タイムロード(時の小道)

3章 ハゲの天使達

第21回全世界効能会議

あいも変わらずここはタイムロード。例の茶色の老人はスマホを弄っていた。「いやはや、簡単に物事が調べられる時代になってきましたね、だからこそこうゆうのも面白いかもしれません」そうゆうと老人はスマホをポケットに入れた。

黒板には真新しく「第21回全世界効能会議」と書かれていた。そしてその会議所には熱気で包まれていた。日本人、フランス人、中国人、etcまさに人種とあらゆる職業のるツボだった。そしてその真ん中の席に司会者らしき日本人のバーコードハゲのオッサンがハリセン持って座ってた。司会者「はいっ！つったらハイ！」「じゃあこれから第21回全世界効能会議を始めます！」
司会者「えーまずは前回大会で議題が上がった中でピーマンが何と！」「合計１０本のTV番組及びYouTubeで扱われました！」「その内1本は全国TVで放送、つべで200万再生された動画１本ありました！しかもクレーム一切なし！はいっ！これはすんばらしい！」会議室「おおーー！！」司会者「はいっありがとうございます！」「これに調子こいてやってきました！この効能会議！」「はぁ～い！！」司会者「それじゃあまず一つ目のお題ははい、こちら！ばばん！」「ボルシチ！！」「まあこのボルシチを知らねえ味音痴も中にいるかもしらねぇから一応説明しとくと・・・まあ・・・ロシアの家庭料理で」「まぁ！ぶっちゃけて言えばこんなのロシアのごった煮だよごった煮！なぁははは・・・」会議室「シ～～ン！」司会者ちょっと恥ずかしながら「オホン！じゃあ早速このボルシチの効能を考えるとしましゃうか？」「では、意見がある人は挙手！」「はいっ！」司会者「おっそこのフランスシェフの兄ちゃんどうぞ！」フランスシェフ「はい、やはりここはまずオーソドックスに(肩凝りに効く)ってのはどうでしょうか？」司会者「肩凝り？う～ん何か平凡じゃね？もっといいのないの？」
フランスシェフ「す、すいません！」「はいっ！」司会者「おおっそこの所帯やつれしてるおばちゃん！」おばちゃん「は、はいそれなら(肉体疲労に効く)はどうでしょうか？」司会者「うむっ！肩凝りよりはいいけどスタミナドリンクみたいだな。いまいちねぇ！」おばちゃん「そうですか、すいません！」司会者「他のないの他の人！？」
「ふっではまた私がいかせてもらいましょうか！」とかなり太って貫禄のある親父が手を上げた。司会者「おっ！あんたは前回すんばらしい効能出してくれた定食屋のオヤジ！」オヤジ「いやぁ！それほどでもないっすよ！ところで私はまたいい事思い付いたんだけどで、今回ボルシチということで」「ボルシチと言えばロシア！ロシアと言えばやはり・・・兵士の怪我つまり」「(火傷に効く)はどうでしょう？」会議室「おおっーーー！！」司会者「はいっ！これは素晴らしい！！世論も反映してるんだね！」
「よしっ！これはもう決まりでしょう？」「じゃあボルシチの一つ目の効能は(火傷に効く)に決定！はい！拍手！」会議室「パチパチ👏👏👏👏👏」司会者「さて二つ目の効能いくよ！意見のある人は？」「あ、あのすいません！ちょっといいですか？」1番若くて新人の青年が手を上げた。司会者「おっ！君は今回から参加の新人君！いい効能あるかい？」新人「いや、効能っていうか・・・こうゆうことってちゃんと科学的に成分とか調べて」「それが人体にどんな効能があるかを正式に大学や研究所で調べるのがいいと思うんですが・・・」会議室「シーーン！」司会者「それ言ったらダメ！」新人「・・・・」

ここはタイムロード老人はスマホで会議の様子を見て一言「兄ちゃん正論なんだけどね・・・」   完