」と呼ばれていた時代の作品へのオマージュであろう。
「まほあこ」原作は読んでいるのだが、原作を読んだ頃からアニメで見直すまでに知識・知見が広がってこういった解釈に気が付けた。
◎「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」
ゾンビだろうが生命体かどうか怪しい魔物だろうが吸血鬼だろうが、動いているなら生きているのも同然。
この割り切りが気持ちいい。主人公が生きていると解釈したなら「死ね」の一言で全部死ぬ。
クラスまるごと異世界転移ものなのに、4話は敵が同級生じゃなかったですね。
先行して日本から異世界に転移し、定着したらしい能力者ばっかりだった。ん?吸血鬼の女は聖者か。
大勢が転移しているせいなのか、クラスチェンジしたのか市長なんてクラスがあるのか。
主人公たちみたいに、修学旅行バスごと異世界に転移していきなり「あなたは市長です」とか言われても困るよな。
街を作って市民が集まって、ようやっと役に立つクラスだし。
一応、デフォルトの街が出せたりするんだろうか。想像が広がるな。
応援ありがとうございます!
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