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転生者モチ編
第16話:ポーク狩り(画像あり)
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翌朝、剣を背負ったイオ、杖を持った江原、手ぶらの俺は、狩りの許可を出す担任・松本先生が来るのを待っていた。
アサケ学園の周辺の森は食材の宝庫で、狩りができる生徒たちが学食や料理学部に獲物を提供するのだとか。
転移者は基本的に狩猟能力が高いので、狩りに行きたいと言えば滅多に禁止されることはない。
とはいえ無許可で森に入ったら怒られるので、ちゃんと報告してから行くことにする。
「今日はポークを狩りに行こう!」
「モチさん、ポークじゃなくてオークです」
朝から張り切る俺に、律儀にツッコミを入れてくれる江原。
オークは、この世界では大柄な豚の魔物で、お肉は日本の豚肉そっくりの味らしい。
昨日松本先生からその話を聞いた俺の中で、オークは既にポークである。
お肉を手に入れたら、妹ちやんに美味しい角煮を作ってもらおう。
おっと、角煮のことを考えたらヨダレが出そうだ。
松本先生、早く来ないかな?
って思っていたら、松本先生が教室に入ってきた。
さあ早く許可をもらおう。
「今日は秋の森でポーク狩りをしてきます」
「ポークじゃなくてオークな。行っていいぞ」
「オーク狩り? 俺も行っていい?」
「俺も俺も」
狩りの許可は、ポークに対するツッコミを含めてすぐに出た。
教室で松本先生と話していたら、聞いていた男子生徒が数人、参加希望してくる。
攻撃魔法科が狩りに出るには、通常は武道科を前衛に連れて行くらしいけど。
転移者揃いのうちのクラスは、動きが遅いポークなら攻撃される前に魔法で倒してしまえるそうだ。
ちなみに俺たちのパーティならイオが前衛になるので、武道科の生徒がいなくても大丈夫。
ウッカリ俺が自爆しちゃっても、江原がいれば問題ない。
「行きたい奴全員行っていいぞ。全校生徒がトンカツ食えるくらい獲ってこい」
トンカツ食いたいらしい松本先生は快諾してくれた。
角煮もいいけどトンカツもいいな。
あ~またヨダレが出そう。
「トンカツ? 俺も行く!」
更に参加希望が増えて、結局クラスの男子25人全員行く事に。
校舎の外へ出ると、不参加の女生徒や他のクラスの生徒まで、窓から顔を出して手を振っている。
俺は見送る人たちの方を振り返った。
「みんなぁ! トンカツ食いたいかぁ?!」
ノリノリの大声で俺が呼び掛けたら……
「「「お~~~~~っ!!!」」」
「カツ丼も食べたい!」
「俺、カツカレーね!」
……大人数のノリノリな反応が返ってきた。
まるでプルミエタウンのステージのようなノリだ。
テーマパークは今頃どうなっているのやら。
臨時休業になっているのだろうか?
ポークは秋の森のあちこちにいるそうで、5人ずつに分かれて狩る事にした。
各班それぞれに経験者を入れて、案内してもらいつつ森を進む。
秋の森は、赤や黄色に紅葉した木の葉が美しい、華やかな森だった。
しばらく行くと、柔らかい土に足跡を見つけた。
2つに割れた、大きな蹄の跡だ。
「これ、オークの足跡?」
「うん。近くにいるね」
イオが同行している経験者の子に確認した。
近くにいるっぽいので、江原は自己防衛の防壁を張り、攻撃担当の経験者ともう1人は杖を構えた。
俺は杖無しで魔法が使えるので手ぶらだ。
ガサガサと葉音を立てて、二足歩行のデカイ豚の魔物が現れた。
手には、太い棍棒みたいなのを持ってる。
出たなポーク!
イオが、皆の前に出て、背負っていた剣を抜く。
剣なんて昨日持ったのが初めての素人のくせに、やけに様になっている。
ポークがニヤアッと悪そうな笑みを浮かべて舌なめずりした。
6歳児の姿だから、弱っちいと思われているようだ。
イオが、わざと相手の攻撃が届く距離まで歩いて行く。
ポークが棍棒で殴りかかり……
スカッ
……まるで、手元が狂ったようにハズレた。
「ブヒッ?!」
豚系の鳴き声で困惑を表すポーク。
ブンッ、ブンッ、ブンッ!
スカッ、スカッ、スカッ☆
振り回す棍棒は、全部イオを避けるように空を切る。
困惑と悔しさで、ポークがプルプルしているぞ。
「ブギィッ!」
どうやら、ぶちキレたようだ。
棍棒を投げ捨ててイオに飛びかかり……
スカッ
……見事にはずれて、スッ転んだぞ。
よし、俺たちの出番だ。
「爆裂魔法!」
「ファイヤボール!」
「アイスニードル!」
3人で一斉攻撃したけど、多分俺の魔法を食らった時点でポーク死んでたかも。
他の2人は魔法の熟練度UP狙いで撃った感じだ。
その後もオーク狩りは順調に進み、効率の良い俺たちの班はすぐにノルマクリアとなった。
帰るにはまだ早いので、他の班の手伝いに向かう。
他の班はノルマ半分まで狩り終えたところだ。
「こっちは終わったから手伝うよ」
教室爆破で魔法熟練度を上げてきた俺は、この時既に火力では学年トップになっている。
加勢に入った班はすぐにノルマクリアして、他の班の手伝いに向かう。
楽々と狩り進めていたら、暇になったイオが採集の旅に出てしまったよ。
全班が目標数を狩り終える頃にはイオも戻ってきて、みんな揃って学園に帰った。
アサケ学園の周辺の森は食材の宝庫で、狩りができる生徒たちが学食や料理学部に獲物を提供するのだとか。
転移者は基本的に狩猟能力が高いので、狩りに行きたいと言えば滅多に禁止されることはない。
とはいえ無許可で森に入ったら怒られるので、ちゃんと報告してから行くことにする。
「今日はポークを狩りに行こう!」
「モチさん、ポークじゃなくてオークです」
朝から張り切る俺に、律儀にツッコミを入れてくれる江原。
オークは、この世界では大柄な豚の魔物で、お肉は日本の豚肉そっくりの味らしい。
昨日松本先生からその話を聞いた俺の中で、オークは既にポークである。
お肉を手に入れたら、妹ちやんに美味しい角煮を作ってもらおう。
おっと、角煮のことを考えたらヨダレが出そうだ。
松本先生、早く来ないかな?
って思っていたら、松本先生が教室に入ってきた。
さあ早く許可をもらおう。
「今日は秋の森でポーク狩りをしてきます」
「ポークじゃなくてオークな。行っていいぞ」
「オーク狩り? 俺も行っていい?」
「俺も俺も」
狩りの許可は、ポークに対するツッコミを含めてすぐに出た。
教室で松本先生と話していたら、聞いていた男子生徒が数人、参加希望してくる。
攻撃魔法科が狩りに出るには、通常は武道科を前衛に連れて行くらしいけど。
転移者揃いのうちのクラスは、動きが遅いポークなら攻撃される前に魔法で倒してしまえるそうだ。
ちなみに俺たちのパーティならイオが前衛になるので、武道科の生徒がいなくても大丈夫。
ウッカリ俺が自爆しちゃっても、江原がいれば問題ない。
「行きたい奴全員行っていいぞ。全校生徒がトンカツ食えるくらい獲ってこい」
トンカツ食いたいらしい松本先生は快諾してくれた。
角煮もいいけどトンカツもいいな。
あ~またヨダレが出そう。
「トンカツ? 俺も行く!」
更に参加希望が増えて、結局クラスの男子25人全員行く事に。
校舎の外へ出ると、不参加の女生徒や他のクラスの生徒まで、窓から顔を出して手を振っている。
俺は見送る人たちの方を振り返った。
「みんなぁ! トンカツ食いたいかぁ?!」
ノリノリの大声で俺が呼び掛けたら……
「「「お~~~~~っ!!!」」」
「カツ丼も食べたい!」
「俺、カツカレーね!」
……大人数のノリノリな反応が返ってきた。
まるでプルミエタウンのステージのようなノリだ。
テーマパークは今頃どうなっているのやら。
臨時休業になっているのだろうか?
ポークは秋の森のあちこちにいるそうで、5人ずつに分かれて狩る事にした。
各班それぞれに経験者を入れて、案内してもらいつつ森を進む。
秋の森は、赤や黄色に紅葉した木の葉が美しい、華やかな森だった。
しばらく行くと、柔らかい土に足跡を見つけた。
2つに割れた、大きな蹄の跡だ。
「これ、オークの足跡?」
「うん。近くにいるね」
イオが同行している経験者の子に確認した。
近くにいるっぽいので、江原は自己防衛の防壁を張り、攻撃担当の経験者ともう1人は杖を構えた。
俺は杖無しで魔法が使えるので手ぶらだ。
ガサガサと葉音を立てて、二足歩行のデカイ豚の魔物が現れた。
手には、太い棍棒みたいなのを持ってる。
出たなポーク!
イオが、皆の前に出て、背負っていた剣を抜く。
剣なんて昨日持ったのが初めての素人のくせに、やけに様になっている。
ポークがニヤアッと悪そうな笑みを浮かべて舌なめずりした。
6歳児の姿だから、弱っちいと思われているようだ。
イオが、わざと相手の攻撃が届く距離まで歩いて行く。
ポークが棍棒で殴りかかり……
スカッ
……まるで、手元が狂ったようにハズレた。
「ブヒッ?!」
豚系の鳴き声で困惑を表すポーク。
ブンッ、ブンッ、ブンッ!
スカッ、スカッ、スカッ☆
振り回す棍棒は、全部イオを避けるように空を切る。
困惑と悔しさで、ポークがプルプルしているぞ。
「ブギィッ!」
どうやら、ぶちキレたようだ。
棍棒を投げ捨ててイオに飛びかかり……
スカッ
……見事にはずれて、スッ転んだぞ。
よし、俺たちの出番だ。
「爆裂魔法!」
「ファイヤボール!」
「アイスニードル!」
3人で一斉攻撃したけど、多分俺の魔法を食らった時点でポーク死んでたかも。
他の2人は魔法の熟練度UP狙いで撃った感じだ。
その後もオーク狩りは順調に進み、効率の良い俺たちの班はすぐにノルマクリアとなった。
帰るにはまだ早いので、他の班の手伝いに向かう。
他の班はノルマ半分まで狩り終えたところだ。
「こっちは終わったから手伝うよ」
教室爆破で魔法熟練度を上げてきた俺は、この時既に火力では学年トップになっている。
加勢に入った班はすぐにノルマクリアして、他の班の手伝いに向かう。
楽々と狩り進めていたら、暇になったイオが採集の旅に出てしまったよ。
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