【猫画像あり】島猫たちのエピソード

島猫たちのエピソード2024

石垣島の猫事情2024

5/12の譲渡会の猫相談窓口に２件。
5/13の猫相談LINEに１件。
いずれも野良猫の出産関連の相談でした。

ラリマー春の仔猫まつり。
連日猫相談があります。
今年はＴＮＲの相談が多くなりました。
石垣市は野良猫の避妊去勢手術にも助成金を出しているので、それを頼りにTNRを予定している方もいます。

TNRという言葉を知る人が増えてきました。
でも実際どんなことをすればいいのか、分からない人がほとんどのようです。

TNRとは、野良猫に避妊去勢手術をして無秩序な繁殖を防ぎつつ、見守ること。
手術して終わりではなく、その後の動向も見守る必要があります。
全頭手術をすれば出産しなくなるので猫の数は減ります。
その最後の１頭がいなくなるまで、見守ってあげることを地域猫活動といいます。

ラリマー管理のTNR地区では、３～４人の餌やりボランティアが毎日の見守りをしています。
その地区は昔から捨て猫が多い場所で、今も毎年１００頭前後の遺棄が続いています。
今年も週に２～３頭が棄てられ続けており、現場の頭数は軽く１５０を超えていると報告がありました。
年内に滞在頭数２００に達するかもしれません。
５年で５００頭以上が棄てられた経緯ある地区ですが、１年以内に亡くなったり（最短１～２ヶ月で死亡）、多頭現場を嫌って去っていく猫も多いので、大体１００～２００間の頭数が維持されています。

筆者も自治会TNRに参加しており、TNR活動開始時は２７頭の猫の餌やりをしていました。
その地区の頭数変化は大体こんな感じです。

２０１７年春の時点ではその地区には３０頭を超える野良猫がいて繁殖を繰り返していた。
２０１８年３月末までに生後半年～成猫のTNRを完了、仔猫は交通事故で死亡多数、譲渡は５頭。
２０１９年までに交通事故で３分の２に減少。
２０２０年までに半数に減少。
２０２１年は交通量少なく、事故死なし。
２０２２年は元からいる頭数変わらず、他地域から流れてきたオス猫たちの去勢手術を実施。
２０２３年は交通量が増え、事故死する猫も増え、２０１７年からいる猫はわずか３頭になりました。

２０１８年のＴＮＲから５年、当時からいる猫は３０頭から３頭に減っています。
野良猫の餌やりをする方は、増え過ぎて困る前に猫の避妊去勢手術をしましょう。
ご自身の経済的負担（餌代や手術代）が少なく済むうちに！
ＴＮＲで何か分からないことがあれば、ラリマーの公式ページお問い合わせフォームからどうぞ。
「石垣島」「ラリマー」で検索すると公式サイトがヒットします。