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夢の内容を元に書いたイオ視点の話
第57話:三毛猫学園長は説明が足りない
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学園内に潜む魔王の部下を見つけ出して捕獲。
そんな国家任務を引き受ける事になったモチ、俺、カジュちゃん、リユ、江原。
その場に居合わせたなりゆきで、チッチも手伝ってくれる事に。
「おかえり~パパと話せたかニャ?」
「「王様と謁見なんて聞いてないけど?」」
転送陣で戻って来た俺たちを呑気に出迎える学園長。
気品とか高貴な感じとか全然無いけど、王族なのか。
とりあえず、モチ&俺はツッコんだ。
「あれ? 言ってなかったかニャ? テヘッ☆」
「お肉のダルマさんがテヘッて言っても全然可愛くないから」
テヘペロでごまかそうとする学園長に、カジュちゃんもツッコむ。
声と表現は可愛いけど、言ってる内容、何気に酷いな。
「……カジュは時々言う事が辛辣ニャ……」
「でも嘘は言ってないと思います」
猫耳を真横に向けて、学園長で王子なメタボ三毛猫人が苦笑した。
そこへ追い打ちをかけるのがリユ。
うちの会社の女性陣は、みんな容赦無いようだ。
学園長は半目を通り越し、糸目になってイジケてる。
「で、王様から魔王の部下を捕まえてほしいって言われたんですけど」
「うん、その話は聞いてるニャン」
イジケる学園長にお構いなしに冷静なのが江原。
学園長はもう開き直って本題に戻った。
「そいつが学園の何処に潜んでいるのか、ジャミが水晶玉で探ってるところニャ」
「居場所が分かったら、捕まえに行けばいいんですね」
チッチは手伝う気満々だ。
捕まえるだけで済むなら、水神の必中かけて捕獲玉を投げればいいかな?
……と気楽に考えたりしたけど、そうはいかないみたいだ。
「でも、勇者たちがまだ未完成だから、まずは修行してもらうニャン」
「「…へ?!」」
学園長の言葉に驚いてハモる、モチ&俺。
…修行って何するの?
って思ってたら、足元に小さめの魔法陣が現れた。
「先生方のスタンバイOKみたいだニャ」
学園長が言うと同時に、足元の魔法陣の光が強まる。
これどう見ても転送陣だよね?
「「って、どこ飛ばす気?!」」
「行けば分るニャン」
慌てる俺たちに、お構いなしな学園長。
「何の修行か分かんないけど、頑張ってね」
カジュちゃん、他人事みたいに言ってるし。
「夕飯までに帰ってきてね」
リユ、そんな短時間で終わらない気がするよ。
「回復や蘇生が必要な時は呼んで下さい」
「手伝いが必要になったら言ってね」
ありがとう江原&チッチ、連絡手段があればね。
「では、行くがいいニャン!」
「「詳しい説明は無いんかーいっ!」」
学園長が片手を振ると、転送の魔法が起動する。
よく分からないまま、モチと俺は何処かへ飛ばされていった。
そんな国家任務を引き受ける事になったモチ、俺、カジュちゃん、リユ、江原。
その場に居合わせたなりゆきで、チッチも手伝ってくれる事に。
「おかえり~パパと話せたかニャ?」
「「王様と謁見なんて聞いてないけど?」」
転送陣で戻って来た俺たちを呑気に出迎える学園長。
気品とか高貴な感じとか全然無いけど、王族なのか。
とりあえず、モチ&俺はツッコんだ。
「あれ? 言ってなかったかニャ? テヘッ☆」
「お肉のダルマさんがテヘッて言っても全然可愛くないから」
テヘペロでごまかそうとする学園長に、カジュちゃんもツッコむ。
声と表現は可愛いけど、言ってる内容、何気に酷いな。
「……カジュは時々言う事が辛辣ニャ……」
「でも嘘は言ってないと思います」
猫耳を真横に向けて、学園長で王子なメタボ三毛猫人が苦笑した。
そこへ追い打ちをかけるのがリユ。
うちの会社の女性陣は、みんな容赦無いようだ。
学園長は半目を通り越し、糸目になってイジケてる。
「で、王様から魔王の部下を捕まえてほしいって言われたんですけど」
「うん、その話は聞いてるニャン」
イジケる学園長にお構いなしに冷静なのが江原。
学園長はもう開き直って本題に戻った。
「そいつが学園の何処に潜んでいるのか、ジャミが水晶玉で探ってるところニャ」
「居場所が分かったら、捕まえに行けばいいんですね」
チッチは手伝う気満々だ。
捕まえるだけで済むなら、水神の必中かけて捕獲玉を投げればいいかな?
……と気楽に考えたりしたけど、そうはいかないみたいだ。
「でも、勇者たちがまだ未完成だから、まずは修行してもらうニャン」
「「…へ?!」」
学園長の言葉に驚いてハモる、モチ&俺。
…修行って何するの?
って思ってたら、足元に小さめの魔法陣が現れた。
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これどう見ても転送陣だよね?
「「って、どこ飛ばす気?!」」
「行けば分るニャン」
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カジュちゃん、他人事みたいに言ってるし。
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リユ、そんな短時間で終わらない気がするよ。
「回復や蘇生が必要な時は呼んで下さい」
「手伝いが必要になったら言ってね」
ありがとう江原&チッチ、連絡手段があればね。
「では、行くがいいニャン!」
「「詳しい説明は無いんかーいっ!」」
学園長が片手を振ると、転送の魔法が起動する。
よく分からないまま、モチと俺は何処かへ飛ばされていった。
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