【R18】異世界で白黒の獣に愛される四十路男

Cleyera

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心からの望み

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 乗車率が百パーセントを軽く超えている通勤電車の中は、春先ということもありマスクをした人々がすし詰めになっている。
 片手で通勤鞄を抱きしめ、反対の手は金属製のバーを握りしめているが、電車とともに揺れる人々に押されて気持ち悪い。
 人混みで酔うとか、社会人生活に慣れてからはなかったのに。

 職場に着いてからも、些細なことでギルを思い出す。
 文明なんて全くない世界で過ごしていた日々と、現代日本が重なるはずがないのに、おりおりにギルの面影を、気配を、毛皮の手触りや温もりを思い出してしまう。

 社食で食べ慣れたはずのかけうどんが、泣きたくなるくらい美味かった。
 体を動かす仕事ではないので量を食べると贅肉になる、と普段は気をつけているが、今日はかけうどんにかき揚げとエビ天を追加してしまった。
 食べている時まで、ギルが口元にキノコを差し出して来た時のことを思い出して、苦しくなった。
 なんだ、このモヤモヤ。

 言葉にできない思いを引きずったまま一日を過ごし終えた頃には、仕事の効率まで最悪になっていたせいで残業するしかなかった。
 同僚に問題がでないようにはしたが、個人的に明日の朝までに仕上げておきたい仕事を残してしまった。

五十イソ、大丈夫なのか?」
「はい、部長、申し訳ありません」
「何があったか知らないが、無理はするなよ」
「はい、ありがとうございます」

 必要以上の残業は上からも下からも嫌がられるが、今日の俺の姿は周囲の人間にも何かを思わせたらしい。
 仕事内容や効率の悪さの原因を追及されることもなく、とりあえず見逃されたようだった。
 もしかしたら、近づきたくないと思われているだけかもしれないが。

 ギルに会いたい。
 ああ、本当に俺は愚かだ。
 側にいられなくなって初めて、ギルの近くに居たかったことに気がつくなんて。
 なんで戻りたいと願ったんだ、本当になんでっ。

 胸が痛い、いつもギルのことを考えてしまう、これはコメディで医者に恋の病ですねって言われる状態じゃないか。
 いい歳して、初恋とか、おかしいだろ。
 相手が人ですらない上に、異世界の住人とか、もっとおかしい。
 相手は強姦犯で、そいつに巻き込まれて毒殺されそうになった上に、うまくもない食い物しかなくて。
 どう考えても、惚れた腫れたなんて呑気なことを言ってられる状況じゃないのに、おかしすぎる。
 俺の頭どうなってんだよ。
 おかしいと分かってるのに、ギルに会いたい。
 ギル、会いたい、ギルっ!

 デスクの上に落ちた水滴には気がつかないふりをして、早く仕事を終わらせて今夜は酒に逃げようと、スリープさせていたパソコンに向き直っ——。










五十イソ修也シュウヤ様」
「!?、か、神様!?」

 いつかのもやもやとした明るいのか暗いのか、赤いのか青いのかすら定かではない空間にいて、覚えのある声、というか感覚というか、そんなものに話しかけられた。
 二度目なのに男か女かすら判別できない。

「はい、とある場所で神と呼ばれているモノです」
「俺をギルのところに帰してくれっ」
「できません」
「な、何でだよ!」

 やっと分かったのに。
 ギルを好きになっていたことを認めたのに。

「いかがですか」
「何が、だっ——っあ、え?うぇ?」
「封じていた記憶を解放しました」
「え、おう、思い出した、え、これ、マジか」
「はい、提案を頂いた時は決行を躊躇いたしましたが、その通りになりましたので感謝します」
「あーまあ、四十年も生きていれば、自分がどう考えて動くかくらいは推測できるからな」

 俺は神に出会った時にある提案をしていた。
 それを今まですっかり忘れていたのは、神の御技というべき力のせいなのだろう。

 提案した内容は『複製を作るなら、オリジナルの俺に多少影響が残ってもいいから、劣化複製も一緒に作って、先に劣化複製の方を送り込むとうまくいく』だ。
 ちなみに複製、劣化複製には神と話した記憶を残さない、というのも俺が決めたことだ。
 神様にお願いされたから、と複製の俺が調子に乗って増長した振る舞いをしないように。

 まともな愛情を与えることも与えられたこともない俺は、大層なひねくれ者だと自認している。
 複製の俺を送り込んだところで、素直に神の望み通りに神の子供、つまりはギルを愛するようになるとは思わなかった。
 なんというか、箱を開けてみれば、いきなり暗闇でレイプ三昧生活とか、想像もつかない方向だったし、愛しい子供ってのが話す動物だとは思いもしなかった。
 そんな中でギルを好きになってしまった俺は、本当にひねくれている。

 完全な複製が一度しか作れないのなら、それは秘蔵しておいて、先に劣化複製を送り込む。
 自分のひねくれぶりを利用して、劣化複製が、こんな世界もう嫌だ!となり、その記憶がオリジナルに統合された後で異世界に戻りたがると見込んで、そこで記憶を操作した複製を送り込めば完璧だと考えた。
 プランBは備えておいたほうがいい。

 神様に聞いたところ、ありもしない記憶を作ったり、完璧に消去するのは負担がかかるが、封印するくらいならば難しくないし、劣化複製を先に送り込むのも可能らしいので頼んでみた。
 異世界では苦労もするが、大事にされること間違いなし、と神が保証してくれたからこその博打だが、俺自身、簡単にギルに絆されると思ってはいなかった。
 提案した時に考えていた、俺自身が戻りたいと考えるだろう理由の第一位は『憧憬』だ。

 手に入らないものこそ欲しがるのが、ひねくれ者の特徴だ。
 四十年の間に自分のひねくれ者ぶりをしっかりと理解しているからこそ、帰れないとわかった瞬間に帰りたくなるだろう、と先を読んだ。

 まさか、本気でギルの側に戻りたいと願うことになるなんて、思いもしなかったが。
 俺は自分で気がついていないだけで獣姦されたい願望があったのか、それとも毛皮スキーなのか。
 同性愛者かどうかすら確信が持てない。
 今日一日を過ごしてみて、誰にもドキがむねむねしなかったからな。
 ああくそ、おっさんくさい発言は無しで、すいません神様。

「劣化複製体では不便でしたでしょう」

 こっちの思考が読めるはずなのに、聞こえていないふりをするあたり、やはり神様ではなく高次元な生命体だと思うな。
 神様って存在が色々と超越しているなら、気を回すはずがない。
 話していると板挟みの中間管理職っぽい雰囲気もするから、聞かないふり聞こえないふりも技術の一つになるのか。
 あ、そういえば、苦労してるんだなと共感して、複製の二段構えを提案したんだった。

「それなんだけど、どう劣化していたのか聞いても?」
「肉体の生存に関係ない機能から劣化していくため、性的な刺激に反応しなかったはずです。
 他にも視覚や触覚など、色々と広範囲で鈍っていたはずです」
「……」

 まさかのインポ疑惑は神様のせいか!
 何度突っ込まれても、全く気持ちよくならなかったのも、それが原因なのかよ!

「はい、複製はオリジナルそのままの機能ですので安心してください。
 前回同様、暮らしやすいように加護も付与させていただき、ここでの記憶は前回と同じように封じさせていただきます」
「あ、ありがとうございます?」

 ここで心を読んで返事をくれるのか。
 つまりだ、複製体の俺は、戻ったらものすごい目にあうかもしれない。
 ギルがハッスルした日の後は本当にしんどかった、あれに快感が伴ったら本当に頭がおかしくなるんじゃないか?

「あ、神様、あと一つお願いが!」
「はい」
「ひげが伸びないようにできるかな?」

 気にしても無駄だと思っていたが、伸ばしっぱなしのひげはものすごく邪魔だった。
 ひげ剃りに使えそうな刃物さえ存在しない世界で生きていくなら、ひげは伸びないようにして欲しい。

 本当に個人的な望みでしかないが、飯も食いにくいし、口の周りに物があるのに慣れないので落ち着かなかった。
 指で触るだけで生え揃っていないのがわかったので、かなり小汚い姿になっていたはずだ。
 布一枚を体に巻いて、髪ボサボサでひげもじゃもじゃの、アニメで出てくる古代人みたいな姿にはなりたくない。

「複製体に少し手を加えることになりますが、人の技術である永久脱毛程度であれば可能です」
「寿命が極端に縮むとか、頭がおかしくならなければ、なんでもしてもらっていいので」
五十イソ修也シュウヤ様の寛大な御心に感謝いたします」
「いえいえ、複製の俺が幸せになってくれりゃ、つまらない人生にも潤いができるかな、とね」
「           」
「え?」
「それでは五十イソ修也シュウヤ様の良き人生…送………」
「今、なんて、ちょ……待……」










「……ヤ!」

 体が重い。
 家の玄関で寝落ちでもしたのか?
 ちょっと待て、最後の記憶——会社で残業しようとして……スリープかけてたパソコンが……。
 ええ?
 ちょっと待て、なんで寝ているんだ?

「シュウヤ!」
「はい?」

 微妙にイントネーションの違う呼ばれ方をして、誰だ?と顔を上げる。
 俺の名前はを強く発音するのであって、シュウマイとか庄屋みたいな発音で呼ばないで、くれ、って……嘘だろ、なんで、何が起きた?!

「ギル?」
「シュウヤ、シュウヤっ!」
「なんで、俺は戻ったはず……ギル?」

 暖かくて硬い毛皮に包まれ、息が苦しいほど抱きしめられていた。
 呼吸を確保するために頭を上に向けると、ちょっとおかしなイントネーションのまま俺の名前を連呼しているギルが、黒い瞳から涙をこぼしていた。
 
 ぼろぼろと涙をこぼすギルに抱きしめられながら、これは現実なのだろうかと思った。
 戻ったと思ったに、夢だった?
 いや、それならギルのこの反応はどう説明すればいい?

「シュウヤっ、シュウヤァッ」
「よ、いしょっと」

 こぼれた涙はすぐに毛皮で見えなくなるけれど、掛け声とともに抱擁から引き抜いた腕を伸ばして頬に触れてみると、思った通り毛皮が濡れていた。
 なんとなく腕を元に戻しづらくて、そのままギルの頬を撫でてみた。
 固いけれど体よりも短い毛の流れは滑らかで、逆撫でするとチクチクとした手触りがした。

 反対側の手は胴体に回して、力を入れて子供をあやすようにポンポン、いや、ボン!ボン!してみる。
 ギルの背中側の毛皮は分厚すぎるんだよ!
 白い部分とか、背中側がぶよっぶよなんだが中身はどうなってるんだ。

 というか伸ばした腕が剥き出しってことは、俺はまた全裸なのか。
 着ていたスーツ一式はどこに?

 ボン!ボン!と一生懸命ギルを慰めるけれど、名前を呼びながら涙を流すギルに変化がない。
 もしかして全力で平手打ちしないと気がつかないのか?
 ちょっと息が苦しい、と思いながら力を緩めてくれるのを待つことしかできない。

 体感でラーメンができあがるだけの時間が経ったが、ギルが離してくれない。
 息も苦しいし、そろそろ本気で平手打ちか鼻面を殴ることを考えていると、聞き慣れたものよりも随分早い、カチャカチャという足音が近づいてくる。

 慌てている足音の誰かはここに向かってるようだ、とギルを全力平手打ちでタップし始めたのとほぼ同時に、巨大なまだら犬が岩戸をぶち破る勢いで室内に入ってきた。

「神託が降りました!ギルクロプトルでん、っか、イ、イソスーヤ様!?」

 この冷静そうな犬でもうろたえるんだな、と真夏日に舌を出す犬のように口を開けた宰相さんを見ていると、頬を硬い肉球で撫でられた感触がした。

「シュウヤ?」
「ギル、悪いけどしゅうじゃなくてうや、だから。
 うや、分かるか?」

 宰相さんには悪いが、シュウマイみたいな発音で名前を呼ばれたくない。
 ちょっと待っててくれと宰相さんに顔を向けて頷いてから、ギルに真剣な顔を作って告げる。
 ギルが表情を読めるとは思ってないが、これは譲れないぞとわかってくれるだろうか。

「シュ、ウヤ」

 ああ、意識すると途切れるのか、でも発音は大体あってるな。

「んー惜しい、ま、いいか、それにしてもなんでいきなり名前を?
 ずっとフルネームで呼んでたのに」
「妻の名を呼ぶのは夫の特権なので練習していた。
 イソは国名でシュ、ウヤが名前、私の元に帰ってきてくれると、神がっ」

 国名?また新しい勘違いか?そんなことより、落ち着いた後のギルが名前を呼んでくれなかったのは、正しい名前を呼べるように練習していたからだと受け取っていいのか?
 てっきり自己紹介した時に「しゅうや」が聞き取れなかったんだろう、と思っていたのに発音できなかったってことなのか。
 やばい、嬉しい、うわ、絶対顔がおかしくなってる!

 イタチの頭でも泣くと鼻水が出るらしく、ぷすーぷすーと鼻を鳴らしている姿は、遠慮なしに可愛い。
 間抜け顔なのに可愛いとかおかしいよな。
 なんでいなくなった、と責められても、ぷすーぷすーの合間に言われると緊張感がなくなってしまう。
 嬉しくて顔がニヤニヤと緩むのが止められない。

 頭一つ以上は上にある坊ちゃん刈りのイタチ頭の頬を、両手でぎゅっと押しつぶした。
 鼻先のヒゲが手首や前腕の内側をくすぐるし、触れている頬の内側に鋭い牙があるのを感じる。
 戻ってきたんだな、と嬉しくなった。
 あれ、頭の上半分の坊ちゃん刈り部分の色が、白じゃなくて白銀に見えるんだが、いつの間にか白髪染めでもしたのか?

「悪かったよギル、戻ったんだから怒らないでくれるか?」

 ギルならしないと思うが、俺は暴力を受けるのは苦手だ。
 殴り合いの喧嘩すらしたことがない。
 暴力が苦手でなくても、この世界のやつらの動きを知っているから、一撃で死んでしまうだろうなと確信している。

「怒ってない、嬉しい、シュ、ウヤが戻った、私のシュ、ウヤッ」
「ギル、すまなかった」
「シュ、ウヤ、愛してる、頼むからもうどこにもいかないでくれ」
「どこにもいかない、好きだよギル」
「っえ!?も、もう一度言ってくれ」
「何度も言えるかっ、その、な、うん、心を整理する時間を神がくれたんだと思う」
「~っ、愛してる、愛してる、シュ、ウヤッ!」

 抱き潰されるビーズクッションの気分を味わう前に、とギルの鼻先をタップする。

「とりあえず離せ、こういうのは二人きりの時にしてくれ」
「……シュ、ウヤが少し変わった気がする」
「気のせいだろ、この歳になるとそうそう性格なんざ変わらない」

 ギルを宥めるためとは言え、アホなことを口走ってしまった、と気恥ずかしい思いをしつつ後ろを振り返ると、なぜかそこにはギル以上に滂沱の涙の宰相さんがいた。

「ギルクロプトル殿下、本当に、ようございましたっ」

 犬って泣くんだな、とあまり見ては失礼だろうとそっと視線をそらした。
 俺はギルと一緒にベッドの上にいて、見回した部屋の中は覚えのある感じなので、前に滞在していた部屋なのだろう。

 壁とかこんなに荒かったか?
 もう少し滑らかだった気がする、十年ぶりに買い換えて画素が増えすぎたテレビを初めて見た時のことを思い出して、なんとも気持ち悪い。
 ガラスのはまっていない窓の格子の隙間からは、切り抜いたように真っ白な光が見えて、日が高い時間なのだろうと思った。

 ここでの再スタートを切っていいのか悩みもするが、神とやらが俺が戻るとギルに伝えたのなら、こちらの気持ちもお見通しというわけか。
 たなごころの上で転がされているようで気に食わないが、今だけは気にしないでおいてやる。
 ギルに、会いたかったから。
 ありがとうなんて言わないけど、まぁ、んん、悪くなかった。





——
:自称神様:
「五十修也様、我が子には感情や愛情の強要はしていませんし、できません。あなたへ向けられる感情の全ては、疑うべくもない本物ですのでご安心ください」
(ただ、双方の常識や外見の相違などの溝を埋めるために、ザイオンスやインプリンティングなどを用いています、その点はご了承いただけますと助かります)



真の黒幕は自分でした、自分の一番の敵は自分!
 
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