66 / 221
第3章 back to school 青春の甘い楽園
第65話 探偵稼業
しおりを挟む
秘書の副業として、梅田の外れにある女性限定のSMバーでSM嬢として働いて、1年経った頃、彼女はある少女と出会った。それは初夏の陽気を迎えた5月のゴールデンウィークのこと、玲奈は昼にこの店を訪れた時に、1人で来た少女に目が留まった。黒いゴスロリ調のワンピースで、ツインテールのどこか儚い感じの雰囲気がある娘で、小さなポーチを肩にかけていた。ランチタイムということもあって、彼女は昼食を食べ終え、デザートのプリンアラモードを食べていた。
「マスター、ここに書いてある地下の「「金魚鉢」」というのは、どういうものなんですか?」
「興味ある?」
「はい。探偵の母親の影響で、私も気になるものは、とことん知りたいので。」
玲奈は、控え室に入ろうとした所で、彼女のことをじっと見つめた。
(探偵…。)
いつものように、シャワーを浴びてからSMの衣装に着替える。これから夏になるので、夏仕様としてボンテージレオタードを着用。
(あの娘が来たら、面白いわ…。)
待機していると、先程の娘がやってきた。
「こんにちは。高校3年生の西園寺穂香と申します。」
「こんにちは。SMクイーンの玲奈です。」
部屋に案内し、衣装を渡す。3分後に彼女が戻ってきた。黒いマイクロビキニが、成長期の豊満な胸と尻を際立たせる。
「もしかして、貴女はお嬢様?」
ツインテールと純白な肌と相まって、まるで人形のようである。
「はい。私の母親の代から、探偵をしておりまして、良家と言えば良家です。」
まずは緊縛で、腕を縛り、足を曲げて固定し、M字開脚の状態で吊るす。
「やんっ…。恥ずかしい…。」
赤面する彼女に、玲奈はより一層興奮する。
「フフ、穂香ちゃん。オモチャあるで。」
ローターのスイッチを入れ、乳首に当てる。甘いため息が漏れ、徐々に降りていき、秘部を責める。強度を上げると、ため息は喘ぎ声に変わり、悦楽と恍惚の表情になる。
「あんっ、あぁ…。気持ちいい…。アソコがとろける…。」
緊縛をほどいて下ろし、その状態で寝かせて、蝋燭を垂らす。
「あぅ、熱っ…。」
「大丈夫やで、低温やから。」
赤い蝋が、純白の肌に落ち、絵画のようになる。蝋は冷えて固まると、剥がせるので問題ない。熱さと恥ずかしさで赤面して、目が潤む彼女は、まるで少女が大人に変わるまでの過程を再現してくれているかのようであった。今度は目隠しをして、起こしてハケ水車で秘部を責める。突然来た秘部への快楽に、唾液を垂らして喘ぎ声を上げる。
「あぁ~!!アカンっ!お股気持ちいい~!!!んっ、あんっ、あぁ~!!!」
「Hなお嬢様ね。可愛いわ。」
耳元で囁き、玲奈は彼女の頬を舐めた。恍惚とした表情を浮かべ、正に「女の顔」になっている。強度MAXにし、高速回転するハケ水車が秘部を責め続け、唾液と愛液がポタポタとベッドに垂れる。
「イッチャいそう?」
「アカン、イッチャう…。」
そう言うと、Tバックの中にローターを入れ、強度MAXにしたことで、強力な振動と高速回転するハケが同時に秘部を刺激し、彼女はエクスタシーに達した。
「んあぁぁぁぁ!!あぁんっ!!アカンっ、イクぅ~!!!」
甲高い喘ぎ声と共にビクビクっと身体が震え、脱力した。玲奈は、ハケ水車を止め、ローターの電源を切って外し、緊縛を解いた。身体に付いた蝋を剥がし、シャワー室まで誘導した。
「ローター、ビチョビチョやん…。あの娘、変態やな…。」
シャワーを終え、ゴスロリ調のワンピースに着替えた彼女が戻って来た。全てが終了するまで、まだ5分残っていた。ベッドに座り、少し雑談をする。
「気持ち良かった?」
「はい。お股からいっぱいお汁が出て、気持ち良かったです。」
「穂香ちゃんのお母さんは探偵って、言うたよね?どんな人なん?」
「ちょっと、それは話すと長くなるんで、私のLINEのIDを教えますね。」
2人はLINEのIDを交換し、これで連絡を取り合えるようになった。その日のやり取りはここで終了した。その夜、2人はLINEでやり取りした。
穂香
2023年5月5日
穂香のLINEのトップ画像は、ゴスロリ風ドレス姿の写真。
玲奈「こんばんは。穂香ちゃん。今日はお店に来てくれてありがとう。」20:40 既読1
穂香「こんばんは。玲奈さん。私も楽しかったです。ハケ水車は凄く気持ち良かったです。」20:41 既読1
玲奈「穂香ちゃん、履いてたマイクロビキニの内側、ビチョビチョやったで。こんなにお漏らしして悪い娘やな♥」20:42 既読1
マイクロビキニの写真が送られてきた。
穂香「ちょ…。はずい…。玲奈さんだって、経血まみれになった自分のナプキン、他人に見せられたら嫌やないですか。」20:42 既読1
玲奈「ごめんね。穂香ちゃんのお母さんが探偵って言うてたけどそれは…。」20:43 既読1
穂香「これは、長い歴史があります。」20:44 既読1
ここからは、電話でのやり取りとなり、玲奈はその内容を一部始終メモした。
彼女の家は、大阪府池田市にある洋風建築のお屋敷。父親の謙三は阪大病院に勤める医師で、入院中の母親の薫と出会い、そこから意気投合して結婚した。謙三が薫の下に行くという形になり、2人が出会って、家庭を持ち、3人の娘に恵まれた。長女の穂香はロマンチスト。次女の恵は美術好き。三女の詩織は現実主義者。西園寺家は大正時代から続く探偵の家系。1963年に3代目の西園寺清隆が霊能力者で、彼が担当したある事件で出会った超能力者の少女の幽霊を解放し、蓄音機に収めて、自分のパートナーにした。この幽霊の名前は、斎藤さやか。18歳で死亡し、地縛霊となっていた所を解放してもらった。イニシャルから取り、「なんでもSちゃん」と呼ばれた。なんでもSちゃんは、今もパートナーとなっている。
「お母さんも超能力者やで。」
「超能力者、へー。会いたいなー。」
翌週、玲奈は改めて彼女の下を尋ねた。池田市五月山にある洋風のお屋敷。どこか不思議な雰囲気がある。グレーのスカートスーツで訪問した玲奈。
「こんにちは、玲奈さん。」
穂香に案内され、中に入る。母親の書斎に案内された。書斎には、数多くの推理小説や昆虫標本などが置かれ、真ん中のソファーに1人の黒髪ショートの黒いカッターシャツを着た女性が座っていた。
「お母さん、この人が私の友達の玲奈さん。」
「はじめまして、中之島で秘書をしております音無玲奈です。」
「はじめまして、穂香がお世話になっております。私は探偵の西園寺薫です。」
夏場ということで、薫は黒いカッターシャツで、下は黒いTバックにガーターベルトを履いていた。玲奈は手土産として、堂島ロールを出して3人でティータイム。
「超能力者で探偵とお聞きして、どんな方なのか気になってお会いしたいなと思いました。」
「そうなんやね。貴女、人に言われへん秘密があるようやね。」
「えっ…。」
「見えるで。年頃の女の子を調教してるんやな、あらあら、穂香にもしてたんや。」
挨拶代わりに、超能力を披露。透視で考えを見抜く。
「お母さん、あれは…。」
「別に怒ってへんよ。せやけど、年頃の女の子が人様の前で、お漏らしははしたないで。」
穂香は赤面した。紅茶を飲み干し、
「玲奈って言うたね?ちょうど良かった。これから依頼人の所に行くんやけど、良かったら行かへん?」
そう言われて、玲奈もついていくことにした。北摂エリアの吹田市に行き、依頼人と待ち合わせた喫茶店で落ち合う。依頼人は、30代の会社員。彼は、ある会社で人事を担当していた。以前、彼がクビにした社員が殺害予告を送ってきて、殺されるのではないのかと心配している。
「殺し屋に狙われるようなことは、あらへんと思うんですよ。」
「殺し屋は無いな…。」
依頼人の話を聞きながら、透視をする。蓄音機は傍らにある。依頼人が注文したコーヒーが来て、彼はグイッと飲んだ。
「ウグッ!ブル、ブルチョパァァァァァ!!!!!!!」
急に苦しみ、吐血して顔面蒼白になり、呼吸困難になって倒れた。
「キャアァァァ!!!」
突然の事態に玲奈は悲鳴を挙げた。依頼人は死亡した。警察が来て、店内にいる人間は全員、現場に待機。鑑識が現場検証を行う。
「コーヒーから毒物は検出されませんでした。」
「となると、時間差で毒物の効果が出たんか…。」
冷静に現場を観察する薫。暫くしてボソッと呟いた。
「刑事さん、犯人はこの中にいます。」
「ホンマか?!」
「ええ。」
両手をかざし、ピラミッドを作る。超能力を発動し、透視する。現場にいる客は2人を入れ、11人。コーヒーからは毒物が出ず、店員が入れたとは考えにくい。現場にいた青いパーカーの男性に狙いを定めた。
「見えた!犯人は、あんたや!!」
彼を指差し、啖呵を切った。透視で見たことを全て説明する。
「あんたは、依頼人がここに来る前から尾行して、殺す機会を伺ってたんや。そして、依頼人が昼食に立ち寄った店で依頼人が席を立った隙に、料理にヒ素を盛ったんや。それで時間差で死亡した。」
「くっ、バレたらしゃあないな!!」
彼はサバイバルナイフを取り出し、薫を殺そうと襲いかかった。薫は蓄音機を再生し、そこから和服姿の少女の幽霊が出た。
「こんにちは~。人殺しやな?さやかがお仕置きしたるわ。」
Sちゃんは超能力を使い、彼はナイフを自分の喉に向けた。
「止めろ!止めろ!死ぬ!」
「人殺しはアカンで~。」
超能力で屈伏させ、彼は逮捕された。
「スゴい…。」
玲奈は圧倒され、立ち尽くしていた。この一件を気に、玲奈は探偵を志すことにした。お店を辞め、梅田のGAL探偵学校 梅田校に通い、探偵について学んだ。
2025年初夏、中村探偵事務所に応募し、見事採用され、念願の探偵になることが出来た。
「私の下で頑張りたまえ。」
「はい、頑張ります!!」
こうして、現在に至る。波乱万丈で、ある種の冒険活劇のような玲奈の半生のエピソードが語られた。
「そんな過去があったんやね。玲奈ちゃん、SMしてたんや。」
「美夜子さん、SMが引っかかりました?」
「ええ。やってみたいわ。」
「マスター、ここに書いてある地下の「「金魚鉢」」というのは、どういうものなんですか?」
「興味ある?」
「はい。探偵の母親の影響で、私も気になるものは、とことん知りたいので。」
玲奈は、控え室に入ろうとした所で、彼女のことをじっと見つめた。
(探偵…。)
いつものように、シャワーを浴びてからSMの衣装に着替える。これから夏になるので、夏仕様としてボンテージレオタードを着用。
(あの娘が来たら、面白いわ…。)
待機していると、先程の娘がやってきた。
「こんにちは。高校3年生の西園寺穂香と申します。」
「こんにちは。SMクイーンの玲奈です。」
部屋に案内し、衣装を渡す。3分後に彼女が戻ってきた。黒いマイクロビキニが、成長期の豊満な胸と尻を際立たせる。
「もしかして、貴女はお嬢様?」
ツインテールと純白な肌と相まって、まるで人形のようである。
「はい。私の母親の代から、探偵をしておりまして、良家と言えば良家です。」
まずは緊縛で、腕を縛り、足を曲げて固定し、M字開脚の状態で吊るす。
「やんっ…。恥ずかしい…。」
赤面する彼女に、玲奈はより一層興奮する。
「フフ、穂香ちゃん。オモチャあるで。」
ローターのスイッチを入れ、乳首に当てる。甘いため息が漏れ、徐々に降りていき、秘部を責める。強度を上げると、ため息は喘ぎ声に変わり、悦楽と恍惚の表情になる。
「あんっ、あぁ…。気持ちいい…。アソコがとろける…。」
緊縛をほどいて下ろし、その状態で寝かせて、蝋燭を垂らす。
「あぅ、熱っ…。」
「大丈夫やで、低温やから。」
赤い蝋が、純白の肌に落ち、絵画のようになる。蝋は冷えて固まると、剥がせるので問題ない。熱さと恥ずかしさで赤面して、目が潤む彼女は、まるで少女が大人に変わるまでの過程を再現してくれているかのようであった。今度は目隠しをして、起こしてハケ水車で秘部を責める。突然来た秘部への快楽に、唾液を垂らして喘ぎ声を上げる。
「あぁ~!!アカンっ!お股気持ちいい~!!!んっ、あんっ、あぁ~!!!」
「Hなお嬢様ね。可愛いわ。」
耳元で囁き、玲奈は彼女の頬を舐めた。恍惚とした表情を浮かべ、正に「女の顔」になっている。強度MAXにし、高速回転するハケ水車が秘部を責め続け、唾液と愛液がポタポタとベッドに垂れる。
「イッチャいそう?」
「アカン、イッチャう…。」
そう言うと、Tバックの中にローターを入れ、強度MAXにしたことで、強力な振動と高速回転するハケが同時に秘部を刺激し、彼女はエクスタシーに達した。
「んあぁぁぁぁ!!あぁんっ!!アカンっ、イクぅ~!!!」
甲高い喘ぎ声と共にビクビクっと身体が震え、脱力した。玲奈は、ハケ水車を止め、ローターの電源を切って外し、緊縛を解いた。身体に付いた蝋を剥がし、シャワー室まで誘導した。
「ローター、ビチョビチョやん…。あの娘、変態やな…。」
シャワーを終え、ゴスロリ調のワンピースに着替えた彼女が戻って来た。全てが終了するまで、まだ5分残っていた。ベッドに座り、少し雑談をする。
「気持ち良かった?」
「はい。お股からいっぱいお汁が出て、気持ち良かったです。」
「穂香ちゃんのお母さんは探偵って、言うたよね?どんな人なん?」
「ちょっと、それは話すと長くなるんで、私のLINEのIDを教えますね。」
2人はLINEのIDを交換し、これで連絡を取り合えるようになった。その日のやり取りはここで終了した。その夜、2人はLINEでやり取りした。
穂香
2023年5月5日
穂香のLINEのトップ画像は、ゴスロリ風ドレス姿の写真。
玲奈「こんばんは。穂香ちゃん。今日はお店に来てくれてありがとう。」20:40 既読1
穂香「こんばんは。玲奈さん。私も楽しかったです。ハケ水車は凄く気持ち良かったです。」20:41 既読1
玲奈「穂香ちゃん、履いてたマイクロビキニの内側、ビチョビチョやったで。こんなにお漏らしして悪い娘やな♥」20:42 既読1
マイクロビキニの写真が送られてきた。
穂香「ちょ…。はずい…。玲奈さんだって、経血まみれになった自分のナプキン、他人に見せられたら嫌やないですか。」20:42 既読1
玲奈「ごめんね。穂香ちゃんのお母さんが探偵って言うてたけどそれは…。」20:43 既読1
穂香「これは、長い歴史があります。」20:44 既読1
ここからは、電話でのやり取りとなり、玲奈はその内容を一部始終メモした。
彼女の家は、大阪府池田市にある洋風建築のお屋敷。父親の謙三は阪大病院に勤める医師で、入院中の母親の薫と出会い、そこから意気投合して結婚した。謙三が薫の下に行くという形になり、2人が出会って、家庭を持ち、3人の娘に恵まれた。長女の穂香はロマンチスト。次女の恵は美術好き。三女の詩織は現実主義者。西園寺家は大正時代から続く探偵の家系。1963年に3代目の西園寺清隆が霊能力者で、彼が担当したある事件で出会った超能力者の少女の幽霊を解放し、蓄音機に収めて、自分のパートナーにした。この幽霊の名前は、斎藤さやか。18歳で死亡し、地縛霊となっていた所を解放してもらった。イニシャルから取り、「なんでもSちゃん」と呼ばれた。なんでもSちゃんは、今もパートナーとなっている。
「お母さんも超能力者やで。」
「超能力者、へー。会いたいなー。」
翌週、玲奈は改めて彼女の下を尋ねた。池田市五月山にある洋風のお屋敷。どこか不思議な雰囲気がある。グレーのスカートスーツで訪問した玲奈。
「こんにちは、玲奈さん。」
穂香に案内され、中に入る。母親の書斎に案内された。書斎には、数多くの推理小説や昆虫標本などが置かれ、真ん中のソファーに1人の黒髪ショートの黒いカッターシャツを着た女性が座っていた。
「お母さん、この人が私の友達の玲奈さん。」
「はじめまして、中之島で秘書をしております音無玲奈です。」
「はじめまして、穂香がお世話になっております。私は探偵の西園寺薫です。」
夏場ということで、薫は黒いカッターシャツで、下は黒いTバックにガーターベルトを履いていた。玲奈は手土産として、堂島ロールを出して3人でティータイム。
「超能力者で探偵とお聞きして、どんな方なのか気になってお会いしたいなと思いました。」
「そうなんやね。貴女、人に言われへん秘密があるようやね。」
「えっ…。」
「見えるで。年頃の女の子を調教してるんやな、あらあら、穂香にもしてたんや。」
挨拶代わりに、超能力を披露。透視で考えを見抜く。
「お母さん、あれは…。」
「別に怒ってへんよ。せやけど、年頃の女の子が人様の前で、お漏らしははしたないで。」
穂香は赤面した。紅茶を飲み干し、
「玲奈って言うたね?ちょうど良かった。これから依頼人の所に行くんやけど、良かったら行かへん?」
そう言われて、玲奈もついていくことにした。北摂エリアの吹田市に行き、依頼人と待ち合わせた喫茶店で落ち合う。依頼人は、30代の会社員。彼は、ある会社で人事を担当していた。以前、彼がクビにした社員が殺害予告を送ってきて、殺されるのではないのかと心配している。
「殺し屋に狙われるようなことは、あらへんと思うんですよ。」
「殺し屋は無いな…。」
依頼人の話を聞きながら、透視をする。蓄音機は傍らにある。依頼人が注文したコーヒーが来て、彼はグイッと飲んだ。
「ウグッ!ブル、ブルチョパァァァァァ!!!!!!!」
急に苦しみ、吐血して顔面蒼白になり、呼吸困難になって倒れた。
「キャアァァァ!!!」
突然の事態に玲奈は悲鳴を挙げた。依頼人は死亡した。警察が来て、店内にいる人間は全員、現場に待機。鑑識が現場検証を行う。
「コーヒーから毒物は検出されませんでした。」
「となると、時間差で毒物の効果が出たんか…。」
冷静に現場を観察する薫。暫くしてボソッと呟いた。
「刑事さん、犯人はこの中にいます。」
「ホンマか?!」
「ええ。」
両手をかざし、ピラミッドを作る。超能力を発動し、透視する。現場にいる客は2人を入れ、11人。コーヒーからは毒物が出ず、店員が入れたとは考えにくい。現場にいた青いパーカーの男性に狙いを定めた。
「見えた!犯人は、あんたや!!」
彼を指差し、啖呵を切った。透視で見たことを全て説明する。
「あんたは、依頼人がここに来る前から尾行して、殺す機会を伺ってたんや。そして、依頼人が昼食に立ち寄った店で依頼人が席を立った隙に、料理にヒ素を盛ったんや。それで時間差で死亡した。」
「くっ、バレたらしゃあないな!!」
彼はサバイバルナイフを取り出し、薫を殺そうと襲いかかった。薫は蓄音機を再生し、そこから和服姿の少女の幽霊が出た。
「こんにちは~。人殺しやな?さやかがお仕置きしたるわ。」
Sちゃんは超能力を使い、彼はナイフを自分の喉に向けた。
「止めろ!止めろ!死ぬ!」
「人殺しはアカンで~。」
超能力で屈伏させ、彼は逮捕された。
「スゴい…。」
玲奈は圧倒され、立ち尽くしていた。この一件を気に、玲奈は探偵を志すことにした。お店を辞め、梅田のGAL探偵学校 梅田校に通い、探偵について学んだ。
2025年初夏、中村探偵事務所に応募し、見事採用され、念願の探偵になることが出来た。
「私の下で頑張りたまえ。」
「はい、頑張ります!!」
こうして、現在に至る。波乱万丈で、ある種の冒険活劇のような玲奈の半生のエピソードが語られた。
「そんな過去があったんやね。玲奈ちゃん、SMしてたんや。」
「美夜子さん、SMが引っかかりました?」
「ええ。やってみたいわ。」
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
Strawberry Film
橋本健太
現代文学
「写真と言うのは、人の人生の中の、ほんの少しの断片を切り取ったもの。後で見た時に、美しいと思えるようにするもの。カメラマンっていうのは、そういう仕事さ。」
その一心で、ある時はグラビア専門のカメラマンとして、何人もの少女の写真を撮り、イメージビデオ作成に貢献し、写真集も出した。またある時はジャーナリストとして、海外に赴き、テレビで放送されない真実を撮影し、報道してきた。いつしか大物になった彼は、地元の京都に芸能事務所 Strawberry Milkを立ち上げ、多くの夢見る少女達の背中を押し、才能を引き出して、花を咲かせた。
この物語の主人公 香塚 薫(1974~2019)は、京都府出身のカメラマンである。これは、彼の生涯と彼が遺した写真集やイメージビデオ、また、撮影してきたものにまつわる物語である。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
☆みのる的お気に入り小説☆
みのる
大衆娯楽
相当限られてくるのですがね…(ド滝汗)
かつて全くもって本を読まないみのるが(珍しく他のお方の)小説を読んで!勝手に紹介致します。
申し訳ございませんが、敬称略です。
これからいろいろ増えるといいなぁ……
※タイトル等に間違いがございましたらば
申し訳ございませんm(_ _)m
※※尚、様々な事情により閲覧出来なくなっている作品もございます。
ご了承くださいませ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる