天然天使にご用心♡

⑥

　早速その日の夜。
　頭に入れた内容を思い出しながら実践開始だよ。
　まずは浣腸をして、腸の中を空っぽにします。ふむふむ。
　おトイレのウォシュレットでキレイキレイして、コンドームは右手中指にセットしてっと。
　それからこのローションをたっぷりお尻につけて…見えないとやりづらいな。

　そうだ、鏡の前でやればいいんじゃん。
僕って天才かも。
　姿見の前に座ってご開帳なボーズで位置を確認しながら弄り始めるね。
　まずはゆっくり息を吐きながらリラックスした状態て指1本……
　ﾂﾌﾟｯ……あっ、案外簡単に入るしそんなに違和感ないや。
　いきなり2本目は怖さもあるので、まずは1本でヌコヌコ。

　特に何も感じないなぁ。お尻を異物がいったりきたりしてるだけだなぁ。
　普段は閉じてる場所だから自然に閉じようとするんだ。なるほどなるほど。
　よ～く、慣らしてからって書いてあったけど、大丈夫そうだからそろそろ2本目いってみようかな…。
　一度指を出して、コンドームに人差し指も追加、ローションも追加。
　さっきと同じ要領で息をフ～～っと吐きながら。………あっ、入った。ちょっと緊張して目を閉じてたけど入ってる。

　1本から2本に増やしただけで異物感スゴいんだけど。息を吐こうとしても何だか意識がお尻に集中しちゃって上手くいかないや。
ちんちんもぐったりしてて前なんとかってとこも僕の指で届いてるんだか分かんないし。
前も弄ってみようかな…。

　鏡に映った自分が見えるから、遠慮がちに
お尻に使ってるのと反対の手で…親指、人差し指、中指で輪っかを作ってゆっくり…と。
ダメだ！鏡気になってきちゃった！
　くるりと後ろを向いて、もう一度仕切り直し。
　ちんちんをゆっくり扱きながらだと、お尻の指が少～しだけ進みやすくなってきた。
これならイケるかも！とグリグリ指をツッコむけれど、なかなか肉壁がぎゅうぎゅう邪魔をしてくる。
　気持ちよくもないし、排泄の反対の行為。うーん、やめようかなって言葉もチラつくけど、脳内に浮かんだのは、まだ会えてない涼くんの顔。
　もうちょっと…頑張ってみようかな…。