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第7話 そして、彼女は、"第1京浜の稲妻"になった! 恋愛の教訓=手に負えない美女には、手を出すな!
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実は、彼女=高森玲子には、以前、一回だけ、面識があった。
目黒第一高校の秋の文化祭のビキニ・プリンセス・コンテストに出場経験があり、そこで知り合ったのだ。
早速、聞き出した彼女のツイッター・アカウントに得意の作画技術を活かし、彼女を主役にした24ページほどのデジタル劇画の原稿を送ってみた。
やはり、恋の手始めは、得意分野からだ。
メイン・タイトルは『彼女は、第一京浜の稲妻』。
ジャンルは、タイトルから、わかるようにあきれるほどキレの良い写実画をベースにした――バイク・アクションものだ。
近未来の東京――美貌のアクション・ヒロインが、警察・機動隊やテロリスト相手に、とんでもないバイクの運転技術に大暴れするというストーリー。
品川のバイク・レンタル会社の社長令嬢に合わせたキャラクター設定なのだが、思ったより、反応が鈍くて、がっかりした記憶がある。当然、その後の交際に発展しなかったこともあった。
だが、原稿送信は、後々、とんでもない未来を引き寄せることになる。
小学生時代から自宅の広々とした裏庭で、自社のバイクを靴代わりに乗りこなしていた玲子は、瀬下に失恋した直後から、自社バイクを勝手に担ぎ出し、第1~第3京浜から首都高速まで、都内の主要高速道路上で、"第1京浜の稲妻"と名乗り、法規完全無視の高速走行を繰り返した。
なんで、彼女が、こんなことをし始めたのか、わからない。
周囲は、あっけにとられたが、本心は。だれにもわからない。
恋する女心は、永遠に謎ってことだ。
しかし、他の民間走行車両は、それでよくても、首都圏道路網の秩序と安全を預かる治安組織は、そうはいかない。
本事案は、あっという間に、警視庁の定例の捜査会議に挙がり、高速道路の平和をかき乱す闖入者="第1京浜の稲妻"と名乗る被疑者を、即刻、確保すべし――という現場への指令が下った。
玲子も、自らに迫る包囲網に脅威を感じたのか、走行路を高速から地上へと切り換える。
新しい狙いは、なんと日銀行内。
普段は、警備が緩いのをいいことに並み居る警備員たちを振り切り、行内に侵入した。
最後は、日銀の本行内回廊を一周し、悠々と外へ出た。
これで、日銀本体の警戒レベルが、最高度にまで上がった。
単騎では、そう簡単に侵入できるほどの場所ではないと気が付くと、翌日、自社のガソリンを灯油タンクに詰め、周囲で爆発させて、意趣返しとした。
いよいよ事態は、水面下の臨界を突き破り、公のものになったってことだ。
本事案は、首都の治安を揺るがす重要指定事件となり、警視総監案件にまで発展した。
しかし、当の彼女は、平然と笑っていた。
それが、なぜなのか、わからない。
とにかく、何かが彼女を笑いと行動に駆り立てたのだろう。
マスコミ報道に載った目撃者によると、「これが、わたしよ!」「これが、わたしなのよ!」と叫んでいたらしい。
まあ、ある意味、うらやましい女性ではあると思った。
そんな彼女="第1京浜の稲妻"にも、ついに最後の日が来た。
走行の休憩中、一瞬の隙を突かれ、逮捕されたのだ。
「有名犯」らしく、最後は、パトカーのボンネットの上で手錠姿を撮られた。
なぜか、本人は、嬉しそうな表情だったのが、印象的なカットだった。
即刻、連行された警視庁の取り調べ室でも、その様子は、変わらなかった。
人定質問を受けても、なぜか、嬉しそうに笑みが絶えないのだ。
そして、玲子は、瀬下の関係を一切、しゃべらなかったが、その関係は、すぐに外部に洩れた。
もっとも、本人は、何の衝撃も受けていないかのように振る舞った。
さすが、有名俳優のご子息だった。
社長令嬢として『逃亡の恐れなし』として、玲子が保釈されても、その変わらなかった。
既に高校卒業を目前に控え、抜けられない主演映画の撮影が、大詰めに来ていたという事情もあった。
マスコミからの「高森玲子さんとの御関係は?」という囲み取材にも、平然としていた。
しかし、事の重大さが、段々、わかってくるとそうも言っていられなくなってきた。
次第に、一定の社会責任を感じるようになったのか、その口調は、神妙なものへと変わっていった。
やがて、マイクを向けられると「今回の彼女の一連の行為の根源は、自分との関係にあったのかもしれません」と一定の範囲だが、関与責任を認めるようになっていった。
しかし、玲子にしてみたら、瀬下の「一定の範囲」という口ぶりが、気に入らなかったらしい。
保釈後の行動は、さほど変わらなかった。
服装は、普段の私服からコスプレ衣装へと変わっただけだった。
TVのワイドショー・マスコミの囲み取材を受けても、「あれは、スーパーガールが、やったことです。私には、関係ありませんと」とぬけぬけと応えた。
「撮影された顔が一致している」と指摘されると、今度は、全身ラテックス特別仕様のマスク・ウーマンに扮装し、大手銀行の内部に侵入した。
警備員に確保されて、マスクを脱がされると、バイクを放棄して、走って逃亡した。
最後のコスプレは、女性警官だった。
警官制服に着替えて、男でもやらない突撃姿勢で、颯爽と緊急車両の傍らを駆け抜けた。
要するに、この女――全然、懲りてないのだ。
どこまでも、いつまでも、自由で自己責任――それが、彼女の正体なのだ。
当時もそうだったし、今でも、そうだろう。
目黒第一高校卒業後、日本大学芸術学部映画学科演技コースに進学したあいつ――瀬下 優は、のちに「彼女との関係で、得られものは、ほとんど無かった」と特任教授に答えたらしい。
いや、あったんじゃないか?
恋愛教訓――その1=「どんな美女でも、自分の手に負えない女には、手を出すな!」ということだ。
未来の名俳優候補として、なかなか得難い人生勉強になったと思う。
そして、将来、この一連の事件=『彼女は、第1京浜の稲妻』が、ドラマ化されて、主演を務めることになったら、「このドラマの原作は、目黒第一高時代の同期の友人の上原君の原作劇画なんです。彼のように才能のある劇画作家の原作の主演が出来て光栄ですよ」とでも、インタビュー取材に応えてほしい。
そのぐらいの同期の友情は、あってもいいだろう?
実は、彼女=高森玲子には、以前、一回だけ、面識があった。
目黒第一高校の秋の文化祭のビキニ・プリンセス・コンテストに出場経験があり、そこで知り合ったのだ。
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ジャンルは、タイトルから、わかるようにあきれるほどキレの良い写実画をベースにした――バイク・アクションものだ。
近未来の東京――美貌のアクション・ヒロインが、警察・機動隊やテロリスト相手に、とんでもないバイクの運転技術に大暴れするというストーリー。
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だが、原稿送信は、後々、とんでもない未来を引き寄せることになる。
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周囲は、あっけにとられたが、本心は。だれにもわからない。
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しかし、他の民間走行車両は、それでよくても、首都圏道路網の秩序と安全を預かる治安組織は、そうはいかない。
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玲子も、自らに迫る包囲網に脅威を感じたのか、走行路を高速から地上へと切り換える。
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しかし、当の彼女は、平然と笑っていた。
それが、なぜなのか、わからない。
とにかく、何かが彼女を笑いと行動に駆り立てたのだろう。
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なぜか、本人は、嬉しそうな表情だったのが、印象的なカットだった。
即刻、連行された警視庁の取り調べ室でも、その様子は、変わらなかった。
人定質問を受けても、なぜか、嬉しそうに笑みが絶えないのだ。
そして、玲子は、瀬下の関係を一切、しゃべらなかったが、その関係は、すぐに外部に洩れた。
もっとも、本人は、何の衝撃も受けていないかのように振る舞った。
さすが、有名俳優のご子息だった。
社長令嬢として『逃亡の恐れなし』として、玲子が保釈されても、その変わらなかった。
既に高校卒業を目前に控え、抜けられない主演映画の撮影が、大詰めに来ていたという事情もあった。
マスコミからの「高森玲子さんとの御関係は?」という囲み取材にも、平然としていた。
しかし、事の重大さが、段々、わかってくるとそうも言っていられなくなってきた。
次第に、一定の社会責任を感じるようになったのか、その口調は、神妙なものへと変わっていった。
やがて、マイクを向けられると「今回の彼女の一連の行為の根源は、自分との関係にあったのかもしれません」と一定の範囲だが、関与責任を認めるようになっていった。
しかし、玲子にしてみたら、瀬下の「一定の範囲」という口ぶりが、気に入らなかったらしい。
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服装は、普段の私服からコスプレ衣装へと変わっただけだった。
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「撮影された顔が一致している」と指摘されると、今度は、全身ラテックス特別仕様のマスク・ウーマンに扮装し、大手銀行の内部に侵入した。
警備員に確保されて、マスクを脱がされると、バイクを放棄して、走って逃亡した。
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無から有を生み出す!!!
世にも稀な "巨大なるスモール・ビジネス" ――高精細液晶ペンタブ一台、机椅子一組と自らのあふれるような表現意欲と華やかな創造的才能一つで、取り巻く状況は、空前のメガヒットへと動き出す――現代劇画ビジネス業界。
そこに創造的才能未知数の新星が、自らのあふれる若さだけを頼りにして、決然と飛び込む!
東京都立目黒第一高等学校を、卒業後、渋谷区代々木タレント・アカデミーのコミック作家養成コースを修了し、勇躍、乗り出す21世紀初の年に生まれた主人公=上原 純。
「作画力以外は、素人」
「読者や世間、社会どころか、好きな女の気持ちもわかりません」
そんな今どきの西東京なら、どこにでもいるような一人の典型的若造主人公の彼を中軸として描かれる――様々な涙あり、笑いあり、冒険あり、恋愛ありの人間模様ドラマ。
様々な人々の出会い、長く曲がりくねった旅、激烈で理不尽な闘いを通して、誰かを熱く愛し、誰かに深く愛され、「この仕事には、自分が託せる理想がある」と言えるほどの一人の青年にまで成長し、「彼女は、一生の伴侶」と呼べるほどの心から愛する女性と知り合うまでを、様々なエピソードを通して、活写する。
☆☆☆☆☆
どんな社会を理解し、どれほど世間から理解されないのか?
何を受け入れ、何から拒否されたのか?
どこの誰を愛し、どこの誰から愛されたのか?
☆☆☆☆☆
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若造主人公の軽快ハードボイルドな一人称文体で、輝く未来へ向けて、躍動する"創造の魂の軌跡"を生き生きと描き尽くす――新世代劇画作家の華やかで、鮮やかなビジネスサクセス・ストーリー!
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