【猫画像あり】島猫たちのエピソード

BIRD

文字の大きさ
上 下
92 / 378
島猫たちのエピソード2023

黒猫人気とマンソンの話

しおりを挟む
「黒猫の仔猫を欲しがっている里親希望者がいる」

2人の異なるボラさんからきた情報。
何故か毎年、黒猫の仔猫が欲しいという話を聞くような?

筆者が石垣島に移住して保護活動を始める以前。
職場の人から「黒猫の女の子が欲しい、見つけたら紹介して~」と言われた事がありました。
言われて1週間も経たぬ間に、黒猫の女の子が現れたという、不思議な出来事。



「ガリガリに痩せてる黒い仔猫がいる」と知人から電話がありました。
「オスメスどっち?」と聞くと、メスだという。
急いで現場へ駆け付けると、座っていたのがこの画像の子でした。

黒猫を欲しがっている人に即電話、スピード譲渡になった、石垣島での初めての保護猫でした。


話を戻して、今回の黒猫欲しい人たちについて。
奇しくも、ラリマーに1匹、個人ボラさんのところに1匹、生後2ヶ月過ぎたくらいの黒仔猫がいます。

それぞれLINEで保護担当に確認したところ、どちらもマンソンの駆虫の真っ最中。

【マンソン裂頭条虫】
カエルを中間宿主やヘビ、鳥類を待機宿主とする寄生虫で全長は60cm~280cmにもなります。
マンソン裂頭条虫症は、カエルやヘビを食べる事により感染する寄生虫感染症です。

マンソンは寄生虫の中でも厄介な部類で、駆虫薬が普通の寄生虫の6倍もの量を投与しないといけない。
成猫の場合だと、大きなラムネみたいなサイズの錠剤を4つも渡されて、全部飲ませるように言われます。

しかしこれは病院によって違いがあります。

筆者は初めてマンソンが検出されたのが成猫で、最初の病院で大きな錠剤を4つも渡されて困惑しました。
猫はといえば、そんなもの飲んでくれません。
ちゅーるに混ぜられるような量じゃなかった。
ウエットに混ぜたけど、食べません。

困り果てて別の病院へ行ったら、人間用のマンソン薬を出してくれました。
人間用マンソン薬は小粒の錠剤で、ビオフェルミンサイズでした。
獣医さんが慣れた手つきで1粒それを猫の口に突っ込んで飲ませて、1週間過ぎたくらいで駆虫が完了しました。

マンソンに関しては病院選びが重要です。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

島猫たちのエピソード2025

BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。 石垣島は野良猫がとても多い島。 2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。 「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。 でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。 もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。 本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。 スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

B型の、B型による、B型に困っている人の為の説明書

メカ
エッセイ・ノンフィクション
「あいつB型っしょ、まじ分からん。」 「やっぱ!?B型でしょ?だと思った。」 「あぁ~、B型ね。」 いやいや、ちょっと待ってくださいよ。 何でもB型で片付けるなよ!? だが、あえて言おう!B型であると!!

ほるぷ

名前も知らない兵士
エッセイ・ノンフィクション
 たまに僕は本当に小さくなってしまう。それは、他人と比べたり、自分に自信が無くなってたり、ひどく落ち込むときにおこる。  その日の朝も、重なる綿繊維の波の上に僕は立っていて、まるで違う惑星にいるかのように、壮大な場所でちっぽけになってしまった。  カーキ色の肌掛け布団が鼻背ですれる。それから静けさに気付かれないように両眼を宙空に移した。そういうときは、すぐに起きれなくて、陽射しに当たってきらきらと光る、遠方の人口衛星みたいな微小のホコリを、布団の中から見つめている。やがて、新鮮なコーヒーを淹れようだとか、今日はあの子と会おうだとか、まだ読み終えてない文庫を読もうとか、自分のためにシュークリームを買おうだとか考えて、何とかして元気を取り戻してもらい起きることにしている。  僕は仕事を辞めて、バツイチで、漫画原作志望者で、ようやく掴んだ青年漫画誌の連載の話も消えてしまう。それでも日常は進んでいって……あてもない世界を、傍にいつも暗い道がある人生を、日々進んでいく。 いつになったら抜け出せるのかと、自問自答を繰り返しながら。その積み重ねた日常を築くことが、その人の魂にとって、本当の価値があることを見出す物語。

【完結】何かの日記

九時せんり
エッセイ・ノンフィクション
九時せんりが日常で気になったことや面白かったこと、面白くなかった事をダラダラ書くだけの脱力系エッセイ。書くことから離れないをモットーにやってます。

処理中です...