俺の息子の息子が凶悪な件

把ナコ

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第一章 尊編 ①

尊の思春期

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 退院したら、手が自由にならなくていろいろと大変だったけど、父さんはお風呂で僕の体や頭を洗ってくれた。父さんに触られると気持ちがいい。骨折してすごく痛かったけど、いいこともあったな。
 お風呂で頭を洗ってもらうと、目の前にいつもの大きなちんこが見えた。手を伸ばしてちんこを育てる。

 そういえばこんなに近くで見るのは初めてだな、と思ったら、どんな味がするのか無性に気になって、高く勃ち上がった父さんのちんこに口を寄せた。大きくて口には入らなかったけど、先がツルツルして気持ちいい。父さんは何も言わないから舌で撫でてみた。

「うあっ」

 今の、父さんの声?
 そう思った直後、父さんに突き飛ばされて椅子から転げ落ちた。

 すぐに僕を起こして謝ってくれたけど、本当は父さん、怒りたかったんじゃないだろうか?
 今のはそれくらいダメなことだったのかもしれない。
 何も言われなかったけど、舐めるのは我慢しよう。でもぷにぷにツルツルで気持ちよかったな。

────

 中学生になると、周りの男子が一気に色気付き始めた。クラブチームの中では先輩達から彼女の話とか、初体験の話がちらほら耳に入るようになった。
 僕は相変わらず父さん以外に興味は無かったけど、女の裸写真が載った雑誌をみんなで回し読みした。

 何度見ても写真に興味が持てなくて、雑誌の後ろに書かれている体験談や男性器の悩み、女性の攻め方などのコラムや特集記事を熱心に読んでいた。

 僕が全く女の人の写真に興味を示さないのを見て、友達がお兄さんから借りて来た雑誌を差し出してきた。
 
「もしかして、お前にはこっちのほうがいいんじゃねぇ?」

 今思い返せば、友達は少し笑っていたかもしれない。

「ありがとう、見てみるよ」
「お、おお……、いそがねぇから」

 その雑誌を開くと、今までのエロ本と違って、男の人の裸の写真ばかりが並んでいた。今までの雑誌同様、なんとも思わなかった。

 だけど、その雑誌を読んで初めて、男同士も恋人になれるし、セックスができることを知った。
 やっぱりその本も、最後のコラムや特集記事のほうに興味が出た。

 いろんな雑誌を読むうちに、僕のちんこの状態を「包茎」と呼ぶことを知った。先っちょが半分くらい出てるけど、まだ皮がくっついて引っ張っても全部出てこない。
 友達に教えてもらって射精という現象も知っていたが、まだ僕には訪れていない。夢精もしたことがなかった。

「雑誌、ありがとう。でもやっぱり写真には興味でないや」
「そうか、まぁ、そういうこともあるのかもな。お前、好きなやつとかいねぇの?」
「父さん以外で?」
「うん、親以外で」
「うーん、思いつかないな」
「かわいいな、とか思うやつも?」
「女の子ってこと?」
「ああー、えっと、男でもいいけど」
「いないな。父さんはかっこいいと思うけど」
「アイドルとかも?」
「芸能人はかわいい人だから芸能人なんだろ」
「そういうことじゃねぇって。ま、まだお前には早いのかもな」
「そうか、僕には早いのか。まだ精通もしてないしな」
「まだガキだな」
「先輩、お世話になります」
「なんだよ、いじめがいのないやつだな。お前、俺より体もちんこもデカいのになんで遅いんだろうな」
「そんなの僕が知りたいよ」

 そういえば、父さんも射精するんだろうか? 一緒に寝ていても父さんが夢精したのを見たことがなかったから、友達に聞いてみたら大人はしないと言っていた。

 ちんこが膨らむ現象を勃起と言うのは知っていたけど、その先があることを知ってからは、自分が精通を迎えることよりも、父さんが出したらどうなるのかの方が気になっていた。

 度々回ってくる雑誌を熱心に読んでいると「アナルマッサージ」のお店の宣伝が目に止まった。
 何故気になったのか、自分でもわからないが、惹かれる物があった。それはあまり普通の行為でないことはもう気づいていたので、友達に聞くことはやめた。
 
 友達が、オナニーしてればそのうち精通が来ると教えてくれたので、僕はちんこを擦って勃起させるようになった。興味があったアナルマッサージもやってみたが、指を入れたら失敗してしまって一気に萎えた。

 後日、僕も無事精通を迎えた。
 これで父さんに聞ける、と喜んだ。


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