エセエッセイ

ティータイム

生活をしていて「名前がわからないけど普通に使っている物」や「なんか生活に溶け込み過ぎていて気にしたことすらなかった物」みたいなモノがあるものだ。

がんばってパッと自分が思い付いたものは

お弁当を買った時に入っていることの多い緑色のアイツ=バラン

食パンを買った時に袋についているアイツ=バッグ・クロージャー

なのだが、そんな感じで自分がずっと名前がわからなかったものが

「お金持ちなんかが庭園でスイーツを食べる時に、テーブルの上に置かれている段々になった銀色の食器かもわからないヤツ」

である。

この間ついに

「庭園とかでスイーツを食べる時にある段々の食器」

というワードでググると、それで名前が判明した。

「ケーキスタンド」という名前だった。

なるほど、シンプルだけど調べなければ一生わからなかった。

何故自分がこのケーキスタンドの名前が知りたかったのか。

それは憧れだからである。

上記にもあるように、いつか庭園みたいな所で優雅にティータイムを過ごしてみたいのである。

ティータイムといえば、自分は「レモンティー」が少し苦手で、外でドリンクを頼む時にはこれを候補から除外していた。

そういうこともあり、レモンティーと同じように「レモネード」も候補外だったのだが、この間たまたまこのレモネードを飲む機会があったので飲んでみたら、まぁ美味しいこと。

そのまま全部飲んでしまった。

思い込みはやはり良くないなと改めて感じた。

そんなわけで、庭園でレモネードを飲みながらお友達と談笑し、時折スコーンでも口に入れながら静かなひとときを過ごす、そんな日が来ることを夢見ながら夢を見ようと思う。