9 / 38
夢の国への入国審査
しおりを挟む
自分は中々貴重な体験をしたことがある。
それは某夢の国に入る際に入口の警備員さんに止められたことである。
周りや前の人がやってるのかやってないのかよくわからない速度で手荷物チェックを受けた上で入国していたので、自分も特に何も身構えずに入国しようとした。
「背中のリュックサックの中を見せてもらってもよろしいですか?」
「はい、どうぞ。」
警備員さんが何故か入念にリュックサック内をチェックすると、鬼の首を取ったかの如く、ちょっと真剣な感じで
「このペットボトルの中身は何ですか?」
と聞いてきたので
「えっ。お、お茶ですが……。」
と答えた。
警備員さんの追及はそれで終わらず
「今、ここで、目の前でそのペットボトルの中身を飲んでみてもらってもよろしいですか。」
と言われたので
(何だかやたら疑われるなぁ。)
と思いながら数口、そのお茶を飲んでみせた。
すると警備員さんは笑顔で
「ありがとうございました。それではお通りください。」
とやっと自分が夢の国に入国することを許してくれたのである。
その間、自分の周りは特に止められてる様子はなく、やはりほぼ素通りであったと思う。
そんなに自分は怪しさ満点であったのだろうか。
その警備員さんだけが丁寧な仕事をするのかもと思い、自分が夢の国に入国した後に振り返って数人が入国する様子を見ていたが、特に止められることなく入国していた。
こーんなにも自分は人畜無害なのに、警備員さんに止められたりするのだから、まさしく人は見かけに寄らないよねってお話。
このように、見えるものだけが全てではないので、色んな意味で中身もよく見て、また自分自身も自分の理想の姿になれるよう近付けていけたら良いなぁと思う。
それは某夢の国に入る際に入口の警備員さんに止められたことである。
周りや前の人がやってるのかやってないのかよくわからない速度で手荷物チェックを受けた上で入国していたので、自分も特に何も身構えずに入国しようとした。
「背中のリュックサックの中を見せてもらってもよろしいですか?」
「はい、どうぞ。」
警備員さんが何故か入念にリュックサック内をチェックすると、鬼の首を取ったかの如く、ちょっと真剣な感じで
「このペットボトルの中身は何ですか?」
と聞いてきたので
「えっ。お、お茶ですが……。」
と答えた。
警備員さんの追及はそれで終わらず
「今、ここで、目の前でそのペットボトルの中身を飲んでみてもらってもよろしいですか。」
と言われたので
(何だかやたら疑われるなぁ。)
と思いながら数口、そのお茶を飲んでみせた。
すると警備員さんは笑顔で
「ありがとうございました。それではお通りください。」
とやっと自分が夢の国に入国することを許してくれたのである。
その間、自分の周りは特に止められてる様子はなく、やはりほぼ素通りであったと思う。
そんなに自分は怪しさ満点であったのだろうか。
その警備員さんだけが丁寧な仕事をするのかもと思い、自分が夢の国に入国した後に振り返って数人が入国する様子を見ていたが、特に止められることなく入国していた。
こーんなにも自分は人畜無害なのに、警備員さんに止められたりするのだから、まさしく人は見かけに寄らないよねってお話。
このように、見えるものだけが全てではないので、色んな意味で中身もよく見て、また自分自身も自分の理想の姿になれるよう近付けていけたら良いなぁと思う。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる