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50 社交
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「まあ、なんて可愛らしい方。お人形さんみたいに可愛いらしいわ。レナートさんは結婚しないものと思っていましたけれど、嬉しい誤算でしたのね。待ったかいがありましたわね、レナートさん?」
「そうね、一体いつ結婚するのかと私も夫同様にハラハラしていましたけれど、これで一安心しました。エマさん、こんな仕事第一の仕事馬鹿ですけど、根はいい子なのよ。これから大変かもしれないけれど頼みますね?」
「・・・叔母様方、一応祝っていただけているんですよね?けなされているわけではありませんよね?」
口元を少し引きつらせてレナート様は対応した。
ボードワン様の挨拶で始まったお披露目を兼ねた夜会は予定通り滞りなく進み、エマはレナート様と連れ添いながら各招待客からの結婚の祝辞を受けていた。
同じような挨拶を繰り返していると、エマも最初に感じていた緊張も解れてきて、一生懸命に覚えていた招待客の家族構成と名前が一致し始めたところだ。
えっと、このお二人はボードワン様の妹にあたるブランディーヌ・シャヴァネル様と、ドロテー・セヴェール様。仲は随分と良いみたい。
ボードワン様と似通った面差しがあったが、二人とも柔らかな笑顔が似合う年配のご婦人だ。お二人共レナート様が小さな頃からの付き合いがある分甥に対して遠慮がないらしい。
アンナ様が言ったように親族は多いが、その他の方はあまり呼んでいない。これからも付き合いがあるだろうからと一生懸命名前をホノカさんと一緒に覚えたのだ。
一応、レナート様も小声でエマにサポートを入れてくれているから、特に問題は起きなさそうだ。
「勿論ですよ。お相手の方にお会いできるのを楽しみにしていたのですから。エマさん、良かったら今度家に遊びにいらしてくださいな。レナートの小さな頃のやんちゃ話を聞かせてあげましょう」
「そうそう、昔は手の焼く坊主だったのよ?今ではこんな立派な青年ですけどね。面白い話が沢山あるのよ。是非我が家にも遊びにいらしてね?」
「なっ!?そんな昔のことを!?やめてくださいっ」
普段あまり慌てることが無いレナート様が珍しくも取り乱している。そんなレナート様を見ていたかったが、にこにこと話されるお二人の素敵なお誘いに飛びつくのが先だった。
「はい、宜しければ是非」
やんちゃなレナート様のお話っ!聞いてみたいっ。どんなのだろう、庭に落とし穴でも作ったとか?靴を隠したとか?毛虫を誰かの肩に乗せたとか?
エマが想像するのはせいぜいこれくらいが限度だった。
「・・・エマ。そんな嬉しい顔して・・・」
聞くの?聞きたいの?やめて欲しいんだけど、とレナート様の顔は語っていたが。
「だって、聞いてみたいです」
レナート様の腕に添えている手に思わず力が入ってしまった。
「・・・・・・」
よっぽど聞かれたくないほどにやんちゃなことをしていたのだろうか。苦虫を潰したような顔をされてしまった。アンナ様に聞けば多分いくつも教えてもらえるだろうとは思うけど。それはそれ。レナート様の事は沢山知りたい。
駄目ですか?そんな思いを目に込めて上を見上げると、「ぐっ」と声を漏らしてレナート様はそっぽを向いてしまった。
もしかして怒らせてしまったのかとエマは焦った。
「あらあら、レナートってばエマさんが可愛いからって照れてるわ」
ドロテー様の指摘を受けて、微かに赤く見えていたレナート様の耳はさらに色を増した。どうやら怒ったわけでなく、本当に照れていたらしい。一体何処に照れてしまう要素があったんだろうかとエマは首を傾げた。
「ふふふ。二人が睦まじいようで何よりだわ。エマさん、今度レナートと一緒に来てね。美味しい焼き菓子を用意しておくわ。ああ、でもシルヴィオ家の珍しいお菓子を食べなれているのなら、シンプルすぎてつまらないかしら」
ブランディーヌ様は物憂げに頬に手を当てた。
「私も頂いたのだけれど、本当にすべてが素晴らしくて美味しいパンとお菓子ばかりでしたわ。あんなにふわふわとしたパンや、とろりとしたお菓子は初めてです。作ったのは、確か、名をホノカさんとおっしゃったかしら?あんなにお若いのに魔法の力だけでなく、お菓子もあれだけの才能を持っているなんて。シルヴィオ家は随分才能がある人を養女に迎えたのねぇ」
羨ましいと呟くドロテー様の言葉にブランディーヌ様も何度も頷いた。
「本当に。軽い力で千切れる柔らかなパンも美味しくて衝撃でしたけれど、スプーンですくって食べるプリンも美味しかったですわ。特にウエディングケーキと言ったかしら?白いクリームとふわふわとした柔らかいお菓子に、カットされた果物がまた見事に飾られていて、見た目も味も最高でしたわ。ああ、思い出したらまた食べたくなってきてしまいましたわ」
お腹がいっぱいなのにと、お二人は楽しそうにころころと笑った。
「それほどまでに気に入った頂けたなら、ホノカも喜びます。ああ、そうだ。お二人がそこまで気に入ったというならウエディングケーキのレシピはお教えることが出来ませんが、パンとプリン、シュークリームのレシピは差し上げられます。どうします?」
甥の提案にお二人は手を打って喜んだ。
「まあ、是非お願いするわ!」
「嬉しい!」
「では帰りにお渡しできるよう手配しておきます」
そう言ってレナート様は後ろに控えていたシルヴィオ家の男性使用人に目配せをすると、承りましたとの意を込めて頭を下げた使用人は静かに下がっていった。
「でも宜しいの?そんな大切なレシピ数種類も頂いて・・・」
一旦喜んだものの不安そうな顔をする叔母様達に、安心してくださいとレナート様はにこりと笑った。
「構いません。この二つのレシピは公表してもよいと城から許可が出ています」
「そう。そういうことなら有難く頂きますわ。では、ウエディングケーキがまた食べたくなった時はまたこちらにお邪魔することにするわ。ねぇ、ドロテー?」
「そうね、私もブランディーヌ姉様と一緒にお邪魔することにいたします」
「・・・言っておきますが、頻繁は困りますから。いいですね?」
レナート様は何か予感がしたのか、早くも予防線を張っていた。
「・・・分かってます。マナー違反にならない程度にしておきます」
「・・・残念だわ」
どうやらお二人は随分と甘いものに目がないタイプだと判断したエマだった。
「そうね、一体いつ結婚するのかと私も夫同様にハラハラしていましたけれど、これで一安心しました。エマさん、こんな仕事第一の仕事馬鹿ですけど、根はいい子なのよ。これから大変かもしれないけれど頼みますね?」
「・・・叔母様方、一応祝っていただけているんですよね?けなされているわけではありませんよね?」
口元を少し引きつらせてレナート様は対応した。
ボードワン様の挨拶で始まったお披露目を兼ねた夜会は予定通り滞りなく進み、エマはレナート様と連れ添いながら各招待客からの結婚の祝辞を受けていた。
同じような挨拶を繰り返していると、エマも最初に感じていた緊張も解れてきて、一生懸命に覚えていた招待客の家族構成と名前が一致し始めたところだ。
えっと、このお二人はボードワン様の妹にあたるブランディーヌ・シャヴァネル様と、ドロテー・セヴェール様。仲は随分と良いみたい。
ボードワン様と似通った面差しがあったが、二人とも柔らかな笑顔が似合う年配のご婦人だ。お二人共レナート様が小さな頃からの付き合いがある分甥に対して遠慮がないらしい。
アンナ様が言ったように親族は多いが、その他の方はあまり呼んでいない。これからも付き合いがあるだろうからと一生懸命名前をホノカさんと一緒に覚えたのだ。
一応、レナート様も小声でエマにサポートを入れてくれているから、特に問題は起きなさそうだ。
「勿論ですよ。お相手の方にお会いできるのを楽しみにしていたのですから。エマさん、良かったら今度家に遊びにいらしてくださいな。レナートの小さな頃のやんちゃ話を聞かせてあげましょう」
「そうそう、昔は手の焼く坊主だったのよ?今ではこんな立派な青年ですけどね。面白い話が沢山あるのよ。是非我が家にも遊びにいらしてね?」
「なっ!?そんな昔のことを!?やめてくださいっ」
普段あまり慌てることが無いレナート様が珍しくも取り乱している。そんなレナート様を見ていたかったが、にこにこと話されるお二人の素敵なお誘いに飛びつくのが先だった。
「はい、宜しければ是非」
やんちゃなレナート様のお話っ!聞いてみたいっ。どんなのだろう、庭に落とし穴でも作ったとか?靴を隠したとか?毛虫を誰かの肩に乗せたとか?
エマが想像するのはせいぜいこれくらいが限度だった。
「・・・エマ。そんな嬉しい顔して・・・」
聞くの?聞きたいの?やめて欲しいんだけど、とレナート様の顔は語っていたが。
「だって、聞いてみたいです」
レナート様の腕に添えている手に思わず力が入ってしまった。
「・・・・・・」
よっぽど聞かれたくないほどにやんちゃなことをしていたのだろうか。苦虫を潰したような顔をされてしまった。アンナ様に聞けば多分いくつも教えてもらえるだろうとは思うけど。それはそれ。レナート様の事は沢山知りたい。
駄目ですか?そんな思いを目に込めて上を見上げると、「ぐっ」と声を漏らしてレナート様はそっぽを向いてしまった。
もしかして怒らせてしまったのかとエマは焦った。
「あらあら、レナートってばエマさんが可愛いからって照れてるわ」
ドロテー様の指摘を受けて、微かに赤く見えていたレナート様の耳はさらに色を増した。どうやら怒ったわけでなく、本当に照れていたらしい。一体何処に照れてしまう要素があったんだろうかとエマは首を傾げた。
「ふふふ。二人が睦まじいようで何よりだわ。エマさん、今度レナートと一緒に来てね。美味しい焼き菓子を用意しておくわ。ああ、でもシルヴィオ家の珍しいお菓子を食べなれているのなら、シンプルすぎてつまらないかしら」
ブランディーヌ様は物憂げに頬に手を当てた。
「私も頂いたのだけれど、本当にすべてが素晴らしくて美味しいパンとお菓子ばかりでしたわ。あんなにふわふわとしたパンや、とろりとしたお菓子は初めてです。作ったのは、確か、名をホノカさんとおっしゃったかしら?あんなにお若いのに魔法の力だけでなく、お菓子もあれだけの才能を持っているなんて。シルヴィオ家は随分才能がある人を養女に迎えたのねぇ」
羨ましいと呟くドロテー様の言葉にブランディーヌ様も何度も頷いた。
「本当に。軽い力で千切れる柔らかなパンも美味しくて衝撃でしたけれど、スプーンですくって食べるプリンも美味しかったですわ。特にウエディングケーキと言ったかしら?白いクリームとふわふわとした柔らかいお菓子に、カットされた果物がまた見事に飾られていて、見た目も味も最高でしたわ。ああ、思い出したらまた食べたくなってきてしまいましたわ」
お腹がいっぱいなのにと、お二人は楽しそうにころころと笑った。
「それほどまでに気に入った頂けたなら、ホノカも喜びます。ああ、そうだ。お二人がそこまで気に入ったというならウエディングケーキのレシピはお教えることが出来ませんが、パンとプリン、シュークリームのレシピは差し上げられます。どうします?」
甥の提案にお二人は手を打って喜んだ。
「まあ、是非お願いするわ!」
「嬉しい!」
「では帰りにお渡しできるよう手配しておきます」
そう言ってレナート様は後ろに控えていたシルヴィオ家の男性使用人に目配せをすると、承りましたとの意を込めて頭を下げた使用人は静かに下がっていった。
「でも宜しいの?そんな大切なレシピ数種類も頂いて・・・」
一旦喜んだものの不安そうな顔をする叔母様達に、安心してくださいとレナート様はにこりと笑った。
「構いません。この二つのレシピは公表してもよいと城から許可が出ています」
「そう。そういうことなら有難く頂きますわ。では、ウエディングケーキがまた食べたくなった時はまたこちらにお邪魔することにするわ。ねぇ、ドロテー?」
「そうね、私もブランディーヌ姉様と一緒にお邪魔することにいたします」
「・・・言っておきますが、頻繁は困りますから。いいですね?」
レナート様は何か予感がしたのか、早くも予防線を張っていた。
「・・・分かってます。マナー違反にならない程度にしておきます」
「・・・残念だわ」
どうやらお二人は随分と甘いものに目がないタイプだと判断したエマだった。
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