エセエッセイ

ごったに

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献血

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いやはや、体調不良のことを書いてまた数日、少し体調が良くなったからといって自分は気が大きくなっていた。

何をしたかというと、献血である。

本当に自分でもその時の感情をよく覚えていないのだが、その時はたまたま目に入った献血の文字を見て、気が付いたら会場にいた。

その日もすごく暑くて、前に書いたように熱中症対策もしていた。

万全の体調、とまではいかないが至って健康な状態であった。

そういうこともあり献血を受けたのだが、数年前のやり方と若干やり方が変わっていた。

献血ができる体調か調べるための事前採血があるのだが、このやり方がよく病院でやる腕の血管に針を刺すタイプではなくなっていた。

自分はそれを知らずに腕を出すと

「あ、腕ではなく指先から採血します。」

とスタッフさんに言われたので指示通りに手を差し出すと指の一本を消毒した後に

「ではいきます。」

と言ったと思った瞬間、バチンッという衝撃音と共に文字通り鋭い痛みが指先を襲ってきた。

指先を見ると結構出血しており、スタッフさんは手際良くその血液を採取して機械に入れて検査を始めた。

この指先の採血がまー痛い。

予想だにしていなかったこともあるが、これはずっと慣れそうにはなさそうである。

そんなこんなで特に異常はなかったのでそのまま400mlの献血をして終了した。

問題はその後だった。

そもそも気持ちで負けやすいのと、熱中症一歩手前ということもあり、帰り道と帰宅後、その後数日の今日までフラフラであった。

日常生活は送れていたのだが、熱中症直後、もしくは熱中症になりやすいこの時期は献血をやるべきではないなと身を持って思った。

立ち眩みをすることはなかったが、常に頭がサーッとしてる感じと偏頭痛があり、原因もわかっているから頭痛薬も使わなかったことから、ずっと不快感があった。

水分補給をいくらしても足りない感覚が続き、量を飲むのでもちろん出すこともするのだが、その時に力むのでその度頭がサーッとする感覚が強くなったりもした。

献血は良いことなのだけども、本人が体調を崩したら本末転倒。

自分の体調だけでなく、体質、気候等も大事なんだなと、数回目の献血でやっと知ったという今さらなお話でした。
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