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2章 粛清と祭

第50話 あまねく快感への助走

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 僕は、時見理佐ときみりさのサキュバス化を抑制する。




 そう決意したものの、本当にまだサキュバスになっていないのか、正直心配ではあった。


 行為に及ぶ前に、りさの身体から、悪魔の羽根やしっぽが無いかを探る必要がある。

 ケルビンによると、羽根やしっぽに関しては、サキュバス全てに生えているらしく、今のところ、個体差はあるものの例外は見つかっていないそうだ。


 つまり、りさがサキュバスなのかどうかは、彼女が裸になってしまえば分かる事だ。


 それと、サキュバス化抑制は、羽化する前であればギリギリまで可能だとも聞いている。


 西園寺きらりの場合はまだオールレッドでは無いため、日数に余裕があるが、りさはもう明日にでもサキュバスになる可能性があった。


 もちろんキラリを抑制することも任務だ。

 それは必ず遂行する。

 だが、今、目の前のりさを抑制できるなら抑制したい。


 正直、エゴだと思っている。


 僕はりさのサキュバス化に関しては見送るべきだと、理性では感じている。

 あとでケルビンに怒られるだろう。最悪、デーモンハンターの権限を剥奪される可能性もある。

 違反で、僕も天国の牢獄に拘束されたり、さらに酷い罰を受けるかもしれない。

 だが、問題はそういう事ではない。ただ、単純にりさを人間のままにしたいと思ってしまったのだ。


 これは僕のエゴだ。


 なぜ、そうハッキリと言えるか、なぜ、建前であってもだと言えないか……。



 それは、僕が、りさに好意を持っているからに他ならない。



 初対面で、好みのタイプだと思った事もそうだが、りさの自主性や、言いたい事をハッキリ言える自立した大人っぽさ、自分の美貌に対する自信など、単なる外見以外にも魅力を感じている。

 そういう面も含めて、僕はりさの色気に完全に落ちてしまっている。


 要するにりさが好きなのだ。



 






 だから、






 幸い、アカリやちゆもいるし、マリンだって、この場でりさが羽化したら何とかしてくれるだろう。


 他の、委員長で部長のあやか、写真部副部長のまふゆ、元気っ子なゆい(ゆい子)、マリンと友達になった茶髪ポニーテールのきょうこ、ココに関して、急にサキュバス化して驚くだけだとは思うが……。




 僕はまず、りさを部室の床に敷かれているふわふわの絨毯の上に寝かせた。


 りさが抵抗せずにゆっくり寝転んでくれた。

 他の部員も取り囲むように僕らを見守っている。


 これは、部室での公開セックスだ。


 さすがにドキドキする。


 ちゆ、アカリ、マリン以外は、顔を赤らめて恥ずかしそうにしていた。

 ゆい子は自分の股に右手を当てて、目を潤ませながら興奮している。

 明らかにオナニー中だ。

 跳ねたショートの黒髪が、彼女の股に挟んだ手の振動でゆらゆら揺れている。


 可愛い。

 僕はゆい子の発情した顔を見て胸が熱くなった。


 まずい、これからりさとセックスするのに、ゆい子のオナニーで射精したりしたらシャレにならない。

 僕は目を逸らせて右を向くと、今度は黒縁メガネのまふゆが自分で胸と股間を揉んでいた。

 それを見てさらに勃起する。

「ハァハァ、はぁ、あんっ、んっ、ん……ぁん」

 甘い声を出す真面目なまふゆ。

 右手は胸を、左手は股間を激しく揉んでいる。

 目が合うと、頬を染めてにっこり微笑む。

 僕はドキッとした。

 自分の胸の高まりが強くなり、心臓の音が聴こえる。

 僕と目線が合って、嬉しそうにしながら、まふゆは弄っていたショーツのクロッチの部分から手を離し、今度はショーツの中に直接手を入れる。

 くちゅくちゅ、くちゅくちゅ、くちゅくちゅ。

 濡れたまんこの愛液の音。

 まふゆは僕に見て欲しいのか、腰を前に突き出し、ショーツの中で、左手の指の動きを速めた。

 ちゅくちゅくちゅく、ちゅくちゅくちゅく。

「……あの、玉元さん、私のえっちな音、聞こえますか?」

「う、うん」

 僕は少し困惑しながら頷く。

「ここ、んっ、あっ、……ゆびで、んっ、……イジったら……んんっ、きもち……良いんですよ……知ってますか」

「そう、だね、分かるよ」

「んっ、よかった、……です」


 僕はまふゆのオナニーを見てるだけでイキそうになり、この戦いの難易度の高さを思い知った。

 僕は大きく息を吸って吐き、冷静になる。


 落ち着け、落ち着かなくては。


 これは、抑制という仕事なんだ。


 そう、仕事なら、そんな気分にはならない、なるはずが無いというものだ。


 僕は寝転がっているりさを見る。



 すると、りさのその豊満なボディに頭がおかしくなりそうになった。


 りさが寝転がると、制服から盛り上がる胸の山が強調されて見えた。

 彼女の両手の平が、抵抗感なく耳の横辺りに投げ出され、指の爪が光の反射でキラキラしている。

 ネイル自体はしてないようだが、彼女の爪は綺麗に手入れされてるのか、甘皮もほとんど見えない。定期的に処理しているのかもしれない。

 人差し指から小指の縦長の爪を見て、前に無理やり手を洗った事を思い出してドキドキした。

「せーちゃん、そんなに緊張せんでええんやで、もっとラクにしてや」

「え?うん、そうだね、ごめん」

「……謝らんでええよ、せーちゃんのしたい事しぃや、うちも頑張るし」

 頑張る?

 りさが?

 こんな美少女が、僕のために頑張ってくれるのか。

 僕はその言葉だけで、いつもなら射精している。

 今は抑制剤を出さない為に、無理やり耐えているので何とかなっているが、りさみたいなグラビアアイドル級の容姿の子に優しく誘惑されたら通常なら即ノックアウトだ。

 僕は汗が出てきた。


 落ち着け。

 落ち着け、落ち着くんだ。


 僕は抑制しなくてはならない。

 その為には、彼女を絶頂させないといけないんだ。


 すぅ、はぁ、と、精神統一を図るボク。


 沈黙。


「……んもぅ、せーちゃん何しとるん?」

 バッ、と、身体を起こして座ると、僕の勃起したちんぽをグニっと左手で握るりさ。


「はうっ!」

 僕は情けない声を上げる。


 りさの長くて白いすらりとした手が上下に動いた。


 りさの手コキだ。


 スルスルと優しく扱く手は、僕の快感のポイントを押さえている。

 彼女の左手の親指が僕の裏筋をクニクニと刺激し、人差し指、中指、薬指の腹がカリ首をぶるっと弾くように上下にシコシコ動いた。

 カリ首に引っかかるたびに、下半身が快感に悶えてビクビクと震えた。

 僕の頭の中は、りさの指の感触だけで一杯になる。

「せーちゃん、顔ヤバいことなってんで、笑ってまうんやけど」

 僕は口をだらしなく開けてりさの綺麗な顔を眺めていた。

 仕方ない。りさが可愛過ぎるのが問題だ。

「りさ、気持ちいいよ」

「ほんまにぃ?……こんなんでよがってたらこんな事したらアカンのちゃう?んんんー」

 パクッと、僕の亀頭を咥えるりさ。

 僕の下半身が喜びに震える。

 りさの、温かい口の中でヌルヌルと動く舌に、亀頭が反応する。

 舌先で裏筋を器用にツンツンしたり強く舐めたりを繰り返すりさ。

「くぅ、……あっ、あああっ!りさっ……そんな」

 僕は苦痛とも取れるような声をあげる。

 りさは咥えながらプフっと笑った。

 ニヤついて楽しそうだ。

「ほんなにええんなぁー(ほんまにええねんなぁ)」

 ぷちゅぷちゅ、ぷちゅぷちゅ。

 と、音を立ててフェラをするりさ。


 りさは徐々に左手をちんぽの根元まで下ろすと、僕のモノ全体を舐め上げるようにジュポジュポと頭を動かし始めた。

 ジュポジュポ、ジュポジュポと、僕のを舐め続けるりさ。


「んっ、んっ、んっ、んっ、んんっ、レロレロ、あむっ、んっ」


 彼女の舌が、竿の部分から尿道まで丁寧に舐める。

 僕は快感に身をゆだねる。


 気持ち良過ぎる。


 りさの綺麗で長い黒髪が前後に動いているのを見ながら、僕は夢見心地になっていた。

 彼女の舌が左右に揺れながらちんぽの裏側を刺激し、時々、舌で上顎まで持ち上げて上顎の肉と舌で挟みながら、カリ首を擦ってくれる。

 コレには耐えるのが大変だった。

 僕はりさの頭に両手を乗せ、快感に負けないように踏ん張った。

 僕の下半身がピクピクと震え、今にも出せそうな程に気持ちが高まる。


 待て待て、これで出したら元も子もない。


 耐えろ!


 耐えるんだ!

 そうすれば、次は彼女の部位を責めまくる時に、興奮度も高まる。

 女の子は、口の中にも性感帯があると、ちゆから聞いている。

 僕の口に指を入れていたのも、ちゆは僕に感じてもらう為にやっていたそうだ。

 確かに口を指で責められるのは気持ち良かった。男でも性感帯と言える。となると、女の子はもっとそうなのだろうか?


 となると、当然、フェラでも感じるという事だ。


 りさの口内をちんぽで責める事で、りさがイキやすくなるなら、願ったり叶ったりだ。


 とは言え、僕はすでに果てそうなのだが。


 レロレロと舐めるりさの舌の音。


 ぐちゅぐちゅ、ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、むちゅ、むちゅ、れろれろ、ちゅぷ、ちゅぷ。


 僕は下半身の生暖かい快楽から気をそらせる為に、左を向く。

 正面はゆい子、右側にまふゆ、2人はオナニーしていて音もくちゅくちゅ鳴らしていて、見たら視覚的にイってしまいそうだったので、左にしたのだが、これも更にちんぽにダメージを与える。

 あやかも、左手で自分の股間をイジりながら、右手の人差し指と中指と薬指を舐めていたのだ。


「玉元くん、んちゅ、ちゅー、ちゅう、んちゅ」


 あやかは、りさのフェラを自分でも想像して舐めていたのだ。


 目が合ったからか、あやかは少し嬉しそうに微笑んだ。


 あやかは、口から右手の指を出して、僕に唾液で濡れた指を開いたり閉じたりして見せてきた。

 すると、今度は僕を見ながら、右手の平を手首の位置から中指の先まで舐め上げた。

「私、さっき右手で握ったから、玉元くんの味がする。んふっ、玉元くん、ヤラシイ味」

 あやかがつやっぽく笑った。

 僕はそのあやかの顔に興奮して、りさの口の奥へグッと突き入れてしまう。

「んっぷ、んんー」

 びっくりしたのか、のけぞるりさ。

 喉奥に亀頭が当たったような感覚で、少し苦しそうにする彼女。

 無意識にディープスロートのようになってしまったかもしれない。

 りさの普段の姿を想像すると、なんだか立場が逆転しているようで興奮した。


 やはり、僕も多少は征服欲もあるのかもしれない。

 それでいうと、りさはSMで言うとどっちなのだろう。


 と、そうしていると、あやかがとんでもない事を言い出す。


「玉元くん、私も少し……舐めて良いかな?邪魔しないから」


「え?」


「ダメ?」

 控えめに首を傾げて言うあやか。


 僕はりさを見る。

 りさは一度ちんぽから口を離した。

「私はええよ、部長も舐めたいなら」

「あ、私は、その、一緒でいいよ」

「ほんまに?」

「うん、2人で舐めよう、ね、玉元くん」


 僕は頷くことしかできない。


 あやかは、赤縁メガネを外して机の上に置く。

 メガネを外したあやかは、少し幼く見えて、可愛い。

 性格がしっかりしてる分、ギャップがあって魅力が上がった気がした。



「では、失礼します!」


 僕の下半身の左右に、りさ、あやかが座っている。

 2人の美少女が自分の股間を見つめているだけでも興奮するのに、これから2人で舐めようと言うのだ。

 ダブルフェラチオ。

 耐えられるのか?僕に。


 ……なんでこんな事になった。

 抑制剤飲むの、どう考えても早過ぎた。


 一回くらい発射しないと、身が持たない。


 射精を一度してからなら、りさと戦える気がするが、こうなったら、全く別のことを考えて気を紛らわせるしかない。


 例えば、レオミュールはどんな天使なのかとか、学院の校則についてとか、そういう固めの思考で何とか凌ごう。


 と、僕が考えていると、下半身にとんでもない快感が走る。

 チラッと見ると、りさが左側から、あやかが右側から、僕のちんぽを挟む様に舐めていた。


 恥ずかしそうに火照った顔の2人の美少女が、べーっと、赤い舌を出して左右のカリ首を舐める。

 りさは、あやかと2人で舐めるのが恥ずかしいようで、少し遠慮がちになっている。

 しかし、それがちょうどあやかの舐め方にバランスよくマッチした。

 2人の舌先が裏筋をチロチロと刺激し、僕は身悶える。


 左右からペニス越しに2人がキスをしている様に咥え、そのまま上下に動いている。


 根元から、亀頭の先まで舌で舐めながら動いた。


 気持ち良過ぎて、全く他の事を考えられない。


 そうして目を逸らすと、正面のゆい子が消えている。

 すると、すぐ耳元から声が聞こえた。

「タマモトくん、お願いなんだけど」


 ゆい子が興奮しながら僕に言った。

 彼女の下半身を見ると、スカートもショーツも履いてない。

 両手は、自分の股間をずっと弄っている。

 右手の中指と薬指がまんこの中にズッポリ入っていて、左手の指はクリトリスを刺激している様だ。

 自分で2点責めをしているようだ。

 そう言えば、女性用のバイブだと、中とクリトリスを同時に責められるようになっているから、ゆい子は普段から2点責めしているのかもしれない。

「えっと、お願いって?」

「……チュウさせて欲しい……かもっ」


 と言うと、そのまま、僕の口にゆい子の柔らかい唇が押し付けられる。


 僕はゆい子のむわっとした吐息を感じて、気持ち良さに震える。

 急に何かと思ったら、キスを希望とは、嬉しいが、本当にキツい。

 これ以上の刺激は射精へのカウントダウンを早めるだけだ。

 下半身では、あやかとりさが、交互に亀頭を咥えている。

 りさの方が口内の温度が高く、唾液も多い。

 あやかは、りさほど熱くないが、密着度が高いのか、吸い付き方が上手いのか分からないが、締め付けが強かった。

 どっちも気持ち良いが、あやかの方が射精感が高まる。

 りさは口の中が熱くて粘度があるのが長所だが、イク程ではないからたえられる。

 だが、あやかはピッタリ口の中に吸い付かれてるように感じるので、5分も続けられたら射精するだろう。

 りさと交互にやってなかったら果てていた。

 あやかが長くなると無理矢理にでも頭を離さなくては放出してしまう。


 そんな中で、僕の口にゆい子の舌が入ってきた。

 くちゅくちゅと僕の口の中を舌が這い回る。

 ゆい子の舌は、彼女の性格と同じ様に元気に動き回って不規則に舐めてきた。

 僕は何となく、ゆい子の舌の動きを、自分の舌で上顎を使って止めてみる。

 ゆい子が目を見開いて僕を見る。

「んっ、んっ、んむむ、んんーっ」

 ゆい子の舌が暴れて、制止しきれず、また動き出した。

 すると、ゆい子が一度口を離した。

「ふふふっ、楽しいね、タマモトくん、んっ、あーむっ」

 そう言うとまた僕の口の中を舐め始めるゆい子。

 楽しいね、と言うゆい子の子供っぽい表情にドキドキして、自分の顔が熱くなるのを感じた。

 ゆい子が身体を横から密着させてくる。

 左足の太ももを彼女が挟んできた。

 さっきまでオナニーしていたからか、びしょびしょに濡れていて熱い。

 ヌルヌルのまんこが僕の太ももに当たって気持ち良い。

 キスしながらゆい子は僕の太ももでオナニーを始めた様だ。

 鼻息が荒くなる彼女。

 僕は左腕で彼女の腰を抱き抱える。

 すると、ゆい子の腰の動きが更に速くなった。

「んっ、んっ、ふっ、んっ、んっ、んっ、うん、ふっ、んっ、んっ、」

 ゆい子は声を漏らしながら激しく腰を動かした。


 これはたぶんイキそうになっている。


 彼女の口の中が熱い。


 すると、彼女の両手が僕を抱きしめる。

「んっ、んん」

 ビクンビクンとするゆい子。股間が熱くなっている。

 たぶん、クリイキしたのだろう。

 ゆい子が口を離して、ふぅふぅと息を荒げている。

 腰の動きは止まっている。


 気持ち良かったようだ。


 考えてみたら、ここでゆい子の中に射精したらどうなるんだろう?


 絶頂してるなら、抑制剤が効くのではないか?

 イエローが2つ。

 ということは、サキュバス化は進んでいる。

 りさが緊急でなければ試していたかもしれない。

 とにかく、今はりさだ。


 僕は、亀頭をペロペロ舐めているあやかに言った。


「あやか、ありがとう、続きはまた今度ね」


 あやかが口を離した。


「セイシくん、気持ち良かった?」

「うん、もうちょっとで射精するとこだった」

「そーなの?だったら、出るまで舐めて良いよ?」

「いやいや、今日はさ、りさに出したくて」

「玉元くん、何度も出せるでしょ?」

「それは、そうなんだけど、最初にりさに出したくて」

「……そう、私じゃ嫌なんだ」

「違っ、なんでそんな事言うんだよ、僕はあやかともやりたいけど、今日だけはって言いたいんだ」

「私とやりたいってことは、私のこと好きって事?」

「もちろん、僕はあやかの事、好きだよ」

「……そう、分かった」

 あやかが、スッと立つと、机のメガネを掛けて絨毯に座った。

「タマモトくん、私のことは?」

 ゆい子が僕に密着したままで聞いてくる。

「ゆい子も、えっと……好き……かな」

「歯切れわるっ!」

「可愛いとは思ってるよ」

「可愛いけど、好きではない、ってこと?」

「だから、そんな事言ってないって」

「じゃあ、私の事を抱いてるこの左手は、私の事どう思ってるのかな?」

「左手は僕の意思で動かしてるんであって……」

「ほんとは私の事も好きなんでしょ?」

「だから、好きだって。でも、まだあんまりゆい子の事は知らないし、えっと」

「りさちゃんのことも知らないでしょ」

「まぁ、そう言われると」

 なんとなくゆい子に詰められているようだったが、りさが止めてくれた。

「せーちゃん、私としたいんとちゃうん?ゆい子の相手ばっかりしとらんで、私の方も見てほしいんやけど」

「うん、りさ、ありがとう!」

 とっさに感謝してしまう。


「せーちゃんは、私のこと好きなん?」

 急に質問するりさ。

「……好きだよ」


「私のどんなとこが好きなんか教えて」

「えっと、自分の意思がしっかりしていて、自立しているところとか、よく人の事を見て、気を遣えるところ、とかかな」

「へー、せーちゃんそういう風に思ってたんや」

 りさが何となく嬉しそうだ。

 敢えて容姿には触れない様にしたが、これは正解だっただろうか。

 実際のところ、外見の好みはかなり入っている。

 好きなタイプってのは誰にでもあるものだ。


「お兄ちゃん、ちゆのことは好き?」


 ビクッと、自分の身体が震えた。


 背後を振り返ると、さっき力が抜けて倒れていたちゆが復活していた。

 それはいいが、急に入ってくるから驚いた。

「そりゃ、ちゆちゃんのこと、好きだよ」

「ふーん、……1番好き?」

「うん、好き……」

「何番目?」



「順位とか、そういうのある?」


「あるよ!ちゆ、お兄ちゃんが1番好きだもん!」

「ありがとう。僕も、ちゆちゃんが好きだよ」

「何番目?」

「………………1番」


「ふふふーっ!ゆるす!」


 ちゆが嬉しそうにした。


 りさを見ると、何とも言えない表情だった。

 僕は、この環境でりさを絶頂させられるか不安になってきた。


 すると、今度はマリンが近付いてきた。


「セイシ、一応、聞いておきたいんだが……」


 嫌な予感がした。

「うん……なに?」



「私のこと、好きか?」



 やっぱり気になるのか。


「えっと、……そりゃあ、マリンの事、嫌いなわけないだろ?」

「セイシ、私が聞きたいのは、私の事を好きかどうかなんだけど。日本語分かる?」

「分かるって、……好きだよ、マリンのこと」


「ここで聞かれたら、そうやって答えるしかないよなっ」


「なんでそんな事言うんだ!マリンの事も好きだよ、断じて嘘じゃない」

「それは分かった。私も疑ってないし、セイシは参謀としてこれからも協力して貰うんだから、好きになっていてくれないと、私としても困る」

 すると、今度はアカリが恐る恐る近付いてきた。


「……セイシって、私のことはどう思ってるのかな?」


 アカリまで気になるのか、なんでなんだ。

「アカリはまぁ、……友達?」


「…………あーっ、……なるほど、うん、ともだちね」


 アカリの周囲がどよーんと落ち込む気配がした。


 コレは、不味かったか。


 いや、だが、アカリは別に友達で大丈夫ではないのか?


 別に友達でも好きで、あ、そうか!


「アカリ!」


「……はい」


「僕はアカリのことも好きだ」


「……友達のくせに」


 凄い暗い。


 アカリがこんなに暗いのは初めてな気がする。

 というよりも、アカリは僕に対して、恋愛的なものを求めていたのか?


 それとも、女としてのプライドとか、サキュバスとしての矜持きょうじみたいなものなのか。


「アカリのことは、女の子としても魅力的に思ってる、ほんとだ」

「本当?」

「当たり前だろ!」

「私で何回オナニーしたか教えて」

「なんで!?」

「いいから、私とえっちしてる妄想、何回した?」


 これはどうしたら良いのか、正直に答えると0回だ。

 入学初日に、アカリと初めて会って、夜にオナニーして抜こうと考えたことはあったが、結局は我慢して終わっている。


 しかし、アレは、どうせならアカリに抜いて貰いたいと純粋に思ったからであって、目的があった。

 そう考えると、アレは、アカリで妄想はしてないが、アカリとの事を期待して眠ってるわけだから、ある意味では妄想してオナニーしているとも、広義では解釈できる。

 だから、一応カウントしても嘘ではないはずだ。


「1回したよ!」


「…………たった1回」

 落ち込むアカリ。

 なんでなんだ?

 アカリは僕に自分でオナニーして欲しいのか?

 どういう願望なんだそれは。


 とにかく、アカリを元気付けなくては!


「いやいや、まだアカリとも出会ってそんなに経ってないんだしさ、これからいっぱい妄想するよ。……ほら、アカリに凄い中出しするとことか想像してさ。……あー、考えてたら興奮してきた、ちょっと扱いちゃおーかな!」

 僕はアカリを見ながら、自分でオナニーしてみる。

 右手で勃起したモノを握り、アカリに見せつけるように上下に動かした。

 アカリはそれを食い入る様に見つめる。

「……すごい、セイシ、オナニーしてる」


 それにしても、アカリを見ながらオナニーするのは気持ち良い。

 初めて会った時に比べて仲良くなり、夢で共闘もしていて、関係値が進んでいるからか、少し気恥ずかしくもあるためすぐイキそうになった。


「ハイこれで2回目!」


 僕は手を離す。


 ビクンビクンと、ペニスが脈動する。


 それを見ながらアカリが近付いてくる。


 彼女の手が僕のモノへ向かう。

 手首を持って僕は止めた。



「アカリ!」


 ハッ、と、アカリが我に返る。


「ごめん、そういやそうだったね」


「思い出してくれて良かった」


 アカリにはサキュバス化抑制のことを伝えている。

 射精はダメだ。



 アカリがペタンと座り込むと、僕を見て頷く。


 大丈夫そうだ。


 僕は改めてりさに向き直った。



「りさ、ごめん待たせちゃって」



「ええけど、せーちゃん、ほんまに私とえっちしたいん?」

 何となくいじけているような雰囲気のりさ。

 せっかくフェラチオで興奮していたのに、りさの興奮が冷めてしまった。

 しっかりと前戯する必要がある。




 それなら、アレだ。





「りさ、さっきは僕のを舐めてくれてありがとう。次は僕が舐める」


「せーちゃん、ウチの舐めてくれんの?」

「うん、りさを気持ち良くしたい」

「そないなこと言うて、ほんまにできんのー?」


 りさが、さっき腕相撲していた、箱の形をした机の上に座ると、ショーツを脱ぎ、両足を大きく広げた。


 少し恥ずかしそうにしているりさの表情がそそる。


 僕は、彼女の両太ももに、腕を回し、顔を近づける。



 やる事はただ一つ、クンニだ。



 りさの陰毛は薄めで、周囲を処理しているのか、綺麗だった。


 彼女は身長がそこそこあるためか、太ももの方も大きい。

 目の前に、綺麗なピンク色のまんこがある。

 小陰唇が綺麗に収まっていて、膣口も上品に見えた。


 見つめていると、ヒクヒクと震えて、何となく可愛いと思ってしまう。


 一般的に、女性器はグロテスクに感じる事が多いと言うが、りさに関しては全然そんな風には思わなかった。

 好きな女の子の性器がグロいなんて、それは愛が足りないんだろうと勝手に思っている。

 たまたまそういう子に当たってないだけなのかも知れないが。


 膣内が濡れていて、キラキラと光っている。

 上からりさの声がした。声がふにゃふにゃしていて、緊張してるようだ。

「せーちゃん、そんなずっと見つめられたらウチ恥ずかしーわ、こんな明るいとこで見られんのも恥ずかしいし、みんなに見られてるんも恥ずかしいし、燃えてしまいそうや」

「大丈夫だよ、こんな綺麗なまんこなら、むしろ明るいところで見られて良かったと思うくらいだ」

「……そ、そーなん?……せやったら、もうちょっと見せよかー?」

「うん、もっと奥も見たいな」


「ええよー、奥も見せたるわー」


 りさが、長い両手の指先で、自分の大陰唇を拡げて見せる。


 くちゅくちゅと、愛液の音が鳴り、膣内の赤っぽい肉壁が現れる。

 ピクピクと動き、中の膣壁がふにっと盛り上がる。

 その動きに興奮して、僕は舐めてしまった。


「あんっ、せーちゃん、急に……んっ」


 ちゅぱちゅぱ、れろれろれろ。

 膣口を舐め上げ、舌先で膣内を押す様に刺激する。

 あまり強く押すと痛く感じるだろうから、出し入れはせずに、舌先を震わせる程度に留めておく。

 これは、ゆかに教えてもらったクンニの方法だ。


 クリトリスを舐める時も、不要に擦らずに、押す様に振動させた方が良いようだ。

 刺激に慣れてきて、濡れてくれば速くしても平気だそうだが、初めから動かすと感じるどころではなくなってしまうそうだ。

 気持ちいい時と痛い時の反応が似ていて分からないこともあるらしい。

 どっちかというと、痛い時は分かりやすくて、気持ち良い方が分かりにくいように思うが、コレは個人差があるのだろう。


 僕は、鼻の先でクリトリスの部分を押し当ててみる。

「あっ、せーちゃん、ええよ、気持ちええ、あんっ、あ、あ、んっく、んっ」

 反応は悪くない。


 だけど、たぶん、このまま続けていてもじわじわと気持ち良いだけで終わってしまう。



 僕は分泌されている愛液を左の中指にたっぷり付けて、膣内にゆっくり挿入する。

「んあっ、はうんっ、んむ、んっ、ん」


 りさが喘ぐ。


 僕は左の指の第一関節を曲げて、膣内の天井でザラついた場所を探す。



 かなり濡れているので痛くはないとは思うが、一応聞いておく。


「りさ、指、痛くない?」


「んっ、気持ち、いい、いい、うん、いい、続けて」

 大丈夫そうだ。


 まだGスポットを見つけてないが、探してるだけでかなり気持ち良いようだ。


 りさが感じやすくて助かった。


 そう言えば、前も手を洗ってあげて揉んでるだけでも感じていた。

 性感帯が普通の子より多いのかもしれない。

 指先でむにむにと探していると、極端に凹凸のある部分を見つけた。

 ザラついたというには、極端な段差があるが、ここがGスポットなのだろうか?

 確かに、人によっては位置や形に差があるとは聞いている。


 ってことは、コレなのか?

 僕はその凹凸部分をクリクリと一定の速度で触ってみた。


 すると、りさが僕の頭を太ももで挟んだ。


「あっ!んっ!アカンねん、それ、アカンねんやんか、それ、あかんあかん、んっ、んっ、んっ、んっ」


 僕はグッと、頭を太ももで押さえ込まれ、身動きがとれない。

 だが、指先は動かせるので、動かしていた。

「せーちゃん、あかん、んーっ、んーっ、んーっ」

 僕が指を止める。

 すると、やはり気持ち良かったのか太ももを開いたり閉じたりを繰り返して催促された。

「んっ、止めたらあかんよ、ウチもうちょっとでイケそうやったんに」

 イケそう?


 絶頂しそうだったってことか?


 こんな指先だけで絶頂するのなら、簡単に……、いや、待て待て、楽観的過ぎる。



 たしか、女性の中イキには、2種類あると聞いている。



 一つは、Gスポットによるもの。ちなみに、外イキのクリトリスとは、同じ器官の刺激に当たるらしく、中イキとしてはクリイキと変わらないらしい。


 つまり、真の絶頂は、子宮口の近く、つまり、ポルチオでイク必要がある。


 クリイキやGスポットよりも、ポルチオは何倍もの快感を得られるらしい。


 その上、連続イキができる。女の子の特権だ。


 恋人同士でオーガズムを毎回経験している女性はわずか1割程度と言われ、絶頂を経験した事のない女性も決して珍しくはない。


 男は射精自体が絶頂を意味しているが、女性は絶頂を経験しなくても妊娠できる。


 これは極端な話で言えば、子供を作ってからセックスレスになれば、ポルチオによる中イキを経験せずに一生を終える事もあると言う事だ。



 この点を踏まえて考えても、抑制剤の効果を発揮させるには、クリトリスとGスポットでは充分ではないと考えるのが妥当。



 りさには、絶対にポルチオでイって貰う。




「りさ、気持ちいい?」

 僕は身体を起こし、りさの顔を見る。

「せーちゃん、なんで続けてくれへんの?うち、もうイキそうやったんやけど」

「大丈夫、続けるから。それより、りさの胸も舐めたいんだけど、良いかな?」


「ええよ、ちょっと待っててな」


 りさは制服のボタンを外すと、胸をはだける。


 彼女の身体のラインは本当に理想的だ。


 くびれもしっかりあり、お尻の形も綺麗だ。

 胸も大きい、Eか、Fカップはありそうだ。

「うち裸になるから、せーちゃんも全部脱いでくれへん?」


「え?うん、分かった。脱ぐね」


 僕は周りを見ながら裸になる。

 相変わらず、ゆい子、まふゆ、きょうこはオナニーしながら僕らを見つめている。

 マリンは落ち着かないのか、立ち位置を変えながら行ったり来たりしていた。


 ちゆはアカリと何か雑談している。


 そういえば、よもぎとゆかはどうしているだろう。

 少し心配だ。

 アカリに見てきてもらおうかな。

 ここは、マリンもいるし、何かあっても大丈夫だろう。


 僕はアカリを手招きした。

「なに、セイシ、全裸で勃起したまま私呼ぶって、絶対3Pじゃん、私と3Pしたいんだ、そうなんだ、友達だからっ!」

「……違うって、……ちょっと、ゆか達の方が心配で。プリウムに様子見に行ってくれない?」

「え、セイシ、大丈夫なの?」

 この大丈夫という言葉には、多重の意味が込められている気がしてならない。

「ほら、マリンもいるから、もしもの時はね?」

「だったら良いけど。……様子見たら戻って来るからね」

「うん、それでも良い」

「じゃあ、ちょっと行ってくる」

 何となく後ろ髪引かれるのか、こっちを振り返りながら部室を出ていくアカリ。

 棒立ちになっているちゆを見る。

「ごめん、ちゆちゃん、話し相手取っちゃって」

「いいよー、アカリちゃん元気付けてただけだから、ちょっと気分転換した方が良いかもと思ってたし」

「そっか、ありがとうちゆちゃん、いつも助かってる」

「特別だよー」

「うん」

「お兄ちゃん、裸じゃん!」

「まぁね、仕方なく」

「すっごい大きくなってる」

「あぁ、そうだね、過去イチかも」

「ふーん、ちゆにも入れたくなった?」

「そんなこと聞かないでよ」

「まぁいいや、あ、時見さん、服脱いだみたいだよ」

 りさが絨毯に座って、自分の両胸を自分で揉んでいる。

 オナニーしてるわけではなさそうだ。

「りさ、待った?」

「待ってへんよ」

「なんでそんなに胸揉んでるの?」

「うちのおっぱいって硬いんとちゃうかなーって思って」 

「なんで?」

「よく、巨乳の子って、胸の下に汗かいて蒸れるって言うやろ?」

「え?そうなんだ、聞いたことなかった」

 ……ということは、ゆかも蒸れてるのかな。

「せやけどな、うちは無いんやんか」

「蒸れないってこと?」

「そうそう、せやから、硬いんとちゃうかなーって思てん」

「へー、で、自分で触ってみてどうなの?」

「分からへん。せーちゃん確かめてくれへん」

「……分かった」


 僕が前から胸を揉もうとすると、りさが止める。

「あ、後ろからがええわ」


「うん」


 僕はりさの背後に回る。


 りさの黒くて長い髪から、ふわっとした良い香りがした。

 ついつい匂いを嗅いでしまう。


 くんくんと嗅いでると、りさに気付かれた。

「あ、せーちゃん、私の髪の毛嗅いだ?」

 急に責めるような口調になるりさ。


「ごめん、つい、綺麗な髪だったから」


「ええでー、うちの頭、小さくて形ええって言われんねん」

 さっきは驚いたが、すぐに元に戻った。


 それにしてもりさは美人だ。

 後ろから眺めると、神々しさすら感じる。

 単なる見た目以上の何かを持っているということだろうか。




 背中を眺める。




 違和感はない。




 羽根やしっぽは生えてない。



 背中を触ってみるが、特別突起があるわけでもなさそうだ。



 これで、少なくともサキュバス化自体はしてない事が分かった。



 だが、オールレッドには違いない。



 何か別の形で悪魔化を確認できるものがある可能性はある。


 だが、今のところそれが分からない。



 もう、後戻りはできない。



 僕はりさを抑制する。




「せーちゃん、背中そんな気になるん?何もないで」


「ごめんごめん、背中までツルツルだから、どんなケアしてるのか気になってさ」

「ええー、ケアなんてしとらんよ、自然のままやで、せやけど、夜は良く寝る様にしとんで」

「そうなんだ。よく寝るのは美容には大切だよね」

「なぁー、せやから、背も伸びたんかー」

「背はまぁ、遺伝もあるかもね」

「うちの両親2人ともせーちゃんより低いけどなぁ」

「そっか、まぁ、そういう事もあるんじゃない?」

「もうー、そないなことどーでもええから、はよおっぱい揉んでやぁ」

 そう言うと、両脇を開いて手を入れやすくするりさ。

 僕は後ろから前に両手を伸ばしてみる。

 りさの甘くて良い香りが鼻腔をくすぐる。

 ヤバい、くらっとした。

 僕は、再び自分のモノが硬くなったのを感じた。


 平常心だ。平常心。



 僕は胸の触り方について、ゆかに教えてもらった事を思い出す。




『いい?セイシくん。おっぱいは力任せに揉んでも何にも気持ちよくないんだからね。背後から手を入れて、横から下へ、それも、掴むんじゃなくて、下から持ち上げる様に触るの。いい?セイシくんの手は、ブラと同じね、覚えておいて、あなたは、両手をブラと見立てて、そっと持ち上げるの。で、その態勢で、撫でる様に揉む。分かった?撫でる様に持ち上げて、横から揉む。ハイ、せーのっ!』



 ゆかの声を思い出しながら揉む。


 すると、りさが甘い声を上げた。



「あんっ、あっ!なに?せーちゃん?」

 僕は手を離す。



「ごめん、痛かった?」

「ううん、逆、逆やん、めっちゃ気持ちええんやけど、なんでなん?」

「……なんでって、……たまたまじゃない?」


「たまたま胸揉むの上手い人なんておらんのやけど!?……もっとやって」


 僕は優しく撫でて、持ち上げるのを繰り返す。


 りさの胸は張りがあって大きい。


 硬さは全く感じず、むしろ柔らか過ぎるくらいだった。


「せーちゃん、私の胸、どーですか?」

 急に丁寧語になるりさ。


「いや、めっちゃ柔らかいよ。硬いって、何が硬いのか全然分からないくらい」

「ほんまー?」

「ほんまほんま」

「うーん、そーなんかなぁ」


「だから、気にしなくて良いよ、むしろ、こんなに手に吸い付く様な柔らかい胸なんて、珍しいくらいだよ」


「せーちゃんの揉み方の方が珍しいわ、うち昔から大きいから、女の子でもおっぱい揉みたいって子いて、色々触らせてあげてたけど、こんなに上手い子会った事ないわ。……ていうか、おっぱいって揉まれても、ほとんど何も感じへんかったんに、今は気持ちええんよ。おっぱい揉む才能あるんやない?」


「おっぱい揉む才能ってなんだよ」

「おっぱい揉む才能は、おっぱい揉む才能やん」


 新しい才能が開花した様だが、たぶん才能があったのは、コレを教えたゆかの方なんだろうなと思った。


「分かった。とにかく、この揉み方は気持ち良いんだね」

「せやなぁ、ちょっと、そっちにもたれるわ、受け止めてな」

「いいよ」

 僕の方へ背中を倒すりさ。

 僕は背後から抱き抱えるように受け止める。

 両手は胸を揉み続けている。


 どんどん身体が熱くなるりさ。


 本当に気持ち良いようだ。



「んっ、あっ、あっ、んぅ、ええわー、んー、んっ」


 持ち上げるように揉んでいると、りさは目を閉じて寝そうになっている。

 このまま寝られるとそれはそれで困る。


 僕は揉みながら、時々りさの乳首を指先でさすることにした。



 すると、ビクンっ!とりさの身体が跳ねる。



「あんっ!あっ!せーちゃん今、うちの乳首触った」

「うん、どう?」



「……もっとしてええよ」



「分かった」

 更に一定の速度でさすると、乳首が勃起してくる。

 下から揉むのも続けながら、立っている乳首を刺激した。

 一定の速度を保って、繰り返し刺激する事が、気持ち良さを最大限まで高めるのだそうだ。


 ここは意識していないとなかなか難しい。

 速度を一定に保つには、それなりに筋力も必要だ。

 腕の筋肉の疲れと格闘しながら、乳首への刺激を続けていると、りさがビクビクっと、身体を震わせた。



 これは……。




「せーちゃん、イッてもーたわ。……気持ち良過ぎてアカンわぁ」




 りさの乳首イキ。



 僕は、恍惚こうこつとした表情のりさを見て、彼女の秘部へと右手の指を這わせてみる。





 完璧だと言わんばかりに、りさの膣口はぐしょぐしょに濡れていた。
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