23 / 32
後(ユーリ視点)
しおりを挟む
「ん……ふっ」
思わず力が入る。
少しずつ私の中をアリオスが占領していき、奥にたどり着いたと思ったら前後に動き出す。次第に私の身体は窓に寄りかかるようにしてくの字に曲がる。
身体がもっと気持ちのいい所を探しているのに気づいて、恥ずかしさに顔が歪む。
外は暗いけれど、所々に明かりが見え、誰かが見ていたらと思うと不安になるが、アリオスは腰を振るのをやめず、男の目でガラス越しに私を見つめる。
パン、とアリオスが何度も私に押しつける度、私の胸が揺れ、それが窓に映る。
「あっ、あぁ……こんな……」
恥ずかしさと、えも云われぬ背徳感とでおかしくなりそうだった。
「アリオス様、もう……」
耐えられそうにない私は声をかけるが、アリオスは一度私から体を離し自分の方へ身体を向き合わす。
そして再び私の中にそれをずぷりと入れ、足を広げるように抱き抱えた。
私はビックリして、アリオスの首に腕を回す。
「きゃ……」
その状態で、アリオスは私を揺するように腰を振ってくる。
その度に私は酷く声を出してしまう。
「あっ、アッ…アン! や……ンッ」
アリオスのそれが、揺するたびに奥に突き刺さる。痛いのと、気持ちいいのと、半々の刺激がやってくる。
「や、ッやぁ……!」
アリオスは我慢できなくなったのか、そのまま私をベッドまで運び、覆い被さるよう自分の思うままに腰を振り続けた。
「ハァッ、は……ん」
もう快感に抗わず、声を出してしまう私に、「やらしい声、出さないで……終わっちまう」、とアリオスが言う。
「さ……っき……声出し、てって……ッ」
涙目になってきた私は、アリオスに腕を回し見つめる。アリオスは私の頬にキスすると、今度は唇に深く舌を差し入れて来る。
「ンッ……ふッ」
「うッ……ハァッ」
するとアリオスの呼吸が更に激しくなり、ぬちょりとした熱い何かが私の中に放り込まれた。
「ッ、言葉になんねぇ……」
アリオスの熱い熱い情欲のそれは、私の中に全てを吐き出していた。
私が目を覚ますと、アリオスは肘をついて横になり、私の髪を1束掬い取って撫でていた。
目が合うと、幸せな気持ちで自然と笑顔が出てしまう。あぁ、私はこの人が好きなんだなぁって。
アリオスは私の額にキスをすると、囁く。
「もう、とろけすぎて無茶苦茶だ、俺」
見たことのない程の溢れるような笑顔で、私は耳まで熱くなってうわがけに潜り込んだ。
この幸せがずっと続きますように。
思わず力が入る。
少しずつ私の中をアリオスが占領していき、奥にたどり着いたと思ったら前後に動き出す。次第に私の身体は窓に寄りかかるようにしてくの字に曲がる。
身体がもっと気持ちのいい所を探しているのに気づいて、恥ずかしさに顔が歪む。
外は暗いけれど、所々に明かりが見え、誰かが見ていたらと思うと不安になるが、アリオスは腰を振るのをやめず、男の目でガラス越しに私を見つめる。
パン、とアリオスが何度も私に押しつける度、私の胸が揺れ、それが窓に映る。
「あっ、あぁ……こんな……」
恥ずかしさと、えも云われぬ背徳感とでおかしくなりそうだった。
「アリオス様、もう……」
耐えられそうにない私は声をかけるが、アリオスは一度私から体を離し自分の方へ身体を向き合わす。
そして再び私の中にそれをずぷりと入れ、足を広げるように抱き抱えた。
私はビックリして、アリオスの首に腕を回す。
「きゃ……」
その状態で、アリオスは私を揺するように腰を振ってくる。
その度に私は酷く声を出してしまう。
「あっ、アッ…アン! や……ンッ」
アリオスのそれが、揺するたびに奥に突き刺さる。痛いのと、気持ちいいのと、半々の刺激がやってくる。
「や、ッやぁ……!」
アリオスは我慢できなくなったのか、そのまま私をベッドまで運び、覆い被さるよう自分の思うままに腰を振り続けた。
「ハァッ、は……ん」
もう快感に抗わず、声を出してしまう私に、「やらしい声、出さないで……終わっちまう」、とアリオスが言う。
「さ……っき……声出し、てって……ッ」
涙目になってきた私は、アリオスに腕を回し見つめる。アリオスは私の頬にキスすると、今度は唇に深く舌を差し入れて来る。
「ンッ……ふッ」
「うッ……ハァッ」
するとアリオスの呼吸が更に激しくなり、ぬちょりとした熱い何かが私の中に放り込まれた。
「ッ、言葉になんねぇ……」
アリオスの熱い熱い情欲のそれは、私の中に全てを吐き出していた。
私が目を覚ますと、アリオスは肘をついて横になり、私の髪を1束掬い取って撫でていた。
目が合うと、幸せな気持ちで自然と笑顔が出てしまう。あぁ、私はこの人が好きなんだなぁって。
アリオスは私の額にキスをすると、囁く。
「もう、とろけすぎて無茶苦茶だ、俺」
見たことのない程の溢れるような笑顔で、私は耳まで熱くなってうわがけに潜り込んだ。
この幸せがずっと続きますように。
5
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
お母様が国王陛下に見染められて再婚することになったら、美麗だけど残念な義兄の王太子殿下に婚姻を迫られました!
奏音 美都
恋愛
まだ夜の冷気が残る早朝、焼かれたパンを店に並べていると、いつもは慌ただしく動き回っている母さんが、私の後ろに立っていた。
「エリー、実は……国王陛下に見染められて、婚姻を交わすことになったんだけど、貴女も王宮に入ってくれるかしら?」
国王陛下に見染められて……って。国王陛下が母さんを好きになって、求婚したってこと!? え、で……私も王宮にって、王室の一員になれってこと!?
国王陛下に挨拶に伺うと、そこには美しい顔立ちの王太子殿下がいた。
「エリー、どうか僕と結婚してくれ! 君こそ、僕の妻に相応しい!」
え……私、貴方の妹になるんですけど?
どこから突っ込んでいいのか分かんない。
【R18】仲のいいバイト仲間だと思ってたら、いきなり襲われちゃいました!
奏音 美都
恋愛
ファミレスのバイト仲間の豪。
ノリがよくて、いい友達だと思ってたんだけど……いきなり、襲われちゃった。
ダメだって思うのに、なんで拒否れないのー!!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる