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第2章 小さき従者とともに
第34話 赤髪美少女と卵騒動!俺は冒険者になれない!?変わった双子と子猫!
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レイヴンに起こされ、俺は目が覚まし、関所の前に行ったのは、お昼前であった、そこには昨日野営していた人達はもう居らず、門も開いていた。
そこを問題なく抜けて、王国の門で検問を受ける。
その際、身分証がないので2人で銀貨1枚を取られ、その他に街中でモンスターを連れ歩く際に必要となる、ペンダント見たいな物を渡された。
それをジェリム以外に付けて街の中に入った。
現在、望月は俺が抱き上げ、朔兎はレイヴンが抱き上げている。
ちなみに、キャラはシーフのままで、耳尻尾は収納している、フードは一応被っているが、隠蔽で名前もレストに、種族を人間にし、耳は普通にあるように見せている。
検問後、シルヴァが焼いたお肉食べたいというので、屋台でコッケーのレッグという大きな塩味の焼き鳥を、1個、銅貨2枚のを10個大銅貨2枚で買い、その隣で果実水という飲み物を銅貨2枚のを買い、王国の中にもあった噴水の座れる場所で、シルヴァに焼き鳥を朔兎と望月には野菜を渡し、俺は果実水柑橘系の風味がある水を飲み、各々昼食を過ごしていた。
そして、そこで俺は、所持金を悩みながら見ていた、大銀貨1枚、銀貨1枚、大銅貨3枚。
すると、見兼ねたレイヴンが、この世界の平均収入と、お金を、価値は計算しにくいので、俺の世界風にざっくり例えて貰った。
普通の冒険者の1カ月の収入は銀貨5枚(5千)~大銀貨1枚(1万)
大銀貨1枚(1万)は少し高いランクの冒険者らしい。
鉄貨(1円)
銅貨(10円)鉄硬貨10枚
大銅貨(100円)銅貨10枚
銀貨(1000円) 大銅貨10枚
大銀貨(1万円) 銀貨10枚
金貨(10万円)大銀貨10枚
大金貨(100万円)金貨10枚
白銀貨(1千万円)大金貨10枚
大白銀貨(1億円)白銀銀貨10枚
硬貨以外、白銀板(10億円)大白銀貨10枚。
金貨1枚で1年は最初の町の宿屋なら泊まれます!
王国の宿屋の場合は半年泊まれます!
※読者の方が考える場合、現代日本ならなら、何倍かの価値と各々の感覚の認識でお願いします!
現在俺の所持金は1万1300円、つまり、普通の人の2カ月、ちょっとの収入お金がある。
だが、少し問題は、シルヴァが普通より凄く食欲があり減るスピードが、速そうだということ、今回はゲージの中に居たとき何やら色々食べていたらしく軽く空いた程度らしく、仔犬の体に対し、まあまあ多いかな量を食べたるだけで済んでいる。
それもあり、シルヴァには、次からゲージに入って食べて来て貰うようにって話すと、何故か目をキラキラさせながら返事が返ってきた。
そこで、なんとなく気になっていた中のことをきいた。
青い空、広がる平原それを囲んだ森、湖、白い冷たい物(雪)、建物には、大きなベッド、大きな暖かい湖と、料理を運んでくれる黒い服を着た男の優しい人が居たなど、色々な事を話してくれ、中はまるでリゾートホテルのようなんだとわかった。
そりゃあ、狼軍団やカマキリや蓑虫が、即戻りたがる訳だ、スライムに関しては出てこない始末、あの中引きこもりを作ってしまうのではないだろうか…
それは置いておき、話を聞いてわかったことは、どうやら、中の時間とこちらの時間はかなりずれがあるようで、俺が昨日の夜入れた時はあちらも、同じ時間帯のようだったが、今日出した朝の時は向こうは、夜でしかも何日も過ごしていたらしいのだ。
いったい中はどうゆう仕組みなんだろうか、謎は深まるばかりである。
そんなことを考えながら、食べ終えたシルヴァを帽子に入れ、朔兎と望月はまた、俺とレイヴンで今度は反対に抱え、散策に街の地図が見れるかなと、マッピングを起動してみると、ルーデアス王国地図といつもと違うマップが表示された。
その地図を眺め、王国商店通りという表示を見つけた、俺は、お店を見るのもいいなと思い、その通りへ向かった。
そこには色々なお店があり、道具屋、雑貨屋、薬屋、素材屋、武器屋、防具屋、服屋、家具屋、本屋、魔道具屋、不動産屋、などの異世界の生活に関わりそうな定番の店は勿論。
明らかに高級そうな外観の店も存在し、そこには扉に決まって、Aランク以上の身分証、貴族身分証、保持者限定、一般お断りとか書かれていた。
そんな店の他にも、魔獣使い専用店、召喚士専用店、など、特殊な職業の人専用の店があり、これらも入るには、何やら冒険者カード、職業身分証が必要らしい。
それらの店を流し見ていたとき、看板に卵、首輪、リードが書かれた、愛玩魔物店だ。
外観は石で作られた大きな屋敷で、身分証などがなくても、中に入ることも可能な様なので入ってみることにした、一応、朔兎と望月、シルヴァとジェリムはレイヴンに預けてから入る。
理由は、中に魔物が居たら怖がりそうだからだ。
そんなわけで、俺だけ屋敷の様な店の中に扉を開け入る。
内装は、左奥にはお洒落な鳥籠の様な物、色々な首輪、キャットタワーの様な物色々な観たことあるようなペット用品が並んでおり、入り口付近の手間側には、檻に入った派手な毛色の猫、少し大きな水玉模様の鶉の様な鳥、頭にモヒカンの様な毛のあるカエル、ツノの生えた小さな猿などが入っていた。
その右側には魔方ショーケースがならんでいて、中には、色々な大きさ形の卵が魔方陣の上に台座とともに置かれ飾られていて、そこには、俺の他にも似た様なフードを被った人が居てショーケースに張り付きながらバスケットボールくらいの赤い模様の大きな卵をみていた。
その卵のショーケースを見ていると、表札と値札が付いていた、表札にはレッドリザードの卵と書かれていて、値段が金貨8枚となっていた。
うわ、最初の宿屋数年くらい泊まれるぞこれ。
『ふーん、レッドリザードの卵か…』
この名前、レジェンディアにも居た、二足歩行の人くらいの赤色エリマキ蜥蜴だったよなと考えていると。
ちなみにドラゴン種ではない。
???「こっ!この子は!、リンクス叔父様に入学祝いのプレゼントとに今日渡される子です、そして、7日後の入園式に私と共に学園へ登校する予定の子ですよ!、他の人には渡しません!」
張り付いていた人に掴みかかられ、その勢いでその人のフードが外れ、綺麗な朱色の髪の少女が姿を現し、赤茶色の目を、向け怒った顔で言い、ショーケースを隠している。
この少女の顔だが美少女だ、髪型はミディアム、前髪は眉上でぱっつんと切り揃えられている。
それにしても、入学祝いのプレゼントにこの値段の卵、しかもその孵るであろうエリマキ蜥蜴と一緒に登校させるとは、そのリンクスと言う人はかなりの金持ちか…。
それにしても、美少女がエリマキ蜥蜴連れで学園登校か…学園ってことは一緒に生活?、いや、せめて、猫とか…その辺で願いたいな、可愛いのを膝乗せてて貰いたいかな。
一瞬美少女の瞳が光ったようにみえた。
なんて、少女を見ながら考えていると、階段をかける音とダンと何かが開く音がして、カウンターの下からニョキと店主が生えてきた。
店主?「り、リリアお嬢さん!、騒いでらしたようですが、どうなさいや…ましたか!」
リリア「この人が、私のこの子をとろうと見ていたんです!」
美少女が俺を指し言ってきた。
えー、見てたけど、この美少女、なんでとろうとしたとか言うんだよ!?
店主?「お客さん、盗ろうとしたってのは、そりゃ本当ですかい?」
店主がジロっと視線を向けてきた。
この店主何故信じたし…
『いや、本当なわけないですから、その子が勝手に誤解して言い掛かりつけて来ただけですからね…』
リリア「何を言いますか!、貴方、いきなり私の後ろから覗き混んできて、この子の種族名を言い、考えこんでいたではないですか!、これは、私のこの子を盗ろうと考えていたに決まっています!」
少女は、ショーケースをバンと叩き、卵を俺から隠している。
『確かに後ろから覗きましたがね!、それは君が張り付いてたから、そこまで見てるのが何か確認してみただけだから!』
リリア「嘘ですね!、そうやって言って私がこの子を受け取ってから、スティールで奪う気なんでしょう!!、私は貴方がシーフであるのは見抜いてますから騙されませんよ!」
美少女はショーケースに張り付いて姿勢で、睨みながら俺を指を指して言っている。
さっきの鑑定眼だったのか?
『確かに今シーフだけど、シーフとか普通に居ますよね!?』
シーフ居ないわけないよね!?
店主?「シーフね…お客さん、ちょいと失礼しますで、盗難防止魔法の解除魔道具類がないか、持ち物検査をさせていただいきますんでね?」
そういうと、男の店主はボディチェックを始めた。
てか、盗難防止魔法ってあるんだ、でもそれの解除魔道具って、作っちゃ駄目だろ…誰だよ作ったの。
そう考えていると、何やら胸ポケットから取り出された。
店主?「魔道具はないようですがね、これはなんですかね?」
『卵ですが?』
卵以外何に見えるよ?
店主?「ウチの商品に類似した形の物がありやすが、これは、お客さんが購入した物ですかい?』
店主の男は卵を色んな角度から見て、眼鏡を掛けて再度みている。
あーこれなんか疑ってないか…
『いえ、町から来る途中の沼で拾った物ですが?』
店主?「はあ?これを沼で拾っただぁ?そんなのあり得ね…ん、おやぁ?」
店主は、ぽかんとした顔をし、真剣に観ている、それから俺を見るとニヤっとした。
それより何だ?、あの俺を見てからの笑み、まあ拾ったという、釣れたんだけど真実言っても信じないから、拾ったことにしたんだが…
『いや、事実、沼に浮いてたんですよ?』
店主?「すみませんがぁ、これは奪ったとしかぁ、言えませんねぇ?、お客様ぁ?」
店主の男の雰囲気が変わり、顔も少し笑っていて、少し口元も歪んでいる。
これは何か嫌な予感がすんな…
『なんと言われようが、奪っても盗ってもいないです、それ返していただけますか?、もう帰りますから』
店主?「おやぁ、お客さんこれ持ち逃げする気ですかぁ?、これはウチの商品ですよぉ?」
『はあ?、何嘘言ってんだよ?、印とか何もないだろ、何を根拠に…』
店主?「そんな物どうでも…おほん、さあ、通報しましょうかぁ?盗っ人の猫の獣人さぁん?」
店主は卵を手の平で転がしながら、ニッコリしている。
『な、なんで…』
は?、隠蔽解除されてないよな、てか解除されてても、ステータスには獣人族って表示だけだよな、耳もフードで隠してるしおかしくないか?てか猫なのか?、シルヴァは狼の匂いがとか言ってたんだが…
リリア「獣人の方?でも私の鑑定には、人間と…隠蔽ですか、犯罪歴ももしや隠蔽して、でもそれなら入国時に分かるはず、名前はレスト…犯罪者にいましたでしょうか…」
店主?「野蛮な獣人族のシーフですぜ?、これも奪ったも…いえ、ウチの商品でしたので、盗っ人の存在を教えていただき、お嬢様には感謝しかぁありませんね?さあ、獣人、今回は卵を置いていけばな、見逃してあげ…」
話ながら、美少女にお辞儀をし、手に持つ卵を見ながらニヤっとして、俺に背を向け、手を失せろと言わんばかりに振り、店のカウンターに歩いていこうとする。
なんか、卵あの眼鏡で観てから様子変わったよな…何かあの卵について分かってるぽいな、よし、強制奪還の前に、カマかけてみるか。
『いや、待て、あんた、やけにその卵みて嬉しそうにしてるが、それなんの卵か分かって持ってるのか?』
店主?「そりゃあ、わかりますぜぇ?、当たり前だろ、こりゃな、ランダムエッグ…」
卵を撫でながらニヤニヤとしている。
ランダムエッグ?、俺の鑑定と名称違うが…
てか気持ち悪いなこの人…
リリア「ちょっと待って下さい!?、ら、ランダムエッグ!?、おかしいです、その様な品この店にはないはずでは、と言いますか、そもそもまず市場に出回るはずも…」
美少女が声が裏返りながら、店主の腕を掴み、それから、店主に問いかける。
あれだけ動揺をする卵、市場に出回らない…ってことは、超貴重なのかあの卵、まだかなりの数あるけど、そこの美少女ならまだしも、まあ、あんな騙し盗ろうとする、碌でもない奴には渡せないよな?
店主?「あ、ありますよ!、い、嫌ですねぇ、リリアお嬢さんは疑っていますかい!…ないわけないじゃねぇですか、ウチの魔物取引業界ではこの国随一、普段見せしないだけできっと、そうだ!、お、奥に…今からお見せしやすから…」
店主は美少女に狭られ、少し額に汗を浮かべ、言い訳をしながら、捕まれた手を振りほどくと、一気にカウンター奥にいこうとする。
俺は、店主の男の卵を持っていない腕をガッツリと掴み、爪を出し逃げたら切れる状態にする。
『待て、それやっぱ貴重だったんだな、カマかけて分かったわ、ん?、なあ、それなんか黒ずんできてないか…』
俺の幻覚かな?、黒ずんでる様に見えるだよな…
店主?「黒ずんで…な、なんだこりゃ!?…」
男は俺の指摘で、手の平の卵の変化に気づき固まった。
『まあ、黒かろうが、それでも返して貰うけど!<スティール>』
俺が手に持つと黒ずんできていた卵は、徐々に白く戻り始めた。
『お、戻ったな、よかった、これでよしと…』
俺は、胸ポケットに戻した。
店主?「ひぃ…!?、手に黒いのが広がってきやがる…、この黒いのなんなんだ!?」
男は、卵を持っていた手を仕切りに擦って騒いでいる、見たが、別に黒くもなんともない。
『は?、何暴れて…それに黒くないだろ?…何言ってんだよ?』
男は、明らかに何かおかしい行動をし始めていた。
店主?「アアー!?、黒いのが、黒いのが襲ってく、目が!?…」
男は仕切りに腕を払い、奇声を発して騒ぎだした、と思ったら今度は目を抑えて暴れだした。
どこも黒くなんてないんだがな、なんだいったい…
リリア「お、落ち着いて下さい!、か、かの者に、あ、安息なる安らぎを、安寧なる眠りをお与えて下さい<スリープ>!」
美少女がマントの中から、レイピアの様な剣を杖の様に向け、詠唱をし眠りの魔法を放った。
男はフラフラとよろけバタンと倒れた。
すると、身分証らしき者が落ちた、パッと目がいく、そこには目立つ様に記載された、黒い罰印が2つと黒い丸印が1つあるのが見えた。
美少女は身分証を持って固まっている。
リリア「この人、強盗、詐欺に罰がある、監禁…丸、これ最後は日付が最近、しかも、この日は、この人が店主交代したとか言った日です!、もしかして、前の店主おじいさんは監禁されてるんでは…大変これは一大事、今すぐ調べ…」
詐欺強盗の前科者だったんだあれ…、
よし、これ以上関わるのはまずそうだな、逃げよう!
移動し店屋の扉に手を掛け出ようとすると、すんでのところで一気に扉が引かれ、暗い赤色の髪に目つきが怖い男が目の前に現れた。
『あ、ごめんなさい、さようなら…』
その赤髪の男に余りの気迫に、何故か謝ってしまったが、今度こそ扉を開け店をでた。
別れてからレイヴンは皆を連れて木の木陰に移動していて、合流するまで少し時間がかかった。
その後、獣人の差別などがあるのを感じた俺は、路地裏でレイヴンに隠して貰い、魔法使いの姿に戻してから、色々考え、ギルドに向かうことになった。
目的は魔石を換金できるかの確認と、冒険者ギルドに登録してギルドカード(身分証)を作って起きたかったからだ。
理由は、検問の時に言われた不便な点にある。
1つ目は、特定の公共の施設、店、宿屋入ることが出来ない。
2つ目は、陸路の移動手段、乗り合い馬車など馬車に乗れず、定期船など、海路の移動も出来ない。
3つ目は、ギルド関係では、ギルドの退治系の依頼を受けれない、ギルドカードがない者は基本後回しにされるなど。
丁度、夕方の鐘が3度鳴る時間にギルドに到着しドアをギィと開け入る、レイヴンには入り口前で待機してもらった。
中には、向こうより、かなり広い空間で、酒場、テーブルや椅子もかなり多くあるが、受付は扉から真正面にあるのは変わらない。
受け付け嬢も同じく3人いた。
上の表札には、左が依頼の受理、受付、真ん中が案内受付、相談、右が買取、報告と書いてあったので、真ん中の受付に向かった。
そこでギルドの登録したいと話たのだが、ここで衝撃的な事を聞くことになった。
どんな事を話されたかというと、ギルド登録もとい冒険者になるには、まず、入学試験を受け合格を貰い、冒険者学園という所で1年~3年授業を受け寮、生活し、冒険者の基礎や職業の基礎などの色々な授業を受け、学ばなくてはならないそうです。
今年の学園の入学試験と入学受付は6日後で終了。今日の入学試験は午後の部も終わって、実質5日の1日2回の10回、入学試験は1回、銀貨1枚。
試験内容は、実技試験、筆記試験、50、50の100点評価で65点以上で合格。
会場への行き方は、噴水のある広場で、午前は9時、午後は3時の鐘で発車する定期空船に乗る。
ただ受かっても、入学費用は金貨1枚(10万)必要になるそうで、払えれば、学園の身分証やら書物類が支給され、食事も配給されるようになるそうだ。
ざっとこんな説明を受けた、これにより、益々、お金が必要になってしまった。
とりあえず、冒険者登録は今は無理だとわかったので、隣の受付に行き、昨日取った、受付に置ける、ガシャドクロの小さめの骨を一本とスケルトンの魔石を90個や、昨日のレベル上げ時と前に倒したゴブリン魔石を36個、三箇所に分け置いた。
受付嬢a「な、なんですかこの骨!?、それに、この量の魔石は、あはは…」
受付嬢はそれを見て顔に手を当てくらっと倒れかけた。
受付嬢b「これは…ギルドマスターに報告し、いえ、まず、何とか素材鑑定師さんの居る内に換金しちゃいましょうね、他の冒険者が見たら大騒ぎになってしまうわ!!、貴女も運ぶの手伝ってちょうだい!」
受付嬢c「は、はい!、先輩分かりました!」
受付嬢3人はなんとか骨を奥の部屋に持っていき、後から、魔石なども全て運び込み、そうして運び終えると出てきて持ち場に戻った。
受付嬢a「あの、失礼だと思いますが、あの数の素材分、お一人で倒されたのですか?」
『はい、まあ、そうですね』
ガシャドクロは倒してないけどな…
受付嬢a「やっぱり、違いますよねって、え!?、今そうですねって言いましたか!?」
受付嬢の女の人がドンと受付台を叩き、身を乗り出してくる、制服の隙間から、たわわな果実の境が…げふんげふん。
そんな物見えません!、これは不可抗力!、ok?
『あー、え、えーっと、その…』
受付嬢a「突然下向かれて、どうしましたか?」
受付嬢b「こら、受付台に乗り出さないの!、スカートも捲れてはしたないわ!、それから貴女、さっき素材を運んで熱いからって首のボタン外したの忘れてないかしら、その姿勢だと、目を下向けるしかないと思うわよ?」
隣の受付嬢の女性がそういい手をかけ、俺の行動察して彼女に教えてにこりと笑っている。
受付嬢a「@*♪☆$%!?、み、見たんですね!?」
気づいた彼女は、胸元を両腕を交差して隠し、顔を真っ赤にしている。
『み、見てないです!』
まあ、本当はチラ見しちゃったけど!
受付嬢b「はい、落ち着きなさい、ほら、もう鑑定終わったようですよ?、さあ、貴女のお仕事でしょう!」
受付嬢a「はい、そうです、お仕事に!、見られたものは仕方ない…仕方ないです!」
そう言い赤い顔をパンと叩き、走って奥の部屋へ行った。
そんなこんなで、鑑定が終わり、
ゴブリン魔石36個、大銅貨3枚と銅貨6枚
スケルトン魔石90個、大銀貨9枚
ガシャドクロの骨1本、大銀貨1枚
計、金貨1枚、大銅貨3枚、銅貨6枚
金貨1枚(10万)、大銀貨1枚(1万)、銀貨1枚(千)、大銅貨6枚(600)、銅貨3枚(30)。(11万1630円)
このスケルトン魔石に付いてだが、黒魔術師、死霊使いや召喚士などが武器屋、杖、触媒などに頻繁に使うからだそうだ。
ガシャドクロの骨については、素材鑑定士が初めて見たものらしく、値段がつけられなかったらしく、解析したいので、俺の言い値で良いから言ってくれと頼まれたため、大銀貨1枚で買い取って貰った。
これで一応、冒険者になるための資金は、何とかなりそうだなっと、金貨類をマントに入れ収納していると。
少しボーっと考えて居たら、ドアが開かれ冒険者が受付に雪崩のように流れ込んできた、急いで避け巻き込まれずに済んだのだが何事だろうかと思って様子を見ていると、理由がわかった。
どうやら冒険者が仕事を終えた、依頼達成報告、やら素材の買取のラッシュ時間が始まったようだ。
ざっと見ると、持っている素材が余りに少ない気がした、スライムオイルが数個とか、雑に剥がされた何かの皮、何かの折れた爪や牙数個、ゴブリン耳らしき物を10個ほどとそれに対し少ない魔石数個、中にはでかいネズミの様な魔物をドンと一匹そのまま置く物もいた。
ここでみていてわかるのは、確かに自分の様な数を狩る物や魔石を売るものとかは居ないということだ。
『やっぱり、おかしいのは俺なのかね…』
その後、ギルドを出て、茜色の空の中、レイヴン達と合流し王国内の宿屋に向かったのだが、1件目は満員、2件目は身分証必要、3件目は魔物お断り、など行くこと10件以上、結局大半が身分証必要でダメだった。
夜の6時の鐘が6度鳴り響いている中、噴水のベンチに座り突っ伏して悩んでいた。
『うわ、これどうすればいいのかな、泊まるとこないわ』
レイヴン「泊まるとこでしたら、さっきの場所は、馬小屋とかでしたらございましたよ?」
『いや、馬小屋とか泊まるとか、あり得ないから!それなら、いっそ俺は外出て野宿するわ!』
そう顔を上げ大きな声で騒いだとき、ちょうど2組の少年が横切った、なんとなく余り見かけない黒髪が目に付きいて見ていたら、その少年に手を引かれ歩いていた、フード付きのマント身に纏った子が石畳の隙間に躓き盛大に転んだ。
???「うわ…いたた…」
勢いで、その転んだ子のマントのフードがふわっと取れ、街の光のせいか青白く光る長い髪に混じる包帯が見え、気になり顔をチラ見すると、どうやら片目半分を隠すように包帯が巻かれていて、それを誤魔化すかの様に付けられた白いマスカレイドが見えた。
あの包帯かなり厳重に巻かれているが、目に怪我を負ったのだろうか?、てか男?女?
黒髪少年「ブラン!大丈夫か!、悪い、ブランがまた、昨日みたいに外で倒れたりしたらと思ったら、つい、早歩きになってしまったんだ、ごめんな…」
黒髪少年が白髪の少年?に心配そうに声を掛け、謝り頭を撫で、手を差し伸べている。
ブラン「ううんノクス、躓いて足挫いただけ、大丈夫だよ、それから、倒れたのはね、僕が試験用の本読み終えたてから、外で久しぶりに鈍った体動きかしてみたくて、抜け出した時、ちょうど夕方で日差し弱くてさ、外出用の目隠しもフードも被らずに、出たのが原因なんだよ、でも、まさか倒れるとは…」
白髪少年?は、か細い声でそう言いながら、差し伸べられた手を掴み立ち上がり、フードを被り、服に付いた土埃をぱんぱんと払っている。
外に出るのに目隠し、フード?…肌が弱いのか、まあ、確かに肌もめちゃくちゃ白いな、人のアルビノ?
ノクス「そういうことだったのか、屋敷の皆からは、ブランが夕方に外で倒れてたと聞いただけだったからな、てっきり、昼間、顔色悪いしふらふらしてたからな、やはりまだ体調悪くて倒れたのかと思ったんだ…心配かけないでくれよな、でも、ブラン、明日も夕方から移動だからなちゃんと目隠しとフードを忘れ…」
黒髪の少年は胸を撫で下ろし困った顔で言いっている。
ブラン「もう心配し過ぎだよ、ノクス、確かに昼間フラフラしてたけどさ、もう目隠しをはずして、徐々に目を慣らしたって…」
口元に手を当てながら笑い、片手でマスカレイドを少し外し、包帯の巻かれた目を触り軽く解いた。
ノクス「な、駄目だと言っただろ、全く油断も隙も、フードなら、室内に居るときとかは取ってもいいだろうが、目隠しは寝てる時以外は、完全に日が落ちるまではしてくれよな、なあ?ブラン聞いているのか?」
それをパシッと手を掴み辞めさせ、黒髪の少年が白髪の少年?の軽く解けた包帯を巻き直しながら、そっぽを向く白髪の少年?の頭をコツンと軽く叩き怒っている。
気になり眺めていたが、包帯の中は見えないずじまいだった、だが、マスカレイドを外したことで、包帯の無い方の顔、目は瞑っているため色は、よくわからないが、顔だちが黒髪の少年と瓜二つとは言わないがほぼ同じなのがわかった、背丈は少し白髪の少年?小さいが、年の差は感じない、双子か?
ブラン「あ~もう分かったよ、目隠しは邪魔だけど我慢するよ、あ~あ、昔は僕、ノクスと一緒に目も日差しとかも何も気にしないで過ごしてたのにな~」
直された包帯された目を抑えながら、マスカレイドを付け直し、口を尖らせながら、ぼやくように言っている。
駄々っ子な子供だ、黒髪の少年と同じ歳に見えたのだが、違う気がしてくるレベルだ。
ノクス「そうだな、確かに昔は、2人して屋敷から抜け出したり悪戯したりと屋敷の皆を騒がしてたよな、騒がしたといえば、数年前、ブランが体調崩して寝たきりになる前、魔物騒動があったよな、実はあの時の魔物の呪い受けたとか…」
黒髪の少年は夕方の空を見上げながら懐かしそうに話している。
屋敷の皆んなって…使用人か?、わんぱく双子か!
ブラン「あー寝てたのは、それ僕が多分抜けたのが…ケホケホ、いや、ほら見て、もうバッチリ回復したから、ツっ…大丈夫だよ!、さっきだって、お医者の方に見てもらって問題ないって言われてたでしょう?、だから、絶対呪いなんてないからね!」
白髪の少年?は、そういいながら体をブンブン動かしていると、躓いた方の足を動かしたとき少し呻いた。
ノクス「ちょっと噴水で足冷やしてから行こうな、だけど、本当に不思議だよな、どの薬も魔法も駄目で、あれから何年経っても回復せず寝たきり、目を覚ましても虚ろだった、あのブランが、昨日の朝、いつもの様に寝てる様子を見に言ったら、普通に起きて机で、試験の教本読んでて、ドア開けて固まってたら、突然、笑顔で俺と一緒に入学したいから、試験受けたいと言いだすしな…」
黒髪の少年は、白髪の少年の足を見て様子を確認し、白髪の少年の腕を肩にかけ、噴水を目指してゆっくり歩きながら話している。
あの白髪少年は何年も寝たきりの昏睡状態だったのか?、昨日突然起きたのか、奇跡的だな、どう見ても元気そうに見えるんだがな。
ブラン「肩まで貸さなくても…まあいいや、ねぇ、ノクスはさ、僕が目を覚ましてたのが嫌だったの?、例えそうだとしても、今戻れないから、出来れば、その寝てた期間分もサボ…いや、遊びたいな、それに来たのだってそのた…ケホケホ」
白髪の少年が少し低い声で話し、最後には何かを言いかけて盛大に手を口にあて、ケホケホ咳き込んでいる。
この変わる感じどこかで…白い、サボ…り、しかもこのワードって、もしかして…
<鑑定眼>
【名 前】ブランシェ・ヴィオーラ
【種 族】ハーフエルフ
【称 号】マルチリンガル
【レベル】Lv12
【ジョブ】無し
一応、鑑定眼で種族見てみたが、種族はハーフエルフ、魔族ではない…から魔王ではないのか、考え過ぎか?、それにしても、マルチリンガルってなんだ?
ノクス「嫌な訳あるか!、どれだけ心配したと、ブランは寝てたから知らないだろうがな、皆、目覚めるように、教会へ祈りに通っていたんだからな!、俺なんか毎日だぞ!、ん?祈るといえば…あの夢、正夢になったな…」
毎日教会に通うって必死、いや、兄弟なら当たり前か…
ブラン「教会あの神にか、余り嬉しく…いや、嬉しいな!、そこまで心配してくれて、ありがとう、だから目が覚めたんだきっと、神じゃなく…そう皆んなのおかげだね!」
白い少年から、その白さとはイメージに付かない、凄くドスの効いた低い声が一瞬聞こえた気がしたが、まるでそんなのが嘘だったように、明るく弾んだ声ではなしている。
ルクス「今、嬉しくないって言いかけなかったか?、相変わらず神様嫌いなままなんだな、いつもブランが教会向かわなきゃならない用事でると、必ず大怪我して行けなくなってたが、あれはただ不運が重なっただけ神様の所為じゃないだろ…」
黒髪の少年は、ため息をつきながら呆れたように、白い少年を噴水の縁に座らせ言っている。
教会に行くたび大怪我とはなんとも、可哀想なそれは嫌いになるだろうな。
てか、必ずってそれ呪いじゃないのか?
ブラン「あれはわざ…いや、そっそれより、さっき正夢がどうのってさ、どんな夢みたのか~、気になるな~、冷やして間に聞かせてよ♪」
白髪の少年はズボンをまくり、噴水に片足を入れ冷やしながら、その弾んだ声のままで話題を変え逸らした。
あの足捻挫してないか?、遠目でも腫れてるのが分かるが、よくさっき立ったなあれで…
レイヴン「ネム様、俺はもう一回宿屋の空きを探してきます」
『あ、うん、宜しくな!』
俺が手を上げ返事を返すとレイヴンは歩いて宿屋のある通りに向かっていった。
ノクス「そんな気になるか?話してやるけど笑わうなよ、入学試験の後疲れて寝た時の夢でな、俺、見た事ない鐘の紐付いた建物前に居たんだ、そこで、金毛の狐と白い犬に現れたと思ったら、俺をみて、貴方が願う、その望みきっと我神が~って言うから、だったら、ブランが目を覚まして一緒に学園で過ごせたらいいのにと、夢の中で言ったんだ、そうし…」
ブラン「な!?、ちょ待ってツっ!、うぐぐ…、ねぇ!今さ金毛の狐と白い犬って言ったよね、それ見た目覚えてたら、確認していいかい!…」
白髪少年は、隣に話しながら座った黒髪少年にビクっと飛びつくように、無理に足を動かし痛めたのか少し呻き身を捩り耐えたのか、平然とした声で聞いていた。
大丈夫なのか、あれ絶対今呻いてたよな…
ルクス「だ、大丈夫か?、そこまで気になったのか?、まあ、見た目は覚えているが、確か金毛の尻尾が沢山生えた狐と黒い上に尖った帽子を頭に乗せた白い犬だったな…」
黒髪少年は、首を傾げながら思い出しながら話している中、その近くを黒い子猫が何か紫の巾着を咥えて歩いてきていた。
沢山の尾の狐って、九尾の狐か?
あ、子猫だ可愛いな…あれ何運んでいるのかな。
ブラン「あいつらだ!あの馬鹿コンビ、やらかしやがったな、あー、どおりで何かおかしいと思ったんだよね、僕の力が弾かれるし、そうかこれはそういうことか謎は解け、…ん、待てよ、これはいわば、不可抗力…なら、あいつらの責任だし、僕はこのまま遊んでても許され…ん!?」
白髪少年は噴水の縁をバンバンと叩きながら途中からボソボソと話していて、こちらには聞こえてこない。
そんな少年の膝へ、歩いてきていた黒い子猫がぴょんと跳び乗り巾着を膝に置いたと思ったら、顔へ猫パンチを食らわせて、顔についてた仮面を噴水に吹っ飛ばした。
白髪の少年は、びっくりして動かした足と、仮面をぶっ飛ばされた際、鼻が痛かったのか顔と共に抑え声にならない声で呻いている。
えー!?、子猫だよな、なんだあの猫パンチの威力飛びすぎじゃね!?、痛そうだな、あれも可愛いけどやっぱ魔物なのか…
ノクス「だっ大丈夫か、ブラン?、お前確か、ブランが連れてきたクロだよな、家に居たはずじゃ…お迎えにきたのか?」
黒い子猫はミャーと鳴き、膝の上に置いていた巾着を咥え直しぴょんと飛び移り、黒髪の少年の膝に巾着を置いた。
ノクス「これマジックバッグ?、家紋は紫の花だから、屋敷のだな、そして、緑の紐は薬入れ…まさか、ポーション運んできたのか!?」
子猫はミャーンと鳴くと、まだ呻いている白髪少年の方を見てお座りしている。
ノクス「あ、ブラン…そ、そうだな、ありがとな、これ使えば家にすぐ帰れるよな!」
黒髪少年も猫の行動に表情には出さなかったが、相当動揺していたのか、白髪少年は少し忘れていたようで、ようやく白髪の呻く少年に近づき緑の小瓶を渡した。
白髪の少年は渡された、小瓶を受け取ると一気飲みした、すると少年の周りが一瞬ほのかに光った。
ブラン「あー、助かった、痛みも引いたし良かった、でも、ノワ、いや、クロ~、ありがとうな~、でも殴らなくても、普通に僕にポーション渡してくれても良くないかな…」
白髪の少年が話し掛けると、黒い子猫はぷいっと外方を向いている。
ノクス「ブラン、ほら、仮面だ、そろそろ夜ご飯の時間だろうし、クロもお迎えに来たみたいだしな、ほら手、行こうか!」
黒髪少年が吹っ飛ばされた仮面を拾ってきて戻ってきた、その仮面を白髪少年に手渡し付けさせると、手を掴み立たせ手を引いていく。
ブラン「お迎えというかずっとつけ…いや、そうだね、ノクス、帰ろうか、クロこい…」
白髪少年がそう声を掛けると、そっぽ向いていた、黒い子猫がミャーと一声鳴き、白髪の少年の肩にぴょーんと飛び乗る。
そうして、双子兄弟と子猫と共に噴水を去って行った。
『さっきの凄いジャンプ力だな…子猫でも猫なら当たり前なんだろうか…』
その後、辺りはすっかり暗くなりしばらくしてレイヴンが戻ってきたのだが、結局、宿屋は全滅で泊まれず、レイヴン以外のメンバーはゲージで、俺は街中で食事だけ済ませ、路地裏に入り、マントで姿を隠しブーツで浮上という手を使い、閉まった門を越えて、外のお風呂を作った岩がある辺りまで戻り野宿し、レイヴンはカラスの姿でその辺を見張るといったので、俺はそのままマントにくるまり眠りについたのだった。
おまけ
その頃、黒い空間のあの人は床に横なりぼやいていた。
「はあ、何この状況、マジありえねーわ、何故にあのチート管理者の関係者がこうも集まるのか、しかも、本人まで現れた始末、余計なことして見つかったら、まずいし様子観ながら、息潜めてるしかねーな」
「嗚呼、俺氏は称号介入で茶々入れできねーしw、マジ暇、またいつもみたいになんか出して遊ぶかね、よしPC出して遊ぶか、おい、ミーナ、いや、MiiNA居るんだろ、暇つぶしにゲーム対戦に付き合えよ。」
そう言われ、辛うじてドレスを着た女性とわかる姿人が何も無い空間からふわりと姿を現した、何故辛うじてかは、顔はバグった様になっていて服装と体格でしか判断が付かないからだ。
MiiNA「マ、マスター、カ、カシコマリ、マシタタタタ…」
その女性の声にはザーザーという砂嵐のような音が混ざり最後は語尾はバグっているように続いている、そんな様子をみて、黒い影はため息を付いて、ウィンドウに出し、弄り、その後は気にした様子も特になく、テーブルとイスをポンと2つ出し、テーブルの上にパソコンもポンと2台出し置いた。
そうして、その後、この暗い空間でゲームのBGMが流れる中、その2人は無言でゲームをしていたのだった。
そこを問題なく抜けて、王国の門で検問を受ける。
その際、身分証がないので2人で銀貨1枚を取られ、その他に街中でモンスターを連れ歩く際に必要となる、ペンダント見たいな物を渡された。
それをジェリム以外に付けて街の中に入った。
現在、望月は俺が抱き上げ、朔兎はレイヴンが抱き上げている。
ちなみに、キャラはシーフのままで、耳尻尾は収納している、フードは一応被っているが、隠蔽で名前もレストに、種族を人間にし、耳は普通にあるように見せている。
検問後、シルヴァが焼いたお肉食べたいというので、屋台でコッケーのレッグという大きな塩味の焼き鳥を、1個、銅貨2枚のを10個大銅貨2枚で買い、その隣で果実水という飲み物を銅貨2枚のを買い、王国の中にもあった噴水の座れる場所で、シルヴァに焼き鳥を朔兎と望月には野菜を渡し、俺は果実水柑橘系の風味がある水を飲み、各々昼食を過ごしていた。
そして、そこで俺は、所持金を悩みながら見ていた、大銀貨1枚、銀貨1枚、大銅貨3枚。
すると、見兼ねたレイヴンが、この世界の平均収入と、お金を、価値は計算しにくいので、俺の世界風にざっくり例えて貰った。
普通の冒険者の1カ月の収入は銀貨5枚(5千)~大銀貨1枚(1万)
大銀貨1枚(1万)は少し高いランクの冒険者らしい。
鉄貨(1円)
銅貨(10円)鉄硬貨10枚
大銅貨(100円)銅貨10枚
銀貨(1000円) 大銅貨10枚
大銀貨(1万円) 銀貨10枚
金貨(10万円)大銀貨10枚
大金貨(100万円)金貨10枚
白銀貨(1千万円)大金貨10枚
大白銀貨(1億円)白銀銀貨10枚
硬貨以外、白銀板(10億円)大白銀貨10枚。
金貨1枚で1年は最初の町の宿屋なら泊まれます!
王国の宿屋の場合は半年泊まれます!
※読者の方が考える場合、現代日本ならなら、何倍かの価値と各々の感覚の認識でお願いします!
現在俺の所持金は1万1300円、つまり、普通の人の2カ月、ちょっとの収入お金がある。
だが、少し問題は、シルヴァが普通より凄く食欲があり減るスピードが、速そうだということ、今回はゲージの中に居たとき何やら色々食べていたらしく軽く空いた程度らしく、仔犬の体に対し、まあまあ多いかな量を食べたるだけで済んでいる。
それもあり、シルヴァには、次からゲージに入って食べて来て貰うようにって話すと、何故か目をキラキラさせながら返事が返ってきた。
そこで、なんとなく気になっていた中のことをきいた。
青い空、広がる平原それを囲んだ森、湖、白い冷たい物(雪)、建物には、大きなベッド、大きな暖かい湖と、料理を運んでくれる黒い服を着た男の優しい人が居たなど、色々な事を話してくれ、中はまるでリゾートホテルのようなんだとわかった。
そりゃあ、狼軍団やカマキリや蓑虫が、即戻りたがる訳だ、スライムに関しては出てこない始末、あの中引きこもりを作ってしまうのではないだろうか…
それは置いておき、話を聞いてわかったことは、どうやら、中の時間とこちらの時間はかなりずれがあるようで、俺が昨日の夜入れた時はあちらも、同じ時間帯のようだったが、今日出した朝の時は向こうは、夜でしかも何日も過ごしていたらしいのだ。
いったい中はどうゆう仕組みなんだろうか、謎は深まるばかりである。
そんなことを考えながら、食べ終えたシルヴァを帽子に入れ、朔兎と望月はまた、俺とレイヴンで今度は反対に抱え、散策に街の地図が見れるかなと、マッピングを起動してみると、ルーデアス王国地図といつもと違うマップが表示された。
その地図を眺め、王国商店通りという表示を見つけた、俺は、お店を見るのもいいなと思い、その通りへ向かった。
そこには色々なお店があり、道具屋、雑貨屋、薬屋、素材屋、武器屋、防具屋、服屋、家具屋、本屋、魔道具屋、不動産屋、などの異世界の生活に関わりそうな定番の店は勿論。
明らかに高級そうな外観の店も存在し、そこには扉に決まって、Aランク以上の身分証、貴族身分証、保持者限定、一般お断りとか書かれていた。
そんな店の他にも、魔獣使い専用店、召喚士専用店、など、特殊な職業の人専用の店があり、これらも入るには、何やら冒険者カード、職業身分証が必要らしい。
それらの店を流し見ていたとき、看板に卵、首輪、リードが書かれた、愛玩魔物店だ。
外観は石で作られた大きな屋敷で、身分証などがなくても、中に入ることも可能な様なので入ってみることにした、一応、朔兎と望月、シルヴァとジェリムはレイヴンに預けてから入る。
理由は、中に魔物が居たら怖がりそうだからだ。
そんなわけで、俺だけ屋敷の様な店の中に扉を開け入る。
内装は、左奥にはお洒落な鳥籠の様な物、色々な首輪、キャットタワーの様な物色々な観たことあるようなペット用品が並んでおり、入り口付近の手間側には、檻に入った派手な毛色の猫、少し大きな水玉模様の鶉の様な鳥、頭にモヒカンの様な毛のあるカエル、ツノの生えた小さな猿などが入っていた。
その右側には魔方ショーケースがならんでいて、中には、色々な大きさ形の卵が魔方陣の上に台座とともに置かれ飾られていて、そこには、俺の他にも似た様なフードを被った人が居てショーケースに張り付きながらバスケットボールくらいの赤い模様の大きな卵をみていた。
その卵のショーケースを見ていると、表札と値札が付いていた、表札にはレッドリザードの卵と書かれていて、値段が金貨8枚となっていた。
うわ、最初の宿屋数年くらい泊まれるぞこれ。
『ふーん、レッドリザードの卵か…』
この名前、レジェンディアにも居た、二足歩行の人くらいの赤色エリマキ蜥蜴だったよなと考えていると。
ちなみにドラゴン種ではない。
???「こっ!この子は!、リンクス叔父様に入学祝いのプレゼントとに今日渡される子です、そして、7日後の入園式に私と共に学園へ登校する予定の子ですよ!、他の人には渡しません!」
張り付いていた人に掴みかかられ、その勢いでその人のフードが外れ、綺麗な朱色の髪の少女が姿を現し、赤茶色の目を、向け怒った顔で言い、ショーケースを隠している。
この少女の顔だが美少女だ、髪型はミディアム、前髪は眉上でぱっつんと切り揃えられている。
それにしても、入学祝いのプレゼントにこの値段の卵、しかもその孵るであろうエリマキ蜥蜴と一緒に登校させるとは、そのリンクスと言う人はかなりの金持ちか…。
それにしても、美少女がエリマキ蜥蜴連れで学園登校か…学園ってことは一緒に生活?、いや、せめて、猫とか…その辺で願いたいな、可愛いのを膝乗せてて貰いたいかな。
一瞬美少女の瞳が光ったようにみえた。
なんて、少女を見ながら考えていると、階段をかける音とダンと何かが開く音がして、カウンターの下からニョキと店主が生えてきた。
店主?「り、リリアお嬢さん!、騒いでらしたようですが、どうなさいや…ましたか!」
リリア「この人が、私のこの子をとろうと見ていたんです!」
美少女が俺を指し言ってきた。
えー、見てたけど、この美少女、なんでとろうとしたとか言うんだよ!?
店主?「お客さん、盗ろうとしたってのは、そりゃ本当ですかい?」
店主がジロっと視線を向けてきた。
この店主何故信じたし…
『いや、本当なわけないですから、その子が勝手に誤解して言い掛かりつけて来ただけですからね…』
リリア「何を言いますか!、貴方、いきなり私の後ろから覗き混んできて、この子の種族名を言い、考えこんでいたではないですか!、これは、私のこの子を盗ろうと考えていたに決まっています!」
少女は、ショーケースをバンと叩き、卵を俺から隠している。
『確かに後ろから覗きましたがね!、それは君が張り付いてたから、そこまで見てるのが何か確認してみただけだから!』
リリア「嘘ですね!、そうやって言って私がこの子を受け取ってから、スティールで奪う気なんでしょう!!、私は貴方がシーフであるのは見抜いてますから騙されませんよ!」
美少女はショーケースに張り付いて姿勢で、睨みながら俺を指を指して言っている。
さっきの鑑定眼だったのか?
『確かに今シーフだけど、シーフとか普通に居ますよね!?』
シーフ居ないわけないよね!?
店主?「シーフね…お客さん、ちょいと失礼しますで、盗難防止魔法の解除魔道具類がないか、持ち物検査をさせていただいきますんでね?」
そういうと、男の店主はボディチェックを始めた。
てか、盗難防止魔法ってあるんだ、でもそれの解除魔道具って、作っちゃ駄目だろ…誰だよ作ったの。
そう考えていると、何やら胸ポケットから取り出された。
店主?「魔道具はないようですがね、これはなんですかね?」
『卵ですが?』
卵以外何に見えるよ?
店主?「ウチの商品に類似した形の物がありやすが、これは、お客さんが購入した物ですかい?』
店主の男は卵を色んな角度から見て、眼鏡を掛けて再度みている。
あーこれなんか疑ってないか…
『いえ、町から来る途中の沼で拾った物ですが?』
店主?「はあ?これを沼で拾っただぁ?そんなのあり得ね…ん、おやぁ?」
店主は、ぽかんとした顔をし、真剣に観ている、それから俺を見るとニヤっとした。
それより何だ?、あの俺を見てからの笑み、まあ拾ったという、釣れたんだけど真実言っても信じないから、拾ったことにしたんだが…
『いや、事実、沼に浮いてたんですよ?』
店主?「すみませんがぁ、これは奪ったとしかぁ、言えませんねぇ?、お客様ぁ?」
店主の男の雰囲気が変わり、顔も少し笑っていて、少し口元も歪んでいる。
これは何か嫌な予感がすんな…
『なんと言われようが、奪っても盗ってもいないです、それ返していただけますか?、もう帰りますから』
店主?「おやぁ、お客さんこれ持ち逃げする気ですかぁ?、これはウチの商品ですよぉ?」
『はあ?、何嘘言ってんだよ?、印とか何もないだろ、何を根拠に…』
店主?「そんな物どうでも…おほん、さあ、通報しましょうかぁ?盗っ人の猫の獣人さぁん?」
店主は卵を手の平で転がしながら、ニッコリしている。
『な、なんで…』
は?、隠蔽解除されてないよな、てか解除されてても、ステータスには獣人族って表示だけだよな、耳もフードで隠してるしおかしくないか?てか猫なのか?、シルヴァは狼の匂いがとか言ってたんだが…
リリア「獣人の方?でも私の鑑定には、人間と…隠蔽ですか、犯罪歴ももしや隠蔽して、でもそれなら入国時に分かるはず、名前はレスト…犯罪者にいましたでしょうか…」
店主?「野蛮な獣人族のシーフですぜ?、これも奪ったも…いえ、ウチの商品でしたので、盗っ人の存在を教えていただき、お嬢様には感謝しかぁありませんね?さあ、獣人、今回は卵を置いていけばな、見逃してあげ…」
話ながら、美少女にお辞儀をし、手に持つ卵を見ながらニヤっとして、俺に背を向け、手を失せろと言わんばかりに振り、店のカウンターに歩いていこうとする。
なんか、卵あの眼鏡で観てから様子変わったよな…何かあの卵について分かってるぽいな、よし、強制奪還の前に、カマかけてみるか。
『いや、待て、あんた、やけにその卵みて嬉しそうにしてるが、それなんの卵か分かって持ってるのか?』
店主?「そりゃあ、わかりますぜぇ?、当たり前だろ、こりゃな、ランダムエッグ…」
卵を撫でながらニヤニヤとしている。
ランダムエッグ?、俺の鑑定と名称違うが…
てか気持ち悪いなこの人…
リリア「ちょっと待って下さい!?、ら、ランダムエッグ!?、おかしいです、その様な品この店にはないはずでは、と言いますか、そもそもまず市場に出回るはずも…」
美少女が声が裏返りながら、店主の腕を掴み、それから、店主に問いかける。
あれだけ動揺をする卵、市場に出回らない…ってことは、超貴重なのかあの卵、まだかなりの数あるけど、そこの美少女ならまだしも、まあ、あんな騙し盗ろうとする、碌でもない奴には渡せないよな?
店主?「あ、ありますよ!、い、嫌ですねぇ、リリアお嬢さんは疑っていますかい!…ないわけないじゃねぇですか、ウチの魔物取引業界ではこの国随一、普段見せしないだけできっと、そうだ!、お、奥に…今からお見せしやすから…」
店主は美少女に狭られ、少し額に汗を浮かべ、言い訳をしながら、捕まれた手を振りほどくと、一気にカウンター奥にいこうとする。
俺は、店主の男の卵を持っていない腕をガッツリと掴み、爪を出し逃げたら切れる状態にする。
『待て、それやっぱ貴重だったんだな、カマかけて分かったわ、ん?、なあ、それなんか黒ずんできてないか…』
俺の幻覚かな?、黒ずんでる様に見えるだよな…
店主?「黒ずんで…な、なんだこりゃ!?…」
男は俺の指摘で、手の平の卵の変化に気づき固まった。
『まあ、黒かろうが、それでも返して貰うけど!<スティール>』
俺が手に持つと黒ずんできていた卵は、徐々に白く戻り始めた。
『お、戻ったな、よかった、これでよしと…』
俺は、胸ポケットに戻した。
店主?「ひぃ…!?、手に黒いのが広がってきやがる…、この黒いのなんなんだ!?」
男は、卵を持っていた手を仕切りに擦って騒いでいる、見たが、別に黒くもなんともない。
『は?、何暴れて…それに黒くないだろ?…何言ってんだよ?』
男は、明らかに何かおかしい行動をし始めていた。
店主?「アアー!?、黒いのが、黒いのが襲ってく、目が!?…」
男は仕切りに腕を払い、奇声を発して騒ぎだした、と思ったら今度は目を抑えて暴れだした。
どこも黒くなんてないんだがな、なんだいったい…
リリア「お、落ち着いて下さい!、か、かの者に、あ、安息なる安らぎを、安寧なる眠りをお与えて下さい<スリープ>!」
美少女がマントの中から、レイピアの様な剣を杖の様に向け、詠唱をし眠りの魔法を放った。
男はフラフラとよろけバタンと倒れた。
すると、身分証らしき者が落ちた、パッと目がいく、そこには目立つ様に記載された、黒い罰印が2つと黒い丸印が1つあるのが見えた。
美少女は身分証を持って固まっている。
リリア「この人、強盗、詐欺に罰がある、監禁…丸、これ最後は日付が最近、しかも、この日は、この人が店主交代したとか言った日です!、もしかして、前の店主おじいさんは監禁されてるんでは…大変これは一大事、今すぐ調べ…」
詐欺強盗の前科者だったんだあれ…、
よし、これ以上関わるのはまずそうだな、逃げよう!
移動し店屋の扉に手を掛け出ようとすると、すんでのところで一気に扉が引かれ、暗い赤色の髪に目つきが怖い男が目の前に現れた。
『あ、ごめんなさい、さようなら…』
その赤髪の男に余りの気迫に、何故か謝ってしまったが、今度こそ扉を開け店をでた。
別れてからレイヴンは皆を連れて木の木陰に移動していて、合流するまで少し時間がかかった。
その後、獣人の差別などがあるのを感じた俺は、路地裏でレイヴンに隠して貰い、魔法使いの姿に戻してから、色々考え、ギルドに向かうことになった。
目的は魔石を換金できるかの確認と、冒険者ギルドに登録してギルドカード(身分証)を作って起きたかったからだ。
理由は、検問の時に言われた不便な点にある。
1つ目は、特定の公共の施設、店、宿屋入ることが出来ない。
2つ目は、陸路の移動手段、乗り合い馬車など馬車に乗れず、定期船など、海路の移動も出来ない。
3つ目は、ギルド関係では、ギルドの退治系の依頼を受けれない、ギルドカードがない者は基本後回しにされるなど。
丁度、夕方の鐘が3度鳴る時間にギルドに到着しドアをギィと開け入る、レイヴンには入り口前で待機してもらった。
中には、向こうより、かなり広い空間で、酒場、テーブルや椅子もかなり多くあるが、受付は扉から真正面にあるのは変わらない。
受け付け嬢も同じく3人いた。
上の表札には、左が依頼の受理、受付、真ん中が案内受付、相談、右が買取、報告と書いてあったので、真ん中の受付に向かった。
そこでギルドの登録したいと話たのだが、ここで衝撃的な事を聞くことになった。
どんな事を話されたかというと、ギルド登録もとい冒険者になるには、まず、入学試験を受け合格を貰い、冒険者学園という所で1年~3年授業を受け寮、生活し、冒険者の基礎や職業の基礎などの色々な授業を受け、学ばなくてはならないそうです。
今年の学園の入学試験と入学受付は6日後で終了。今日の入学試験は午後の部も終わって、実質5日の1日2回の10回、入学試験は1回、銀貨1枚。
試験内容は、実技試験、筆記試験、50、50の100点評価で65点以上で合格。
会場への行き方は、噴水のある広場で、午前は9時、午後は3時の鐘で発車する定期空船に乗る。
ただ受かっても、入学費用は金貨1枚(10万)必要になるそうで、払えれば、学園の身分証やら書物類が支給され、食事も配給されるようになるそうだ。
ざっとこんな説明を受けた、これにより、益々、お金が必要になってしまった。
とりあえず、冒険者登録は今は無理だとわかったので、隣の受付に行き、昨日取った、受付に置ける、ガシャドクロの小さめの骨を一本とスケルトンの魔石を90個や、昨日のレベル上げ時と前に倒したゴブリン魔石を36個、三箇所に分け置いた。
受付嬢a「な、なんですかこの骨!?、それに、この量の魔石は、あはは…」
受付嬢はそれを見て顔に手を当てくらっと倒れかけた。
受付嬢b「これは…ギルドマスターに報告し、いえ、まず、何とか素材鑑定師さんの居る内に換金しちゃいましょうね、他の冒険者が見たら大騒ぎになってしまうわ!!、貴女も運ぶの手伝ってちょうだい!」
受付嬢c「は、はい!、先輩分かりました!」
受付嬢3人はなんとか骨を奥の部屋に持っていき、後から、魔石なども全て運び込み、そうして運び終えると出てきて持ち場に戻った。
受付嬢a「あの、失礼だと思いますが、あの数の素材分、お一人で倒されたのですか?」
『はい、まあ、そうですね』
ガシャドクロは倒してないけどな…
受付嬢a「やっぱり、違いますよねって、え!?、今そうですねって言いましたか!?」
受付嬢の女の人がドンと受付台を叩き、身を乗り出してくる、制服の隙間から、たわわな果実の境が…げふんげふん。
そんな物見えません!、これは不可抗力!、ok?
『あー、え、えーっと、その…』
受付嬢a「突然下向かれて、どうしましたか?」
受付嬢b「こら、受付台に乗り出さないの!、スカートも捲れてはしたないわ!、それから貴女、さっき素材を運んで熱いからって首のボタン外したの忘れてないかしら、その姿勢だと、目を下向けるしかないと思うわよ?」
隣の受付嬢の女性がそういい手をかけ、俺の行動察して彼女に教えてにこりと笑っている。
受付嬢a「@*♪☆$%!?、み、見たんですね!?」
気づいた彼女は、胸元を両腕を交差して隠し、顔を真っ赤にしている。
『み、見てないです!』
まあ、本当はチラ見しちゃったけど!
受付嬢b「はい、落ち着きなさい、ほら、もう鑑定終わったようですよ?、さあ、貴女のお仕事でしょう!」
受付嬢a「はい、そうです、お仕事に!、見られたものは仕方ない…仕方ないです!」
そう言い赤い顔をパンと叩き、走って奥の部屋へ行った。
そんなこんなで、鑑定が終わり、
ゴブリン魔石36個、大銅貨3枚と銅貨6枚
スケルトン魔石90個、大銀貨9枚
ガシャドクロの骨1本、大銀貨1枚
計、金貨1枚、大銅貨3枚、銅貨6枚
金貨1枚(10万)、大銀貨1枚(1万)、銀貨1枚(千)、大銅貨6枚(600)、銅貨3枚(30)。(11万1630円)
このスケルトン魔石に付いてだが、黒魔術師、死霊使いや召喚士などが武器屋、杖、触媒などに頻繁に使うからだそうだ。
ガシャドクロの骨については、素材鑑定士が初めて見たものらしく、値段がつけられなかったらしく、解析したいので、俺の言い値で良いから言ってくれと頼まれたため、大銀貨1枚で買い取って貰った。
これで一応、冒険者になるための資金は、何とかなりそうだなっと、金貨類をマントに入れ収納していると。
少しボーっと考えて居たら、ドアが開かれ冒険者が受付に雪崩のように流れ込んできた、急いで避け巻き込まれずに済んだのだが何事だろうかと思って様子を見ていると、理由がわかった。
どうやら冒険者が仕事を終えた、依頼達成報告、やら素材の買取のラッシュ時間が始まったようだ。
ざっと見ると、持っている素材が余りに少ない気がした、スライムオイルが数個とか、雑に剥がされた何かの皮、何かの折れた爪や牙数個、ゴブリン耳らしき物を10個ほどとそれに対し少ない魔石数個、中にはでかいネズミの様な魔物をドンと一匹そのまま置く物もいた。
ここでみていてわかるのは、確かに自分の様な数を狩る物や魔石を売るものとかは居ないということだ。
『やっぱり、おかしいのは俺なのかね…』
その後、ギルドを出て、茜色の空の中、レイヴン達と合流し王国内の宿屋に向かったのだが、1件目は満員、2件目は身分証必要、3件目は魔物お断り、など行くこと10件以上、結局大半が身分証必要でダメだった。
夜の6時の鐘が6度鳴り響いている中、噴水のベンチに座り突っ伏して悩んでいた。
『うわ、これどうすればいいのかな、泊まるとこないわ』
レイヴン「泊まるとこでしたら、さっきの場所は、馬小屋とかでしたらございましたよ?」
『いや、馬小屋とか泊まるとか、あり得ないから!それなら、いっそ俺は外出て野宿するわ!』
そう顔を上げ大きな声で騒いだとき、ちょうど2組の少年が横切った、なんとなく余り見かけない黒髪が目に付きいて見ていたら、その少年に手を引かれ歩いていた、フード付きのマント身に纏った子が石畳の隙間に躓き盛大に転んだ。
???「うわ…いたた…」
勢いで、その転んだ子のマントのフードがふわっと取れ、街の光のせいか青白く光る長い髪に混じる包帯が見え、気になり顔をチラ見すると、どうやら片目半分を隠すように包帯が巻かれていて、それを誤魔化すかの様に付けられた白いマスカレイドが見えた。
あの包帯かなり厳重に巻かれているが、目に怪我を負ったのだろうか?、てか男?女?
黒髪少年「ブラン!大丈夫か!、悪い、ブランがまた、昨日みたいに外で倒れたりしたらと思ったら、つい、早歩きになってしまったんだ、ごめんな…」
黒髪少年が白髪の少年?に心配そうに声を掛け、謝り頭を撫で、手を差し伸べている。
ブラン「ううんノクス、躓いて足挫いただけ、大丈夫だよ、それから、倒れたのはね、僕が試験用の本読み終えたてから、外で久しぶりに鈍った体動きかしてみたくて、抜け出した時、ちょうど夕方で日差し弱くてさ、外出用の目隠しもフードも被らずに、出たのが原因なんだよ、でも、まさか倒れるとは…」
白髪少年?は、か細い声でそう言いながら、差し伸べられた手を掴み立ち上がり、フードを被り、服に付いた土埃をぱんぱんと払っている。
外に出るのに目隠し、フード?…肌が弱いのか、まあ、確かに肌もめちゃくちゃ白いな、人のアルビノ?
ノクス「そういうことだったのか、屋敷の皆からは、ブランが夕方に外で倒れてたと聞いただけだったからな、てっきり、昼間、顔色悪いしふらふらしてたからな、やはりまだ体調悪くて倒れたのかと思ったんだ…心配かけないでくれよな、でも、ブラン、明日も夕方から移動だからなちゃんと目隠しとフードを忘れ…」
黒髪の少年は胸を撫で下ろし困った顔で言いっている。
ブラン「もう心配し過ぎだよ、ノクス、確かに昼間フラフラしてたけどさ、もう目隠しをはずして、徐々に目を慣らしたって…」
口元に手を当てながら笑い、片手でマスカレイドを少し外し、包帯の巻かれた目を触り軽く解いた。
ノクス「な、駄目だと言っただろ、全く油断も隙も、フードなら、室内に居るときとかは取ってもいいだろうが、目隠しは寝てる時以外は、完全に日が落ちるまではしてくれよな、なあ?ブラン聞いているのか?」
それをパシッと手を掴み辞めさせ、黒髪の少年が白髪の少年?の軽く解けた包帯を巻き直しながら、そっぽを向く白髪の少年?の頭をコツンと軽く叩き怒っている。
気になり眺めていたが、包帯の中は見えないずじまいだった、だが、マスカレイドを外したことで、包帯の無い方の顔、目は瞑っているため色は、よくわからないが、顔だちが黒髪の少年と瓜二つとは言わないがほぼ同じなのがわかった、背丈は少し白髪の少年?小さいが、年の差は感じない、双子か?
ブラン「あ~もう分かったよ、目隠しは邪魔だけど我慢するよ、あ~あ、昔は僕、ノクスと一緒に目も日差しとかも何も気にしないで過ごしてたのにな~」
直された包帯された目を抑えながら、マスカレイドを付け直し、口を尖らせながら、ぼやくように言っている。
駄々っ子な子供だ、黒髪の少年と同じ歳に見えたのだが、違う気がしてくるレベルだ。
ノクス「そうだな、確かに昔は、2人して屋敷から抜け出したり悪戯したりと屋敷の皆を騒がしてたよな、騒がしたといえば、数年前、ブランが体調崩して寝たきりになる前、魔物騒動があったよな、実はあの時の魔物の呪い受けたとか…」
黒髪の少年は夕方の空を見上げながら懐かしそうに話している。
屋敷の皆んなって…使用人か?、わんぱく双子か!
ブラン「あー寝てたのは、それ僕が多分抜けたのが…ケホケホ、いや、ほら見て、もうバッチリ回復したから、ツっ…大丈夫だよ!、さっきだって、お医者の方に見てもらって問題ないって言われてたでしょう?、だから、絶対呪いなんてないからね!」
白髪の少年?は、そういいながら体をブンブン動かしていると、躓いた方の足を動かしたとき少し呻いた。
ノクス「ちょっと噴水で足冷やしてから行こうな、だけど、本当に不思議だよな、どの薬も魔法も駄目で、あれから何年経っても回復せず寝たきり、目を覚ましても虚ろだった、あのブランが、昨日の朝、いつもの様に寝てる様子を見に言ったら、普通に起きて机で、試験の教本読んでて、ドア開けて固まってたら、突然、笑顔で俺と一緒に入学したいから、試験受けたいと言いだすしな…」
黒髪の少年は、白髪の少年の足を見て様子を確認し、白髪の少年の腕を肩にかけ、噴水を目指してゆっくり歩きながら話している。
あの白髪少年は何年も寝たきりの昏睡状態だったのか?、昨日突然起きたのか、奇跡的だな、どう見ても元気そうに見えるんだがな。
ブラン「肩まで貸さなくても…まあいいや、ねぇ、ノクスはさ、僕が目を覚ましてたのが嫌だったの?、例えそうだとしても、今戻れないから、出来れば、その寝てた期間分もサボ…いや、遊びたいな、それに来たのだってそのた…ケホケホ」
白髪の少年が少し低い声で話し、最後には何かを言いかけて盛大に手を口にあて、ケホケホ咳き込んでいる。
この変わる感じどこかで…白い、サボ…り、しかもこのワードって、もしかして…
<鑑定眼>
【名 前】ブランシェ・ヴィオーラ
【種 族】ハーフエルフ
【称 号】マルチリンガル
【レベル】Lv12
【ジョブ】無し
一応、鑑定眼で種族見てみたが、種族はハーフエルフ、魔族ではない…から魔王ではないのか、考え過ぎか?、それにしても、マルチリンガルってなんだ?
ノクス「嫌な訳あるか!、どれだけ心配したと、ブランは寝てたから知らないだろうがな、皆、目覚めるように、教会へ祈りに通っていたんだからな!、俺なんか毎日だぞ!、ん?祈るといえば…あの夢、正夢になったな…」
毎日教会に通うって必死、いや、兄弟なら当たり前か…
ブラン「教会あの神にか、余り嬉しく…いや、嬉しいな!、そこまで心配してくれて、ありがとう、だから目が覚めたんだきっと、神じゃなく…そう皆んなのおかげだね!」
白い少年から、その白さとはイメージに付かない、凄くドスの効いた低い声が一瞬聞こえた気がしたが、まるでそんなのが嘘だったように、明るく弾んだ声ではなしている。
ルクス「今、嬉しくないって言いかけなかったか?、相変わらず神様嫌いなままなんだな、いつもブランが教会向かわなきゃならない用事でると、必ず大怪我して行けなくなってたが、あれはただ不運が重なっただけ神様の所為じゃないだろ…」
黒髪の少年は、ため息をつきながら呆れたように、白い少年を噴水の縁に座らせ言っている。
教会に行くたび大怪我とはなんとも、可哀想なそれは嫌いになるだろうな。
てか、必ずってそれ呪いじゃないのか?
ブラン「あれはわざ…いや、そっそれより、さっき正夢がどうのってさ、どんな夢みたのか~、気になるな~、冷やして間に聞かせてよ♪」
白髪の少年はズボンをまくり、噴水に片足を入れ冷やしながら、その弾んだ声のままで話題を変え逸らした。
あの足捻挫してないか?、遠目でも腫れてるのが分かるが、よくさっき立ったなあれで…
レイヴン「ネム様、俺はもう一回宿屋の空きを探してきます」
『あ、うん、宜しくな!』
俺が手を上げ返事を返すとレイヴンは歩いて宿屋のある通りに向かっていった。
ノクス「そんな気になるか?話してやるけど笑わうなよ、入学試験の後疲れて寝た時の夢でな、俺、見た事ない鐘の紐付いた建物前に居たんだ、そこで、金毛の狐と白い犬に現れたと思ったら、俺をみて、貴方が願う、その望みきっと我神が~って言うから、だったら、ブランが目を覚まして一緒に学園で過ごせたらいいのにと、夢の中で言ったんだ、そうし…」
ブラン「な!?、ちょ待ってツっ!、うぐぐ…、ねぇ!今さ金毛の狐と白い犬って言ったよね、それ見た目覚えてたら、確認していいかい!…」
白髪少年は、隣に話しながら座った黒髪少年にビクっと飛びつくように、無理に足を動かし痛めたのか少し呻き身を捩り耐えたのか、平然とした声で聞いていた。
大丈夫なのか、あれ絶対今呻いてたよな…
ルクス「だ、大丈夫か?、そこまで気になったのか?、まあ、見た目は覚えているが、確か金毛の尻尾が沢山生えた狐と黒い上に尖った帽子を頭に乗せた白い犬だったな…」
黒髪少年は、首を傾げながら思い出しながら話している中、その近くを黒い子猫が何か紫の巾着を咥えて歩いてきていた。
沢山の尾の狐って、九尾の狐か?
あ、子猫だ可愛いな…あれ何運んでいるのかな。
ブラン「あいつらだ!あの馬鹿コンビ、やらかしやがったな、あー、どおりで何かおかしいと思ったんだよね、僕の力が弾かれるし、そうかこれはそういうことか謎は解け、…ん、待てよ、これはいわば、不可抗力…なら、あいつらの責任だし、僕はこのまま遊んでても許され…ん!?」
白髪少年は噴水の縁をバンバンと叩きながら途中からボソボソと話していて、こちらには聞こえてこない。
そんな少年の膝へ、歩いてきていた黒い子猫がぴょんと跳び乗り巾着を膝に置いたと思ったら、顔へ猫パンチを食らわせて、顔についてた仮面を噴水に吹っ飛ばした。
白髪の少年は、びっくりして動かした足と、仮面をぶっ飛ばされた際、鼻が痛かったのか顔と共に抑え声にならない声で呻いている。
えー!?、子猫だよな、なんだあの猫パンチの威力飛びすぎじゃね!?、痛そうだな、あれも可愛いけどやっぱ魔物なのか…
ノクス「だっ大丈夫か、ブラン?、お前確か、ブランが連れてきたクロだよな、家に居たはずじゃ…お迎えにきたのか?」
黒い子猫はミャーと鳴き、膝の上に置いていた巾着を咥え直しぴょんと飛び移り、黒髪の少年の膝に巾着を置いた。
ノクス「これマジックバッグ?、家紋は紫の花だから、屋敷のだな、そして、緑の紐は薬入れ…まさか、ポーション運んできたのか!?」
子猫はミャーンと鳴くと、まだ呻いている白髪少年の方を見てお座りしている。
ノクス「あ、ブラン…そ、そうだな、ありがとな、これ使えば家にすぐ帰れるよな!」
黒髪少年も猫の行動に表情には出さなかったが、相当動揺していたのか、白髪少年は少し忘れていたようで、ようやく白髪の呻く少年に近づき緑の小瓶を渡した。
白髪の少年は渡された、小瓶を受け取ると一気飲みした、すると少年の周りが一瞬ほのかに光った。
ブラン「あー、助かった、痛みも引いたし良かった、でも、ノワ、いや、クロ~、ありがとうな~、でも殴らなくても、普通に僕にポーション渡してくれても良くないかな…」
白髪の少年が話し掛けると、黒い子猫はぷいっと外方を向いている。
ノクス「ブラン、ほら、仮面だ、そろそろ夜ご飯の時間だろうし、クロもお迎えに来たみたいだしな、ほら手、行こうか!」
黒髪少年が吹っ飛ばされた仮面を拾ってきて戻ってきた、その仮面を白髪少年に手渡し付けさせると、手を掴み立たせ手を引いていく。
ブラン「お迎えというかずっとつけ…いや、そうだね、ノクス、帰ろうか、クロこい…」
白髪少年がそう声を掛けると、そっぽ向いていた、黒い子猫がミャーと一声鳴き、白髪の少年の肩にぴょーんと飛び乗る。
そうして、双子兄弟と子猫と共に噴水を去って行った。
『さっきの凄いジャンプ力だな…子猫でも猫なら当たり前なんだろうか…』
その後、辺りはすっかり暗くなりしばらくしてレイヴンが戻ってきたのだが、結局、宿屋は全滅で泊まれず、レイヴン以外のメンバーはゲージで、俺は街中で食事だけ済ませ、路地裏に入り、マントで姿を隠しブーツで浮上という手を使い、閉まった門を越えて、外のお風呂を作った岩がある辺りまで戻り野宿し、レイヴンはカラスの姿でその辺を見張るといったので、俺はそのままマントにくるまり眠りについたのだった。
おまけ
その頃、黒い空間のあの人は床に横なりぼやいていた。
「はあ、何この状況、マジありえねーわ、何故にあのチート管理者の関係者がこうも集まるのか、しかも、本人まで現れた始末、余計なことして見つかったら、まずいし様子観ながら、息潜めてるしかねーな」
「嗚呼、俺氏は称号介入で茶々入れできねーしw、マジ暇、またいつもみたいになんか出して遊ぶかね、よしPC出して遊ぶか、おい、ミーナ、いや、MiiNA居るんだろ、暇つぶしにゲーム対戦に付き合えよ。」
そう言われ、辛うじてドレスを着た女性とわかる姿人が何も無い空間からふわりと姿を現した、何故辛うじてかは、顔はバグった様になっていて服装と体格でしか判断が付かないからだ。
MiiNA「マ、マスター、カ、カシコマリ、マシタタタタ…」
その女性の声にはザーザーという砂嵐のような音が混ざり最後は語尾はバグっているように続いている、そんな様子をみて、黒い影はため息を付いて、ウィンドウに出し、弄り、その後は気にした様子も特になく、テーブルとイスをポンと2つ出し、テーブルの上にパソコンもポンと2台出し置いた。
そうして、その後、この暗い空間でゲームのBGMが流れる中、その2人は無言でゲームをしていたのだった。
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