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本編
番外編・平穏な日常1 奴が出たっ!
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「ふふふ、もうそろそろ収穫出来そうかなっ♪美味しく育ってね」
帰宅してベランダへと直行した環菜は小さなじょうろで水をやりつつ、すくすくと育っているミニトマトに話しかけていた。
夏も近くなり毎日が湿気との闘いだ。洗濯物がベランダに干せない日も多い。だが、人には体力を奪われるこの梅雨の間にもミニトマトは関係ないと丈夫に育ってくれた。ベランダで栽培してるからそんなには丈はそんなに大きくないが、黄色い小花や青い実を幾つも実らせている。
青い実は少しずつ赤みを帯びてきていて、ほんのりと赤くなったのを見ると可愛くて愛着が湧いてくる。買って食べるのもいいけれど、やっぱり自分で育てたものは格別だ。多少形が悪くても幸せの味がするから。
「こっちはまだかなー?」
トマトと並んで栽培しているリーフレタスにも水を遣る。まずまずの大きさにはなってきているが、こちらはもう少しといったところか。今年初めて挑戦した葉物野菜。収穫が楽しみだ。
環菜は水やりを終えて中腰の姿勢から立ち上がる。指定の場所にじょうろを置いてベランダから部屋へと入るために窓枠に手をかけた。
ベランダ用のサンダルを脱ごうとして視界の端の足元に何かが動いて見えた気がした。
「何?」
なんだろうと思って足元を見ると、サンダルとサッシとの間のコンクリートの上に黒い生き物がもぞりと出現していた。
「――――――!!」
(うぎゃーっっっっっっっっ!!)
出たーっっっっ、嫌―――――――っっっっっ!
出来ることなら大声で叫びたかったが、数年住み続けて騒音は拙いのは分かっているので、とっさに声は呑み込むことに成功した。が、怖気と鳥肌を体中に感じながら飛び上がった。
サンダルを揃えて抜くことなんて考えずに、開けてあった窓から室内へと飛び込み急いで逃げた。
実家であれば誰かに頼むが一人暮らしではそんな人はいない。でも、あれは無理!私には絶対に無理!誰かに頼むしか道はない。
目指したのは通勤で使っているバッグ。その中から携帯を取り出し、まだ掛け慣れていない人へと電話を繋いだ。
数回のコールの後、相手が出た。
「宗司さんっ!お願い助けてっ」
相手からまだ一言も言葉を聞かないうちに要件を言った。電話をしながらもあれからは絶対に目を離さない。もちろんどこにいるか確認するためだ。
『どうした環菜っ』
切羽詰まった環菜の声に只ならぬことがあったのかと思い、宗司は焦燥に駆られた。
「出たのっ!」
『何が、何が出たんだ、環菜!』
「ベランダにGが出たのっ!あっ、いけない窓閉め忘れてるっ」
慌てて中に入ってきたから窓を閉め忘れている。近寄りたくないのに閉めないともしかして部屋の中に入ってきたらどうしよう!怖くて仕方が無かったけれど、じりっじりっと窓際に近づいていった。取り敢えず見つけた場所からは移動していなかったが、枠からの距離は10cm程。ひとたび飛ばれてしまったら成すすべがない。背中をたらりと汗が流れ落ちていった。
『ベランダにじぃ?下着泥棒か!?』
木槌はじいと呼ぶくらいの年寄りが彼女の下着を盗みに来たのかと思った。それならまずは警察に電話しろと続けようとした。
「違う、違う。泥棒じゃなくて黒光りしたあれが出たのっ。黒い悪魔っ!あー、もう名前呼ぶのも嫌なヤツが出たの~っっっ。お願い、退治して~っっ」
(下着ドロじゃないのか?)
電話越しの環菜の説明でははっきりしないが泥棒ではないらしい。てっきり犯罪にあったのかと思ったのだが。
(・・・・・・黒光りに、黒い悪魔ってあれか?もしかしてゴキブリの事か?)
電話の向こうからは泣きが入り混じった声で環菜の必至な訴えが続いていたが、宗司は脱力して自宅のリビングの床に座り込んだ。
「はあー、なんだ、ゴキブリか。あんまり驚かせないでくれ、ベランダにで泥棒と鉢合わせしたのかと思って肝が潰れたぞ。まあ取り敢えず退治はするから、待ってろ」
「うん、お願いっ。待ってるからっ」
そんなに環菜を待たせていない筈だが、ドアを開けると同時に待てないのかひしっと腕に縋られた。
「うわっ」
「まだベランダにいるのっ。お願い~っっ」
涙を浮かべ縋りつかれ目の当たりにし、宗司は動揺した。たかが虫、されど虫。退治一つにこんなに頼りにされることに満足感を感じた。
「分かった。分かったから、一度手を離して、退治してくるから。環菜は見たくないだろうからここにいて」
宗司は自宅から持った来た新聞紙を持ってベランダへと音を立てない様にそろりと移動していった。
無事逃すことなく退治を終えた後は、ビニール袋へと新聞紙ごと一まとめにして片づけた。窓もきちんと閉め、ローテーブルの傍で冷たいお茶を飲んでいる。
「有難う、わざわざ来てもらって。助かりました」
「それにしても知らなかったよ、こんなに環菜がゴキブリに弱かったなんて」
電話での焦った声を思い出し宗司はくすりと笑った。
「だって人類の敵よ、あいつらは。どこにでも現れるし、素早いし、飛ぶしっ!出ない様に気を付けているのに。他の虫は割と平気なんだけど」
環菜はぷくうと頬を膨らませた。普段から奴らが出ない様掃除はこまめにしていたつもりだ。
「他の虫って?」
「スーパーで買ったキャベツの葉に付いている青虫とか、ベランダで見かける小さい虫は平気。別に怖いとも、気持ち悪いとも思わないんだけど、あれだけは、Gだけは別格なの。名前も言いたくないほど大っ嫌いなの」
自分で言いながらその姿を思い浮かべてしまい、ざわざわとする腕を自分で摩った。
「ふうーん。でも、退治したのはいいんだけどさ、ああいうのって一匹居たら、百匹ってよく言うじゃん。ベランダで見かけただけだからこの部屋にはいないと思うけど、環菜一人でこの部屋平気?」
一匹だけでも嫌なのに、想像で沢山のあれが現れた部屋を想像してしまい、環菜はさあーっと血の気が引いた。
「・・・その顔は駄目そうだな。今から薬局で毒エサタイプの買ってくるからちょっと待ってて。部屋に置いてないんだろう?」
青い顔をしたままこくこく私は頷いた。
退治用のエサを買ってきてくれる間、一人で部屋に取り残され留守番をしているのも嫌で一緒に買い物へついて行った。
何種類もあるゴキブリ退治用のコーナーで、書かれてい箱の説明書をいくつも読んで一番強力そうなもので部屋用と外用も買ってきた。もちろん帰ってすぐに部屋とベランダに設置した。
「これで大丈夫」
大量発生は免れた。私はほっと息を吐いた。
そんな私を突き落すかのように宗司は箱の中の説明書を広げてある一文を読み始めた。
「ゴキブリが死ぬまでの時間は、チャバネゴキブリで5時間、クロゴキブリで1日くらいとされており、って書いてあるけど」
そこまで読んでわざとゆっくりと間を持たせると宗司はにやりとした。
「いたのはあれ一匹だったかもしれない。でも、他にも居るかもしれない。もしかしたら卵なんてのもあるかも知れない。どう、環菜は一晩我慢出来る?」
悪魔だ、ここにも悪魔がいたーっっっっ。
「私がそんなことを言われて平気な訳がないのに、分かってていうなんて酷すぎるっ!馬鹿馬鹿馬鹿―っっっ」
環菜は背中を力いっぱい何度もこぶしで殴りつけた。
「痛っ、痛っ、こら本気で叩くな、流石に痛い。分かった、俺が悪かった。一晩一緒にいてやるからもし出たらすぐに退治する。だからそれで勘弁しろ」
宗司は座っていたが当然反撃など出来るはずもなく殴られてよろけていた。攻撃をやめた環菜は殴っていた背中を労わるように撫でた。
「ご免なさい。痛かった?」
しょぼんと肩を落としながら、床へと正座をした。
「ちょっとな、でも自業自得ということで。俺が悪かったんだから」
落ち込んでいる私を見かねたのか、正面からふんわりと抱きしめられた。しっかりとした肩口に顔を埋めると、いい匂いがした。私の好きな匂いだ。とたん、ふにゃっと笑みが零れた。
「宗司さん」
「ん?」
自分の背に回された腕のぬくもりが暖かい。安心する。
「好き」
一番好きな場所。
「・・・煽るな。一晩中寝かせてやらんぞ」
つまらない要件で呼び出したお礼も兼ねて、私は頷いたのだった。
帰宅してベランダへと直行した環菜は小さなじょうろで水をやりつつ、すくすくと育っているミニトマトに話しかけていた。
夏も近くなり毎日が湿気との闘いだ。洗濯物がベランダに干せない日も多い。だが、人には体力を奪われるこの梅雨の間にもミニトマトは関係ないと丈夫に育ってくれた。ベランダで栽培してるからそんなには丈はそんなに大きくないが、黄色い小花や青い実を幾つも実らせている。
青い実は少しずつ赤みを帯びてきていて、ほんのりと赤くなったのを見ると可愛くて愛着が湧いてくる。買って食べるのもいいけれど、やっぱり自分で育てたものは格別だ。多少形が悪くても幸せの味がするから。
「こっちはまだかなー?」
トマトと並んで栽培しているリーフレタスにも水を遣る。まずまずの大きさにはなってきているが、こちらはもう少しといったところか。今年初めて挑戦した葉物野菜。収穫が楽しみだ。
環菜は水やりを終えて中腰の姿勢から立ち上がる。指定の場所にじょうろを置いてベランダから部屋へと入るために窓枠に手をかけた。
ベランダ用のサンダルを脱ごうとして視界の端の足元に何かが動いて見えた気がした。
「何?」
なんだろうと思って足元を見ると、サンダルとサッシとの間のコンクリートの上に黒い生き物がもぞりと出現していた。
「――――――!!」
(うぎゃーっっっっっっっっ!!)
出たーっっっっ、嫌―――――――っっっっっ!
出来ることなら大声で叫びたかったが、数年住み続けて騒音は拙いのは分かっているので、とっさに声は呑み込むことに成功した。が、怖気と鳥肌を体中に感じながら飛び上がった。
サンダルを揃えて抜くことなんて考えずに、開けてあった窓から室内へと飛び込み急いで逃げた。
実家であれば誰かに頼むが一人暮らしではそんな人はいない。でも、あれは無理!私には絶対に無理!誰かに頼むしか道はない。
目指したのは通勤で使っているバッグ。その中から携帯を取り出し、まだ掛け慣れていない人へと電話を繋いだ。
数回のコールの後、相手が出た。
「宗司さんっ!お願い助けてっ」
相手からまだ一言も言葉を聞かないうちに要件を言った。電話をしながらもあれからは絶対に目を離さない。もちろんどこにいるか確認するためだ。
『どうした環菜っ』
切羽詰まった環菜の声に只ならぬことがあったのかと思い、宗司は焦燥に駆られた。
「出たのっ!」
『何が、何が出たんだ、環菜!』
「ベランダにGが出たのっ!あっ、いけない窓閉め忘れてるっ」
慌てて中に入ってきたから窓を閉め忘れている。近寄りたくないのに閉めないともしかして部屋の中に入ってきたらどうしよう!怖くて仕方が無かったけれど、じりっじりっと窓際に近づいていった。取り敢えず見つけた場所からは移動していなかったが、枠からの距離は10cm程。ひとたび飛ばれてしまったら成すすべがない。背中をたらりと汗が流れ落ちていった。
『ベランダにじぃ?下着泥棒か!?』
木槌はじいと呼ぶくらいの年寄りが彼女の下着を盗みに来たのかと思った。それならまずは警察に電話しろと続けようとした。
「違う、違う。泥棒じゃなくて黒光りしたあれが出たのっ。黒い悪魔っ!あー、もう名前呼ぶのも嫌なヤツが出たの~っっっ。お願い、退治して~っっ」
(下着ドロじゃないのか?)
電話越しの環菜の説明でははっきりしないが泥棒ではないらしい。てっきり犯罪にあったのかと思ったのだが。
(・・・・・・黒光りに、黒い悪魔ってあれか?もしかしてゴキブリの事か?)
電話の向こうからは泣きが入り混じった声で環菜の必至な訴えが続いていたが、宗司は脱力して自宅のリビングの床に座り込んだ。
「はあー、なんだ、ゴキブリか。あんまり驚かせないでくれ、ベランダにで泥棒と鉢合わせしたのかと思って肝が潰れたぞ。まあ取り敢えず退治はするから、待ってろ」
「うん、お願いっ。待ってるからっ」
そんなに環菜を待たせていない筈だが、ドアを開けると同時に待てないのかひしっと腕に縋られた。
「うわっ」
「まだベランダにいるのっ。お願い~っっ」
涙を浮かべ縋りつかれ目の当たりにし、宗司は動揺した。たかが虫、されど虫。退治一つにこんなに頼りにされることに満足感を感じた。
「分かった。分かったから、一度手を離して、退治してくるから。環菜は見たくないだろうからここにいて」
宗司は自宅から持った来た新聞紙を持ってベランダへと音を立てない様にそろりと移動していった。
無事逃すことなく退治を終えた後は、ビニール袋へと新聞紙ごと一まとめにして片づけた。窓もきちんと閉め、ローテーブルの傍で冷たいお茶を飲んでいる。
「有難う、わざわざ来てもらって。助かりました」
「それにしても知らなかったよ、こんなに環菜がゴキブリに弱かったなんて」
電話での焦った声を思い出し宗司はくすりと笑った。
「だって人類の敵よ、あいつらは。どこにでも現れるし、素早いし、飛ぶしっ!出ない様に気を付けているのに。他の虫は割と平気なんだけど」
環菜はぷくうと頬を膨らませた。普段から奴らが出ない様掃除はこまめにしていたつもりだ。
「他の虫って?」
「スーパーで買ったキャベツの葉に付いている青虫とか、ベランダで見かける小さい虫は平気。別に怖いとも、気持ち悪いとも思わないんだけど、あれだけは、Gだけは別格なの。名前も言いたくないほど大っ嫌いなの」
自分で言いながらその姿を思い浮かべてしまい、ざわざわとする腕を自分で摩った。
「ふうーん。でも、退治したのはいいんだけどさ、ああいうのって一匹居たら、百匹ってよく言うじゃん。ベランダで見かけただけだからこの部屋にはいないと思うけど、環菜一人でこの部屋平気?」
一匹だけでも嫌なのに、想像で沢山のあれが現れた部屋を想像してしまい、環菜はさあーっと血の気が引いた。
「・・・その顔は駄目そうだな。今から薬局で毒エサタイプの買ってくるからちょっと待ってて。部屋に置いてないんだろう?」
青い顔をしたままこくこく私は頷いた。
退治用のエサを買ってきてくれる間、一人で部屋に取り残され留守番をしているのも嫌で一緒に買い物へついて行った。
何種類もあるゴキブリ退治用のコーナーで、書かれてい箱の説明書をいくつも読んで一番強力そうなもので部屋用と外用も買ってきた。もちろん帰ってすぐに部屋とベランダに設置した。
「これで大丈夫」
大量発生は免れた。私はほっと息を吐いた。
そんな私を突き落すかのように宗司は箱の中の説明書を広げてある一文を読み始めた。
「ゴキブリが死ぬまでの時間は、チャバネゴキブリで5時間、クロゴキブリで1日くらいとされており、って書いてあるけど」
そこまで読んでわざとゆっくりと間を持たせると宗司はにやりとした。
「いたのはあれ一匹だったかもしれない。でも、他にも居るかもしれない。もしかしたら卵なんてのもあるかも知れない。どう、環菜は一晩我慢出来る?」
悪魔だ、ここにも悪魔がいたーっっっっ。
「私がそんなことを言われて平気な訳がないのに、分かってていうなんて酷すぎるっ!馬鹿馬鹿馬鹿―っっっ」
環菜は背中を力いっぱい何度もこぶしで殴りつけた。
「痛っ、痛っ、こら本気で叩くな、流石に痛い。分かった、俺が悪かった。一晩一緒にいてやるからもし出たらすぐに退治する。だからそれで勘弁しろ」
宗司は座っていたが当然反撃など出来るはずもなく殴られてよろけていた。攻撃をやめた環菜は殴っていた背中を労わるように撫でた。
「ご免なさい。痛かった?」
しょぼんと肩を落としながら、床へと正座をした。
「ちょっとな、でも自業自得ということで。俺が悪かったんだから」
落ち込んでいる私を見かねたのか、正面からふんわりと抱きしめられた。しっかりとした肩口に顔を埋めると、いい匂いがした。私の好きな匂いだ。とたん、ふにゃっと笑みが零れた。
「宗司さん」
「ん?」
自分の背に回された腕のぬくもりが暖かい。安心する。
「好き」
一番好きな場所。
「・・・煽るな。一晩中寝かせてやらんぞ」
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