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第1章 異世界へ

第14話 逃走をしようとしたのに何故こうなった?!

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装備も直し終わって万全になった訳で、
謝りもしたしもういいよな~
それに装備とか色々質問されたら誤魔化すの面倒だし。
元々、俺には、行きたい目的地があるのだ!、最初目的地に人がいるところっていう風に言ってたが、確かに今ここにも人がいて、人が居るところではあるが!イメージするところは町!

そう、この川の橋を渡った向こう平原に見える道が、いやその先にある町が俺を呼んでいるー!!

ってことで、そろそろここをお暇し冒険の旅をに出たい訳だ!
だから、先ず俺はこの場所から移動すべく、この麻布のタオルをあの言い合う二人の他にいた、近くの鎧の人に、渡し…

『ありがとうございました…では僕は…これで失礼します』

お礼を言い、ペコっと全員が居る方に、一礼、お辞儀をして、静かに、早足気味にスタコラサッサと平原の道に向かうべく、川に架かる木製橋に向かおうとする。

赤髪アル「ん?…あ!おい…ちょっと待て!」

『待ちません!僕は行かねばいけないのです!!』

まあ、すぐに気づかれて止められそうになったから、走りだす…
もう誰も俺を止めれはせん!そんな風に思いながら走り。
そして、姿も消してしまおうと、マントを逃げながら裏返しにしようとした。
これが悪かった。

あー、何もせず全力で走ればよかったのにな…

橋を渡ったを渡ってたんだが。
その渡る最中に、バブバフと動く、マントを弄ってなんとか裏返しにした、までは良かった…が。
その裏返しの動作をしてたとき、体勢を崩そうになった結果、斜めに橋を渡ることになり、渡り切った先の橋の手摺?に、木材によくある棘があったのだ、そして、マントはそれに引っかかっていた。

まあ、その時は必死だったのもあり、気づかず、俺はスピードをどんどん上げていたわけだ。

そして、マントについてだが、マントの強度、柔軟性は、他装備と同じくらいである、が、他とは違い、短くしたり長くしたり出来る性質があるからか、伸縮性は他の装備よりあったのだ。
そんな他装備と同等の強度、伸縮性が、あるマントは破れるなんてことまずありはしないわけで…

で、この様な要因が重なりどうなったか。

俺は、木製の橋に、引っかかったマントに気づかず、そのままどんどん前へスピードを上げていった。
前に進むスピードにより、引っかかったマントは、ゴムの様にどんどん伸びていく。
それはもうびょーーんとね!
もちろんいくら伸縮性があっても、伸びる限界はあるわけで、遠くにいく速度が速ければ、限界に近くのは数秒、当然、戻る力も一気に発生し、凄いものになる…
そして、その結果、俺は、引っ張られる、体勢を崩し足が浮き、そのまま、上にひゅっと足が浮かぶ、対策も出来ないほどの数秒間、まさに刹那。

俺は後ろにぶっ飛んでいった。

ひゅっ

『え!?な!?』

そして後方の橋の方に、ぶっ飛んで戻って来たとき、マントは、その勢いで、引っかかりが外れる。
空中にいた俺は…

どばっしゃーん

『ゴボゴボゴボゴ?!(は?何が起きた!?)』

川に水中にダイビングすることになった。
今度は痛みはなかった、驚きで大混乱!
そして息が苦しいので地上に勢いびゅんとよく上がる。
マントが水圧で外れる、そして流される、
が、そのマントを片手を伸ばし、掴む物がいた、赤髪の男。
その男は、片手で掴んだマントを水から引き上げ、持つと、しゃがみこみ、笑顔で俺の顔を覗きこんで…

赤髪アル「よう??」

顔が非常に怖い、それはもうひじょーに…

『ただいま…戻り…ました?…』

一応怖いながら返したが、無言で笑顔を向けられる、そして俺の目の前にマントを垂らされぶらぶらしてきた。

『すっすみませんでした!』

今度は流石にすぐ謝りました。
ぶらぶらまた首掴まれたいか?とお前の装備は預かったの意が、無言でも理解できたからね。

金髪フレス「そのくらいに、してあげなよ…さあ!とりあえず川から上がって上がって、またずぶ濡れだね?、ハハハッ 」

そんな赤髪の男の傍から、金髪の男が現れそう言って笑いながら、手を差しだして、いた。
仕方なく、手を出し引いてもらう。

金髪フレス「はい!タオル!…今度は拭き終わっても逃げないでほしいな~、訊かなくちゃいけないことまた出来たからさ?ね?」

『はっはい…』

面倒なの避けるために、逃げたのにな畜生が(泣)
また出来たってことは、やっぱり何か訊く気だったんだこれ、はあ…
なんか言い訳考えとかないとだな。

なんてことを考えながら、俺は赤髪の男に監視されながら、また装備を吹いたり、していた。
手袋は裏返し水を出した後、戻して通常仕様で付けた。

あー俺何回水に落ちたんだろう?
なんておもっていたら、ぴこん♪と音がして…

【実績 : 水にダイブした(笑)  計5回】

'  湖3回、川2回…水好きだね(笑)  "           

実績記録取ってたんかい!
     
' そんな貴方には、これを授けましょう!(笑) "

ん?何授けるんだ…
ピロリン♪音がした。

【称号獲得 : ダイビング大好きっ子(笑)】

『いるか!そんなのいらんわ!』

思わず声に出してしまい、口を押さえる。

赤髪アル「ん?マントいらないのか?なら貰うぞ?」

『すいません!マントは要ります!返してください!』

というやりとりの後、俺は持っていかれそうになるマントを返してもらえるように、必死にお願いしたのであった。


黒い空間の人は…称号を贈った後ケラケラ笑っていた。

「これだから、からかうのは辞められない(笑)」

その後マントの返して~の下りを繰り返しているところをみて、笑い転げていました。
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