タイムロード(時の小道)

カルラ店長

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2章 謎の転校生(笑)

ボロは着てても心は錦

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タイムロード、時の小道はどこにでもつながるここは何やら不穏な空気に包まれていた。いつもの老人が歩いてくる「ここは未来の世界よくゲームで見るミライですがこんなところにも不思議は転がっています」

ここは未来の世界、バイオハザードによりゾンビが産まれそれが当たり前のように歩いてる世界において今日も1人の女の人が今にもゾンビに襲われそうに・・・「きゃあ!」「来ないで!」そう言うと女性は顔を覆った。「ちょ、ちょっと待ちいなねぇちゃん何で俺があんた襲わなならんねん」「えっ?」そう言う方向を見ると明らかにゾンビが立っていた。「だから近寄るなよ」「何でそんな邪険にすんねん!」「だってアンタゾンビでしょ?アタシ襲うんでしょ?」「あのなねぇちゃん世の中悪い奴も居ればいい奴もいるんやで」「えっアンタいい奴なの?」「いい奴言われても困るけど少なくとも女性にはジェントルマンやで、こんな服はボロボロになってるけど!」「くさっ!あなたもの凄く臭いんだけど!」女性は鼻をつまんだ「んっまぁ腐ってるからなぁそれにしても失礼やな?初対面の人に臭い言うなよ!」「ごめんなさい!あまりに臭かったから」「それにしてもあなただけなの?私を襲わないのは?」「何かお前見ても何も思わん!食欲沸かん!」女性はちょっと嫌そうに「何か失礼ね?私がブスって言いたいの?」「そんな事言っとらんがな!揚げ足取りはやめようや!」「ただお前見ても食欲も沸かんし性欲も沸かん」女性はゾンビの胸ぐらを掴んだ!「舐めてるだろ?コラ!やはり私の事ブサイクと思ってからかってんだろ?!」「もうって!」ゾンビは女性の手を振り解いた。「あーあ!また服破けてもうた!オキニのGUのよそ行きの服なのに!」「知らないわよ、あなたが私の容姿にケチつけるから言っただけじゃない」「ああもういやや!もうこうなったらそこにある包丁で俺の心臓を刺してくれ死なせて!」
「ゾンビだから死なんだろうが!」女性は冷たく言った。「またそんな冷ややかな言葉を・・・これじゃあどっちがゾンビだか分かりませんわ!あなたの方がゾンビちゃいまっか!?」ブロロロロー!轟音とともに一台のトラックがやってくる!トラックの中からは武装した人間がゾロリと出てきた
「大丈夫か?あんた人間だろ?早くこっちへ!」女性は目を輝かすと「ああっ来てくれてありがとう!ゾンビに襲われそうになって!」男達が女性を助けるとゾンビは「そんなアホな!」すると女性は「早くあのゾンビやっつけて!私を襲おうとしたの!」よしっ!というと人間達はゾンビに向けて一斉射撃「ダダダダァ!」「うわぁ!」ゾンビは倒れる。「よしっもう大丈夫だ!さああなたも私達のアジトへ」「はいっ!」そう言うと女性は人間達と共にトラックに乗って行ってしまった。すると何事も無かったように立ち上がるゾンビ。「もう無茶苦茶しよるわ!」すると近くのゾンビが近づいてくる。「大丈夫?」「あーああゾンビやさかいな大丈夫や」「正直言っていい?」撃たれたゾンビが言う。「あの女ブサイクだったから食わんかった。」「そうか。」


老人がベンチに座ってる。その周りには数多くのお化け達が・・・楽しそうに騒いでいた。「要するに外見だけが全てとは言えないのでしょうね」老人はそう言うと近くのお化けとハイタッチした!  完
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