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第1章 異世界へ
プルプル従者の物語
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少し昔、とある所の草原に、他のスライムとともに、非常に小さなスライムが一匹生まれました。
そんなスライム達が、生まれたこの草原は、年に1度、この世界の子供たちが、初めての仲間をテイムをしにくる場所であった。
もちろんスライム達も、そのことは、この世界の魔物の王から、伝えられていたので、知っていました。
そして、テイムされれば、その子供と一緒に外に旅をして、見たことのない場所へ行ったり、色んな食べ物も食べれたりと、すると戻ってきた先輩スライムに、教えられていたので、楽しみで、仕方がありませんでした。
ちなみに、戻ってきた先輩スライムの、テイムしていた人は、凄く良い人だったらしいですが、歳もあり、スライムに、もう私は大丈夫だから、他の若い子のところへ行って過ごして、また楽しく生きなさいと言われ戻ってきたそうです。
そんな話なしにしても、どんな子が、自分をテイムしにくるか、スライム達は、楽しみにしていました、もちろん非常小さな一匹のスライムも。
そして待ちに待った、年に1度の子供達がテイムをしに来る日、子供達は、皆んな次々と選んでテイムしていき、スライムと一緒に、皆んな楽しそうに旅立っていったのでした。
非常に小さなスライム一匹だけを残して。
その小さなスライムは、次の他のスライムが生まれた年も、また次の年も、また次の次の年も10年経っても、ずっと1匹残り誰も居ない草原で子供達が来る方向をずっとみていました。
そう、子供達は、その小さなスライムを観ても、決して選ぶことはありませんでした。
そんな時、それを観ていた、魔物の王が、古い知り合いのとある者に、それを話し相談し頼みこんだ。
魔物の王に、頼まれたその者はそのスライムの元へと向かった。
「やあ、こんばんは、小さなスライムさん」
小さなスライムは声をかけられ、驚いてあたりキョロキョロ探したが、その声の主は、見つからない。
上だよ?と言われ上をみると、そこには、空に浮かぶ、翼生えた人?がいた。
(誰ですか!?)
驚き固まっているスライムの前に、その人はふさっと舞い降りた。
「魔物の王の、知り合いさ」
(魔物の王様のご友人ですか?)
「それはさておき、魔物の王から、聞いたよ、君は、今年も残ってしまったみたいだね?」
(はい、今年も皆んな選んでくれませんでした…)
スライムは、プルプルと震え頷いた。
「じゃあもし、ずっと君が、このまま繰り返すとしても、ずっとここに、居たいかい?」
(それは…出来ることなら避けたいです!)
スライムは、少し考えたが、もし、ずっとこのままは、嫌だったので、左右に激しく、ぶんぶんと震えた。
それをみた青年は、スライムに話した。
以前にも君みたいな、残ってしまうスライムがいて、その子の場合は、ここを出て、空にたまに見える、こことは違う、別世界へ旅立ちたいと願われたので、とある代償を貰い、送ったことがあることを、そして、そのスライムは、今は仲良くなった者と一緒に過ごせていることを。
「だから君も、その世界へ行ってみる気はあるかい?」
(自分もそうなりたいので、行きたいです!)
小さなスライムは、以前に同じように、残ったスライムが、別世界に行って成功したときいて、自分もそうなりたいと、考え飛び跳ねながら激しく頷いた。
「あはは、確かに成功した子は居るけど、必ず良い方にはいかないかもしれないよ、それでもいくのかい?」
(自分はそれでも行ってみたい!どこかにご主人となる方が、きっといるはずなんです!)
「そうかいなら、行くとして、代償を貰う話しなんだけど、君には、スライム種族以外への進化の希望を貰うけどいいかい?もしよかったら、この黒い羽根を齧って」
(それが代償ですか…)
しばらく、悩んだ、つまりそれは、もう一生スライム種族にしか進化できないという意味だった。
(例えスライム族のままでも、きっと別世界なら!)
だがスライムは、別世界への憧れが勝り、頷き、齧ると、ふっと何かが抜けた気がした。
(う…なんか、気持ち悪いです…)
「じゃあそれを貰うよ、そうだ、 君、向こうの世界に行くと人と契約するまでは、人の言葉理解出来なくなるから、それも覚えておいてね?」
その青年が黒い羽根を回収するとふわっと消えた。
(言語理解出来ないって、それまで代償なんですか!)
「あー代償とは別だよ、世界の法則みたいな、僕とは、関係ない問題、これはね、あちらのスライム族は、こちらと違って普通は、言葉理解出来ないからね。君の場合は、仲良くなった人いたら、テイム契約さえすれば、理解出来るから、安心しなよ。」
(良いご主人様を見つけて、契約すればいいということですね?)
「その通り!あ、それとあちらの人、魔物の言葉、わからないからね?」
(ええー、そんなのどうやって接したらいいんですか!)
「君可愛いんだし、スキンシップとかかな!大丈夫だよ、いけるって、だから、頑張って表現しなよ!忠誠は~態度で示そう~スキンシップ~♪」
(あのふざけていらっしゃいませんか?)
「あはは、そうだ、これは僕からのギフト、もし契約出来たら、君が仲良くやれるように、お祝いとして、変身能力を与えるから、頑張って良い人を見つけて契約するんだよ?」
そういうと、青年は白い羽根を一枚渡した。
(はっはい!ありがとうございます!、変身能力ってあのスライム族伝説のですか!?)
スライムはそれを咥え、ぴょんぴょん凄く高く跳ねた。
「そうだよ!本当は、この世界内なら代償無しでもいいんだよ?、外だとね、皆んな行かれても、僕が、大変だし、バランスがね?」
(結局、貴方が面倒なだけなんじゃ…)
「まあ、それも、あるけど、一番は、狂いの対象用に、使うんだ、許してね!」
(よくわかりませんが、わかりました。)
「じゃあ準備はいいかい?」
(はい、問題はないと思います!)
スライムは頷いた。
「よし、それでは、これより、我、汝の世界移住を認める。さあ、その羽根を持って行きたいと願いなさい。」
(はい!)
そういわれ、スライム願った。
すると、スライムの周りは空間は歪み。
スライムが最後にその世界でみたのは、手を振る翼のある青年ではなく、翼のない仮面を付けた少年だった。
「いってらっしゃい、あっちでも機会があれば、会えるかもしれないね?」
そうして、別世界へ来たスライムが、初めにみたのは、草、草、草…木は見当たらない。
どうやらここは、平原のようだった。
そんなスライムは、そこで、声を聞いた。
何を言っているかわからないけど、声へと向かってみた。
声のする近くにきて、草の中からでは見えずジャンプをした。
すると見えたのは、男2人と自分とは全く違う姿の7匹のスライムだった。
何かをその他のスライムに言っていたが、何をしてるのか分からず近くと1人の小柄の男が気づいた。
小柄「うわ?なんだこれ?この丸い紫の球?新種のスライム?か?」
大柄「おい、んなの後にしろ、目のスライムを倒すぞ!あれが依頼の目標、後五匹も狩らネェーとなんねぇーんだからな!」
2人男は剣を持っていた、それで他のスライムを叩き切っていたそれで、この人達は、危ないと気づき逃げようとしたが。
大柄「こいつか?こんな何の素材も無さそうなのは、な!蹴っ飛ばしときゃーいいだろーが!」
何かを叫ばれいきなり凄く遠くまで蹴っとばされた。
(なんで…)
自分は、その後、顔のない他スライムに話し掛けても、何故か攻撃を受け、馬車に轢かれ、鳥型の魔物に突かれ執念深く追いかけられ、川の近くの木の根元に、長い草の生えた場所に、逃げかくれ、怪我もあったせいか、眠り続け何日過ぎたもう移動する体力も、気力もなくなりそうでした。
そんな小さなスライムの元に、近づいてくる足跡がした。
思わず、スライムは、びっくりして跳ねてしまった。
『やっぱり何か、いるのか?』
そんな声が聞こえた時、ガサガサガサと草が掻き分けられる音がした。
スライムは、思わず怖くて後ろを向く。
『色は、淡い紫で、凄い小さいが、ボール?』
そんな声がしたとき、突然後ろをツンツンと突かれ、襲われた鳥のことを思い出し、びくっと振り返ってしまった。
『うわ!目がある!顔がある!』
そこには、少年か青年かわからない人がいた。
その瞳は、人族かも分からない、左右の色もちがう、少し光っている目、そんな目と目が合い、攻撃されるかと、思いプルプル震えが止まらなかった。
『可愛い!なんだこれ!こんな小さいのが、スライムなのか!!』
突然、騒がれ、攻撃がくると、覚悟し目を逸らす。
だけど、攻撃は来ることは、なかった、怖い。
ビクビク震えながら見ると、少年は、困った顔をしていた。
『大声だして、ごめんな…怖がらせる、つもりじゃ…』
何を話しているかは、わからなかったけど、自分を気遣い優しく声を、掛けてるのはわかって、ただ様子を伺ってみる。
その時、少年の左右違う色の瞳が、キラッと光った。
『瀕死状態じゃないか!?』
突然、騒がれ、やっぱり襲うの!とビクビクしていると。
『あ、ごめんね…』
優しい声と手を合わせて、頭を自分に下げた。
攻撃しないのかな?そんなことを考えていると、また、突然少年は叫んだ。
「ヒール!」
怖くて、びくっとしたけど、暖かい光が自分を包み傷が癒えて、動ける体力が戻った気がした。
治してくれたのかな?
少年を見ると、難しい顔をしてどこかを観ている。
すると、突然少年が、どこからか、何かの花をだして、自分を観て悩んでいた。
『なあ、これ薬草なんだ、食べてくれないか?』
声をかけられ、謎の花を近づけてきたので、今度こそ、攻撃!?と、離れる。
すると、花を地面に置き、どこからか、赤い何かを
、取り出し、黒い手の上に、乗せ、自分にゆっくりと近づけてきた。
攻撃する様子では、なかったので少し近づいて、みたとき、キラキラと黒い手が、光ってびっくりして、急いで元の場所に、逃げ戻って、少年をみた。
少年は困った顔をして、黒い手から、黒い何かを外し、その普通の人の手になった、手の上に、赤い何かを乗せて、また、近づけてきた。
その手が近づいて、くると、甘い良い香りが漂ってきて、食べ物だとわかった。
しばらく何も食べてなかった、自分は、少し悩んだけど、また甘い匂いがして堪らず、体が跳ねて、その手上にのり、その赤い食べ物に、齧りついた。
その赤い食べ物は、甘くて、少しすっぱくて美味しい、一つ、一つ、また一つと、思わず我を忘れて、食べていた。
すると、なくなってしまったのです。
凄く残念な気持ちで、もう一つ食べたいな~と、少年を見つめてしまっていた。
『もう一つ、食べるか?』
そう笑いながら言うと、少年は、またどこからか、あの赤い食べ物をだして、顔の側でぶらぶらしていた。
それをみて、美味しいやつだ!っと腕を渡り肩のところから、思わず、ジャンプして飛びついたのだけど、木の実の一つが取れて、地面に叩き付けられると覚悟したとき、暖かい手が、自分を包んでいて、いつの間に、少年の手の上にいた。
『危ないだろ?慌てなくても、まだあるから大丈夫だぞ?』
そう優しく声をかけながら、自分の前に、赤い美味しいのを置いて、他にもまたどこかから、手に赤いのをだして置いてくれた。
思わず、いっぱいある!っと嬉しくて跳ねると、少年は、ニコニコ微笑んでいた。
そうして、赤い美味しいのをまた食べ始めたとき少年は声を掛けた。
『なあ?これ、お前の状態異常直す薬草なんだ食べてくれないか?』
赤い木ノ実の近くに最初みた、花の丸い蕾が、置かれた、その蕾は、何やら、魔力を放っていた。
なんで、置いたのか、初めは、わからなかったけど、食べかけの赤いのを指差して、蕾を指差すので、それも食べて?って意味なのかなと、一口齧ると、少年は、凄くニコニコしていたので、全部食べてみた。
すると、自分の体が、暖かい光に包まれ、光が消えると、辛かった何かが治っていた。
『よし!治った!よかったな、おまえ!』
治してくれたのだと、気づいて、ありがとうと少年の指に、頬ずりで気持ちを伝えた。
すると、少年は、自分を撫で撫でしてくれたので、さらにすりすり仕返す。
それをしばらく繰り返していたとき、少年とは、違う、声が聞こえた。
「おーい、熊の解体も、終わったし!戻っておいでー、ご飯も出来たよー」
『あ!はーい、今いきまーす!』
その声に対し、少年は反応した、おそらく、仲間の人の声なのでしょう。
その後、ぐーぎゅるるー音が突然して、びっくりしたが、どうやら、少年のお腹の虫の鳴き声だったようです。
『呼ばれたから、行かなくちゃ、俺も腹へってきたし、ここで、残念だけどお別れかな…』
そういうと、残念そうな顔をした少年は、自分を少年と初めあったところに、手の上から下ろして置いた。
すると、少年は、手を左右に振り、移動しようとしたので、追いかけようとした。
少年はそれに気づくと、手からまたどこかから、美味しい赤いのを出して、置いたので、思わず、飛びつき食べ始めた。
全部食べ終えた頃には、真っ暗闇の中、サラサラと風の音だけがする。
自分の周りには、少年はいなく、自分と同じくらいの、大きさの赤い美味しいの種3つだけ、その種を移動し寄りかかりながら、少年がまた来ないかなと、待っていたけど、川をみていたら、眠くなり寝てしまっていた。
パシャン、パシャンと水の音がして、目が覚めた。
辺りはまだ少し暗い。
また水の音がして、あの少年の声がした。
『つめた!、うん、でも気持ちな!』
自分は、草の場所から、ぴょんぴょんと嬉しくて、飛びでた。
少年の後ろ姿が見えたので、思いっきり背中に着けている布に、おはよう!って飛びついた!
すると、少年は振り返った。
落ちそうになり、必死にくっつく。
『なんだったんだ?、まあいいや、マントマント!』
その後、何か言った後、くっついていた布が、バンバン、振られ、川に落ちてしまいました。
冷たい!?、上に下に横に縦に、ぐるぐるぐるぐる、冷たい川に流され目を回していました。
その後、ばっしゃんと音がしたのが聞こえたとき、気づいたら、少年の暖かい手の上にいました。
さっきの光景が怖い光景を思い出し、ブルブル震えていると少年は、声を掛けた。
『あー、怖かったな…ごめんな、マントに引っ付いてる、なんて、思わなかったんだ。』
そういうと少年は、頭を下げて、ナデナデしてきたのです。
暖かい手が、気持ちよくて、コロコロされるがままにしばらくなっていました。
『は!!これは、球こんにゃくだ!』
すると突然、ニコニコから、何かを悟った顔で、叫んだので、びっくりして固まってしまいました。
『あ、騒いでごめんな!お前に似た食べものを、思いだしてな!』
何やら、自分に危険なニュアンスの言葉をかけられた気がして、体が本能的に伸びた。
『違う違う、食べものに形が似てるだけで、食べないから安心して、それに!、人は、多分スライムなんて食べないからさ!』
少年は、頭を激しくブンブン横に、振るので、大丈夫なのかなと思い、体の緊張がとけた。
そんなとき、少年がどこかからする足音に、びくっとしていた。
『やばいな、こんなに小さいスライムとはいえ、モンスターだし、隠さないと…』
そういうと、自分を少年の服の暗いところに、押し込めた。
突然なにするのですか!暗い!出してください!
必死に暴れていると少年が困った顔で、赤い美味しいのを見せてきて、思わずジーとみてしまう。
『ほら、ラズベリンあげるから、食べて、大人しくしてろよ?』
口に、指を当てながらそういうと、赤い美味しいのを自分の頭の上に乗せ、また暗くなった。
手探り、口探り?で赤いのを口に運び、そのままもぐもぐと食べていた。
食べ終わったら、お腹もいっぱいで、暗い空間で、少し湿ったジメジメ、少年の体温で少し暖かい、居心地いい状態だったので、睡魔に襲われそのまま、眠りにつきました。
とん、と軽い振動がありが覚めた。
辺りは明るく眩しく目が、慣れるまで時間がかかった、気付くと、周りに少年はいない!?
でも、足音がまだしたので、慌てて、少年の姿を探し、見つけて、銀色の足に、待ってください!っとくっ付いた。
『あ、起こしちゃったか?仕方ないな、これまたやるから…』
すると、少年はそういいながら、自分を掬い、赤い美味しいのを見せながら、初めて会ったあの場所へと自分と赤いのを置くと、手を振っていた。
自分はそこで、昨日といなくなる前にしたことだと気づいた。
『じゃあな、俺いなくても、元気でいるんだぞ?』
その言葉が分からなくても、自分を気遣いって別れを告げているんだとわかった。
待ってください!行かないで!話しを…お礼もまだ…
あっちとは違い、この世界の人には、魔物の言葉はわからない…
今の自分もこの人の言葉は、わからない…
どうすれば…
そうだ!契約してしまえば…言葉も理解できる。
そもそも、自分は、主人となる人を探しに、この世界にきたんです!
貴方は、小さい自分をちゃんと観てくれた、探していた、ご主人です!
でも、もしこの人が、自分のことが嫌な場合は、契約は成功しない…
そうして、自分は、契約するため、その手に噛み付いた。
『痛!スライムって噛むの!?』
貴方に一生使えますから、どうか、お願いします!
祈っていると声が聞こえた。
「おや、良い人に会えたみたいだね?、約束通り、ギフトの変身能力を君に、それと、君、小さいの気にしてた、見たいだし、おまけで、変身では少し大きくも、なれるようにしてあげたよ、じゃあ頑張ってね!」
(ありがとうございます!)
契約完了、ということは。
ご主人様は、私が使えても良いと思ってくださっていた、ということですよね!
能力も貰えた、あれ、光ってますか?
どうやら、ご主人様は、能力が高い人だったようで、自分は進化して、少し大きくなり、ピグミースライムとなりました!
こうして、私は、無事ご主人様と契約を結び!
一生、忠実なる従者として、お使えさせていただくと誓わせて頂きました!
私は、彼の方から授かった力で必ずや、お役に立ってみせますからね!
そんな忠誠スライムの言葉は、主人公には届かないのだけど。
訳ありな主人公と訳ありな一匹がこうして出会えたのでした。
従者スライムのストーリー(終わり)
そんなスライム達が、生まれたこの草原は、年に1度、この世界の子供たちが、初めての仲間をテイムをしにくる場所であった。
もちろんスライム達も、そのことは、この世界の魔物の王から、伝えられていたので、知っていました。
そして、テイムされれば、その子供と一緒に外に旅をして、見たことのない場所へ行ったり、色んな食べ物も食べれたりと、すると戻ってきた先輩スライムに、教えられていたので、楽しみで、仕方がありませんでした。
ちなみに、戻ってきた先輩スライムの、テイムしていた人は、凄く良い人だったらしいですが、歳もあり、スライムに、もう私は大丈夫だから、他の若い子のところへ行って過ごして、また楽しく生きなさいと言われ戻ってきたそうです。
そんな話なしにしても、どんな子が、自分をテイムしにくるか、スライム達は、楽しみにしていました、もちろん非常小さな一匹のスライムも。
そして待ちに待った、年に1度の子供達がテイムをしに来る日、子供達は、皆んな次々と選んでテイムしていき、スライムと一緒に、皆んな楽しそうに旅立っていったのでした。
非常に小さなスライム一匹だけを残して。
その小さなスライムは、次の他のスライムが生まれた年も、また次の年も、また次の次の年も10年経っても、ずっと1匹残り誰も居ない草原で子供達が来る方向をずっとみていました。
そう、子供達は、その小さなスライムを観ても、決して選ぶことはありませんでした。
そんな時、それを観ていた、魔物の王が、古い知り合いのとある者に、それを話し相談し頼みこんだ。
魔物の王に、頼まれたその者はそのスライムの元へと向かった。
「やあ、こんばんは、小さなスライムさん」
小さなスライムは声をかけられ、驚いてあたりキョロキョロ探したが、その声の主は、見つからない。
上だよ?と言われ上をみると、そこには、空に浮かぶ、翼生えた人?がいた。
(誰ですか!?)
驚き固まっているスライムの前に、その人はふさっと舞い降りた。
「魔物の王の、知り合いさ」
(魔物の王様のご友人ですか?)
「それはさておき、魔物の王から、聞いたよ、君は、今年も残ってしまったみたいだね?」
(はい、今年も皆んな選んでくれませんでした…)
スライムは、プルプルと震え頷いた。
「じゃあもし、ずっと君が、このまま繰り返すとしても、ずっとここに、居たいかい?」
(それは…出来ることなら避けたいです!)
スライムは、少し考えたが、もし、ずっとこのままは、嫌だったので、左右に激しく、ぶんぶんと震えた。
それをみた青年は、スライムに話した。
以前にも君みたいな、残ってしまうスライムがいて、その子の場合は、ここを出て、空にたまに見える、こことは違う、別世界へ旅立ちたいと願われたので、とある代償を貰い、送ったことがあることを、そして、そのスライムは、今は仲良くなった者と一緒に過ごせていることを。
「だから君も、その世界へ行ってみる気はあるかい?」
(自分もそうなりたいので、行きたいです!)
小さなスライムは、以前に同じように、残ったスライムが、別世界に行って成功したときいて、自分もそうなりたいと、考え飛び跳ねながら激しく頷いた。
「あはは、確かに成功した子は居るけど、必ず良い方にはいかないかもしれないよ、それでもいくのかい?」
(自分はそれでも行ってみたい!どこかにご主人となる方が、きっといるはずなんです!)
「そうかいなら、行くとして、代償を貰う話しなんだけど、君には、スライム種族以外への進化の希望を貰うけどいいかい?もしよかったら、この黒い羽根を齧って」
(それが代償ですか…)
しばらく、悩んだ、つまりそれは、もう一生スライム種族にしか進化できないという意味だった。
(例えスライム族のままでも、きっと別世界なら!)
だがスライムは、別世界への憧れが勝り、頷き、齧ると、ふっと何かが抜けた気がした。
(う…なんか、気持ち悪いです…)
「じゃあそれを貰うよ、そうだ、 君、向こうの世界に行くと人と契約するまでは、人の言葉理解出来なくなるから、それも覚えておいてね?」
その青年が黒い羽根を回収するとふわっと消えた。
(言語理解出来ないって、それまで代償なんですか!)
「あー代償とは別だよ、世界の法則みたいな、僕とは、関係ない問題、これはね、あちらのスライム族は、こちらと違って普通は、言葉理解出来ないからね。君の場合は、仲良くなった人いたら、テイム契約さえすれば、理解出来るから、安心しなよ。」
(良いご主人様を見つけて、契約すればいいということですね?)
「その通り!あ、それとあちらの人、魔物の言葉、わからないからね?」
(ええー、そんなのどうやって接したらいいんですか!)
「君可愛いんだし、スキンシップとかかな!大丈夫だよ、いけるって、だから、頑張って表現しなよ!忠誠は~態度で示そう~スキンシップ~♪」
(あのふざけていらっしゃいませんか?)
「あはは、そうだ、これは僕からのギフト、もし契約出来たら、君が仲良くやれるように、お祝いとして、変身能力を与えるから、頑張って良い人を見つけて契約するんだよ?」
そういうと、青年は白い羽根を一枚渡した。
(はっはい!ありがとうございます!、変身能力ってあのスライム族伝説のですか!?)
スライムはそれを咥え、ぴょんぴょん凄く高く跳ねた。
「そうだよ!本当は、この世界内なら代償無しでもいいんだよ?、外だとね、皆んな行かれても、僕が、大変だし、バランスがね?」
(結局、貴方が面倒なだけなんじゃ…)
「まあ、それも、あるけど、一番は、狂いの対象用に、使うんだ、許してね!」
(よくわかりませんが、わかりました。)
「じゃあ準備はいいかい?」
(はい、問題はないと思います!)
スライムは頷いた。
「よし、それでは、これより、我、汝の世界移住を認める。さあ、その羽根を持って行きたいと願いなさい。」
(はい!)
そういわれ、スライム願った。
すると、スライムの周りは空間は歪み。
スライムが最後にその世界でみたのは、手を振る翼のある青年ではなく、翼のない仮面を付けた少年だった。
「いってらっしゃい、あっちでも機会があれば、会えるかもしれないね?」
そうして、別世界へ来たスライムが、初めにみたのは、草、草、草…木は見当たらない。
どうやらここは、平原のようだった。
そんなスライムは、そこで、声を聞いた。
何を言っているかわからないけど、声へと向かってみた。
声のする近くにきて、草の中からでは見えずジャンプをした。
すると見えたのは、男2人と自分とは全く違う姿の7匹のスライムだった。
何かをその他のスライムに言っていたが、何をしてるのか分からず近くと1人の小柄の男が気づいた。
小柄「うわ?なんだこれ?この丸い紫の球?新種のスライム?か?」
大柄「おい、んなの後にしろ、目のスライムを倒すぞ!あれが依頼の目標、後五匹も狩らネェーとなんねぇーんだからな!」
2人男は剣を持っていた、それで他のスライムを叩き切っていたそれで、この人達は、危ないと気づき逃げようとしたが。
大柄「こいつか?こんな何の素材も無さそうなのは、な!蹴っ飛ばしときゃーいいだろーが!」
何かを叫ばれいきなり凄く遠くまで蹴っとばされた。
(なんで…)
自分は、その後、顔のない他スライムに話し掛けても、何故か攻撃を受け、馬車に轢かれ、鳥型の魔物に突かれ執念深く追いかけられ、川の近くの木の根元に、長い草の生えた場所に、逃げかくれ、怪我もあったせいか、眠り続け何日過ぎたもう移動する体力も、気力もなくなりそうでした。
そんな小さなスライムの元に、近づいてくる足跡がした。
思わず、スライムは、びっくりして跳ねてしまった。
『やっぱり何か、いるのか?』
そんな声が聞こえた時、ガサガサガサと草が掻き分けられる音がした。
スライムは、思わず怖くて後ろを向く。
『色は、淡い紫で、凄い小さいが、ボール?』
そんな声がしたとき、突然後ろをツンツンと突かれ、襲われた鳥のことを思い出し、びくっと振り返ってしまった。
『うわ!目がある!顔がある!』
そこには、少年か青年かわからない人がいた。
その瞳は、人族かも分からない、左右の色もちがう、少し光っている目、そんな目と目が合い、攻撃されるかと、思いプルプル震えが止まらなかった。
『可愛い!なんだこれ!こんな小さいのが、スライムなのか!!』
突然、騒がれ、攻撃がくると、覚悟し目を逸らす。
だけど、攻撃は来ることは、なかった、怖い。
ビクビク震えながら見ると、少年は、困った顔をしていた。
『大声だして、ごめんな…怖がらせる、つもりじゃ…』
何を話しているかは、わからなかったけど、自分を気遣い優しく声を、掛けてるのはわかって、ただ様子を伺ってみる。
その時、少年の左右違う色の瞳が、キラッと光った。
『瀕死状態じゃないか!?』
突然、騒がれ、やっぱり襲うの!とビクビクしていると。
『あ、ごめんね…』
優しい声と手を合わせて、頭を自分に下げた。
攻撃しないのかな?そんなことを考えていると、また、突然少年は叫んだ。
「ヒール!」
怖くて、びくっとしたけど、暖かい光が自分を包み傷が癒えて、動ける体力が戻った気がした。
治してくれたのかな?
少年を見ると、難しい顔をしてどこかを観ている。
すると、突然少年が、どこからか、何かの花をだして、自分を観て悩んでいた。
『なあ、これ薬草なんだ、食べてくれないか?』
声をかけられ、謎の花を近づけてきたので、今度こそ、攻撃!?と、離れる。
すると、花を地面に置き、どこからか、赤い何かを
、取り出し、黒い手の上に、乗せ、自分にゆっくりと近づけてきた。
攻撃する様子では、なかったので少し近づいて、みたとき、キラキラと黒い手が、光ってびっくりして、急いで元の場所に、逃げ戻って、少年をみた。
少年は困った顔をして、黒い手から、黒い何かを外し、その普通の人の手になった、手の上に、赤い何かを乗せて、また、近づけてきた。
その手が近づいて、くると、甘い良い香りが漂ってきて、食べ物だとわかった。
しばらく何も食べてなかった、自分は、少し悩んだけど、また甘い匂いがして堪らず、体が跳ねて、その手上にのり、その赤い食べ物に、齧りついた。
その赤い食べ物は、甘くて、少しすっぱくて美味しい、一つ、一つ、また一つと、思わず我を忘れて、食べていた。
すると、なくなってしまったのです。
凄く残念な気持ちで、もう一つ食べたいな~と、少年を見つめてしまっていた。
『もう一つ、食べるか?』
そう笑いながら言うと、少年は、またどこからか、あの赤い食べ物をだして、顔の側でぶらぶらしていた。
それをみて、美味しいやつだ!っと腕を渡り肩のところから、思わず、ジャンプして飛びついたのだけど、木の実の一つが取れて、地面に叩き付けられると覚悟したとき、暖かい手が、自分を包んでいて、いつの間に、少年の手の上にいた。
『危ないだろ?慌てなくても、まだあるから大丈夫だぞ?』
そう優しく声をかけながら、自分の前に、赤い美味しいのを置いて、他にもまたどこかから、手に赤いのをだして置いてくれた。
思わず、いっぱいある!っと嬉しくて跳ねると、少年は、ニコニコ微笑んでいた。
そうして、赤い美味しいのをまた食べ始めたとき少年は声を掛けた。
『なあ?これ、お前の状態異常直す薬草なんだ食べてくれないか?』
赤い木ノ実の近くに最初みた、花の丸い蕾が、置かれた、その蕾は、何やら、魔力を放っていた。
なんで、置いたのか、初めは、わからなかったけど、食べかけの赤いのを指差して、蕾を指差すので、それも食べて?って意味なのかなと、一口齧ると、少年は、凄くニコニコしていたので、全部食べてみた。
すると、自分の体が、暖かい光に包まれ、光が消えると、辛かった何かが治っていた。
『よし!治った!よかったな、おまえ!』
治してくれたのだと、気づいて、ありがとうと少年の指に、頬ずりで気持ちを伝えた。
すると、少年は、自分を撫で撫でしてくれたので、さらにすりすり仕返す。
それをしばらく繰り返していたとき、少年とは、違う、声が聞こえた。
「おーい、熊の解体も、終わったし!戻っておいでー、ご飯も出来たよー」
『あ!はーい、今いきまーす!』
その声に対し、少年は反応した、おそらく、仲間の人の声なのでしょう。
その後、ぐーぎゅるるー音が突然して、びっくりしたが、どうやら、少年のお腹の虫の鳴き声だったようです。
『呼ばれたから、行かなくちゃ、俺も腹へってきたし、ここで、残念だけどお別れかな…』
そういうと、残念そうな顔をした少年は、自分を少年と初めあったところに、手の上から下ろして置いた。
すると、少年は、手を左右に振り、移動しようとしたので、追いかけようとした。
少年はそれに気づくと、手からまたどこかから、美味しい赤いのを出して、置いたので、思わず、飛びつき食べ始めた。
全部食べ終えた頃には、真っ暗闇の中、サラサラと風の音だけがする。
自分の周りには、少年はいなく、自分と同じくらいの、大きさの赤い美味しいの種3つだけ、その種を移動し寄りかかりながら、少年がまた来ないかなと、待っていたけど、川をみていたら、眠くなり寝てしまっていた。
パシャン、パシャンと水の音がして、目が覚めた。
辺りはまだ少し暗い。
また水の音がして、あの少年の声がした。
『つめた!、うん、でも気持ちな!』
自分は、草の場所から、ぴょんぴょんと嬉しくて、飛びでた。
少年の後ろ姿が見えたので、思いっきり背中に着けている布に、おはよう!って飛びついた!
すると、少年は振り返った。
落ちそうになり、必死にくっつく。
『なんだったんだ?、まあいいや、マントマント!』
その後、何か言った後、くっついていた布が、バンバン、振られ、川に落ちてしまいました。
冷たい!?、上に下に横に縦に、ぐるぐるぐるぐる、冷たい川に流され目を回していました。
その後、ばっしゃんと音がしたのが聞こえたとき、気づいたら、少年の暖かい手の上にいました。
さっきの光景が怖い光景を思い出し、ブルブル震えていると少年は、声を掛けた。
『あー、怖かったな…ごめんな、マントに引っ付いてる、なんて、思わなかったんだ。』
そういうと少年は、頭を下げて、ナデナデしてきたのです。
暖かい手が、気持ちよくて、コロコロされるがままにしばらくなっていました。
『は!!これは、球こんにゃくだ!』
すると突然、ニコニコから、何かを悟った顔で、叫んだので、びっくりして固まってしまいました。
『あ、騒いでごめんな!お前に似た食べものを、思いだしてな!』
何やら、自分に危険なニュアンスの言葉をかけられた気がして、体が本能的に伸びた。
『違う違う、食べものに形が似てるだけで、食べないから安心して、それに!、人は、多分スライムなんて食べないからさ!』
少年は、頭を激しくブンブン横に、振るので、大丈夫なのかなと思い、体の緊張がとけた。
そんなとき、少年がどこかからする足音に、びくっとしていた。
『やばいな、こんなに小さいスライムとはいえ、モンスターだし、隠さないと…』
そういうと、自分を少年の服の暗いところに、押し込めた。
突然なにするのですか!暗い!出してください!
必死に暴れていると少年が困った顔で、赤い美味しいのを見せてきて、思わずジーとみてしまう。
『ほら、ラズベリンあげるから、食べて、大人しくしてろよ?』
口に、指を当てながらそういうと、赤い美味しいのを自分の頭の上に乗せ、また暗くなった。
手探り、口探り?で赤いのを口に運び、そのままもぐもぐと食べていた。
食べ終わったら、お腹もいっぱいで、暗い空間で、少し湿ったジメジメ、少年の体温で少し暖かい、居心地いい状態だったので、睡魔に襲われそのまま、眠りにつきました。
とん、と軽い振動がありが覚めた。
辺りは明るく眩しく目が、慣れるまで時間がかかった、気付くと、周りに少年はいない!?
でも、足音がまだしたので、慌てて、少年の姿を探し、見つけて、銀色の足に、待ってください!っとくっ付いた。
『あ、起こしちゃったか?仕方ないな、これまたやるから…』
すると、少年はそういいながら、自分を掬い、赤い美味しいのを見せながら、初めて会ったあの場所へと自分と赤いのを置くと、手を振っていた。
自分はそこで、昨日といなくなる前にしたことだと気づいた。
『じゃあな、俺いなくても、元気でいるんだぞ?』
その言葉が分からなくても、自分を気遣いって別れを告げているんだとわかった。
待ってください!行かないで!話しを…お礼もまだ…
あっちとは違い、この世界の人には、魔物の言葉はわからない…
今の自分もこの人の言葉は、わからない…
どうすれば…
そうだ!契約してしまえば…言葉も理解できる。
そもそも、自分は、主人となる人を探しに、この世界にきたんです!
貴方は、小さい自分をちゃんと観てくれた、探していた、ご主人です!
でも、もしこの人が、自分のことが嫌な場合は、契約は成功しない…
そうして、自分は、契約するため、その手に噛み付いた。
『痛!スライムって噛むの!?』
貴方に一生使えますから、どうか、お願いします!
祈っていると声が聞こえた。
「おや、良い人に会えたみたいだね?、約束通り、ギフトの変身能力を君に、それと、君、小さいの気にしてた、見たいだし、おまけで、変身では少し大きくも、なれるようにしてあげたよ、じゃあ頑張ってね!」
(ありがとうございます!)
契約完了、ということは。
ご主人様は、私が使えても良いと思ってくださっていた、ということですよね!
能力も貰えた、あれ、光ってますか?
どうやら、ご主人様は、能力が高い人だったようで、自分は進化して、少し大きくなり、ピグミースライムとなりました!
こうして、私は、無事ご主人様と契約を結び!
一生、忠実なる従者として、お使えさせていただくと誓わせて頂きました!
私は、彼の方から授かった力で必ずや、お役に立ってみせますからね!
そんな忠誠スライムの言葉は、主人公には届かないのだけど。
訳ありな主人公と訳ありな一匹がこうして出会えたのでした。
従者スライムのストーリー(終わり)
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