【R18】かみさまは知らない

Cleyera

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1 おれ

05 ※ スペリアト 前戯、挿入

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 飲み込んだ謎の液体のせいで、鼻の奥に嗅いだことのある匂いが残っている。

 これ、なんの匂いだっけ?
 なんか、あれだよ、あれ。
 青臭い様な、苦い様な、あれの匂い。
 ……あ、精液だ。

 クラゲの分泌する液体は精液と同じ匂いがするのか。
 知らなかったな。

 頭がぼうっとしたまま、クラゲの中で考える

 ひどかった飢餓感が、飲まされた液体で誤魔化されたみたいで助かるけど。
 ここには空気がないのに、おれはどうやって呼吸をしているんだ?
 なんで匂いが分かるんだろう。

「ごっぼぉ?!」

 不意に胸がむずむずした。
 生まれて初めての感覚に狼狽え、視線だけで胸元を見ようとする。

 頭が動かせないけれど、なにもないように見える。
 そう思った瞬間、頭がゆっくりと押されて股間まで見える様に下を向かされる。
 背中を丸められて衝撃防止姿勢のようになった。
 胎児のポーズかも。

 同時に感じるむずむず。
 触れてるものは見えないのに、胸の先端、じいちゃんが愛用している正露丸みたいな大きさのそれが、押しつぶされたように動いた。

 おれの乳首が動いた!?
 乳首は随意筋じゃないだろ、不随意筋、いいや、そもそも筋肉なのか?
 いやいや、動かせる動かせないってことじゃなく。

 なにかにつままれて、こねられている?

 なにやってんだスペリアトー!!
 男の乳首に触る意味なんてないだろ、なにがしたいぃ!?

 訳がわからなくて狼狽えている間も、おれの乳首は引っ張られて伸びたり、ぐにぐにと左右に押されてこねられたように形を変える。
 なんだよ、なにこれ。

 気のせいではなく、先端が大きくなってきてる。
 プールとかの後に寒さで乳首が立つけど、これは明らかに違う。
 寒さに反応しているわけじゃない。

 なんか、目で見えてるのがやばい。

 あと、なんか、変だ。
 おれは痛み以外の感覚も鈍くなってたはずだ。
 いつもなら空腹以外は感じないのに。

 先端がじんじんしてくる気がして、あと、股間の息子さんが反応してる。

 やめろ、と言えばごぼごぼ、手足だけでなく頭までがっちり固定され、胸の先端を更に丁寧にこねられた。

 もしかして、これはおれを食べる準備なのか?
 乳首こねる理由はわからんけど、下拵えされてるのかー!?

 パニックになっている間も、乳首の動きは止まらない。

 乳首をこねられての背中ぞわぞわ、腰うずうず、腹じんじんに耐えていたら、唐突に両足が左右に広げられて尻穴をぬるっと撫でられた。

「っ!?、ブボッぼゴゴッ~~~ッっっっ!!!」

 思わず「きったねぇからやめろぉ~~~」と叫んだがやっぱり言葉にならなかった。

 これまでにない抵抗をした。
 ものすごく腕を引っ張って、足をじたばたしようとした。
 が、びくともしなかった。

 止める気はないのか、何度も何度も股間を撫でられる。
 息子さんから睾丸を通り過ぎて後ろの穴まで、丁寧に柔らかいものが往復していく。

 ほんっとやめて、反応しちゃうから。
 さっき一回出したから許して、もう本当にきっつい。
 むしゃむしゃするなら頭から一息にがぶりむしゃーとやってくれ。

 尻の穴にうなぎが入ったとかいう、ニュースなのかネタなのか分からん話を聞いたことあるけど、尻から食腕突っ込まれて食われるのはいやだぁ。

「ごぼっっ、ボごぼごごっっ」

 まさか尻の穴から内臓を食うつもりなんだろうか。
 かなり本気でやめてくれ、そこから食われるのは怖いと訴えているのに、全く通じていないらしい。

 優しくなでなでされて、一回出して満足したはずのおれの息子は本気モードに変形してしまった。
 先端と竿が、再びの温もりに包まれる。
 睾丸も柔らかく揉み込まれ始めた。

 やめろ、たのむ、怖い、恥ずかしいからやだぁ、とごぼごぼ訴えるおれの言葉が聞き取れないのか、聞く気がないのか、しこしこと擦り上げられる。

「ごっぼぉっっ」

 同時に、撫でられていた尻の穴になにか入ってきた。
 自分の股間が見える角度で首を固定されているけれど、尻までは見えない。

 待て、まて、やめて、何百回と動物に食われたけど尻から腹の中を食い荒らされたことはないのぉ。

 痛くはない。
 ただ、ものすごく気持ち悪い。
 だってさぁ、逆流だよ?
 出すべきものが入ってくる感じだよ。

 逃げないって言ったけど、逃げたい。
 なんかここから先は、知ったらいけないような気がする。



 知りたくないのに。
 知りたくなかったのにー。

 尻の穴に入ってきたものは、出入りを繰り返した。
 だんだんと尻穴が痺れてきた。
 あれだ、便秘で固くなりすぎたブツが出口に挟まって動かなくなって、踏ん張りすぎて疲れきった感じ。

 原因不明のストレス便秘になった時に体験したことがある。
 ブツがある気持ち悪さがずっとあるのに、ふんばっても出てこなくて、なんかだんだんとやばい感じになるやつ。
 そう、なんでかは知らないが、気持ちよくなってきちゃうんだよ。

「っっゔゔっ~~~っっ!」

 穴を広げるような動きするのやめろ。
 なんだよこれ。
 痺れてる感覚なのに、気持ちいいんだけど。

 気がつけば前と後、どちらからの快感か判断できなくなっていた。
 めちゃくちゃ気持ちいい。
 頭がくらくらして、目の前がちかちかするぅ。

 こりこりと優しくこするように腹の中を押され、もれそうだと感じた。
 もれそうなのに、気持ちいい。
 腹の中から触れられるどこかに、気持ちいいと感じてしまう場所がある。

 息子を上下に擦り上げられる感覚と、尻の穴を出入りする感覚が重なる。
 前と後ろから同時に出しているみたいで、気持ちいい。

 気持ちいいのは嫌だ、知ったらだめなやつだ。
 他人にしごかれるのだって初めてなのに、尻の穴にものを突っ込まれて気持ち良くなれるなんて知りたくなかった。

 やめて、お願いだ。
 食われるのは良い、痛くないから現実感はない。
 怖いけど、スペラにならって思った。
 でも気持ちいいのはだめだ、だって、気持ちいいは感じたらまずい。

 ここは、現実じゃない。
 別世界で異世界で、ゲームかもしれない世界だ。
 おれが何百年も見た目が変わらなくって人間扱いされないのは、きっと異世界人でゲームならプレイヤーだから。
 プレイヤーには空腹ゲージはあるけど、快感ゲージなんてない。

 えっちなゲームはしたことないから、知らん。
 とにかく、気持ちいいのはだめだ。

「ゴボッぼっ、がバごぼぼ~~っっ!!!!」

 とにかく暴れた。
 どこも動かないけれど暴れた。

 気持ちいいのは、怖い。
 気持ちよくなるのは、怖い
 この先は、絶対に戻れなくなってしまう。



 暴れた結果。
 尻の穴に、すごく太いなにかが突っ込まれた。
 痺れて感覚が無くなっているのに、明らかに太いのが分かった。

 泣いていいだろうか、もう泣くしかない。

 びびってるおれをなだめるように全身が撫でられる。
 暴れられないようにか、全身に見えないなにかが絡みついて、体を固定された。
 体を半分に折る勢いで丸めて、自分の股間に顔をつっこむポーズなんてしたことなかったのに。

 おれに自分の股間を見させてなにが楽しいんだよ、と文句を言おうにも苦しくて声が出ない。
 暴れることもできない。

 自分の視線の先に、自分の尻の穴がある。
 しかも口が開いた状態。
 自分の腸内を見ろってことか?
 これが噂の直腸検査か。

 突っ込まれている透明なものの太さで口を開いている尻の穴が、引き摺り出される排泄感と一緒にゆっくり閉じた。
 空っぽになった腹の中が寂しい、いいや、すっきりしただけだと思い込もうとした直後。

「ぅうっ?!……っ、ゔっ~~……ォぅヴうっっ!」

 再び、押し付けられる感覚。
 ゆっくりと押し広げられていく穴。
 裂けてしまいそうな大きさに開かれて、中に極太のなにかを受け入れていく、おれの尻の穴を見せられた。

 
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