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婚姻の儀 上
しおりを挟む暗闇でギルへの嫁入りを了承した翌朝は、恥ずかしくてギルの顔が見られなかった。
匂いつけは終わっていたのに、俺からねだったように再度体を繋げてしまったのも恥ずかしかった。
目が覚めてからもぬくぬくの腹毛に顔を埋めて狸寝入りを決め込んでいると、ギルにそのまま抱きかかえられ、頭に布を被せられた。
起きていることをとっくに知られていて、甘やかされていると気がつくと居たたまれなかった。
恥ずかしさからの八つ当たりなどしたくないので、ふて寝を諦めて、なんでもないような顔をして蜂の巣入りの壺を背負い、そのまま蟻の巣を後にすることになった。
女王に再謁見して巣穴を出るまでの間中、ギルが無言でいることで俺の中で不安が募る。
もしかして昨日の誓いは夢だったのか?
俺が一人で浮かれているだけで、ギルにとってはそんなに喜ぶべきことじゃないのか?
そんな風に思っていると、突然ギルに首筋を舐められて首輪が鳴った。
「うぇっ?!」
不意打ちで何をしてくるんだ、とギルを見上げると、くりくりとした黒い瞳がなぜか揺れている。
「ギル?」
「本当にこれは夢ではないのか?
修也をお嫁さんにしたいと願う、私の願望が見せた幻ではないのか」
「……それは俺が言う立場じゃないのか?」
見知らぬ場所に突然いて、イタチに雌扱いされて、尻を掘られる快感を教え込まれて、本気で惚れてしまったってのに、今更これが夢とかありえないだろう。
どういう意味だ?と見上げていると、ギルは言葉が足りないと気がついたように口を開いた。
「愛らしい修也が本当に私だけのお嫁さんになってくれるのか、不安なのだ。
この世には強くて美しい者も大勢いる、私を選んだことを後悔されたら生きていけない」
なぜ突然ここまでネガティブなことを言い出したのか、と首を傾げたくなるが、とりあえず直射日光の真下でする会話でないことだけは確かだ。
日を遮るもののない赤土の上は、暑いなんてものじゃない。
「ギル、お前以外に俺を嫁に望む奴なんかいないだろ?」
「……」
さっさと目的地へ向かってくれ、と軽口を叩いてみるが、ギルは言葉を返してくれない。
もしかして、他にもおっさんを嫁にしたい物好きな動物がいるのか?
男としてハーレムに夢がないわけじゃないが、自分が嫁になるのだと考えたら相手は一人がいい。
抱かれる側で逆ハーレムを望む気持ちが分からない。
ギルを相手にするだけでも体力が足らないと感じているのに、複数人を相手になどしたら腹上死一直線だ。
体力の前に尻がもたないし、快感で気が狂ってしまうだろう。
それ以前に、ギル以外を受け入れるとか、無理だ。
惚れているからこそ、受けれ入れてもいいと思っているのに…………う。
不意に蘇る、首を絞められるような痛みと苦しさ。
力づくで押さえつけられ、身動きがとれない恐怖。
……呪いでおかしくなっているギルに、幾度もされた行為とは、違う……誰かに……。
「修也?」
「……な、なんだ?」
知らないうちにガクガクと震える体を、ギルが抱きしめてくれていた。
「修也、どうした?」
心配そうなギルに、不意に蘇った断片的な記憶のことを聞くのは無理だった。
ギルではない誰かに押さえつけられた、という覚えがわずかにあるだけで、それが本当に起きたことなのか判断できない。
「なんでもない」
以前にギルは、俺を二度と傷つけられたくないと言った。
……俺が覚えていないだけで、何かがあった。
そう考えるのが正しいのだろう。
想いを伝えあったはずなのに、フライパンを持っている蟻の巣までの道のりは無言で重たい空気だった。
その先は、草食蟻の巣での長期滞在が嘘のようにとんとん拍子に進んだ。
青白い蟻とは明らかに違う、なんでも引き裂いてしまいそうな凶悪なのこぎり顎の黒蟻の巣で、脱皮した後の頭をフライパンとして受け取った。
手にフィットする凹凸のある把手が二つあることには目をつぶってもいいが、蟻って脱皮する生き物だったのか?
蛹から蟻になった時のもの?
形は蟻の頭だが、望んでいたフライパン?を手に入れたのに、謎ばかりが募る。
全てを異世界だから、で済ませてしまえば楽なのだろうが、これから先もずっとギルと一緒にいると決めたのだから、ある程度の常識と知識は必要だ。
知らないまま放置しておいて、思わぬ時に落とし穴に落ちるわけにはいかない。
ギルが王子様なのは、この先も変えようがない事実で、俺がギルにふさわしくなければ、毒殺未遂の時のように手を出されることも考えられる。
もやもやを胸の奥に抱えたまま、ギルに抱えられて崖に戻ってきた。
約二週間ぶりの崖は外から見ても断崖絶壁で、点々と空いている窓が、強すぎる日差しのせいで底がない穴のように見える。
崖の家への入り口は、十頭、十体?のたてがみなしライオンが守っている。
ギルの姿を見るとライオンたちはするりと道を開けるが、その瞳の奥には言葉にできない感情が見えた。
「ギル?」
「蜂蜜をルルクルに預けたら、その足で神殿に向かっても良いか?」
ライオンたちから向けられた視線を感じていないのか、慣れているのか、ギルの雰囲気は変わらない。
——ギルが鍛錬でライオンたちを叩きのめしているのは見たけれど、それ以外で絡んでいる姿を見たことがないことに気がついてしまった。
ギルはライオンではないから、王にはなれない。
……では、ライオンではないから、ライオンを妻に迎えられない?
ギルが俺のようなおっさんを本心から愛してる、と言ってくれる理由が、仲間から認められていないからだとすれば、素直に喜べない。
素直に喜べないのに、美しい毛並みの雌がギルの側にいることを想像したら、胸が焦げそうに熱くなって、腹の奥がむかむかと重たくなった。
「ギル、愛してる」
「っ、……修也?」
抱えられたまま、首筋に抱きついて耳元で囁く。
ギルには俺だけを見てほしい、ギルは俺のものだ。
信じられない、これが、嫉妬か。
初めて自覚した醜い気持ちを知られたくなくて、硬い毛皮に顔を埋めると強く抱きしめられた。
「私も修也を愛している」
白銀坊ちゃん刈りの黒イタチに愛を告げられ、胸をときめかせている俺は、他人からすればさぞかし間抜けに見えることだろう。
間抜けでもいい、ギルが、ギルクロプトルが今の俺の全てだ。
◆
ギルに抱えられてたどり着いた神殿は、神殿とは名ばかりの洞窟だった。
しかし洞窟の中は明らかに何者かの手によって整備され、壁も床も滑らかに磨かれている。
見覚えのあるカバに、儀式を行うのは聖廟だと言われて案内された先は、暗闇だった。
「チグルルム神殿長、修也は暗闇を苦手としている」
「もうしわけございませんが、かみのおわすざはなんぴとたりともふかしんでございます。
かみのいぶきをそのみにかんじとるさまたげになりますので、あかりをともすことはゆるされません」
相変わらずカバの言葉は聞き取りにくい。
ちゃんと言葉として聞こえているのに、子供が舌足らずに話しているような発音に聞こえてしまい、意味を理解する前に言葉を聞き逃してしまう。
「修也、私が側にいる、決して手を離さない、暗闇でも平気か?」
「……もちろん」
暗闇が怖いのは、姿が見えない何者かに……。
「ギル、ずっと話しかけていてくれないか」
「もちろんだとも」
思い出すな、今は駄目だ。
今からギルと一生離れないと誓うのに、ふさわしくない。
ギルに手を引かれて進んだ暗闇の中、足の下には磨かれた冷たい石の感触だけ。
俺自身がペタペタと歩く音、カチャカチャとギルの爪が石をひっかく音と、カバが歩くときの重たそうな足音だけが聞こえる。
どこまで進むのかと思っていると、不意にギルが立ち止まり、足の先に柔らかな感触を覚える。
爪先で探ってもよいだろうか?とおもっていると、ギルの硬い毛に覆われた腕が胴体に回された。
そしてそのまま床の上に優しく押し倒された。
何するんだ?と声を出そうとしたが、耳元で甘い声がして、力が抜ける。
「修也、愛してる、私の修也」
「ギル?これ、どうしたらいいんだ?」
このまま動かないでくれ、と言われて居心地がいいようにと体勢を変えようとしたら、体の下に毛皮が敷かれていることに気がついた。
……暗闇と毛皮。
覚えのありすぎる状況に、血の気が引く。
「かみのみておられるこのよのあまねくすべてにおいて、でぐるとくすおうのこにして、かみのちょうじであらせられるぎるくろぷとるでんかと、いせかいよりまねかれしはなよめ、かみのみこいそしゅうやをよのなにものにもひきさけぬついとせんげんする」
「この身果てるまで五十修也と共に在ることを神に誓う」
「……あ、俺も誓う」
いきなり朗々と聞き取るだけで精一杯の口調で言葉を繋げられても、意味が理解できなかった。
ここが閉じ込められていた暗闇なのか?と考えていたせいで聞き逃してしまった。
何の説明もないまま、ギルの言葉だけを聞いて、え、もう誓いの言葉なのか!?と焦った。
婚姻の儀というくらいだから、もっとこう神々しい感じのことをするのかと思ったら、ただ暗闇で押し倒されている。
こんなんでいいのか、と不安になっているとごわごわとした毛皮が両腕を包んだ。
「愛してる修也、私の唯一にして命」
「俺も、愛してる」
素直に言葉が出てきたことに驚き、ギルへの愛おしさで息ができなくなった。
離れたくない、離さないでほしい。
溺れるようなこの想いが一時的なものだとしても、俺はもうギルから離れられる気がしない。
「それではかみのふりそそぐじあいのもとできずなをむすんでくだされ」
「ありがとうチグルルム殿」
「でんかがごけんしょうであられることこそがかみののぞみでございます、それではくとるぐるきょうをよういしておまちしております。
ごゆっくりどうぞ」
暗闇の中でものしのしと重たそうな足音が遠ざかっていき、不意に静かすぎる暗闇が肌から染み込んでくるような恐怖を覚えた。
「ギル?」
「修也、どうした、どこか痛いのか?」
呼吸がうまくできない。
暗闇、暗闇、暗闇——動けない、痛い、怖いっ。
「ギ……ギル、嫌だ……ギル、助けて」
恐慌状態で振り上げた手が硬い毛皮に当たる。
うつ伏せに押さえつけられ、身じろぐこともできないほど押さえつけられた。
誰に?
俺は誰にそんなことをされた?
「修也、私がいる、ここにいるのは修也と私だけだ、修也に私の命を捧げることを神に誓う。
愛してる、修也を、修也だけを愛してる」
耳元で聞こえるのはフゥフゥと獣じみた呼吸ではなく、怒鳴りつけるような低い唸り声でもない。
甘すぎて今にも滴り落ちそうなくせに、心配だと不安だと言いたげな声。
俺を犯したのはギルだ。
獣のように俺を貫いて、雌のように抱いて、雄の精を塗り込んで、雄の味を刻んだ。
……違う?
「ギル、もっと、もっと言ってっ」
「もちろんだとも修也、私の最愛、私の宝、私の元に堕ちてきてくれた神子」
ギルの言葉が耳から胸に滑り落ち、不規則に荒く鳴り響いていた心臓に染み込む。
「お、俺をギルのお嫁さんにして?」
「修也……確認をしても良いか?」
「なにを?」
「襲われたこと、を思い出したのか?」
「……思い出したわけじゃない、でも……っ」
ギルの言葉を聞いて、記憶にはないけれど、俺はギル以外の誰かに襲われて犯されたのか、と確信した。
恐怖が湧きあがる。
覚えていないことに?
違う。
犯されたことに?
違う。
この世界に来てから日常のように気絶して記憶は穴だらけ、日常のように犯され続けてきた。
強姦されることが平気になってしまったなんて、あまりにも真実味がない言い分だが、その相手がギルだけだったから受け入れられた。
怖いのはそんなことじゃない。
ギル以外の誰かに触れられた。
ギル以外の誰かを受け入れてしまった。
他の雄に抱かれたら、ギルに嫌われてしまうのではないかと、思った。
勝手に震えだした体を止めようと両腕で抱きしめたけれど、震えが止まらない。
「ギル、俺……」
俺はギル以外との性交を知らない。
男に貞操観念なんて必要ないと思うが、雌としてギルに抱かれている現状だからこそ思う。
穢された、と。
「大丈夫だ修也、修也を傷つけた愚か者には私がけりをつけた、だから……」
ギルの声が近くなる。
そしてシャラリと音を立てて首が涼しくなる。
「私だけのお嫁さんになってくれ」
ねっとりと首を這う舌の感触を感じ、それだけで体が痙攣するように震えた。
「修也の首に私の牙の痕を……私だけのものだと、刻み込んで良いか?」
再び全身に走った震えは、間違いなく歓喜だった。
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