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本編
11 課長、いきなり態度を変えすぎです
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あー・・・、仕事がこんなに憂鬱に思うなんて初めてのことだわー・・・。
働き始めて二年が経った。環菜はシャットダウンを待つ間、項垂れたままキーボードに重い溜め息をまた乗せた。
お昼休憩の時間となったので、いつもなら持参の弁当を取り出して、仲のいい同期で同年の永井椿(ながいつばき)と社員食堂へ向かうのだが、今日はお弁当を作れなかったので久々に社食を食べることにする。
彼女に全部話し終わるまで休憩時間が足りるかどうかが心配だ。
そう、これというのも全部今朝の出来事が原因だ。
ああー、もー、上手く説明出来る自信がないわー。絶対に根掘り葉掘り聞かれるよねー。
現実逃避したくなった気持ちを持て余す。
椿には金曜日に久々に彼氏と待ち合わせしていることを伝えていたから、今朝フロア前の廊下で見てしまったアレに吃驚してたもんねー。と、他人の遠い出来事なら良かったのにと思わないでもない。
環菜の通販部門の職場は三階のフロアにある。手前の通路で椿の後姿が見えたので環菜はお早うと声を掛けた。椿は立ち止まり挨拶を返してくれた。二人は並んでフロアへと向かっていると、他の社員に挨拶を受けながらアパートから別行動した上司がスーツを着こなし颯爽と足早にこちらへと歩いてきた。
昨日のカジュアルな服とは違い、きっちりとネクタイを結び、髪は前髪、サイド共に綺麗にセットされ上げられているのを見て環菜はどきっとしたが、平然を装いつつ足を止め朝の挨拶を椿と共にした。
「お早うございます、木槌課長」
「お早うございます」
「ああ、お早う」
てっきりそのまま課長はフロアへ入るものと思っていたのに私の元へ近寄って来ると、耳の近くについと端正な顔を寄せ低いテノールで話しかけてきた。
「環菜、体調は大丈夫なのか?」
「えっと。大丈夫、ですよ?」
腰の辺りが重い気がするがそれだけだ。特に問題は無い。が、今朝方まで初めての一緒に過ごしていた相手からの、今のこの至近距離は心臓に悪い。ベッドの上でのあれこれが頭を過ってしまい顔が熱くなり始めた。環菜は慌てて元凶から距離を取るために後ろへ下がった。
「そうか、ならいいが。でも何かあったら言ってくれ。俺に遠慮して黙るというのは無しだからな」
「・・・はい」
先週までは社内で見ることが無かった柔らかな笑みを課長は浮かべながら、私の頭をくしゃくしゃっとかき混ぜて何事も無かったかのようにフロア内へと消えて行った。
もーっっっ、なんで朝からあんなに甘い顔を向けるかなぁ?
駆け足になった心臓がうるさい。環菜は熱くなった頬を両手で押さえ、熱を冷まそうとしていたのだが、横から椿から咎める声が向けられた。
「環菜―、今のどういうこと?なんか凄い意味深に聞こえたんだけど。週末彼氏とデートだったんだよね?どういうこと?私にはちゃんと説明してくれるんだよね?」
「はうっ」
束の間、ここが仕事場だということを忘れていた環菜は、さあっと青ざめた。
そう、今朝内緒にして欲しいといったのにも関わらずに暴露したのだ。椿の前で!
親しそうな態度に、笑みまで浮かべて!
ポーカーフェイスを常としている筈が、微笑みという珍しい課長の表情を近くで見た椿が、小声できゃーきゃーとはしゃいでいた。
彼女が社内でも一位、二位を争うイケメンに一途な片思いを数年しているのを環菜は知っていたが、それでも木槌課長のレアな笑みに黙っては居られないほどのはしゃぎっぷりを見て、私も昨日からどれだけ心臓を鷲掴みされたことかと同意し一緒に頷きたかったが、今の様子を他にも誰かに見られてしまったんじゃないかと不安になり、きょろきょろ周りを見渡した。
すると少し離れたところに同じフロアのお局様と陰で呼ばれている高須さんと、仲がいい数人が驚愕した風にこちらを見ていた。
ぎゃーっっっ、お局様やその他の人達にも見られてたーっっっ。怖いーっ、こっち睨んでるうぅぅぅぅ。だから内緒にしてってお願いしてたのにぃーっっっ。宗司さんの馬鹿―っっっ。
心の中で罵倒しまくる。
ここにそのまま立ち止まって居ると、高須さん達がこちらにやってきそうになっているのに気づき慌てた。
マズイ、早く離れないとっ。
「話す。話すからっ。絶対にお昼に話すから取り敢えず中へ行こう。ね?ね?」
今聞きたそうにしている椿の背中を押しながら、環菜はそそくさとその場を離れて行った。運よく仕事が始まっても高須さん達に詰め寄られることは無かった。
勿論仕事中の今、たまたま誰にも課長とのことを問い詰められていないからと言って、今後もこのまま何事もないとは思えない。その証拠に同じフロアで離れた場所にいる高須さんや、噂が広まったのか他の女性達からの時々寄せられる視線が疎ましい。ゴシップ好きな人達の興味本位のものならまだ我慢出来るが、明らかに私の事を攻撃対象としてちくちく刺さるのもたまには混じっていて、私の神経はガリガリと削られた。
そうですよねー。私なんかが木槌課長と仲良くしているのが許せないんですよねー。分かってますよー。似合わないって皆さんは言いたいんですよねー。
女にしては高すぎる身長に、化粧も薄くて、シンプルなパンツスーツ姿が多い。そして短い髪にメリハリが少ない体。取り柄と言えば多少料理を作ることぐらいで、仕事の能力が高いとか、顔がいい訳でもない。女らしさが足りてないってことは自分でもよおーく分かってますよ。
そんな調子では仕事に集中できるわけもなく。
恨めしい気持ちを少しぐらいは発散出来ないものかと、原因をこっそり睨みつけようとすればその気配を感じ取ったのか、パソコン越しに木槌課長と目が合った。
何故同じタイミングで合うかな!
今朝の事を怒っているので、睨みつけようとしていたのに、私の体調が心配なのか気遣わし気だ。そんな顔を見せられては無視することも出来なくて。
あれもこれも全部悪いのは同じ部署で、直属上司の、木槌宗司さんのせいだぁぁぁぁ
心配してくれるのは有り難いけど!
名前を呼び捨てにした上、耳もとで囁やいていくわ、去り際に頭を撫でていくわで、こっちは椿相手に説明するのが大変なんだからね!あれは絶対違反行為だと思うのよ!
取り敢えず、ジト目で怒っているアピールの念を飛ばすことだけに留めておいた。
環菜は社食に来ると今日は魚の気分かな?ということで、焼き魚がメインのAランチと単品で春巻き、デザートのチアシードとフルーツを使ったヨーグルトをチョイスした。椿はコロッケとサラダにパンとグリーンスムージーだ。仕事の気分が滅入ると言ってもお腹が空くのはまた別なのだ。トレーに乗せて、椿と二人はなるべく周りに人がいない空いている席を探した。
ある程度食べ進めてから環菜は週末のあれこれの説明を順を追って彼氏に振られたところを説明すると椿が大声で叫んだ。
「ええーっ、環菜付き合ってた彼氏に振られたのー!?」
「ちょっと、椿、声デカいってば!」
大声で叫ばれて慌てて口を塞ごうとしても後の祭り。
周りで食事していた人達は驚いたようにこちらを見ていた。次いで憐みの目で見られるのには居た堪れなさを半端なく感じて。環菜は引き攣りそうになりながら、適当にあははと誤魔化しておいた。
「もー、椿の馬鹿っ」
「ごめーん。吃驚しちゃって、つい」
てへっと軽く謝る椿に強くは怒れなかった。まだ、最終目的の問題説明を残したままだからだ。
「それで?」
椿は私と違い小さくてふわふわとして可愛い。そんな彼女から期待に満ちたきらきらとした目で続きを急かされる。
「それで日曜日に買い物に出かけたの。そこで木槌課長に会っちゃって、ね」
「うんうん」
「俺がどうかしたか?」
頭上から問題としている人の声が降ってきた。
「ここ座っていいか?」
そう言って確認を待たずに環菜の隣に座ったのだった。
働き始めて二年が経った。環菜はシャットダウンを待つ間、項垂れたままキーボードに重い溜め息をまた乗せた。
お昼休憩の時間となったので、いつもなら持参の弁当を取り出して、仲のいい同期で同年の永井椿(ながいつばき)と社員食堂へ向かうのだが、今日はお弁当を作れなかったので久々に社食を食べることにする。
彼女に全部話し終わるまで休憩時間が足りるかどうかが心配だ。
そう、これというのも全部今朝の出来事が原因だ。
ああー、もー、上手く説明出来る自信がないわー。絶対に根掘り葉掘り聞かれるよねー。
現実逃避したくなった気持ちを持て余す。
椿には金曜日に久々に彼氏と待ち合わせしていることを伝えていたから、今朝フロア前の廊下で見てしまったアレに吃驚してたもんねー。と、他人の遠い出来事なら良かったのにと思わないでもない。
環菜の通販部門の職場は三階のフロアにある。手前の通路で椿の後姿が見えたので環菜はお早うと声を掛けた。椿は立ち止まり挨拶を返してくれた。二人は並んでフロアへと向かっていると、他の社員に挨拶を受けながらアパートから別行動した上司がスーツを着こなし颯爽と足早にこちらへと歩いてきた。
昨日のカジュアルな服とは違い、きっちりとネクタイを結び、髪は前髪、サイド共に綺麗にセットされ上げられているのを見て環菜はどきっとしたが、平然を装いつつ足を止め朝の挨拶を椿と共にした。
「お早うございます、木槌課長」
「お早うございます」
「ああ、お早う」
てっきりそのまま課長はフロアへ入るものと思っていたのに私の元へ近寄って来ると、耳の近くについと端正な顔を寄せ低いテノールで話しかけてきた。
「環菜、体調は大丈夫なのか?」
「えっと。大丈夫、ですよ?」
腰の辺りが重い気がするがそれだけだ。特に問題は無い。が、今朝方まで初めての一緒に過ごしていた相手からの、今のこの至近距離は心臓に悪い。ベッドの上でのあれこれが頭を過ってしまい顔が熱くなり始めた。環菜は慌てて元凶から距離を取るために後ろへ下がった。
「そうか、ならいいが。でも何かあったら言ってくれ。俺に遠慮して黙るというのは無しだからな」
「・・・はい」
先週までは社内で見ることが無かった柔らかな笑みを課長は浮かべながら、私の頭をくしゃくしゃっとかき混ぜて何事も無かったかのようにフロア内へと消えて行った。
もーっっっ、なんで朝からあんなに甘い顔を向けるかなぁ?
駆け足になった心臓がうるさい。環菜は熱くなった頬を両手で押さえ、熱を冷まそうとしていたのだが、横から椿から咎める声が向けられた。
「環菜―、今のどういうこと?なんか凄い意味深に聞こえたんだけど。週末彼氏とデートだったんだよね?どういうこと?私にはちゃんと説明してくれるんだよね?」
「はうっ」
束の間、ここが仕事場だということを忘れていた環菜は、さあっと青ざめた。
そう、今朝内緒にして欲しいといったのにも関わらずに暴露したのだ。椿の前で!
親しそうな態度に、笑みまで浮かべて!
ポーカーフェイスを常としている筈が、微笑みという珍しい課長の表情を近くで見た椿が、小声できゃーきゃーとはしゃいでいた。
彼女が社内でも一位、二位を争うイケメンに一途な片思いを数年しているのを環菜は知っていたが、それでも木槌課長のレアな笑みに黙っては居られないほどのはしゃぎっぷりを見て、私も昨日からどれだけ心臓を鷲掴みされたことかと同意し一緒に頷きたかったが、今の様子を他にも誰かに見られてしまったんじゃないかと不安になり、きょろきょろ周りを見渡した。
すると少し離れたところに同じフロアのお局様と陰で呼ばれている高須さんと、仲がいい数人が驚愕した風にこちらを見ていた。
ぎゃーっっっ、お局様やその他の人達にも見られてたーっっっ。怖いーっ、こっち睨んでるうぅぅぅぅ。だから内緒にしてってお願いしてたのにぃーっっっ。宗司さんの馬鹿―っっっ。
心の中で罵倒しまくる。
ここにそのまま立ち止まって居ると、高須さん達がこちらにやってきそうになっているのに気づき慌てた。
マズイ、早く離れないとっ。
「話す。話すからっ。絶対にお昼に話すから取り敢えず中へ行こう。ね?ね?」
今聞きたそうにしている椿の背中を押しながら、環菜はそそくさとその場を離れて行った。運よく仕事が始まっても高須さん達に詰め寄られることは無かった。
勿論仕事中の今、たまたま誰にも課長とのことを問い詰められていないからと言って、今後もこのまま何事もないとは思えない。その証拠に同じフロアで離れた場所にいる高須さんや、噂が広まったのか他の女性達からの時々寄せられる視線が疎ましい。ゴシップ好きな人達の興味本位のものならまだ我慢出来るが、明らかに私の事を攻撃対象としてちくちく刺さるのもたまには混じっていて、私の神経はガリガリと削られた。
そうですよねー。私なんかが木槌課長と仲良くしているのが許せないんですよねー。分かってますよー。似合わないって皆さんは言いたいんですよねー。
女にしては高すぎる身長に、化粧も薄くて、シンプルなパンツスーツ姿が多い。そして短い髪にメリハリが少ない体。取り柄と言えば多少料理を作ることぐらいで、仕事の能力が高いとか、顔がいい訳でもない。女らしさが足りてないってことは自分でもよおーく分かってますよ。
そんな調子では仕事に集中できるわけもなく。
恨めしい気持ちを少しぐらいは発散出来ないものかと、原因をこっそり睨みつけようとすればその気配を感じ取ったのか、パソコン越しに木槌課長と目が合った。
何故同じタイミングで合うかな!
今朝の事を怒っているので、睨みつけようとしていたのに、私の体調が心配なのか気遣わし気だ。そんな顔を見せられては無視することも出来なくて。
あれもこれも全部悪いのは同じ部署で、直属上司の、木槌宗司さんのせいだぁぁぁぁ
心配してくれるのは有り難いけど!
名前を呼び捨てにした上、耳もとで囁やいていくわ、去り際に頭を撫でていくわで、こっちは椿相手に説明するのが大変なんだからね!あれは絶対違反行為だと思うのよ!
取り敢えず、ジト目で怒っているアピールの念を飛ばすことだけに留めておいた。
環菜は社食に来ると今日は魚の気分かな?ということで、焼き魚がメインのAランチと単品で春巻き、デザートのチアシードとフルーツを使ったヨーグルトをチョイスした。椿はコロッケとサラダにパンとグリーンスムージーだ。仕事の気分が滅入ると言ってもお腹が空くのはまた別なのだ。トレーに乗せて、椿と二人はなるべく周りに人がいない空いている席を探した。
ある程度食べ進めてから環菜は週末のあれこれの説明を順を追って彼氏に振られたところを説明すると椿が大声で叫んだ。
「ええーっ、環菜付き合ってた彼氏に振られたのー!?」
「ちょっと、椿、声デカいってば!」
大声で叫ばれて慌てて口を塞ごうとしても後の祭り。
周りで食事していた人達は驚いたようにこちらを見ていた。次いで憐みの目で見られるのには居た堪れなさを半端なく感じて。環菜は引き攣りそうになりながら、適当にあははと誤魔化しておいた。
「もー、椿の馬鹿っ」
「ごめーん。吃驚しちゃって、つい」
てへっと軽く謝る椿に強くは怒れなかった。まだ、最終目的の問題説明を残したままだからだ。
「それで?」
椿は私と違い小さくてふわふわとして可愛い。そんな彼女から期待に満ちたきらきらとした目で続きを急かされる。
「それで日曜日に買い物に出かけたの。そこで木槌課長に会っちゃって、ね」
「うんうん」
「俺がどうかしたか?」
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