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第68話 2014アドベンチャー
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薫の提案に、周庭は一瞬ドン引きしたが、すぐに了承した。
「グラビアカメラマンですものね。パンチラなんていくらでも撮ってたのね。」
「あぁ。女子高生のパンツを撮らせりゃ、右に出るモンはおらんで。」
得意げになる薫。里沙・紗良と共に、中国・香港を冒険した日が蘇る。芸能事務所 フルーツパラダイスと提携して、番外編として周庭のグラビアを収める。滞在中、現地の食べ物を食べているが、香港の大衆食堂である茶餐店の香港式洋食にハマった。
「この濃厚なミルクティー、味わい深いな。」
「出前一丁、店でも食えるんやな。」
英気を養い、引き続き、雨傘運動を撮影する。10月2日、香港行政長官 梁振英(ロアン・ツェンイン りょう・しんえい)は記者会見を行い、ナンバー2の林鄭月娥(キャリー・ラム りんてい・げつが)を窓口に学生団体と対話に乗り出す方針を明らかにした。翌日の夜、尖沙咀でデモに反対する人々と学生団体とで、激しい揉み合いが起きた。
「おわぁ~!!ジャッキー・チェンの映画みたいやな。」
至近距離で撮影する薫。薫は学生達の肩を持ち、余す所なく撮り続ける。
撮影の合間に、薫は周庭のグラビアを撮る。彼女は、日本のアニメなどに精通するオタクでもある。スクール水着を着て、セクシーポーズをし、それを撮影する。
「周庭ちゃん、中々がっちりしとるようやけど、水泳経験者?」
「はい。水泳をしていました。」
黒髪ロングで豊満な身体。ピチッとしたスクール水着、はち切れんばかりの乳房・尻を1つの絵として収める。かつて、香港の歌姫と言われたアニータ・ムイのような美しさを感じていた。昼食として、叉焼飯をいただく。白飯に叉焼の脂と甘辛いタレが染み込み、叉焼も分厚くジューシーである。
「美味いな~!!!肉と米の組み合わせは最高や!!」
香港名物の珈琲とミルクティーを半々で混ぜた鴛鴦茶(インヨンティー)で乾杯。
「乾杯!」
程良い甘さとほろ苦さで、味わい深い。
「美味しいな。」
「珈琲とミルクティー、苦味と甘味の調和がいいでしょ?」
「あぁ。青春のほろ苦さと甘さ、リアルとロマンが混じったような感じやね。」
一時は歩み寄る姿勢を見せたが、その後、衝突が起き、周庭は心労でスポークスマンから降りた。15日深夜に激しい衝突があり、薫はインヨンティーとパイナップルパンをつまみながら、前線で撮影する。
「俺の愛しの、周庭ちゃんには手出しさせへんからな!!!」
周庭の水着姿を収められたのと、深夜という時間帯、緊迫状態で薫はテンションMAXになり、好戦的な様子で警官やデモ反対派、黒社会の人間に突っかかる。
「世を救う男は、武器には頼らへんからな!!」
紹興酒を飲み、酔拳のような状態になる。警官がデモ隊を追いかけ、片っ端から逮捕する。薫は、その様子を撮影。
「オイオイオイ!!!!お前ら「「ポリス・ストーリー」」観てたんちゃうんか?!お前らはヒーローやろが!!!ヒーローが市民傷つけてどないするんや?!おぉ?!!」
鎮圧にかこつけて、市民に暴力を振るう警官の様子を撮り、薫も狙われる。怯むことなく突っかかり、金的を入れて、警棒を奪ってボコボコにする。
「反省せぇ!!!!」
何とか逃げ切り、アップルデイリー本社で写真を編集する。
「薫君、大分無茶したようだな。」
「へへへ。ジャッキー・チェンみたいやったやろ?」
殴られて、頬と右目の上は腫れていた。痛みを我慢して微笑む。
グラビア撮影では、周庭の他に、現地の女子高生数人に声をかけ、街中で撮影。看板が並ぶ路地裏で、制服姿を収める。足を上げてのパンチラや、ボタンをはだけさせての谷間チラリなど、香港の混沌とした街中のカオスと、思春期の少女の背徳感をイメージした写真が撮れた。
「薫さん、女子高生のパンツ大好きなんですね。」
「あぁ。周庭ちゃん、引いてる?」
雨傘運動は一進一退の状態が続き、衝突が起これば、全て撮影した。11月の衝突で、黄之鋒が逮捕された。好戦的になっていた薫も、流石に疲弊して、前線には出れなくなった。期限切れで薫は、日本に帰国。12月15日に、雨傘運動は終わった。薫は、雑誌に撮影した写真を掲載した。2014年は、アジア・ヨーロッパ・南米を冒険した年であった。
「グラビアカメラマンですものね。パンチラなんていくらでも撮ってたのね。」
「あぁ。女子高生のパンツを撮らせりゃ、右に出るモンはおらんで。」
得意げになる薫。里沙・紗良と共に、中国・香港を冒険した日が蘇る。芸能事務所 フルーツパラダイスと提携して、番外編として周庭のグラビアを収める。滞在中、現地の食べ物を食べているが、香港の大衆食堂である茶餐店の香港式洋食にハマった。
「この濃厚なミルクティー、味わい深いな。」
「出前一丁、店でも食えるんやな。」
英気を養い、引き続き、雨傘運動を撮影する。10月2日、香港行政長官 梁振英(ロアン・ツェンイン りょう・しんえい)は記者会見を行い、ナンバー2の林鄭月娥(キャリー・ラム りんてい・げつが)を窓口に学生団体と対話に乗り出す方針を明らかにした。翌日の夜、尖沙咀でデモに反対する人々と学生団体とで、激しい揉み合いが起きた。
「おわぁ~!!ジャッキー・チェンの映画みたいやな。」
至近距離で撮影する薫。薫は学生達の肩を持ち、余す所なく撮り続ける。
撮影の合間に、薫は周庭のグラビアを撮る。彼女は、日本のアニメなどに精通するオタクでもある。スクール水着を着て、セクシーポーズをし、それを撮影する。
「周庭ちゃん、中々がっちりしとるようやけど、水泳経験者?」
「はい。水泳をしていました。」
黒髪ロングで豊満な身体。ピチッとしたスクール水着、はち切れんばかりの乳房・尻を1つの絵として収める。かつて、香港の歌姫と言われたアニータ・ムイのような美しさを感じていた。昼食として、叉焼飯をいただく。白飯に叉焼の脂と甘辛いタレが染み込み、叉焼も分厚くジューシーである。
「美味いな~!!!肉と米の組み合わせは最高や!!」
香港名物の珈琲とミルクティーを半々で混ぜた鴛鴦茶(インヨンティー)で乾杯。
「乾杯!」
程良い甘さとほろ苦さで、味わい深い。
「美味しいな。」
「珈琲とミルクティー、苦味と甘味の調和がいいでしょ?」
「あぁ。青春のほろ苦さと甘さ、リアルとロマンが混じったような感じやね。」
一時は歩み寄る姿勢を見せたが、その後、衝突が起き、周庭は心労でスポークスマンから降りた。15日深夜に激しい衝突があり、薫はインヨンティーとパイナップルパンをつまみながら、前線で撮影する。
「俺の愛しの、周庭ちゃんには手出しさせへんからな!!!」
周庭の水着姿を収められたのと、深夜という時間帯、緊迫状態で薫はテンションMAXになり、好戦的な様子で警官やデモ反対派、黒社会の人間に突っかかる。
「世を救う男は、武器には頼らへんからな!!」
紹興酒を飲み、酔拳のような状態になる。警官がデモ隊を追いかけ、片っ端から逮捕する。薫は、その様子を撮影。
「オイオイオイ!!!!お前ら「「ポリス・ストーリー」」観てたんちゃうんか?!お前らはヒーローやろが!!!ヒーローが市民傷つけてどないするんや?!おぉ?!!」
鎮圧にかこつけて、市民に暴力を振るう警官の様子を撮り、薫も狙われる。怯むことなく突っかかり、金的を入れて、警棒を奪ってボコボコにする。
「反省せぇ!!!!」
何とか逃げ切り、アップルデイリー本社で写真を編集する。
「薫君、大分無茶したようだな。」
「へへへ。ジャッキー・チェンみたいやったやろ?」
殴られて、頬と右目の上は腫れていた。痛みを我慢して微笑む。
グラビア撮影では、周庭の他に、現地の女子高生数人に声をかけ、街中で撮影。看板が並ぶ路地裏で、制服姿を収める。足を上げてのパンチラや、ボタンをはだけさせての谷間チラリなど、香港の混沌とした街中のカオスと、思春期の少女の背徳感をイメージした写真が撮れた。
「薫さん、女子高生のパンツ大好きなんですね。」
「あぁ。周庭ちゃん、引いてる?」
雨傘運動は一進一退の状態が続き、衝突が起これば、全て撮影した。11月の衝突で、黄之鋒が逮捕された。好戦的になっていた薫も、流石に疲弊して、前線には出れなくなった。期限切れで薫は、日本に帰国。12月15日に、雨傘運動は終わった。薫は、雑誌に撮影した写真を掲載した。2014年は、アジア・ヨーロッパ・南米を冒険した年であった。
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