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転生者モチ編
第8話:爆裂魔法と完全回避(画像あり)
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占い師ジャミさんは、学園長室から近い廊下の端、占い所で水晶玉を見つめていた。
「そろそろ来ると思ってたよ」
さすが占い師、来るのが分っていたようだ。
その視線は、俺に向けられていた。
「魔法とスキル調べてもらったら、爆裂系魔法・実装前とか出たんですけど」
「アンタの前世が爆裂の勇者だったから、その系統の魔法が魂に保存されてたんだよ」
俺はジャミさんの向かいの椅子に座った。
返ってきた答えは、中二病ハートをくすぐるものだった。
前世が勇者?
しかも二つ名に「爆裂」?
爆裂の勇者系統の魔法って爆発するやつ?
でも実装前じゃ、今は使えないよな。
「実装前って、何したら魔法を使えるようになりますか?」
「魔法学部で発動方法を学べばいいのさ」
聞いてみたら、さらっと答えを言われた。
学園で勉強すりゃいいのか。
そんな簡単なの?
「あんたは魔法学部に入るんだろう? すぐ使えるようになるさ。 爆裂系魔法はこの学園では他に使える子はいないから、注目されるだろうね」
「よぉしドカンと一発いっとこう~!」
すぐ使えるようになるとか。
珍しい魔法っぽいけど、ハズレではなさそうだ。
うん、テンション上がる!
「くれぐれも他の人を巻き込むんじゃないよ」
はしゃいでいたら、ジャミさんに忠告された。
巻き込むなって、爆発に?
範囲型の攻撃魔法かな。
「まあ、アンタは大丈夫そうだけどね」
と言いながらジャミさんが見るのは、イオ。
あ、そういやイオ、魔法・スキルチェックし忘れてるぞ。
「俺はモチの魔法に巻き込まれても大丈夫なの?」
「アンタにはそれを回避するパッシブスキルがあるじゃないか」
キョトンとするイオ。
ジャミさんは、何言ってるんだいって顔をする。
イオには何か回避系のスキルがあるのか?
そう思った時、俺は心の奥底で、また何か痛みに似たものを感じた。
ナーゴに来てから、時折感じるこれは一体なんだろう?
なんとなく、イオの前世と関係があるような気がする。
「そうなの? 俺まだ調べてなくて知らないんだけど」
「なんだ、アンタは鑑定してないのかい」
イオも自分が魔法・スキルチェックし忘れてることに気付いたようだ。
ジャミさんが、机の引き出しからタブレットっぽい物を出した。
さっき俺が調べてもらったのと同じ魔道具だ。
「ほれ、アンタも調べてみな」
ジャミさんがタブレットを猫の手(肉球?)でタッチすると、さっきと同じで画面が白く光る。
イオがその光に手をかざした。
表示されたものは……
【完全回避】危険が迫ると自動的に発動、物理攻撃・魔法攻撃・特殊攻撃・状態異常等を完全に回避する。
……どうやらスキルのようだ。
「…なんか、チートっぽいもの出た?」
「でもこれ、攻撃受けなかったら他に使いどころないような?」
俺が言ったら、イオは微妙な顔で答えた。
効果を見たら、ちょっとやそっとでは死ななそうな良いスキルなのに。
健康第一、怪我も病気もせずに健康でいられそうで最高じゃん。
そう思ったのに、心の奥底で、また痛みのようなものを感じる。
この感覚、なんなんだ?
その後も俺たちは、学園内の様々な建物を見学して回った。
建物は学部ごとに7つあり、図書館、給食室と学生食堂、学生寮がそれぞれ独立した建物になっている。
それらが円状に並ぶ中央に建つ、お城のような景観の建物に、学園長室や生徒会室や会議室などがあった。
とにかく広い!
途中でお昼ゴハンを食べて、午後も見学で、終わる頃には夕方になっていた。
「今日の夕食はハンバーグだよ」
寮の食堂へ夕飯を食べに行ったら、妹ちゃんがみんなのゴハンを作っていた。
その馴染みっぷり、この世界に長く住んでる人みたいになってるぞ。
後で聞いたら、彼女は目覚めてすぐ学園長に会いに行き、料理がしたいと言ったらしい。
ゴハンを作ることが好きで、妹ちゃんには料理が日常であり得意分野で、三毛猫学園長から料理学部の講師の話を持ち掛けられて即答したそうだ。
プルミエタウンからナーゴへの異世界転移は、微妙に時間軸の差があるようだ。
元の世界から送り出された時間帯は、俺とイオが徹夜した夜~朝だったらしい。
就寝した人から順に飛ばされて、それぞれぐっすり寝て起きたような感覚で目覚めたという。
「リユ、めっちゃ馴染んでない?」
「これでもここに来て3日くらいだよ」
「まさかトーン貼りやベタ塗りしてる間に、妹が異世界転移してるとは……」
「お兄ちゃんたちも来れて良かったね。あっちに残されてたらゴハン作る人いなくて困るでしょ」
妹ちゃんから食事が乗ったトレーを受け取りながら、イオが話す。
早寝早起きの妹ちゃんは、俺とイオが原稿描きをしている間に異世界転移していたらしい。
そんな妹ちゃんが異世界で作ったハンバーグは、柔らかくて肉汁たっぷり、選べるソースが素敵。
俺とイオは和風が好きで、醤油ベースの柑橘系果汁入りのタレを選んだ。
大根おろしまで添えられている。完璧だ。
白飯も粒が立ってツヤツヤで、日本人も満足させる炊きあがり。
妹ちゃんから、ナーゴは日本人転移者が過去に何人かいて、和食が広まっているのだと教えられた。
それで、米もあるし白飯を炊く魔道具もあるという。
そういや、我が社が契約している異世界アーシアも、初代社長が和食を広めたって話だったな。
「このハンバーグ美味い! いい牛肉使ってる?」
「それ、ミノタウロスだよ」
黒毛和牛でも使ってるようなハンバーグの、お肉は牛じゃなかった。
「そろそろ来ると思ってたよ」
さすが占い師、来るのが分っていたようだ。
その視線は、俺に向けられていた。
「魔法とスキル調べてもらったら、爆裂系魔法・実装前とか出たんですけど」
「アンタの前世が爆裂の勇者だったから、その系統の魔法が魂に保存されてたんだよ」
俺はジャミさんの向かいの椅子に座った。
返ってきた答えは、中二病ハートをくすぐるものだった。
前世が勇者?
しかも二つ名に「爆裂」?
爆裂の勇者系統の魔法って爆発するやつ?
でも実装前じゃ、今は使えないよな。
「実装前って、何したら魔法を使えるようになりますか?」
「魔法学部で発動方法を学べばいいのさ」
聞いてみたら、さらっと答えを言われた。
学園で勉強すりゃいいのか。
そんな簡単なの?
「あんたは魔法学部に入るんだろう? すぐ使えるようになるさ。 爆裂系魔法はこの学園では他に使える子はいないから、注目されるだろうね」
「よぉしドカンと一発いっとこう~!」
すぐ使えるようになるとか。
珍しい魔法っぽいけど、ハズレではなさそうだ。
うん、テンション上がる!
「くれぐれも他の人を巻き込むんじゃないよ」
はしゃいでいたら、ジャミさんに忠告された。
巻き込むなって、爆発に?
範囲型の攻撃魔法かな。
「まあ、アンタは大丈夫そうだけどね」
と言いながらジャミさんが見るのは、イオ。
あ、そういやイオ、魔法・スキルチェックし忘れてるぞ。
「俺はモチの魔法に巻き込まれても大丈夫なの?」
「アンタにはそれを回避するパッシブスキルがあるじゃないか」
キョトンとするイオ。
ジャミさんは、何言ってるんだいって顔をする。
イオには何か回避系のスキルがあるのか?
そう思った時、俺は心の奥底で、また何か痛みに似たものを感じた。
ナーゴに来てから、時折感じるこれは一体なんだろう?
なんとなく、イオの前世と関係があるような気がする。
「そうなの? 俺まだ調べてなくて知らないんだけど」
「なんだ、アンタは鑑定してないのかい」
イオも自分が魔法・スキルチェックし忘れてることに気付いたようだ。
ジャミさんが、机の引き出しからタブレットっぽい物を出した。
さっき俺が調べてもらったのと同じ魔道具だ。
「ほれ、アンタも調べてみな」
ジャミさんがタブレットを猫の手(肉球?)でタッチすると、さっきと同じで画面が白く光る。
イオがその光に手をかざした。
表示されたものは……
【完全回避】危険が迫ると自動的に発動、物理攻撃・魔法攻撃・特殊攻撃・状態異常等を完全に回避する。
……どうやらスキルのようだ。
「…なんか、チートっぽいもの出た?」
「でもこれ、攻撃受けなかったら他に使いどころないような?」
俺が言ったら、イオは微妙な顔で答えた。
効果を見たら、ちょっとやそっとでは死ななそうな良いスキルなのに。
健康第一、怪我も病気もせずに健康でいられそうで最高じゃん。
そう思ったのに、心の奥底で、また痛みのようなものを感じる。
この感覚、なんなんだ?
その後も俺たちは、学園内の様々な建物を見学して回った。
建物は学部ごとに7つあり、図書館、給食室と学生食堂、学生寮がそれぞれ独立した建物になっている。
それらが円状に並ぶ中央に建つ、お城のような景観の建物に、学園長室や生徒会室や会議室などがあった。
とにかく広い!
途中でお昼ゴハンを食べて、午後も見学で、終わる頃には夕方になっていた。
「今日の夕食はハンバーグだよ」
寮の食堂へ夕飯を食べに行ったら、妹ちゃんがみんなのゴハンを作っていた。
その馴染みっぷり、この世界に長く住んでる人みたいになってるぞ。
後で聞いたら、彼女は目覚めてすぐ学園長に会いに行き、料理がしたいと言ったらしい。
ゴハンを作ることが好きで、妹ちゃんには料理が日常であり得意分野で、三毛猫学園長から料理学部の講師の話を持ち掛けられて即答したそうだ。
プルミエタウンからナーゴへの異世界転移は、微妙に時間軸の差があるようだ。
元の世界から送り出された時間帯は、俺とイオが徹夜した夜~朝だったらしい。
就寝した人から順に飛ばされて、それぞれぐっすり寝て起きたような感覚で目覚めたという。
「リユ、めっちゃ馴染んでない?」
「これでもここに来て3日くらいだよ」
「まさかトーン貼りやベタ塗りしてる間に、妹が異世界転移してるとは……」
「お兄ちゃんたちも来れて良かったね。あっちに残されてたらゴハン作る人いなくて困るでしょ」
妹ちゃんから食事が乗ったトレーを受け取りながら、イオが話す。
早寝早起きの妹ちゃんは、俺とイオが原稿描きをしている間に異世界転移していたらしい。
そんな妹ちゃんが異世界で作ったハンバーグは、柔らかくて肉汁たっぷり、選べるソースが素敵。
俺とイオは和風が好きで、醤油ベースの柑橘系果汁入りのタレを選んだ。
大根おろしまで添えられている。完璧だ。
白飯も粒が立ってツヤツヤで、日本人も満足させる炊きあがり。
妹ちゃんから、ナーゴは日本人転移者が過去に何人かいて、和食が広まっているのだと教えられた。
それで、米もあるし白飯を炊く魔道具もあるという。
そういや、我が社が契約している異世界アーシアも、初代社長が和食を広めたって話だったな。
「このハンバーグ美味い! いい牛肉使ってる?」
「それ、ミノタウロスだよ」
黒毛和牛でも使ってるようなハンバーグの、お肉は牛じゃなかった。
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