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16 処女は…… ※

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 ではな、と簡単にキツネ聖獣に別れを告げられた直後に、コハニーに手をとられた。

「俺の寝床に行こう?」

 溶けそうな笑顔のままで、少し体温の低い手のひらが重ねられ、ごく自然な動作で指を絡められたのを見て、脈が上がるのを感じてしまった。
 顔が熱い。
 もっとすごいことをしているのに、指を絡めて手を繋がれただけでこんな反応をしてしまうなんて、と恥ずかしくなる。

「ジェレがその気になるまで待つから、怖がらなくていいんだよ?」

 ……それって、その、そういう意味だよね?
 時々、コハニーの無神経で遠慮のないところに、ものすごく困る。
 それでも、考えすぎて一人で悩み続けてしまう私は、彼のそんなところに救われている。

 外見と内面の差異から、思っていることの一割も外に出せない私が、コハニーと一緒にいる時だけは素をさらすことができる。
 取り繕わなくていいってことが、こんなに楽で、快適で、心地よいことだと思わなかった。

「……うん」

 幸せそうな笑顔で見上げられると、他に何も言えなかった。
 絡められた指を通じてなのか、コハニーの心の囁きが聞こえる。

 伴侶は唯一だから大切にする、ちゃんと伴侶の意見を聞く、伴侶を食料扱いしては駄目、強引すぎると伴侶に嫌われる……って、どうやらキツネ聖獣さんとその伴侶の女性に授けられた教えを、延々と繰り返しているらしい。
 これって、私を襲わないように、自制してくれてるってことなのかな。

 どんな時に気持ちが通じてしまうのかが分からなかったけれど、コハニーの様子を見ていると、触れていて、さらに強く思ったことだけが聞こえてくるようだ。
 ……そして、コハニーに大切にされていると感じて、嬉しくなった。

 胸の奥が暖かくなるのを堪能してから、ゆっくりとコハニーの手を引く。

「んー?」
「ありがとう、コハニー」
「えっ……」

 足を止めて振り返ったコハニーを、腕を伸ばして抱き込んだ。
 私の腕の中にスッポリと収まってしまう、愛しい桃色。
 かちん、と音がしそうな勢いでコハニーが体を硬直させて、囁くようだった心の声が少し大きくなる。

 顔に当たるおっぱいスッゲェ気持ちいい、俺のジェレにしたい、美味しそうな匂い、今すぐヤリたい、怖がらせたくない、お腹いっぱい食べたい、俺だけの薬草、我慢しないと、俺の匂いをつけたい、絶対に枯らしたくない、大切にしたい……。

 そんなまとまりも脈絡もない思考が、私の中をぐるりと回って、どこかに到達した。
 それは、魂と呼ばれる部分なのかもしれない。

「コハニー、私の体はとても逞しいから簡単には壊れないよ、心配しないで」

 二十年以上も前世を引きずってうじうじ悩んでいるから、心の強さには自信がないけれど、この世界で授かった肉体は、とても健康で鍛えたぶんだけ成果が現れる。
 だからこそ鍛錬をやめたら、贅肉がついてしまいそうで怖かったのだけれど、今この場においては、とても良いことに思えた。
 もしかしたら、コハニーと出会うために、この強い肉体を授かったのかもしれない。

 今までの苦労の全てを無かったことにはできないけれど、これから先の人生に、彼と過ごす幸せを望んでも良いのだろうか。

「俺がジェレを幸せにするよ」
「私がコハニーを幸せにしたいの」

 こんな風に思える日が来るなんて。
 ずっと受け身だった私が、何かを守りたいと思える日が来るなんて、思いもしなかった。

「……コハニー、あのね、初めてをもらってくれる?」
「もちろんっ」
「え、ひゃあっ!?」

 突然足元の地面が消えて、何が起きたのか理解した時には、コハニーに抱えられて小屋にたどり着いていた。
 何が起きたの?と慌てて周囲を見回すけれど、あまりにも突然すぎて分からなかった。

 先ほどの行為で、多少肉づきが良くなったようだけれど、私を抱えている腕はあまりにも細い。
 もしかして人族と魔族って、基本的な身体能力から違うの?とこれからのことが少し怖くなる。

 好きな人にお姫様抱っこされるの、初めてなんだけど……これって、喜んでいいのかな。
 私の半分もないほど細くて、背も頭一つくらい低いコハニーに、軽々と抱っこされてしまうのは、素直に喜べない。

「大事にするよーっ」

 満面の笑みでの宣言と共に、唇を覆われた。


  ◆


 足りない、とまともに考えられない頭で思う。
 ずっと唇同士が離れることはなく、コハニーの指が胸元をさまよい、私の腰はうねるように動いている。

 コハニーが寝床と呼んだ小屋の中は暗くて、赤紫の瞳の光と、三か所ある採光口の光しか見えない。
 小屋の付近には木々が分厚く茂っているのか、小さな穴から入ってくる光の量は多くない。

 どれだけの広さの小屋なのか見えないのに、自分の体が柔らかい布の上に横たわっていることは分かる。
 さっきから刺激を受けて、体が痙攣するたびに布が擦れる音が聞こえているから。

 ここに連れ込まれて、コハニーに触れられて、ずっと気持ちよくて一番上に行きたいのに、どれだけ待っても、決定的な刺激がもらえない。
 辛くて涙がこぼれても、恥ずかしさを我慢してお願いしても、最後までたどり着けないし行かせてもらえない。
 もう受け身はやめたんだった、と自分でなんとかしようとすると、細い手で押さえ込まれる。

 くすぐられて、こねられて、つままれて、引っ張られてジンジンと痛む胸は、彼が以前言っていたように腫れているのか、コハニーの吐息がかかるだけで甘く疼くようになった。
 切なく疼く腰を、何もない中空に何度も突きだしても、一番上にはたどり着けない。

 舌が絡められて吸われて、息が苦しい。
 苦しいのに、気持ちいい。
 余すところなく、ずっと吸われて舐められて擦られているから、口の中が性的快感を覚える場所になってしまったような気さえする。

「こ、はにぃっ、もう、無理ぃっ」
「うん、すっごい美味しくなったジェレが可愛くって、俺ももう我慢できないー」

 こんなに我慢した俺ってえらーい、とコハニーの考えが漏れ聞こえてきて、恥ずかしいのか笑うべきか泣いた方がいいのか、悩んでしまう。

 チュ、と音をたてて唇が離れ、唇が寂しさにわななく。
 離れないで、お願い、と思った直後、ペロリと唇を舐められた。

「今度はこっちを可愛がってあげるから、お口はごめんね」

 ぐい、と膝を押されて両足を大きく開かれたので、思わず内腿に力を入れるけれど、何度も感じているようにコハニーの方が力が強くて、足を固定されてしまう。
 体を鍛える途中で、怪我を防ぐための柔軟も続けている私は、股関節を百八十度開くことができる。
 だから脚を開かれても痛みはないけれど、暗闇でも見えるコハニーの目の前に、股間を全開で晒しているのが恥ずかしい。

 ぬるり、と濡れる感触を、足を広げられた中心部、お尻の……あ、穴の部分に感じた。
 え、うそ、こっちってそこなの!?

「や、いや、それ、っ」
「『 清浄化』『 潤滑液作成』」

 濡れているものが触れている部分から、じんわりとした温もりとチクチクとした痒みがお腹の中全体に広がって、これまでに経験したことのない奇妙な感覚に体が震えた。

「もう綺麗にしたから大丈夫だよ、ほら」

 股の間から話しかけてこないでよ!!とあまりにも恥ずかしくて震えていると、ぬる、ぬると私の体温よりも低い温度のぬめりが窄まりを何度も往復する。
 ぬるり、ぬるりと動くものが何か、なんて、考えたくないけど。

「~っッ」

 私はおかしいのかもしれない。
 お尻を、しかもお尻のあ、穴の部分を舐められるのが気持ちいいなんてっ。

 慌てて両手で口を塞いで、おかしな声を出さないようにしている間も、コハニーは私のお尻の穴を舐め続け、そしてじゅるりと音を立てながら舌先を中へとねじ込んでくる。
 なに、なにしてるの!?と私が体を強張らせても、やめてくれない。
 先端でつつくように、グリグリと押し込み、力を入れて穴を広げるように、べろりと舌全体で周りごと舐め上げて、周囲をくるくるとくすぐるように。

 舌先が触れて来るたびに、痛くないように、ゆっくり、優しく、とコハニーの考えていることが伝わって来るせいで、気持ちいいのとあいまって目の前がクラクラと揺れる。

 何それ、そんな風に思われたら嫌だって言えない、汚いのに……って汚くない?ってどういう意味?よくわからないけど、すごく恥ずかしい、なんだかすごく気持ちいい。
 恥ずかしいけど気持ちいい、なにこれ、おかしくなるっ。

「~~~~っっ!?」

 じゅる、じゅる、とわざとらしいほどの水音が暗がりの中で聞こえる。
 恥ずかしすぎる音を聞きたくないけれど、耳を塞げば声が出てしまう、自分の低い男の声で女性のように喘ぐことを、まだ受け入れるのは難しい。

「ぷは、はぁ、うん、柔らかくなってきたー」

 呟きなのか私に聞かせようとしているのか、コハニーの赤い瞳が瞬いて光って、そして、細くて硬い何かが私の中に埋められる。
 まさか、指!?

「~~っ!」

 ふっ、ふっと鼻息が荒くなるのすら恥ずかしいけれど、口を両手で覆っているから、鼻で呼吸をするしかない。
 きっと口を開けていたら、大声で喘いでいたはずだから。

 違和感、異物感?
 痛みは感じないけれど、どれだけ入っているのか指先を入れたり出したりされると、まるで排泄をしているような感覚に襲われる。
 それなのに、気持ちいい。
 コハニーを体内に受け入れているという事実が、私を気持ちよくさせている。

 私の魂が歓喜を叫ぶ。
 彼が欲しい、彼と一つになりたい、と。

 神がこの世界に来た異世界の人々に、魂の伴侶を与えるのは、生きのびやすくするためだと聞いた。
 異世界の記憶を持ったまま、この世界で生きてもらいたいから、その助けになるようにと。

 勝手に変なものを与えるなと思った。
 勝手に変なものを押し付けられたと思った。

 でも、私はコハニーが欲しい。
 与えられたものでもなんでもいいから、欲しい。
 私だけを愛してくれる人が。

 嗚呼、彼は本当に、私の……半身だ。

「あぁすごく美味しい、柔らかくなってきた、指を増やすよー」
「ん、っっん」

 喘ぎを必死でころしている間に、M字に開かれた自分の股間から、ぬちぬちと音が聞こえて来る。
 なんでそんな音がするの?
 コハニーが舐めたから?
 恥ずかしいのに、やめて欲しくない。
 舐められて、何本もの指でかきまぜて広げられているのは、そんなことをする場所ではないのに、きっと、物欲しげに蠢いている。

 不意に舌と指が離れ、体をくるりと回されて膝をついたうつ伏せに変わると、尻臀の左右を支えるように両手がかかり、腰を持ち上げられた。
 お尻の穴をコハニーに見せるような姿に羞恥が募る。
 思わず下げようとした腰にコハニーの手がかかって、もっと高く上げて、とその手が教えてくる。

「ジェレ、入れるよー?」
「……っう、うんっ」

 暗がりで光るコハニーの瞳はとても綺麗で、催眠は使われていないのに、私の頭はおかしくなりそうなくらい何も考えられなくなっている。

 ぐに、と硬いものがお尻の穴に押し当てられて、体が勝手に震えだしてしまう。
 わずかに力をかけられて、ぐに、ぐに、と穴を押し開くように力をかけられると、もっとしてと言うように穴がひくつくのを感じた。

 不安を覚えたはずなのに、赤く光る瞳の奥に溶けそうな熱を見てしまい、入れたい、ジェレの中に入りたい、迎え入れてと伝えられてくる激情に押し流されてしまう。
 私もコハニーが欲しい。
 受け入れたい。
 彼のものになりたい。

「ジェレ、あんまりだ、それっ、ひどいよー、我慢できなくなるっ」

 コハニーの言葉が理解できずに目を瞬き、それから何を言われているのか気が付いた。
 さっきから触れっぱなしだから、コハニーの思考が私に伝わって来ている。
 ……つまり、逆も……いやぁああああっ!?
 完璧に忘れてた、忘れてただけなの!

「あ、ああ"あ"っっ」
「ーぅぁ、きつ……っ」

 ずり、と指とは比べられない太さの硬いものが、お尻の中に入ってくる。
 私が慌てふためいていた隙をついたのか、偶然なのか、痛みもなくコハニーの先端を受け入れることができたらしい。

 額を布に押し付けて口を塞いでいたのに、振り返ってコハニーを見たから、初めての感覚に耐えられずに声が出てしまった。
 両手で口を押さえなおすと、体の両側にコハニーの手が置かれたのを感じた。
 体重を私にかけないように気遣ってくれているようだけれど、ぬち、ぬちと音をさせながら、繋がっている部分を揺さぶるように刺激される。

 コハニーと繋がりかけている今の状態が、獣の交尾そっくりの姿勢であることに気がついて、顔に血がのぼる。

 揺さぶられるたびに漏れてしまいそうな声を、口を押さえた手のひらと唇を噛みしめることで隠す。
 体重のかかる額と首が痛くて、息が苦しくて、どうしてこんなに必死になって我慢しているんだろう、と思ったその時、狙ったようなタイミングで声がかけられた。

「ねぇジェレ、声が聞きたいよー」

 心が通じているから聞かなくていい、と目を閉じて動けないなりに首を振る。
 私の声は、自分で聞こえてる声から判断すると、体格にふさわしい低い声だと思うから、色気なんて感じられるようなものじゃない。
 低い男の声で、女性みたいに高い喘ぎなんて出せない。
 男の外見で女の内面を持つ私を受け入れてもらえることは嬉しくても、男の声で喘ぐ自分を受け入れられたわけじゃない。

「ジェレの声はすっごくエロいんだよー、どこもかしこも透き通って甘くて美味しくって、熟れたブルゾスクイニャにそっくりだよ」

 コハニーは以前から感じていた通り、嘘が下手だ。
 本気で心の底から、言葉通りに思ってるのが伝わってきた。
 私の耳元で、熟れたブルゾスクイニャはとろける食感で、透き通った果肉は甘くて美味しくて瑞々しくて、良い香りでかぶりつきたくなる、と終わることなく垂れ流されている。

 聞いたことのない名前の果物は、魔族が住む土地特有のものなのかもしれないけれど、言葉と心の声がそのまま同じってどういうことなの。
 私の筋肉質な凹凸の目立つ体は、そんな美味しい果物に例えられるようなものじゃないのに。

「お願い、声が聞きたいよぉ」

 ぐ、ぐと少しずつコハニーが奥に自身を押し込んできて、私が息苦しくなって手の緩んだタイミングで、両肘を引っ張られた。
 上半身が勢いで仰け反り、ずるりと一度に入ってくるのを感じた。

「~~~っっ!」

 口から手が離れた私の上半身を、肘の内側に手をかけたコハニーが支えている。
 嘘でしょ、この見た目で腕力がありすぎない?と思わず首を曲げて見た先には、赤く光る瞳が灯っている。

「捕まえたぁ」

 語尾にハートがつきそうな口調で言われ、赤紫の瞳がフニャリと細くなったのが見える。
 口から手を外しただけで、幸せそうな心を垂れ流されたら、手を振り払えない。
 コハニーは天然なのか確信犯なのか、どちらにしろ、私では敵いそうにないことだけは間違いない。

 
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