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番外編
平穏な日常7 お正月休みです。
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場所は元々宗司さんが住んでいた部屋で、結婚を機に新たに借りることなくそこへ越してきたから新居とは呼べると思う。
まだ新婚。まだまだ蜜月。
新年を迎えて数日。二人きりの甘い日々、会話が続く。
そう、例えそれが午前中だろうと、キッチンであろうとも―――。
「ほら、もう準備万端なんだ。いいだろう?」
「今から?」
「今から」
「宗司さん、もっと」
「もっと?」
「うん、もっと丁寧にゆっくり捏ねて欲しい。そうもっと」
くちゅ、くちゅっ。
「あ、うん、いい感じ。もうちょっと、お願い」
「こうか?」
くちゅ、くちゅ、にちゅ、にちゃっ。
静かな部屋に粘着質な音が響いた。
「もう、その位でいいから」
「そうか?結構楽しいのに。じゃあ、次は?」
宗司さんの含み笑いがした。
「一度手を綺麗にして?」
「このままじゃダメなのか?」
「だめ、汚いから」
「分かった」
暫く蛇口から流れ出る水音と手の洗う音が聞こえた。
「今度は指でこうして、こうして欲しいの」
「こうか?」
「んっ、ダメッ、それじゃあ入れすぎっ。零れちゃう」
「ダメと言われたら、試してみたくなるな。一度試さしてくれ」
「んんっ、もう、ダメだってば」
「いいじゃないか、一度くらい。あっ・・・」
「あん、もう、だから言ったのに・・・零れちゃった」
「後で俺が綺麗にしておくよ。次はもう大丈夫だ。コツは掴んだから」
「・・・ほんとに?」
「ああ、こうして、こうだろ?」
「うん、でもここをもっと指で摘んで?そうするともっといいから」
「こうか?」
「うん、凄くいい。流石宗司さん」
「俺から言い出したことだからな。・・・それはそうと、俺たちの会話、さっきからエロくなってるの気が付いてるか」
「ええっ!?餃子作ってるだけだよね!?どこが!?」
「全部」
「全部!?」
冒頭へ巻き戻り。
会話だけでなく、地の分(会話以外の説明や叙述の部)を入れて、環菜は必死に思い出す。
「ほら、もう準備万端なんだ。いいだろう?」
宗司さんが窺うようにして私に言ってくるので、キッチンを見れば挽肉、白菜、キャベツ、ネギ、ニラ、餃子の皮と必要なものがすべてワークトップへと並べられていた。
確かに昨日二人で買い出しに行った時に宗司さんが突然「餃子が食べたい。出来れば自分で作ってみたい」と言いだしたから材料は買ってあったけれど、ちょっと前に軽めの朝食食べ終えたばかりだよね?
そりゃあ、起きた時間も遅かったですよ?(ええ、いちゃいちゃしてましたから!)
時計はそろそろお昼を告げようとしてますけどねっ。
「今から?」
「今から」
そんなに餃子が食べたいんですか?宗司さん。
いそいそと材料並べて待ってるぐらいだもんね。仕方ない。
「お昼大幅に過ぎちゃうけど、作ろうか」
「有難う、環菜」
もー、そんな子供みたいにいい笑顔向けられたらどんなお願いも聞きたくなっちゃうよ。
「宗司さん、もっと」
みじん切りにした野菜と、肉、調味料のすべてをボールに入れて捏ね捏ねタイム。
「もっと?」
「うん、もっと丁寧にゆっくり捏ねて欲しい。そうもっと」
くちゅ、くちゅっ。
「あ、うん、いい感じ。もうちょっと、お願い」
「こうか?」
くちゅ、くちゅ、にちゅ、にちゃっ。
静かな部屋に粘着質な音が響いた。
宗司さんは大きな手でボールの中身を真剣な顔をして捏ねている。肉の赤みは綺麗に混ざってきてもう塊はなさそう。これぐらいでいいかな?
「もう、その位でいいから」
「そうか?結構楽しいのに。じゃあ、次は?」
宗司さんの含み笑いがした。
普段あまり馴染みのない手の感触が面白いのは分かる。
技とぺちゃっと音をたてたり、ぺんぺんと叩いたりして遊びたくなるんだよね。私も小さいときにお母さんの手伝いを率先してやっていた記憶があるから。
「一度手を綺麗にして?」
あーあ、手にいっぱいタネくっつけて嬉しそうにしてるし。
「このままじゃダメなのか?」
「だめ、汚いから」
私から駄目だしされるの分かった上で言ってるでしょう。もう。
悪戯小僧かっ!
「分かった」
そう言って素直に手を蛇口の下に差し出して、目で訴えてきた。
あー、はいはい。べとべとだからレバーを触りたくないんですね、分かりました。私にして欲しいと。
「はい、どうぞ」
ついでに洗剤もぷしゅっ。
「ん、有難う」
暫く蛇口から流れ出る水音と手の洗う音が聞こえた。
今度はリビングテーブルへと移動して、小皿に水を張ったものと、タネが入ったボール、餃子の皮を並べた。
「本当は少し冷蔵庫でタネを寝かせた方が美味しくなるんだけど」
「どれくらい?」
「一時間くらいかな?でも、今日はこのまま作っちゃうね」
私は掌に乗せた餃子の皮にスプーンですくったタネを乗せた。皮の縁に指で水を付け、いよいよ最後の工程のひだを付けていく。
「今度は指でこうして、こうして欲しいの」
皮を半分に折り曲げ、端から綺麗なひだを作って見せた。
「こうか?」
「んっ、ダメッ、それじゃあ入れすぎっ。零れちゃう」
明らかに宗司さんはタネを入れすぎ。
「ダメと言われたら、試してみたくなるな。一度試さしてくれ」
「んんっ、もう、ダメだってば」
「いいじゃないか、一度くらい。あっ・・・」
絶対に零れるから注意したのに、そのまま強引に決行された。
「あん、もう、だから言ったのに・・・零れちゃった」
予想通りあふれ出たタネはテーブルの上にべちょっと音を立てて落ちた。当人は気まずそうにしている。
だから言ったのに。
「後で俺が綺麗にしておくよ。次はもう大丈夫だ。コツは掴んだから」
「・・・ほんとに?」
まだ一個しか作ってないし、ひだもまだよね?
「ああ、こうして、こうだろ?」
今度は適量を乗せてゆっくりとひだを作り始めた。
あ、結構上手かも。
「うん、でもここをもっと指で摘んで?そうするともっといいから」
ちょっとしたコツを伝えた。今まで沢山作ってきたからね!
「こうか?」
「うん、凄くいい。流石宗司さん」
基本器用だよね、宗司さんて。
「俺から言い出したことだからな。・・・それはそうと、俺たちの会話、さっきからエロいって気が付いてるか?」
はい?エロい?何が!?
「ええ!?餃子作ってるだけだよね!?一体どこが!?」
「全部」
「全部!?」
思い返して数秒。
ヤバい。ぜんっぜん自然に会話していた自分が恐ろしい。
それよりも重要な事に気が付いた。指摘されなきゃ、知らないままだったのにどうしてくれるのっ!
「ダメ~。絶対もう餃子作れないよ~。宗司さんの馬鹿―っっっっ」
餃子を作るたびに思い出す羽目になったじゃないっ。絶対に作れないよーっっっ。
「・・・俺のせいか?なあ。全部俺のせいなのか?」
まだ新婚。まだまだ蜜月。
新年を迎えて数日。二人きりの甘い日々、会話が続く。
そう、例えそれが午前中だろうと、キッチンであろうとも―――。
「ほら、もう準備万端なんだ。いいだろう?」
「今から?」
「今から」
「宗司さん、もっと」
「もっと?」
「うん、もっと丁寧にゆっくり捏ねて欲しい。そうもっと」
くちゅ、くちゅっ。
「あ、うん、いい感じ。もうちょっと、お願い」
「こうか?」
くちゅ、くちゅ、にちゅ、にちゃっ。
静かな部屋に粘着質な音が響いた。
「もう、その位でいいから」
「そうか?結構楽しいのに。じゃあ、次は?」
宗司さんの含み笑いがした。
「一度手を綺麗にして?」
「このままじゃダメなのか?」
「だめ、汚いから」
「分かった」
暫く蛇口から流れ出る水音と手の洗う音が聞こえた。
「今度は指でこうして、こうして欲しいの」
「こうか?」
「んっ、ダメッ、それじゃあ入れすぎっ。零れちゃう」
「ダメと言われたら、試してみたくなるな。一度試さしてくれ」
「んんっ、もう、ダメだってば」
「いいじゃないか、一度くらい。あっ・・・」
「あん、もう、だから言ったのに・・・零れちゃった」
「後で俺が綺麗にしておくよ。次はもう大丈夫だ。コツは掴んだから」
「・・・ほんとに?」
「ああ、こうして、こうだろ?」
「うん、でもここをもっと指で摘んで?そうするともっといいから」
「こうか?」
「うん、凄くいい。流石宗司さん」
「俺から言い出したことだからな。・・・それはそうと、俺たちの会話、さっきからエロくなってるの気が付いてるか」
「ええっ!?餃子作ってるだけだよね!?どこが!?」
「全部」
「全部!?」
冒頭へ巻き戻り。
会話だけでなく、地の分(会話以外の説明や叙述の部)を入れて、環菜は必死に思い出す。
「ほら、もう準備万端なんだ。いいだろう?」
宗司さんが窺うようにして私に言ってくるので、キッチンを見れば挽肉、白菜、キャベツ、ネギ、ニラ、餃子の皮と必要なものがすべてワークトップへと並べられていた。
確かに昨日二人で買い出しに行った時に宗司さんが突然「餃子が食べたい。出来れば自分で作ってみたい」と言いだしたから材料は買ってあったけれど、ちょっと前に軽めの朝食食べ終えたばかりだよね?
そりゃあ、起きた時間も遅かったですよ?(ええ、いちゃいちゃしてましたから!)
時計はそろそろお昼を告げようとしてますけどねっ。
「今から?」
「今から」
そんなに餃子が食べたいんですか?宗司さん。
いそいそと材料並べて待ってるぐらいだもんね。仕方ない。
「お昼大幅に過ぎちゃうけど、作ろうか」
「有難う、環菜」
もー、そんな子供みたいにいい笑顔向けられたらどんなお願いも聞きたくなっちゃうよ。
「宗司さん、もっと」
みじん切りにした野菜と、肉、調味料のすべてをボールに入れて捏ね捏ねタイム。
「もっと?」
「うん、もっと丁寧にゆっくり捏ねて欲しい。そうもっと」
くちゅ、くちゅっ。
「あ、うん、いい感じ。もうちょっと、お願い」
「こうか?」
くちゅ、くちゅ、にちゅ、にちゃっ。
静かな部屋に粘着質な音が響いた。
宗司さんは大きな手でボールの中身を真剣な顔をして捏ねている。肉の赤みは綺麗に混ざってきてもう塊はなさそう。これぐらいでいいかな?
「もう、その位でいいから」
「そうか?結構楽しいのに。じゃあ、次は?」
宗司さんの含み笑いがした。
普段あまり馴染みのない手の感触が面白いのは分かる。
技とぺちゃっと音をたてたり、ぺんぺんと叩いたりして遊びたくなるんだよね。私も小さいときにお母さんの手伝いを率先してやっていた記憶があるから。
「一度手を綺麗にして?」
あーあ、手にいっぱいタネくっつけて嬉しそうにしてるし。
「このままじゃダメなのか?」
「だめ、汚いから」
私から駄目だしされるの分かった上で言ってるでしょう。もう。
悪戯小僧かっ!
「分かった」
そう言って素直に手を蛇口の下に差し出して、目で訴えてきた。
あー、はいはい。べとべとだからレバーを触りたくないんですね、分かりました。私にして欲しいと。
「はい、どうぞ」
ついでに洗剤もぷしゅっ。
「ん、有難う」
暫く蛇口から流れ出る水音と手の洗う音が聞こえた。
今度はリビングテーブルへと移動して、小皿に水を張ったものと、タネが入ったボール、餃子の皮を並べた。
「本当は少し冷蔵庫でタネを寝かせた方が美味しくなるんだけど」
「どれくらい?」
「一時間くらいかな?でも、今日はこのまま作っちゃうね」
私は掌に乗せた餃子の皮にスプーンですくったタネを乗せた。皮の縁に指で水を付け、いよいよ最後の工程のひだを付けていく。
「今度は指でこうして、こうして欲しいの」
皮を半分に折り曲げ、端から綺麗なひだを作って見せた。
「こうか?」
「んっ、ダメッ、それじゃあ入れすぎっ。零れちゃう」
明らかに宗司さんはタネを入れすぎ。
「ダメと言われたら、試してみたくなるな。一度試さしてくれ」
「んんっ、もう、ダメだってば」
「いいじゃないか、一度くらい。あっ・・・」
絶対に零れるから注意したのに、そのまま強引に決行された。
「あん、もう、だから言ったのに・・・零れちゃった」
予想通りあふれ出たタネはテーブルの上にべちょっと音を立てて落ちた。当人は気まずそうにしている。
だから言ったのに。
「後で俺が綺麗にしておくよ。次はもう大丈夫だ。コツは掴んだから」
「・・・ほんとに?」
まだ一個しか作ってないし、ひだもまだよね?
「ああ、こうして、こうだろ?」
今度は適量を乗せてゆっくりとひだを作り始めた。
あ、結構上手かも。
「うん、でもここをもっと指で摘んで?そうするともっといいから」
ちょっとしたコツを伝えた。今まで沢山作ってきたからね!
「こうか?」
「うん、凄くいい。流石宗司さん」
基本器用だよね、宗司さんて。
「俺から言い出したことだからな。・・・それはそうと、俺たちの会話、さっきからエロいって気が付いてるか?」
はい?エロい?何が!?
「ええ!?餃子作ってるだけだよね!?一体どこが!?」
「全部」
「全部!?」
思い返して数秒。
ヤバい。ぜんっぜん自然に会話していた自分が恐ろしい。
それよりも重要な事に気が付いた。指摘されなきゃ、知らないままだったのにどうしてくれるのっ!
「ダメ~。絶対もう餃子作れないよ~。宗司さんの馬鹿―っっっっ」
餃子を作るたびに思い出す羽目になったじゃないっ。絶対に作れないよーっっっ。
「・・・俺のせいか?なあ。全部俺のせいなのか?」
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