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2.飯も空気も最高だ
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最強のパワースポット暁月神社はかなりの山奥にあり、俺達の住む所から電車で行くと移動だけで半日以上かかってしまう。
その為、まずは最寄りの月岡飛行機まで飛び、そこからはレンタカーで神社まで移動する事にした。
小型のセスナ機が風を受けて揺れながら小さな月岡飛行場に降り立ち、着陸の時の衝撃もジャンボの比ではなくヤバい。
シートベルトを外しながら口にせずにはいられない。
「無事に着いて良かったな。」
「お、おう。ビビったよな。」
そのうえ小さな空港だから飛行機から直接に滑走路に降りて空港の建物まで歩く事も初めてで驚きの連続だった。
チェックアウトをすると予約していたレンタカーを借りて町へ出発した。
あらかじめ決めていた通り俺が行きの運転手だ。
空港を少し離れると道路はスムーズに進むし信号も少なくて運転は快適だ。
車社会のせいか幹線道路沿いには、飲食店も多く昼食を取る店選びに迷ってしまう。
「名物山菜天ぷら御膳、コレでいいんじゃねえ?」
「オーケー。もう腹減って限界だわ。」
田舎に来るとそこの名物を食べたくなる。普段ならザ・和食は敬遠するのに進んで食べたくなるんだから不思議なもんだ。
米が美味くておかわりをして腹一杯で車を出発させた。幾つかの町を過ぎた頃、国道は清流にそって並走していた。村が田畑と林に挟まれる形で現れては消えるを繰り返している。
「オレさ、今から行く暁月神社のお守りを絶~対に手に入れたいんだ。雨が降ろうと嵐が来ようと。」
「気合いが入ってるなぁ。そんなにあの子の事が好きなのか?」
良太が最近気にいっているバイト先の同僚。同じ歳で気さくで明るい子だ。
「うん。桃ちゃん、もう直ぐ資格試験って言ってたから最強パワースポットと噂の暁月神社で御守りをプレゼントしたら合格間違い無しだろ?俺も恋愛祈願できるし、んでもって、好感度上がってオレも告白成功!」
「ハイ、ハイ。わかった、わかった。頑張れな。」
本当、コイツは単純でいい奴だな。好きな子の為に時間がないからって飛行機とレンタカーを借りて一泊迄して御守りをもらいに行くんだから。
俺にはまだそこまで思い入れる子は現れないけど、親友としては応援したい。
ま、俺は神様なんて信じないけど、コイツは一日一緒にいても楽だし楽しいから満足だ。
その為、まずは最寄りの月岡飛行機まで飛び、そこからはレンタカーで神社まで移動する事にした。
小型のセスナ機が風を受けて揺れながら小さな月岡飛行場に降り立ち、着陸の時の衝撃もジャンボの比ではなくヤバい。
シートベルトを外しながら口にせずにはいられない。
「無事に着いて良かったな。」
「お、おう。ビビったよな。」
そのうえ小さな空港だから飛行機から直接に滑走路に降りて空港の建物まで歩く事も初めてで驚きの連続だった。
チェックアウトをすると予約していたレンタカーを借りて町へ出発した。
あらかじめ決めていた通り俺が行きの運転手だ。
空港を少し離れると道路はスムーズに進むし信号も少なくて運転は快適だ。
車社会のせいか幹線道路沿いには、飲食店も多く昼食を取る店選びに迷ってしまう。
「名物山菜天ぷら御膳、コレでいいんじゃねえ?」
「オーケー。もう腹減って限界だわ。」
田舎に来るとそこの名物を食べたくなる。普段ならザ・和食は敬遠するのに進んで食べたくなるんだから不思議なもんだ。
米が美味くておかわりをして腹一杯で車を出発させた。幾つかの町を過ぎた頃、国道は清流にそって並走していた。村が田畑と林に挟まれる形で現れては消えるを繰り返している。
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「うん。桃ちゃん、もう直ぐ資格試験って言ってたから最強パワースポットと噂の暁月神社で御守りをプレゼントしたら合格間違い無しだろ?俺も恋愛祈願できるし、んでもって、好感度上がってオレも告白成功!」
「ハイ、ハイ。わかった、わかった。頑張れな。」
本当、コイツは単純でいい奴だな。好きな子の為に時間がないからって飛行機とレンタカーを借りて一泊迄して御守りをもらいに行くんだから。
俺にはまだそこまで思い入れる子は現れないけど、親友としては応援したい。
ま、俺は神様なんて信じないけど、コイツは一日一緒にいても楽だし楽しいから満足だ。
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