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おまけ
SS 想定外2 ※
しおりを挟む今の俺は、少し困っている。
考えが甘かった。
弘さんの能力を、侮っていた。
自分が知らないことは理解できない。
自分が持っていない能力は、理解したつもりで、全く理解できていなかったようだ。
「まって、ッア"、ま"ってください"ぃ"っ」
どちゅ、どちゅ、と音がしそうな勢いで腹の奥をこねられて、ずっと目の前が真っ白だ。
弘さんは目を開いているのに、どこか遠くを見るような目をして、俺の腰を離さない、と抱きしめている。
求められるのは嬉しい。
でも、怖い。
おかしくなる。
連続絶頂とか、創作じゃないのか。
弘さんはくん、くん、と時折鼻をならす。
うっとりと幸せそうな表情で。
そして、その直後に、目の前が弾けるような快感に襲われる。
「あ"ぁ"~~っっ」
なんで、なんで、こんな。
気持ちよすぎて頭がおかしくなる、このままだと壊れる。
快感が苦痛になる、っておかしい。
弘さんの動きが、突き立てられる欲望が、何をかもわかっていると言わんばかりで。
一突きごとにイかされるとか、どうなってるんだ。
ずるり、と引き抜かれるときに前立腺を強く擦られてイって、どちゅん、と突き立てられる時は奥でイく。
イきすぎて、自分が何を口にしてるかも分からない。
弘さんは絶倫じゃない。
俺が忙しいから、週に二回できれば多いくらいで、弘さん自身は一度出せば満足している。
でも、一回の中身が、弘さんがイくまでの過程がおかしい。
なんで俺だけ、毎回数えきれないほどイかされるんだ。
毎回、中だけでイけるほど、俺は自分の体を開発してなかった、本番は元彼としか、したことがなかったのに。
初めての時の、弘さんの初々しさはどこに行ったんだろう。
いや、今も初々しいといえば、そうだけど。
入れられるとおかしくなるくらい、的確に気持ちいい場所ばかり、突いてくる。
秘孔の達人かよ、ってなる。
多分、どういうことかは分からないけど、匂いで判断しているのは分かる。
こんなに的確に、匂いだけで気持ちいい場所が分かるのかとか、どうして俺がイき落ちすると嬉しそうなのか、とか納得いかない部分は多いとしても。
「イぐっ、イグゥっっ」
「はい、もっとですね」
「ぅ、ふぐっ」
違う、そうじゃない!!
って言ったら、絶対ショックを受けるだろうから、言えない。
絶倫じゃないし、知識もテクニックもないのに、なぜか俺をイき落ちさせることに全力を注ぐ弘さん。
気持ちいいのは好きで、抱かれたいから嫌ではない。
でも、ちょっと、辛いのも本当だ。
中だけでイきすぎると、色々と引きずるから。
そのうち、イきすぎて潮とか吹きそうで怖いのもある。
愛しいけど、弘さんが想定外すぎる。
一旦、ここで投稿終わりです
もう少し考えているのはあるのですが、書きかけなのでいつになるかは不明です
お付き合いいただきまして、ありがとうございました!
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