町には行かないよ?

めーめ

文字の大きさ
上 下
20 / 34
2

16食事

しおりを挟む
蓮琉はる虹桜こうおうが来る気配を感じた
今までやってたのをスキルでやるのは未だに違和感があってリアちゃんに頼りっきりだから今回の事が終わったらスキルに慣れようと思う


「何か真っ直ぐ来るぞ!注意しろ」


シエル「僕の家族だよ、夕飯の食材を持って来てくれてるんだ~」


ハル「ワン!クゥーン」


コウオウ「キューキューキュゥキュキュ」


リア【リアちゃんより蓮琉様は頭を撫でて、虹桜様は抱き締めて欲しいと言っています】


シエル「蓮琉ありがとう。虹桜疲れたよね、兎重くない?」


ナデナデ
ギュー


エリス「シエル様はテイマーでしたの?」


シエル「まあね。蓮琉は周りを警戒、虹桜は・・・エリちゃんの相手してくれる?」


ハル「ワン!」


コウオウ「キュー?」


リア【リアちゃんより虹桜様がエリちゃんはどれかと聞いています。シエル様スキルでの料理では無く自身で料理する事を推奨します】


シエル「あの銀の女の子だよ。隣の赤の女性の相手もしてあげてね?」


「/////わ、私は結構です!」


エリス「ミラもドラゴン好きでしたわよね?」


ミラ「/////エリス様・・・あ、あの触っても宜しいですか虹桜さん」


あれなら大丈夫だね
狩ってきてくれた兎と猪の血抜きの代わりに血を火で燃やし尽くす
臭いがでるとエリちゃんが食べれなくなるかも知れないしちゃんと配慮はする
『水』、『火』


トントントン
グツグツ
パッパッ
グルグル
コク


バレないように空間から出した野菜を一口サイズに切って火をつけた水に入れて砂糖、塩、醤油を入れてかき混ぜる。1口味見して少し砂糖を追加してもう一周混ぜて器に入れたら完成
リアちゃんが言うには僕は無意識でスキルを使うらしい。意識すれば使わないように出来ると聞いているけど無意識下の事を言われても困る。なるべく意識するようにはしてるんだけどね~


シエル「リアちゃん全員に声を届けて。ご飯が出来た、自分の分を取りに来い。」


ハル「クゥン!」


コウオウ「キュゥ!」


エリス「シエル様ありがとうございます。頂けますか?」


シエル「はい。腕は怪我してないよね?1人で食べられる?」


「大丈夫だありがとう」


シエル「いただきます。(・~・)ムグムグd(・ω・d)ウマウマ!!」


上出来!もう少し砂糖を入れても良かったかな~
ミラが野菜避けてる、嫌いなのかな?


ミラ「この緑と橙の物は?」


シエル「バランス良く食べないと胸も身長も育たないよ?」


ミラ「/////い、いえそういう意味では無く。その、失礼ですが食べられる物なんですか?」


シエル「ほうれん草と人参だよ。あーん」


ほうれん草と人参を半分食べて毒が無いと教えてお箸で口元に運ぶ
言い忘れてたけど僕だけ箸でエリちゃん達はスプーンとフォーク
最初はお箸を使うって言ってたんだけど1口食べた後恥ずかしそうにスプーンとフォーク頂戴って言われた


ミラ「//////////」


シエル「食べず嫌いは良くないよ。ほらあーん」


ミラ「/////あ、あーん。むぐむぐ甘くて美味しいです」


シエル「こっちもあーん」


ミラ「あーん/////むぐむぐ苦い?甘い?普通です」


シエル「ほうれん草はそんなに好きじゃないのかな?今度甘くなるように料理するから食べてくれる?」


ミラ「は、はい!」


シエル「ん?エリちゃん口元に汁残ってるよ。初めての料理で緊張しちゃった?」


エリス「い、いえありがとうございます。」


シエル「蓮琉、虹桜おかわりいる?」


コウオウ「キュ!キュゥー」


リア【リアちゃんより人参と大根を多く入れて欲しいと言っています】


シエル「はい。落ち着いて食べなよ」


虹桜のおかわりを取ったついでに兎のソテーと猪のステーキを焼いてる間に虹桜以外に渡す←まだ肉は食べられない
一気に出さないのは食材の量が少ないから、時間をおけばお腹いっぱいって錯覚しやすいからね


エリス「コレもしかしてさっき狩ってきたのですか」


ミラ「エリス様大丈夫ですか!?」


シエル「そうだよ。命を糧に僕達は生きてるんだ、残すことは許さないから」


エリス「違うんです、料理前の兎がこのお肉になったと思うとちょっと怖くて」


シエル「いつも家で食べてる肉は全てこうやって料理されてるんだ、エリスは今まで食べてたのが生きていた者を殺して料理されていたと知っても今後必ず食べることになる。言い方はきついけど分かっておいて欲しい」


エリス「は、い。」


ミラ「エリス様・・・シエル様ありがとうございます。」


「お前さん命の神の信者か?」


リア【リアちゃんより肯定を推奨します。生命神は無駄な物を出したくないという人が多いです。シエル様はアサシンでも無差別ではありません】


シエル「そうだね~おかわりいる?」


「そうか。貰ってもいいか?」


おかわりって言うくらいだし美味しいんだよね?
エリスは1口食べて顔色を悪くして2口食べて泣きそうになって3口食べてちょっと顔色が戻った
こういうのは自分で考えて乗り越えるべき、エリちゃんは自分で狩った事が無いから理解出来ない、それでも食べて考えて乗り越えてきてる
ミラはエリちゃんの成長を喜んで涙目になっちゃってるよ
僕もちょっと嬉しいかな~

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤
ファンタジー
※なろう版との同時連載をしております ※表紙の実穂はpicrewのはなまめ様作ユル女子メーカーで作成した物です 最近投稿ペース死んだけど3日に一度は投稿したい! 第三章 完!! クラスの中のボス的な存在の市町の娘とその取り巻き数人にいじめられ続けた高校生「進和実穂」。 ある日異世界に召喚されてしまった。 そして召喚された城を追い出されるは指名手配されるはでとっても大変! でも突如であった仲間達と一緒に居れば怖くない!? チートな仲間達との愉快な冒険が今始まる!…寄り道しすぎだけどね。

25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい

こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。 社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。 頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。 オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。 ※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。

突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます

ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。 何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。 何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。 それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。 そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。 見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。 「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」 にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。 「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。 「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。

異世界楽々通販サバイバル

shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。 近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。 そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。 そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。 しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。 「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」

おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ

Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_ 【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】 後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。 目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。 そして若返った自分の身体。 美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。 これでワクワクしない方が嘘である。 そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。

30年待たされた異世界転移

明之 想
ファンタジー
 気づけば異世界にいた10歳のぼく。 「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」  こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。  右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。  でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。  あの日見た夢の続きを信じて。  ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!  くじけそうになっても努力を続け。  そうして、30年が経過。  ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。  しかも、20歳も若返った姿で。  異世界と日本の2つの世界で、  20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...