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大臣の使命
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吹き荒れる風は木々をへし折り、横殴りの雨は家々の雨戸を激しく叩く。
今日で何日目だろう。
小さな港町に止まり続ける異常な台風は、まったくその勢いが衰えない。
当然、海に出る漁船はおろか、出歩く人など誰も居ない。
だと、言うのに。
「異常気象のような、スケールの大きな問題取り組むことは、本来は楽しいはずであり、かっこいいこと。そしてセクシーなことであるはず」
爽やかに拡声術式円に向かって男は言葉を紡ぐ。
男の名は、スモールスプリングⅡ世。
第三次セキュリアス改造内閣にて環境大臣を務めていた、新進気鋭の貴族院議員である。
四十を目前にして、その甘いマスクと引き締まった体躯を持つことから、シナガワ共和国中の婦人たちから絶大な人気と支持を集めている。
「だ、だいじーん!」
暴風によって舞い上がり、飛来する屋根瓦や折れた傘などが結界術により弾かれる。
その結界を張っているのが私、大臣の筆頭護衛官であるサルスベーリ・モチギエフである。
「僭越ながら、ニレ氏が選挙演説を取りやめたのに……どうして大臣は応援演説をされるのでしょうか?」
大臣は肩越しに私を振り返ると、
「もちろん、セクシーだからです」
何の説明にもなっていない答えとともに、大臣は口角を上げてウィンクをするのだった。
男の私にそれをされましても、非常に反応に困るのですが。
「おっと、失礼」
気付いたのか、軽く右手を挙げて大臣は謝られた。
「いえ。しかし、くれぐれも議会では気を付けてくださいね」
「そうだね。気を付けるためには、私もまた当選する必要があるのだけどね」
議会で魅了魔術をはじめとした、規定外の術式を使用するのは違法である。
しかし、それが祝福であるならば仕方ない、とする悪法があるので我が国の法律はガバガバである。
大臣はそれで、魅了の祝福を持っている。
つまり、一挙手一投足に魅了魔術が発動してしまう体質なのである。
そんな危険なやつに政治家やらすなよ……。
「モチギエフ君」
「なんでしょう」
大臣は正面に向き直り、黒雲逆巻く暗天を睨みつけていた。
「そろそろだよ」
「はぁ。何がでしょう?」
尋ねた瞬間だった。
轟!
「うわぁっ!」
「モチギエフ君!」
背後で水の爆ぜる音がして、私の結界術式が押し流された。
陸へと押し寄せた波濤に、私と大臣はあっという間に呑まれてしまう。
私とて国家資格を持つ魔導師だ。
その私の結界を破るとなると、これは物理的な衝撃によるものではない。
「ま、魔力を帯びた波! こ、これは!」
「モチギエフ君。あれを見たまえ!」
大臣は波にさらわれそうになっていた私を引っ張り上げると、水平線の向こうを指差した。
「大臣、あれは!」
私は、天高く水柱が立ち上るのを見た。
すると、その中から奇怪な威容を持つ生物が出現した。
円形の外殻がぱっくりと開くと、そいつは中から不定形の触腕をデタラメに伸ばした。
「ガイイイイイイイイイイイイッ!!」
金具の軋むような耳に不快な声に、私は思わず耳を塞いだ。
しかし、大臣はその大音声(だいおんじょう)にもものともせず、巨大生物を見据えていた。
「か、怪獣!! 大臣、逃げてください、嫌だと言っても私が引っ張っていきますよ!」
台風の中で演説したいとの世迷い言に(おそらくは祝福のせいで)従った私でも、これはさすがに譲れない。
「モチギエフ君。君は先に戻っていなさい」
やはりというか、なんというか。
意味不明な発言に定評のある大臣は、当然のように私の主張を拒否してきた。
「大臣、どういう意味ですか!? 私は大臣の護衛なのですよ!?」
私が取りすがると、大臣は首を左右に振るのだった。
「それを言うなら私は大臣です。国民を守るのが政治家の仕事ではないですか」
言って大臣は、びしょびしょになった官服の襟から議員バッヂを取り外した。
「環境大臣として命じます。モチギエフ君は避難所に向かい、そこの結界を補強してください」
「……わかりました」
怪獣が出現した際に、大臣が議員バッヂを外す。
それは非常事態宣言に等しい意味を持つ。
私は転移術式を用い、術式円に乗った。
「ご武運を」
「当然。異常気象問題に取り組むことは、かっこいいことだからね。セクシーに片付けるとも」
大臣の議員バッヂが赤く輝くのと、私が避難所へと転移するのは同時だった。
◆
「大臣特級権限行使!」
モチギエフ君を退避させ、私は議員バッヂを天に掲げた。
刹那、頭上から赤い稲妻が迸り、私の全身を貫いた。
赤い稲妻は、高台から私を伴い暴風雨の中を水平線へと軌道を変えて走った。
「変身! 大魔臣!!」
叫ぶと、私を包む赤い稲妻が放射状に拡散する。
私の身体は放電し、海水を巻き上げる。
怪獣を目前にして、私を中心に赤き稲妻と蒼き海が合わさって、巨大な人型に収束する。
「ジェアッ!!」
海を割り、露出した地面に巨神、いや巨臣と化した私は降り立った。
これこそが大臣特級権限、大魔臣への変身である。
特級災害である怪獣と遭遇した際、国家国民の安全安寧を守るため、大臣は大魔臣となって危機に立ち向かう義務がある。
「ガイイイイイイイイイッ!!」
怪獣が貝殻を開き、無数の触腕を伸ばす。
「ジェオーッ、ジェアッ!!」
「ガガガガガガガッ! ガイイイーッ!!」
私が手を前に突き出すと、触腕が大魔臣を構成する稲妻に感電した。
怪獣は反射で素早く触腕を戻すと、その貝殻を固く閉ざした。
「ガイイイーッ!」
籠もった咆吼が聞こえると、割れていた海が怒濤によって埋められる。
「ジョワァッ!?」
私は波に足を掬われ、転倒してしまう。
怪獣の持つ超能力が波を操ったのだろう。
大魔臣への変身が初めてだった私は、なすすべもなく波に呑まれてしまう。
このままでは、怪獣は陸へと進撃を開始してしまうだろう。
モチギエフ君がついているとはいえ、結界だけで怪獣を押し止めるのは困難だ。
他の大魔臣が駆けつけるのにも時間はかかる。
ここで私が負けるということは、被害はどこまででも広がることを意味する。
つまり国の危機なのである。
しかし。
「ガイッ!? ガガガガガガッ、イイイイイイイッ!?」
突如として怪獣が悲鳴を上げる。
何事か、と怪獣を見ると、怪獣が感電していた。
そうか、と私は気付く。
私の変身した大魔臣の身体は雷と海水で構成されている。
私は動きやすいように大魔臣のパワーで海を割って足場を確保した。
しかし、今それは海水に呑まれ、元通りだ。
そのせいで大魔臣の雷が海を伝い、怪獣を直接感電させた。
怪獣はしばらく身体を震わせていたが、やがて水飛沫を上げて海へと倒れた。
幸運にも、私は怪獣の攻撃を受けてすっ転ぶだけで脅威を退けた。
すると、怪獣が倒れたのと同時に、この港町を襲っていた暴風雨が霧散した。
雲は散り、真っ青な空に太陽が顔を出す。
「……ジェアッ!!」
私は飛び上がり、港町へ向かって飛んだ。
被害を受けた眼下の町が、私が通り過ぎるのに同期するように、修復されていく。
「だいじーん」
避難所から出てきたモチギエフ君が、こちらに手を振っている。
「ジェア」
頷くと、私は進路を国会議事堂に向けて飛んだ。
国家の危機は守られた。
ここまではヒーローの仕事だが、私は大臣だ。
怪獣よりも手強い、報告書が私を待っている。
「もちろん、報告書もセクシーに書き上げるとも」
今日で何日目だろう。
小さな港町に止まり続ける異常な台風は、まったくその勢いが衰えない。
当然、海に出る漁船はおろか、出歩く人など誰も居ない。
だと、言うのに。
「異常気象のような、スケールの大きな問題取り組むことは、本来は楽しいはずであり、かっこいいこと。そしてセクシーなことであるはず」
爽やかに拡声術式円に向かって男は言葉を紡ぐ。
男の名は、スモールスプリングⅡ世。
第三次セキュリアス改造内閣にて環境大臣を務めていた、新進気鋭の貴族院議員である。
四十を目前にして、その甘いマスクと引き締まった体躯を持つことから、シナガワ共和国中の婦人たちから絶大な人気と支持を集めている。
「だ、だいじーん!」
暴風によって舞い上がり、飛来する屋根瓦や折れた傘などが結界術により弾かれる。
その結界を張っているのが私、大臣の筆頭護衛官であるサルスベーリ・モチギエフである。
「僭越ながら、ニレ氏が選挙演説を取りやめたのに……どうして大臣は応援演説をされるのでしょうか?」
大臣は肩越しに私を振り返ると、
「もちろん、セクシーだからです」
何の説明にもなっていない答えとともに、大臣は口角を上げてウィンクをするのだった。
男の私にそれをされましても、非常に反応に困るのですが。
「おっと、失礼」
気付いたのか、軽く右手を挙げて大臣は謝られた。
「いえ。しかし、くれぐれも議会では気を付けてくださいね」
「そうだね。気を付けるためには、私もまた当選する必要があるのだけどね」
議会で魅了魔術をはじめとした、規定外の術式を使用するのは違法である。
しかし、それが祝福であるならば仕方ない、とする悪法があるので我が国の法律はガバガバである。
大臣はそれで、魅了の祝福を持っている。
つまり、一挙手一投足に魅了魔術が発動してしまう体質なのである。
そんな危険なやつに政治家やらすなよ……。
「モチギエフ君」
「なんでしょう」
大臣は正面に向き直り、黒雲逆巻く暗天を睨みつけていた。
「そろそろだよ」
「はぁ。何がでしょう?」
尋ねた瞬間だった。
轟!
「うわぁっ!」
「モチギエフ君!」
背後で水の爆ぜる音がして、私の結界術式が押し流された。
陸へと押し寄せた波濤に、私と大臣はあっという間に呑まれてしまう。
私とて国家資格を持つ魔導師だ。
その私の結界を破るとなると、これは物理的な衝撃によるものではない。
「ま、魔力を帯びた波! こ、これは!」
「モチギエフ君。あれを見たまえ!」
大臣は波にさらわれそうになっていた私を引っ張り上げると、水平線の向こうを指差した。
「大臣、あれは!」
私は、天高く水柱が立ち上るのを見た。
すると、その中から奇怪な威容を持つ生物が出現した。
円形の外殻がぱっくりと開くと、そいつは中から不定形の触腕をデタラメに伸ばした。
「ガイイイイイイイイイイイイッ!!」
金具の軋むような耳に不快な声に、私は思わず耳を塞いだ。
しかし、大臣はその大音声(だいおんじょう)にもものともせず、巨大生物を見据えていた。
「か、怪獣!! 大臣、逃げてください、嫌だと言っても私が引っ張っていきますよ!」
台風の中で演説したいとの世迷い言に(おそらくは祝福のせいで)従った私でも、これはさすがに譲れない。
「モチギエフ君。君は先に戻っていなさい」
やはりというか、なんというか。
意味不明な発言に定評のある大臣は、当然のように私の主張を拒否してきた。
「大臣、どういう意味ですか!? 私は大臣の護衛なのですよ!?」
私が取りすがると、大臣は首を左右に振るのだった。
「それを言うなら私は大臣です。国民を守るのが政治家の仕事ではないですか」
言って大臣は、びしょびしょになった官服の襟から議員バッヂを取り外した。
「環境大臣として命じます。モチギエフ君は避難所に向かい、そこの結界を補強してください」
「……わかりました」
怪獣が出現した際に、大臣が議員バッヂを外す。
それは非常事態宣言に等しい意味を持つ。
私は転移術式を用い、術式円に乗った。
「ご武運を」
「当然。異常気象問題に取り組むことは、かっこいいことだからね。セクシーに片付けるとも」
大臣の議員バッヂが赤く輝くのと、私が避難所へと転移するのは同時だった。
◆
「大臣特級権限行使!」
モチギエフ君を退避させ、私は議員バッヂを天に掲げた。
刹那、頭上から赤い稲妻が迸り、私の全身を貫いた。
赤い稲妻は、高台から私を伴い暴風雨の中を水平線へと軌道を変えて走った。
「変身! 大魔臣!!」
叫ぶと、私を包む赤い稲妻が放射状に拡散する。
私の身体は放電し、海水を巻き上げる。
怪獣を目前にして、私を中心に赤き稲妻と蒼き海が合わさって、巨大な人型に収束する。
「ジェアッ!!」
海を割り、露出した地面に巨神、いや巨臣と化した私は降り立った。
これこそが大臣特級権限、大魔臣への変身である。
特級災害である怪獣と遭遇した際、国家国民の安全安寧を守るため、大臣は大魔臣となって危機に立ち向かう義務がある。
「ガイイイイイイイイイッ!!」
怪獣が貝殻を開き、無数の触腕を伸ばす。
「ジェオーッ、ジェアッ!!」
「ガガガガガガガッ! ガイイイーッ!!」
私が手を前に突き出すと、触腕が大魔臣を構成する稲妻に感電した。
怪獣は反射で素早く触腕を戻すと、その貝殻を固く閉ざした。
「ガイイイーッ!」
籠もった咆吼が聞こえると、割れていた海が怒濤によって埋められる。
「ジョワァッ!?」
私は波に足を掬われ、転倒してしまう。
怪獣の持つ超能力が波を操ったのだろう。
大魔臣への変身が初めてだった私は、なすすべもなく波に呑まれてしまう。
このままでは、怪獣は陸へと進撃を開始してしまうだろう。
モチギエフ君がついているとはいえ、結界だけで怪獣を押し止めるのは困難だ。
他の大魔臣が駆けつけるのにも時間はかかる。
ここで私が負けるということは、被害はどこまででも広がることを意味する。
つまり国の危機なのである。
しかし。
「ガイッ!? ガガガガガガッ、イイイイイイイッ!?」
突如として怪獣が悲鳴を上げる。
何事か、と怪獣を見ると、怪獣が感電していた。
そうか、と私は気付く。
私の変身した大魔臣の身体は雷と海水で構成されている。
私は動きやすいように大魔臣のパワーで海を割って足場を確保した。
しかし、今それは海水に呑まれ、元通りだ。
そのせいで大魔臣の雷が海を伝い、怪獣を直接感電させた。
怪獣はしばらく身体を震わせていたが、やがて水飛沫を上げて海へと倒れた。
幸運にも、私は怪獣の攻撃を受けてすっ転ぶだけで脅威を退けた。
すると、怪獣が倒れたのと同時に、この港町を襲っていた暴風雨が霧散した。
雲は散り、真っ青な空に太陽が顔を出す。
「……ジェアッ!!」
私は飛び上がり、港町へ向かって飛んだ。
被害を受けた眼下の町が、私が通り過ぎるのに同期するように、修復されていく。
「だいじーん」
避難所から出てきたモチギエフ君が、こちらに手を振っている。
「ジェア」
頷くと、私は進路を国会議事堂に向けて飛んだ。
国家の危機は守られた。
ここまではヒーローの仕事だが、私は大臣だ。
怪獣よりも手強い、報告書が私を待っている。
「もちろん、報告書もセクシーに書き上げるとも」
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