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1章 欲望の宴

第13話 体育館裏の懺悔 ※放尿シーン有り

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注)一部放尿表現あり。


「で、何のために私はここに呼び出されたの?」


 塀に囲まれて、人の来ない芝生のある体育館裏へ移動した僕とゆかは、学校にそれぞれ別の理由で遅れることを連絡した。

 僕は登校中に転んで怪我をしたから、一度帰って手当をすると伝え、ゆかはお腹が痛いので学校のトイレに篭っていることにした。

 2時間目の授業から出られると言えば、すんなりオーケーが貰えた。

 ゆかはともかく、僕は転校してきて早々にサボってしまっているため、色々と疑われないか不安だ。

 ただでさえ特殊な男子生徒ということで注目されているのに、さらに生活指導で厳しくなるのでは心配事が増える。

 自分の蒔いた種と言えばそうなのだが。

 ゆかは、日陰になって何も植えられていない花壇の積み石に座り、足をぶらつかせて不貞腐れている。

 僕はどう言い訳をしたものかとない知恵を絞った。

 結局は全然良い案は浮かばなかったが。

「もし、ゆかが何か嫌な思いをしていたらって思うと、居たたまれないっていうかさ」

「私がどんな嫌な思いをしたと思うわけ?」

「他の女の子と、その、えっちな事をしていて、ごめんっていうか」

 ゆかはため息を吐く。

「そんなの、よもぎちゃんともやってたじゃん。他にも、三神さんとか、竜宮さんとかね」

 ちゆと、あやかのことか。確かに、いつもゆかは見ていた気がする。

「じゃあ、えっと、僕がその、他の女の子と色々してることは、ゆかにとってそんなに嫌なことじゃないってこと、かな」

 恐る恐るゆかの表情を確認する。

 キリッとした彼女の顔も、知的で綺麗だ。

 こんな時でも、やっぱりゆかは美人なんだなと思った。

「うーん、嫌ってことはないけど、その間は、私のこと無視してるみたいで、ちょっと興ざめって感じかな」

「無視なんて、そんなこと」

「まぁ、そんなの、私も他の男の子を見つければいい事なんだけど」

 ズキっと、胸が痛んだ。

 それでハッキリした。胸が痛むということは、僕はゆかを誰かに取られたくないのだ。

 ちゆのことも、もちろん好きではあるのだが、独占欲に関しては、やはりゆかが1番だと感じた。

 どうしてなのかは、まだ分からないが、きっとそういうことなんだろう。

 僕はゆかに惚れているのだ。

 そうと分かると、話は早い。しっかりそのことを伝えなくては。

 ゆかの目の前に歩いていく。

 ゆかは投げ出していた両足を引っ込め、僕を見上げた。

「な、なに? どうしたの?」

 少し動揺するゆか。

 僕は積み石に座っているゆかの目の前に正座した。

 よく手入れされた芝生があるので、座ってもそんなに汚れないのが助かった。

「軽率な行動をしてすいませんでした」

 頭を下げると、ゆかの制服のスカートとそこから伸びた白い足が視界に入る。それと、近付いたからか、ふわっと柔らかい甘い香りがした。

 良い香りだ。力が抜けそうになる。

 この容姿にこの匂いは魅力的過ぎる。

「なに? また謝罪? 嫌なんだけど」

 心底イヤそうな苦い表情をするゆか。

 もはや、最終手段はコレしかないと思った。


「僕の彼女になってください」


 沈黙。


 沈黙。


 沈黙。


 たぶん20秒以上は黙っていただろう。彼女は口を開いた。

「うわー、あんなの見せられたあとで、告白ってマジ?」

 絶望的な反応。

 やはり先走り過ぎたか。

 昨日のアレは夢だったのかもしれないと思った。

 ゆかの答えは、ノーだ。

 僕は手で額の汗を拭って、彼女に向き直った。

「うん、本当に告白。こんなに真面目なのは、人生で初めてかも」

「ふーん。さっきは他の女の子を抱きしめて腰振って、しかもまた会う約束までしちゃってたのに」

「ダメ、ですか」

「むり」

「チャンスは?」

「むり」

「全くもうどうしようもない?」

「絶対、ムリ!!」

「そっか、じゃあ、仕方ないよね」

 射精とは違った脱力感が襲って来た。

 昨日の夜に、ゆかとの将来を真面目に考えていたのだ。

 どんな結婚式で、どんな家に住むかなど、色々と想像してしまった。

 まだ先のことだと思いながらも、それが誠実なんだと思っていた。

 だけど、それで言うと、ちゆや、キラリともほぼ変わらない結果に落ち着いてしまっている。

 得たと思ったものは全て失って、振り出しに戻るのかと思った。

「え? セイシくん、泣いてる?」

 いつの間にか涙がツー、っと流れていた。

「ごめ、ん。なんかショックで、ゆかにフラれたことが」

「フラれないと思ってたってこと?」

「思ってなかった、って言うと、嘘になるかも」

「セイシくんって、ほんと楽観的だよね。何事においても」

「面目ないです」

「ふふっ、なんか惨め~」

 ゆかが嬉しそうに笑っている。いやコレは、嘲笑うと言った方が良さそうだ。

「それでさ、もし、私が嫌な思いをしていたとして」

「え? うん」

「どうやって許してもらおうと思ってたわけ?」

「それは、ゆかの願いをできる範囲で叶えようかなと」

「ふむふむ。例えば?」

「好きなケーキ屋さんに行く、とか、服とか小物を買う、とか、あと、遊園地に行くとか?」

「ふーん、お菓子で釣ろうってわけ? 安く見られたもんね」

「いや、遊園地で楽しむってのが1番かな!! ほら、落ち込んでる時って、パーっと遊ぶのが良かったりするでしょ」

「なんで好きでもない人と遊園地行くのが楽しいって思えるのか、理解に苦しむんだけど」

「好きでもない人、か」

 1番ダメージを受けたかもしれない。

 これは、この場から早く退散した方が良いかもしれないと思った。

 好意がない相手と一緒にいても、何も生まれないだろう。

 何かお詫びの品を買って、それでもう近付かないようにしよう。

 それが自分にできる最低限の償いだ。

 そう思うと、何だかスッキリした。

 人生、諦めも肝心なのだ。

 僕は立ち上がる。

「え? どこ行く気なの?」

 ゆかが目を丸くする。

「嫌いな人と一緒に居ても、楽しくないでしょ? だから、お詫びはまた放課後か、他の人を介してすることにするよ。その方が、桃正院とうしょういんさんも、気楽でしょ」

「なに? 急に苗字で呼ぶじゃん、まだ何にもやってないのに、私の気持ちはどうでもいいってこと?」

「気持ちは今さっき聞いたよ、好きじゃないって、なら、すぐにでも離れた方がきみの為じゃないか」

「それを言われてショックだからって、私の気持ちを無視して居なくなるのはオカシイと思わない?」

「じゃあ何をすれば良いんだよ!」

「逆ギレ? それを考えるのがあなたの役目でしょ?」

「考えたよ、さっきも言った」

「私が遅刻してまで話を聞いてあげようって思ったのに、こんな後味悪い去り方されたら、もっとイヤな気持ちになるじゃん、分からない?」

「じゃあ、どうすれば」

「とりあえず、もう一回座りなさい」

「はい」

 また同じ位置に正座で座り直す。

 もはや、ゆかの気持ちを理解するには、僕には到底不可能に思えてきた。

「ちなみにだけどさ」

「はい」

「もし、私のお腹に赤ちゃんがいたとしたら、どうする?」

「え!? いるの??」

 びっくりし過ぎて前のめりになる。

「例えばだって! いないわよ、多分。でも、関係としては、そう言うことだってあるでしょ」

「そっか。でもそりゃ、そうなったら、ちゃんと」

「責任取るわけ?」

「取る、ります」

「とるります?」

「取ります」

「結婚する?」

「します」

「好きじゃないのに?」

「僕は、まだ、一応、好きだし」

「一応?」

「好きです」

「ちゃんと言って、私のことが、なに?」

「好きです」

「愛してる?」

「愛してます」

「世界で一番?」

「世界で一番」

「よろしい、あなたは私が好きってことね」

「うん」

「でも私は、むり!」

「ごめん」

「何で謝るの?」

「謝るしかないじゃん、そんなこと言われたら」

「そこがそもそも違うんだけどね」

「そうなの?」

「別に、あなたは悪くないもん」

「怒ってるんじゃないの?」

「私は謝って欲しいとか思ってないし、怒ってもいないって、なんで分かんないかな」

「そっか、じゃあ、僕は責任を取って一緒に」

「何にも解決してないじゃん」

 僕は頭が混乱してくる。何を求めているのかさっぱりだった。

「これからは、他の女の子には、見向きもしません、コレでどう?」

「なーんか、ズレてるのよねー、セイシくんって」

「責任取って欲しいってことじゃなかったの?」

「そんなのどーでもいいわよ、責任が嫌なら逃げれば良いでしょ」

「そういうわけにはいかないよ」

「あのね、セイシくん、私はセイシくんが、1番したいようにするのが良いって思ってるわけ。そこは分かるでしょ」

「わかる、けど、さっきムリって」

「冷静に考えて、付き合うとかムリでしょ。自分の状況をよく考えてから告白するべきなんじゃない? よもぎちゃんでも分かるわよそれくらいのこと」

 ゆかは、よもぎちゃんのことを見下しているんだなということは分かった。

「じゃあ、僕は僕のしたいようにするよ」

「そうね。そうして。あーあ、バカな男はこれだから」

「バカって、ひどいな、ゆかは」

「桃正院さんって呼ばないんだ」

 クスクス笑うゆか。

 本当にバカにされている気がした。だが、さっきよりはマシにはなったような気はする。

「好きにしろって言うから、好きにさせてもらうよ」

「でも、責任は取ってくれるんでしょ?」

「それは、はい、取ります」

「じゃあ、どうしよっかなぁ」

「何か、買う?」

「買う。服でもアクセでも何でも良いけど」

「予算は、短期間のバイト代で何とかなる範囲でお願いします」

「良いよ。でも、1週間分ね」

「キツそうだ」

「パンケーキ代込みでね。遊園地も友達と行くから、2人分お願い」

「そう、ですか、友達と合わせて2人分ね。名案です」

 まさかオールで来るとは思わなかった。しかも友達分も一緒。

「じゃあ、この辺で」

「まだ気が収まんないんだけど」

「これ以上どうしろと」

「それ! その態度なのよね。その態度をどうにかしないと、私、見下すのは好きだけど、見下されるのって嫌いなの」

 自覚はあったのか。タチ悪いな。

「僕にできることなら」

「じゃあねぇー、どうしよっかなぁ」

 可愛いが悪意のこもった表情で悩むその姿は、どこかの貴族のお嬢様といった感じだ。

 僕は、まるで女王様に仕える道化師のような気分だった。

「あ!」と閃いたようで、悪い予感しかしない。


「あなた、ここでオナニーしなさい」


「へぇえ!」

 変なところから声が出た。

 何を言い出すかと思ったら、オナニーをしろと。

「オナニー、する、んですか? ここで」

「そっ!野外オナニー。膝立ちして、ズボンとパンツ脱いで、自分のおちんちんをシコシコって擦るの」

「そんなの見て、楽しいの?」

「楽しいよ!外で自分で慰めるなんて、無様でしょ? 罵倒されて、気持ち良くなってるなんて、バカ男にはふさわしいと思わない?ねぇ」

「でも、さすがに、外でオナニーってのは」

「した事ある?」

「無いよ」

「じゃあ、初体験だね」

「そんな初体験いらないよ、男女で外でやる人はいるけど、1人でってのは」

「ツラい?」

「つらいよ」

「なら、ちゃんと罰になってるじゃん。やっぱ私、天才だわ」

「意味があるの?見たい?」

「あなたが謝りたいって言うから提案してあげてるんじゃない」

「そんなこと言ったって恥ずかしいよ」

「恥ずかしいから良いんでしょ、風に当たって、おちんぽも喜ぶと思うよ。あ、そうだ、どうせだったら、ゆかちゃんゴメンなさい~ってのも付けてよ。ごめんなさいゆかちゃーんって、情けなく射精するの。ほんと最悪。最低、最高!」

 これは明らかに悪ノリだと思った。

 だけど、もはや断れる気がしない。サクッと射精して、早めに切り上げよう、それしかない。

 でも、こんな目に遭って、これから先もゆかと付き合っていけるのか心底不安だ。

「分かった。他に注文があれば言ってね」

「そーね、じゃあ、おちんぽ気持ちいいーって言いながらシゴいてね。で、私が罵倒したら、ありがとうございますって言ってね。あと、待て!って言ったら、止めること。で、手を叩いたらスタートね。犬って言ったら、主語は、飼い主様で、語尾にワン!って付けること。どう?できそう?」

 細かい指示だなと思った。

「はい、かしこまりました」

「じゃあ、膝立ちになって。それにしても、下が芝生で良かったわね。もしかしてコレを想定して体育館裏にしたわけ?」

 そんなはずはないが、否定する元気も無かった。

 とにかく、すぐに出してしまって終わりにしたい。

 僕はスラックスのベルトをカチャカチャと外す。

「おおー、よっ! ヘンタイ!」

 変な掛け声を入れるゆか。

 パンツを脱ぐとこうべを垂れたおちんちんがボロンっと登場した。

 風が下半身に当たり、何だかんだで気持ちは良かった。外でちんぽを出すことなど、そういう性癖がなければ一生縁のないことかもしれない。

「キャあぁー!」

 わざとらしさ100%で、両手で顔を覆うゆか。もちろん、指と指の隙間からしっかり僕のモノを観察している。

 僕は右手でちんぽを握ると、上下にシコり始めた。

 すぐに抜こうと思ったが、失念していた。

 さっきバスで抜いたばかりなのだ。

 考えてみると、何のおかずも用意せずに自分で握ってただ上下するだけでは、すぐに大きくはならない。

 半立ちくらいにまでは成長したものの、スマホでエロ画像や動画も見れないのであれば、ゆかにおかずになって貰う他はない。

 僕はゆかの顔をガン見する。

 少し赤く蒸気した頬はやはり可愛いのだが、さっきの一連のやり取りがあったせいでイマイチ興奮できなかった。

 何のバイトをやろうかとチラチラ頭に浮かぶくらい気が散っている。

 これでさっさと終わらせるのは至難の業だ。

 困った。どうしたものか。

 しかしそれはゆかにも伝わったようで、ちょっと退屈してやきもきしている雰囲気だった。

「ねぇ、あんまり勃起してなくない? 私が目の前で、しかもこんな近くで見てるのに!」

「そんなこと言われたって、いつも本調子ってわけじゃないからさ」

「前は私を見るだけでガッチガチでびんびんだったのに。そもそも今なんて、目の前で自分のちんぽ丸出しにしてシゴいてるんだよ? 普通は興奮しない?」

 普段なら興奮しているのだが、今回は状況が特殊過ぎる。

「僕も、一生懸命なんだよ」

「仕方ないわね。じゃあ、ほら、見なさい!私のおっぱい」

 ゆかは、ブラウスのボタンを外し、ブラジャーも取った。

 ぼよんっ!と両方のIカップの乳房が裸で現れた。

 コレにはさすがに少しペニスに影響があった。とはいえ、彼女もそれでは終わらない。

「こっちも見なさい!」

 そう言うと、スカートをたくし上げ、ショーツを片足から外した。

 ぷっくりしている恥丘が顔を出して、足を開き、コレでもかとまんこをみせつけてくる。

「どう? 私のおまんこ。綺麗でしょ? あなたが犯したおまんこ、あなたのおちんぽが犯した可哀想なおまんこなのよ、ちゃんとごめんなさいってしなさい」

 その言葉に僕のちんぽが反応し、おおきくなっていく。

 僕はしっかり言葉も絞り出した。

「ああ!ごめんなさい、ゆかちゃんのおまんこで気持ち良くなってごめんなさい、ゆかちゃんのおっぱいで興奮してごめんなさい!ぁあ、ごめんなさい!ごめんなさい!ゆかちゃん!ゆかちゃん!」

 ゆかは、じぶんの左胸を左手で揉みながら、右手で自分のまんこを開いて中の肉ひだを見せ付けてきた。

「ほら、よく見なさい、このバカ犬! ゆか様のおまんこよ!見たかったでしょ? ほら、くちゅくちゅ音を立ててるでしょ、よく聞いて、嗅いで、ご主人様のこと覚えなさい。まんこの香りで、すぐ私を見つけられるように嗅ぎなさい!」

 僕は手でしごきながら、目の前で露骨に広げられるまんこの中心部を見つめる。ヒクヒクと動き、いやらしい音を立てている。
「ほら嗅いで、もっと近くで嗅ぎなさい」と、更に股を広げて腰を限界まで上げてくる。

 僕は彼女の呼びかけに応える。

「ありがとうございますご主人様、気持ちいいワン!気持ち良くなってごめんなさいワンっ!! すごい匂いだワン!」

「ほら、もっと近くで見て良いのよこの駄犬!!クソ犬! 私の臭いまんこの香りをクンクン嗅ぎなさい! ほら、臭いって言って! くっちゃいですワンって吠えなさい、ヘンタイちんぽ犬っ!」

「ぁあ! ありがとうございますご主人様、凄いクサイですワン! ご主人様のおまんこ、くっちゃいですワン! こんなくっちゃいまんこで興奮してごめんなさいワンっ」

 ゆかのまんこにギリギリまで顔を近づけ匂いを嗅ぎ、自分のちんぽを上下にひたすら扱いていると、突然、裏筋と亀頭に快感が走る。

 すると、いつの間にかゆかの裸足になった右の足裏が、僕のちんぽをグリグリ押さえつけていた。

「あぁあー!それは、ダメですご主人様!!わん!」

「ほらっ!このヘンタイ犬、ちんぽイヌ、私の足の指で悶えなさいっ!」

 ゆかの足の親指と人差し指がカリ首を挟んで上下に往復する。

 コレには耐えられず息が漏れる。

 漏れた息がゆかのまんこに降りかかり、「あんっ!」と彼女も声が漏れる。

「ほら、そんなに興奮してるなら、ご主人様のまんこにご奉仕なさい、この舐め犬!」

「ご主人っ、わん、んっぷっ」

 右足でちんぽを踏みつけつつ、左足で僕の頭を自分のまんこに擦り付けるゆか。

 左足の太ももで僕の首を挟み、器用に上下に顔を擦り付ける彼女。

 僕は顔面が熱い愛液にベトベトになりながら、舌を出して小陰唇からクリトリスまで舐める。

 膣口の中に舌を突っ込むと、「あぁん」と喘ぎながら後頭部を足で押さえて舌をさらに奥へ挿入させようとする。

 僕はできる限り舌を突き出し、ゆかの要望に応えようとした。

 右足が僕のモノから離れ、その瞬間に右手を全力で上下させた。

 イきそうになる。

 むわっとした彼女の淫らな香りと、押さえつけられた太ももの柔らかい感触。膣口の中の熱いひだひだに突っ込む舌。しょっぱいゆかのまんこの味。

 興奮がMAXになり、右手が最速で動く。

 このまま射精したいと思った。

「待て!!」

 彼女のひと声に、ピタッと、シゴく右手を止める。

 イきそうになっていることが伝わったのだろうか、まさかの待て、おあずけということだ。

 ゆかは足を僕の首から外し、両手で僕の頭を掴み、グリグリと顔をまんこに擦り付ける。

 両太ももで顔を挟み、周囲が見えないし、聞こえなくなる。

 ただ、暗い空間で、ぐちゅぐちゅと温かい愛液が溢れるゆかのまんことディープキスをしている時間が過ぎた。

 手を動かしたいが、動かすことはルールで禁止されている。

 とはいえ、ゆかの両手が僕の頭をもみもみと揉みほぐし、そのまま長時間クンニを強制されているのは嫌ではなかった。

 温かい空間で顔面にオイルマッサージを受けているようだった。

 両耳が太ももに押さえつけられているが、篭った声でゆかの喘ぎ声は聞こえた。

「んんあん、気持ちいい、舐め犬気持ちいいー、もっと舐め舐めして、ご主人様のおまんこ、気持ち良くして、ヘンタイ舐め犬、まんこ犬っ!」

 このままゆかの股の間で眠れそうだと思った時、急にビクビクっと彼女の身体が震えた。

 少し股の筋肉が緩くなると、光が差し込んでゆかのベタついた薄い陰毛と、可愛い小陰唇と膣口がピクピクしていた。

 ゆかが喘ぐが、少し様子が違っていた。

「あ、あっ、ごめんなさい、犬さん、出る、出る、出ちゃう、どうしよ、でも」

 急に謝るゆか。

 どうしたのだろう。イきそうなのかな。潮吹きだろうか。

 だが、ちょっと違いそうだ。

 ゆかの人形のような可愛い顔は紅潮していて、涙が出ている。

 汗で前髪が張り付いて、エロさが限界を突破して見ただけでイきそうだった。

 待てを命令されて無ければ、この顔を見ながら扱いて射精していたことだろう。

 そんなピクピクと震える彼女と目が合う。

 両手を差し出してきたので、僕も両手を彼女の可愛い手と合わせ、指を絡める。汗ばんでいて、熱い手の平だ。

 眠そうな半目で、だらっと口を開きながら、よだれがツーッと垂れる。

 すると、彼女がひと言。

「飲んで」

 ん? と思うと。ゆかはさらに言う。

「出ちゃうから、いっぱい出ちゃうから、こぼさないで全部飲んでね」

 まさか、と思って膣口、いや、少し上の尿道にかぶり付くと、彼女が震えた。

「あっ、あっ、でる、だめ、犬さん、お願いいいいっ!」

 僕は迎え入れるように尿道のすぐ下辺りに舌を押し付けると、見事な黄金の液体が噴き出した。

「はーんっ、でたぁあー」

 舌先から流れてくる温かな黄色い液体は、初めだけ少し苦みを感じたが、喉で飲み込むたびに、しょっぱい塩水のような味になった。

「はぁ、出てる、おしっこ出てるよー。こんなお外で、こんな早い時間に、私、絶対しちゃいけない事してる。舐め犬さんに飲んでもらってる。はぁあ~、こんなのぜったい、はんざいだよー」

 身体のピクピクが収まり、放尿は終わったように思ったので、口を離すと、ゆかが叫んだ。
「ダメ、まだ出る!でるからっ!」

 追いつかず、ピュッと勢いよく飛び出したおしっこが顔に直撃した。

「ごめんなさい、おしっこ、顔に掛かっちゃった!私のハンカチ使って」

 ゆかはスカートのポケットから薄い桃色で白いレースの付いたハンカチを取り出すと、顔面に飛び散ったおしっこを丁寧に拭いてくれた。

 まさか、自分が好きな女の子に掛けられたおしっこを、本人に丁寧に拭いてもらうなんて経験はあまりできないだろうなと思った。

 それにしても、アレだけ小馬鹿にしてきた女王様ゆかも、自分のおしっこを飲ませるのは抵抗感があったのだろう。

 申し訳なさそうに拭いている。 

 クンニは良くても、飲尿となると話は別だ。

「はい、綺麗に拭けたね」

「ありがとう」

「どういたしまして。で、どうだった、私のおしっこ。美味しかった?」

「え?あ、あぁ、美味しかったような気もする」

「気もするー? 何それ、素直に美味しいって言えばいいじゃん。ゆかちゃんのおしっこ、ミルクティーの味でしたって」

「なんで!?」

「え、私いつもミルクティー飲んでるもん。知ってるでしょ、私がミルクティーが好きだって。昔調べたんだけど、おしっこって、食べたり飲んだりしたモノの味になるんだよ。もしかしてご存知無いのかな?」

「いや、そりゃ、聞いたことはあるけど、ミルクティー飲んで、すぐミルクティーが出るもんなのかな。どっちかというとしょっぱかったし」

「えー、そっか。塩分取り過ぎなのかな、注意しなきゃ。でも、おしっこ飲まれるのって、すごいゾクゾクして、気持ちいいの。考えてみたら、私の体液なんだから、私を好きな人だったら飲みたいかなって、出してる時に思っちゃった。初めは、こんな事したら怒られると思ったけど、何だか、パラダイムシフトって感じ」

 凄い饒舌だなと思った。

 たぶんよっぽどの背徳感があったのだろう。

 そう言う意味では、精液を飲んでもらうより、おしっこを飲んでもらう方が遥かに抵抗感があるような。

「ねぇ、ちょいおしっこ足に垂れてきてヤなんだけど、最後の分、舐め取ってよ、ほら、しゃがんで、口元にこのまま押し付けてあげるから」

「え? え! むぐぅ」

 ゆかは仁王立ちで僕の顔に尿道を押しつけた。

 ペロペロと舐めるたびに、彼女は喘ぎ声をあげる。

「あ、あん、良い、いいよ。しっかり舐め取ってね。舐め犬さん」

 完全に舐め犬となってしまっている。

 さすがにイきたくなってきたために、自分でオナニーしようと右手で握ってシゴこうとすると。

「こらっ! 待てって言ったでしょ、シゴくなっ!!」


 まさかの待てが続いていた。


「ご、ごめん、つい、反射的に」

「ダメよ、私がご主人様なんだから、言う事ちゃんと聞かなきゃ」

 もしかしてずっと生殺しのような目に遭うのではないかと思った。

 ゆかは僕の制服姿を見て考えた。

「ねぇ、じゃあさ、オナニーさせてあげるから、全裸になってよ」



 ここで、全裸に?



 僕はまた、彼女の無茶な提案に背筋が凍った。
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