【R18】厭人領主の婚約者になった元英雄は、醜い下働きに恋をする

Cleyera

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44 これもまた搾乳? ※ バキュームprpr

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 孕み腹側が準備できれば、オスには匂いでそれが分かる。
 オスが準備のできた孕み腹に性器を突っ込んで、中に子種を蒔く。
 子供ができる。
 それがエトレの知る子作りの作法だ。

 師匠のところで見せてもらった行為は、色々と過激だったけれど、内容的には同じだった。

 なぜ、舐められているのか、と思いながらも、逃げられない、逆らえない。
 ずっしりとした頭が足の間にあるのすら現実味がない。
 目の前で揺れている巨大な角が、ふご、ふごと吹きかけられるケェアの吐息だけが生々しい。

 次の瞬間。

「きゃうっ!」

 エトレは思わず自分の口を塞ぎ、支えを失った背中がクッションにぶつかった。
 ビリビリと通り抜けるような刺激が、エトレを襲った。

「ふ、ぅむっ!?」

 目の前の光景が信じられなくて、エトレは絶叫を上げそうな口を手で強く押さえた。

 ケェアが、エトレの外性器を、咥えている。
 そして、見えないけれど、多分だけれど、舐めて吸っている。

 もごもごとケェアが下顎を動かすたびに、エトレの股間に快感が走り抜ける。
 今までに感じたことのない、痺れるような、もっとしてほしいとねだりたくなるような快感に、うろたえることしかできない。

 孕み腹の外性器には排泄以外の用途などない。
 更に言えば、毛無しのそれは、体格に比べて気持ち悪いほどに大きいので、見られたくなかった。
 見られたら嫌われるはず。
 そのはずなのに、どうしてやめてくれないのか、気持ち良いのか、とエトレは混乱の中で思い、そしてあっさりと決壊した。

「あ、ああっっ」

 腰がびく、びくと震えて何かが外性器を通り抜けていく。
 それが何かは知っている。
 これまでにも道具を使って自慰で達するたびに、前からそれが出ていた。

 まさか、外性器に刺激を与えても、それが出るなんて、と驚きながら、エトレは制御できない快感に体を硬直させた。
 結果は同じなのに、自分の思い通りにならない快感は、普段の何倍にも感じられた。

 他人から与えられる快感が、これまでの自慰とあまりにも違っていて、エトレはひどく疲れたような気がして、なんとか呼吸を整える。
 のろのろと視線を上げてみれば、漆黒の瞳がエトレへ向けられていた。

「あ……」

 そこでエトレは気がつく。
 外性器から出た何かを、ケェアが飲んでしまったのでは?と。

「クー様っ」

 毛無しが醜いのは外だけではない。
 きっと体の中も醜い。
 そんな醜い体の中で作られたものを、ケェアのように美しい人に飲ませてしまうなんて、と慌てるエトレ。

 今すぐ口をすすいで欲しいと体を起こそうとするエトレに、ぬうっと黒い頭が寄せられる。
 両脚の間から。

「エトレしゃん、気持ち良かった?」
「え?」

 ケェアの言葉に含まれる何かが気になって、エトレは眉をひそめる。

「どうだった?」
「き、気持ち良かったです」

 何かがおかしい気がしながら、エトレが答えるとケェアが破顔した。
 笑顔なのに、不穏だ。
 目の奥が……笑っていない。

「そっか、じゃあもっとな」
「え?」

 ケェアの目が虚ろで、焦点があってない。
 それにエトレが気がついた時には、もう遅かった。

 仰向けでクッションの上に押し倒された体勢で、足の間にはケェアの頭が突っ込まれていて動けない。
 逃げられない。
 ……逃げないといけない、と本能的に思っていることに、エトレは気がついた。

 けれども、台の上から動けないことに、エトレは顔を青ざめさせた。

 ケェアは不穏すぎる虚ろな眼差しのまま、べろりん、と口の周りを舐めた。
 自分のものに比べて、あまりにも長い舌を見たエトレが感じたのは、言葉にできない恐怖だった。

 わたしは今から、どんな目にあわされるのでしょうか。

 それを聞こうと口を開く前に、ケェアがニパッと楽しそうに笑った。
 前にも見たことのある、とんでもなく楽しそうな笑顔だった。

「だーい好きよエトレしゃん、嫁ちゃんに俺氏の本気を見せちゃるよー!」
「ま、待ってくださ、ま、いや、ああ、あああっっ」

 ケェアは上の門歯がないのを利用して、エトレの性器を根元まで咥え込み、太くて長くて器用な舌を使い、吸って舐めて吸って舐めて、舐めて舐めて舐めつくした。

 エトレの股間にある外性器よりも長く、とても器用な舌を持つケェアの本気モード。
 戦場で徹底的に敵をぶちのめしてきた黒い死神の本気に、華奢でか弱い毛無しがかなうはずもなかった。

 ケェアから見れば、とても華奢で愛らしい竿に絡めて、中身を吸い尽くすように優しくしごいて、舐めて、吸った。
 ウシが反芻を繰り返すように、延々と。

「あ、や、やら、やあああああっっっっっっっ!?」

 エトレの悲鳴だけが、虚しく室内に響き渡った。



 あれー、何も出ないぞ?

 それに気がついたケェアが、台の上で伸びているエトレを見て、悲鳴をあげるまで。
 オスでもないのに搾り取られて吸い尽くされたエトレが、色々と衝撃的すぎる体験で気絶してしまうまで、ケェアの暴走バキュームフェラチオもどきは続いた。

 ケェアは忘れていた。
 嫁ちゃんをぺろぺろちゅうちゅうすることに夢中になって、これからもずっと一緒の寝室で寝たいし、毎晩は無理でも、えっちしたいなーと伝えるのを。

 エトレの誤解が本当に解けるのは、翌日のことになる。

 
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