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夢の内容を元に書いたイオ視点の話
第28話:かき氷は何味が好き?
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「ほほぅ、冷凍スライムか。良い凍結具合だニャン」
「かき氷にシャーベット、ごちそうさま」
ナジャ学園長や占い師ジャミもやって来た。
魔法学部の教室は今、イベント会場みたいに賑わってる。
時間帯を決めて、他の学部の人たちも呼んで、氷菓子を味わってもらう。
松本先生やイベントチームのメンバーは、こういう場面に慣れていて、混雑が混乱にならないように来客を誘導した。
みんなにごちそうするのは、かき氷機で作るかき氷に、スライムシャーベットをトッピングした物。
詩川先生が作った魔道具は、大気中の水分を氷結・加工して雪のように白くてフワフワしたかき氷が作れる。
しかも、かき氷に味付けまで出来てしまう。
見た目は日本の家電に似てるのに、機能が異世界風にグレードアップされていた。
凍ったスライムを魔道具で好みの味に仕上げる。
元々ゼリー状のスライムは、シロップみたいに甘いらしい。
それを様々な味に変える魔道具が、とっても便利。
「これを貸すから、お前たちも手伝え」
松本先生が、モチと俺を呼んで言った。
手に持たされたのは、アイスクリーム屋さんでよく見る、アイスクリームを丸める道具。
あれはアイスクリーム ディッシャーっていうんだけど、この世界にも似た物があるんだね。
「これで取り分けて、柄のところに付いてるボタンをお客さんに押してもらえば、その人が求める味になる」
使い方を説明しながら、先生が実演してくれた。
スライムは凍ってもそんなに硬くはならないらしく、ジェラートみたいにすくって取り分けられる。
先生はアイスクリーム ディッシャーっぽい魔道具で、凍ったスライムの一部をすくい取った。
「リクエストどうぞ」
って言いながら、柄の先をお客さんに向ける。
「ミルク味くださーい」
って言いながら、柄の先に付いてるボタンを押すのは、他のクラスにいるカジュちゃん。
スライムシャーベットが透明からミルク色に変わった。
「かき氷はイチゴ味で」
言いながら、隣に置いてあるかき氷機のボタンを押す。
真っ白だったかき氷に、鮮やかな赤色のシロップがかけられた。
このシロップはスライムを溶かして作った物だ。
白いかき氷に赤いシロップ、トッピングはミルク色のシャーベット。
見た目も綺麗で、美味しそうな氷菓子完成!
嬉しそうにニコニコしているカジュちゃんに、完成した氷菓子が手渡された。
「カジュ、食ったらお前も手伝えよ」
「はぁい」
日本では上司だった先生、カジュちゃんに手伝いを求める。
ゴキゲンなカジュちゃん、あっさりOK。
「使い方は分ったな? お前らは隣の列を頼む」
「「はい」」
松本先生の指示に、モチと俺がハモった。
冷凍スライムは俺の異空間倉庫で保存してある。
そこに入れておけば時間の経過が無いので、凍ったものが溶けたりはしなかった。
使う分だけ取り出して、魔道具でお客さんの好みの味に変えて配ってゆく。
シャーベットの味の一番人気はミルク味、かき氷のシロップはイチゴが人気でメロンがその次くらい。
「お疲れさん。お前らも休憩して食べとけ」
言われて、モチと俺が自分用に作ったのは…
「シャーベットはこしあんに!」
「シロップは抹茶!」
…白玉が欲しい、純和風の氷菓子だ。
魔道具が優秀過ぎて、こしあん味のシャーベットが本物そっくりだよ。
「…お前ら、意外と渋いな」
先生に笑われつつ、俺たちは小豆と抹茶の味がリアルな氷菓子を楽しんだ。
「かき氷にシャーベット、ごちそうさま」
ナジャ学園長や占い師ジャミもやって来た。
魔法学部の教室は今、イベント会場みたいに賑わってる。
時間帯を決めて、他の学部の人たちも呼んで、氷菓子を味わってもらう。
松本先生やイベントチームのメンバーは、こういう場面に慣れていて、混雑が混乱にならないように来客を誘導した。
みんなにごちそうするのは、かき氷機で作るかき氷に、スライムシャーベットをトッピングした物。
詩川先生が作った魔道具は、大気中の水分を氷結・加工して雪のように白くてフワフワしたかき氷が作れる。
しかも、かき氷に味付けまで出来てしまう。
見た目は日本の家電に似てるのに、機能が異世界風にグレードアップされていた。
凍ったスライムを魔道具で好みの味に仕上げる。
元々ゼリー状のスライムは、シロップみたいに甘いらしい。
それを様々な味に変える魔道具が、とっても便利。
「これを貸すから、お前たちも手伝え」
松本先生が、モチと俺を呼んで言った。
手に持たされたのは、アイスクリーム屋さんでよく見る、アイスクリームを丸める道具。
あれはアイスクリーム ディッシャーっていうんだけど、この世界にも似た物があるんだね。
「これで取り分けて、柄のところに付いてるボタンをお客さんに押してもらえば、その人が求める味になる」
使い方を説明しながら、先生が実演してくれた。
スライムは凍ってもそんなに硬くはならないらしく、ジェラートみたいにすくって取り分けられる。
先生はアイスクリーム ディッシャーっぽい魔道具で、凍ったスライムの一部をすくい取った。
「リクエストどうぞ」
って言いながら、柄の先をお客さんに向ける。
「ミルク味くださーい」
って言いながら、柄の先に付いてるボタンを押すのは、他のクラスにいるカジュちゃん。
スライムシャーベットが透明からミルク色に変わった。
「かき氷はイチゴ味で」
言いながら、隣に置いてあるかき氷機のボタンを押す。
真っ白だったかき氷に、鮮やかな赤色のシロップがかけられた。
このシロップはスライムを溶かして作った物だ。
白いかき氷に赤いシロップ、トッピングはミルク色のシャーベット。
見た目も綺麗で、美味しそうな氷菓子完成!
嬉しそうにニコニコしているカジュちゃんに、完成した氷菓子が手渡された。
「カジュ、食ったらお前も手伝えよ」
「はぁい」
日本では上司だった先生、カジュちゃんに手伝いを求める。
ゴキゲンなカジュちゃん、あっさりOK。
「使い方は分ったな? お前らは隣の列を頼む」
「「はい」」
松本先生の指示に、モチと俺がハモった。
冷凍スライムは俺の異空間倉庫で保存してある。
そこに入れておけば時間の経過が無いので、凍ったものが溶けたりはしなかった。
使う分だけ取り出して、魔道具でお客さんの好みの味に変えて配ってゆく。
シャーベットの味の一番人気はミルク味、かき氷のシロップはイチゴが人気でメロンがその次くらい。
「お疲れさん。お前らも休憩して食べとけ」
言われて、モチと俺が自分用に作ったのは…
「シャーベットはこしあんに!」
「シロップは抹茶!」
…白玉が欲しい、純和風の氷菓子だ。
魔道具が優秀過ぎて、こしあん味のシャーベットが本物そっくりだよ。
「…お前ら、意外と渋いな」
先生に笑われつつ、俺たちは小豆と抹茶の味がリアルな氷菓子を楽しんだ。
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