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再会の始まり

ペッティング

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| 藤堂 京介


「はい、麦茶だよ」

「…ありがとう、京ちゃん」


 僕らは風呂から出て着替えて、喉を潤した。

 服は僕のを貸したのだった。





 あの後、流石にぶっかけたまま帰すわけにもいかず、風呂を進めた。

 満面の笑みで制服をスルスル脱ごうとするので、彼氏に悪いから僕は出ると告げるとボロボロと泣き出した。

 曰く、葛川とは付き合ってない、暴力なんて振るうなんて思わなかった、京ちゃんに嫉妬してほしかった、本当は別れたくなかった、ずっとずっと好きだった、嫉妬して欲しくて別れた、未羽に嫉妬していた、もっとわたしを見て欲しかった、嫉妬されるのは気持ち良かった、自慰も最高だった、昨日で目が冷めた、どうかやり直して欲しい、葛川なんかになんにもあげてない、綺麗なままだから、京ちゃんのものだから、なんて涙ながらに語り出した。

 瞳の色を見ると不安、不安、不安、発情とほぼ不安だったので、僕は安心して欲しくて、笑顔を向けた。

 つもりだったけど、顔射顔に涙なんて、どうみてもレイプ感が半端ないので、どうにも苦笑いになってしまっていたようだ。

 それを見て、またボロボロと泣き出し、信じてないんだ、信じて欲しい、お願いします、なんでもします、捨てないで、なんて言い出した。

 仕方ないので抱きしめた。

 約、五年以上振りの抱擁。


 ただいま、愛香。

 だけども、with全裸~精液を添えて~


 いや、ダメだろう。

 死線を掻い潜って異世界からようやっと帰ってきて、初めての幼馴染との熱い抱擁に、精液添えちゃダメだろう。

 片方裸もダメだろう。
 
 こういうのを見て勇者とか言わないでほしい。

 なんて思ってると、キュッと抱きしめ返してきた。

 うん。

 ただいま、愛香。


 嗚咽も収まってきて、涙も止まってきた時。僕はさっと制服を脱がし、ブラもショーツも脱がしてやった。
 それはもうまるで魔法のように、ささっと。これが勇者の真の実力よ。違うか。

 お互い全裸になってから僕は幼い頃を思い出すようにして全身をくまなく洗ってあげた。

 愛香は何にも抵抗する事なく、全てを僕に任せた。

 泥んこになった時、台風ではしゃいだ時、川に落ちた時、どれもこれも心がほっこりするような暖かい思い出だった。

 だがしかし、身体はまた熱くなってしまった。

 そうして、洗い終わったあとのことだった。


「おっきい」

「そう?比べたことがないからわかんないかな」


 暗に挑発してみた。いや、まあ、比べた事あるんだけどね。異世界では。屈強な戦士達とだけど。
 だけど異世界での評価基準は大きさよりも、カタチと持続力と魔力だった。

 つまり総合的な継戦能力だった。

 何せ冗談みたいな大きさの種族も居る上に、魔法もあったのだ。

 僕は魔法に精通していたので、魔力操作はお手のものだった。それを使い、数多くの相手を沈めてきた。

 勇者の名は伊達じゃない。

 違うか。


「ち、違くて、そ、想像より、ぉ、ぉ、おっきいっなって言うか! 昔と違うなぁって! だいたい、京ちゃんのしか見たことないんだからねっ!」

「ふーん」


「っ! ほんとなのっ! ほんとなんだから! そもそもわたしのここは京ちゃん専用のお部屋なんだからっ」

「あはは。久しぶりにそれを聞いたよ。うん。信じてるよ」


 焦った愛香なんて小学生以来だった。体感では十年くらい前だ。なんだか懐かしくって意地悪しちゃったな。

 というか、いつも言ってたお部屋って意味、やっとわかったよ。その当時は全然わからなかった。小学生でわかるわけないよ。淫魔かな?

 揶揄ったのがわかったのだろう。ホッとしていたので、少しお願いさせてもらおう。


「じゃあ…少し…万歳してもらっても良い?」

「? うん…少し恥ずかしいけど…」

「凄く綺麗だよ」


 愛香は美形の多い異世界の基準に照らし合わせても随一の美姫だった。

 少し猫っ毛なふわふわとした色素の薄い栗色の髪の毛は肩口まであり、今は洗われ大きめな房になって顔に張り付いていた。

 大きな薄茶色の瞳を長いまつ毛が縁取り、ぱっちり二重瞼で纏めている。すっとした鼻立ちに小さな薄いピンクの唇。頬は期待値で薄く色付いていた。

 記憶にある顔立ちより少し大人で。

 肌は色白でシミ一つなく、胸は手のひらよりも殊更大きく、綺麗なカタチをしていた。
 中央の突起は小さめで薄い桜色なのにピンピンしていてこちらを煽ってくる。
 腰は括れ、決して大きくはないお尻は上向いていて格好良かった。足も長くすらっとしているのにムチ感があり…

 そう、イカしてた。

 瞬間──頭にスイッチが入った音がした。


 左手だけで、万歳した愛香の両手首をガシッと掴む。

 早速とばかりに口と右手で、攻め立て、貪った。


 「あ、んちゅ、んちゅ、ちゅ、ちゅぱ、きょ、う、ちゅ、ちゃん、ん、ん…」


 唇、首、鎖骨、脇、乳腺、乳房、乳輪、乳首、脇腹、背中、お腹、お臍、お尻、秘所、太腿などなど。ありとあらゆる場所に指と唇を走らせた。少しだけ魔法を載せて。初めてだしね。

 さあ、人族の限界位階99、それをさらに超えた位階120。

 異世界帰りの勇者の技。

 存分に味わうがいい。


「ぁえ?! ぁ、待って待って待って、あ、だめっっ!!」


 あれ? もう果てた? あ、魔法耐性なかったっけ…ごめんね。


「あ、あぁぁぁあ! あ! あ、あぅ! はぅ! あ、あ! あ、きょ、うちゃん! あ! だめだめだめだめっ!、っくっ!!」


 何度か果てさせると、息を荒げながらも何か言いたげな、煽るような目をこちらに向けてきた。

 …生意気な。

 もう一度昇らせてやるぜ。


「じゃあ足をクロスして背中を向けて」

「ふーっ、ふーっ、ふーっ…はぁぃ」


 シミひとつない愛香の白い背中とお尻は最高だった。

 両手を掴んで腕を持ち上げたまま、足をクロスしたことによってできたデルタゾーン。

 そこに僕の暴力を差し込んだ。

 横から見れば弓のようなカタチを僕ら二人で作った。中じゃないから配慮しなかった。愛香のお尻にパンパン鳴らしながらぶつけ、擬似性交を楽しむ。

 幸い愛香水は多く、よく滑り、よく絡み、愛香の突起も擦れて、気持ち良いみたいだった。これ魔法いらないな。


「あ、ぁん!、あ、あっ! あ! あ! あ!」

「イクよ、愛香」


「ぅ、うん! 京ちゃんイッて! 愛香のお股でイッてっ!」

「あ、イッく」


「わたしもっ!、んくっ!!」


 僕らの正面にある姿見に大量に掛かった。まるでふたなりになった愛香が吐き出したかのようで、なんだかエロかった。淫魔かな?

 ちなみに味を占めたのか、コツを掴んだのか、その体制のまま愛香は太腿とお尻に力を入れて締めつけ、掴まれた両手を軸にスムーズに腰をゆるゆると揺らし始めた。

 二度目は愛香によってイカされた。天才かな?

 一頻り愛撫を楽しんだ後、二人で湯船に浸かり、まったりしてから風呂を出た。





 そうして、昨日の出来事から話し始めた。


「なんか…ごめんね。元はと言えば僕が情けないとか見せちゃって」

「情けなくなんてないっ! ビンビンで雄々しくて、ジュバッと来て! もぅすっごぃ格好良い射精だったっ!」


「……そっちじゃないんだよなあ」

「ぅえ?!」


 いやオナバレもそうなんだけどさ。

 というか、格好良い射精ってなんだよ。



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