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リョウの部屋
しおりを挟む「ん……アッ」
長いキスとともに、リョウが私のブラウスをスカートのウエスト部からひっぱり出し、手のひらを滑り込ませお腹やブラをやわやわと撫でてくる。私の胸は早鐘のように打ち、リョウにそれが伝わってしまうんじゃないかと恥ずかしい。
「あらた、ベッド行こ」
顔を桃色に染めたリョウが、私をベッドへ誘う。私は一瞬ためらったが、小さくコクリと頷いた。
リョウは私を横抱きにすると、ベッドへ私を移動させる。優しく、壊物を扱うようにそっと降ろされた。
横たわった私の上に覆い被さるようにして、再び軽く口づける。
「全部、見たい」
赤みを帯びた瞳でリョウはそう言うと、私のブラウスのボタンを外し始める。
1つ、2つ、3つと外していき、最後の一個を外すと、リョウはブラウスを左右に広げてブラが見える状態にした。さらに、ブラジャーを上に捲り上げて膨らみの先が露わになる。
「きゃ……」
恥ずかしくて目をつむり顔を背けると、リョウがそれに吸い付きちゅぱ、と音を立てて吸い始める。
「あふ……っん」
ピリピリとするような刺激に、私はたまらなくなって声を漏らす。もう片方の先端は、指でクリクリといじられる。
「やっ、リョウ……」
慣れない刺激は次々と変えてやってくる。
吸われたかと思えば今度はレロレロと突起を集中して舐め上げてくる。
私はお腹のあたりがムズムズとして、頭の中が白くなりそうだ。
「ひ……ンッ」
リョウが口を動かす合間に胸やらお尻やらをむにゅむにゅともみしだいてくる。私は熱いため息が漏れてしまう。
「あらた、やらしぃ」
カプり、と耳たぶを甘噛みするリョウ。
息と、噛まれた感触で全身にゾワゾワと何かが走る。
「やっ、は、ぁ……」
リョウが私の前髪を撫で上げ、広めの額が出てきたところにキスを落とした。私が目を開けると、リョウが綺麗な笑顔で私を見ていた。
「ここに跡つけていい?」
言うと、首の横あたりをペロリと舐める。そして、チュ、と優しくキスした。
「だ、ダメっ! そんな……ッ」
一瞬、強く吸われた感触がした。
や、やだ。そんなとこに。
「あらた」
名前をよぶと、深く口づけて来る。私の口の中を探るように。私はどうしていいかわからず固まったままだったが、リョウはそんなのを気にしている様子もない。
私のスカートのファスナーを下ろし、横へ捨てられる。
「汚しちゃうといけないから」
リョウは自分のワイシャツのボタンをゆっくりと外して行く。脱ぎ捨てると、今度はズボンもさっと脱いでしまった。
「俺ね、前の彼女に欲情しなかったんだ。好みじゃなかったし、恋とかよく分かんなかったし」
でも、といいかけて、リョウが私の膨らみをふわふわと触る。揺らすようにもて遊び。
「ふぁ……んッ」
日はまだ明るくて、何をされているのか丸みえで恥ずかしくて、何も答えられない。
「あらたはさ、好みってだけじゃなくて、なんかわからないけど意地悪したくなるし困らせたくなるし、優しくしたくなるし」
つ……と、お腹の筋を人差し指でおへその方へなぞって行く。ビクン、と私の体が跳ねる。そのままリョウの指はショーツまでたどり着く。
「あの時、ニセモノの彼女になってもらって良かった……あ、濡れてる」
下着をなぞられ、自分の身体の状態を声に出されかぁっと紅潮する。
「気持ちよくなってもらいたいし」
そう言うと、胸にかぶりつきながら大事な所をショーツ越しに上下に擦る。
「や、やっ、あ……」
どこに置いていいかわからない手が、胸の上にあるリョウの頭を掴む。サラサラとした髪が、私の指の間からこぼれ落ちる。
なぞられるショーツの辺りが変な感覚で、思わずリョウの頭を自分の胸に押しつけた。
「あっ、ダメ、やだっ」
恥ずかし過ぎて、狂いそう。
リョウが突然私の唇に激しく舌を入れてくる。グネグネと、私の舌を撫でたり吸ったり。
下着に、硬いものがぶつかっている。
私は尚更恥ずかしくなり、リョウの胸を軽く押し返すが、それに反応して私の腕を頭上に押さえつける。
「ごめん、もう我慢できない」
言うと、私の下着をするりと取り去り、リョウもすっと脱いでしまう。そして小袋を枕のあたりから取り出すと、自分のそれにつけた。
準備、してたんだ。
何となく、背筋がゾワゾワとした。
蛇に睨まれたカエルのような気分。
男の人の部屋に行くという事は、こういう事なんだと、生々しく理解した。
「んぁ!」
考えていたら、リョウが私の両足を広げ、その間にグッと力を入れて少しずつ入り込んで奥まで進めて行く。
「う、うぐッ……はァ」
「力抜いて……気持ちぃ」
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