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都市伝説のララの町!
90.四人家族みたいな朝
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目が覚めると窓から朝日が差し込む時間だった。隣で眠るみつ兄は静かな寝息をたてて俺をしっかりと抱きしめている。
ヒカル…きっとあの子の存在は夢じゃ無い。そう思っても確認しないわけにもいかないよな。これで本当にただの夢でした、なんて夢オチは流石に無いと信じたい。だって夢オチとから恥ずかしいし。
でも、どう確認すればいいんだろう…。
「んん……」
部屋の明るさでみつ兄が目を覚ました。とはいえまだ目は半開きだけど。まだ寝ぼけてるみたいだな。
そうだ、そう言えばヒカルはみつ兄のことを『ミツルくん』って呼んでた。なら同じように呼んだらみつ兄は俺をヒカルだと思うんじゃ無いかな。それで『急にそんな呼び方してどうしたの?』的な反応をされたら『反応が見たかった』とか適当言って誤魔化せばいいし。
やってみよう。
「み、ミツルくん……」
「んっ…?あれ、ヒカルくん……?ふふっ、今日はただ遊びに来たのかな?」
やっぱり、ヒカルは夢じゃなかったんだ。
「……みつ兄、なんでヒカルのことを黙ってたんだ?」
「………?あれ、今、どっち?」
「今は光成。ヒカルは寝てる」
「っ!」
急に目が覚め飛び起きたみつ兄。俺が知らないはずのヒカルの名前を俺の口から出たんだから驚くのも頷ける。でも、ヒカルのことを知ってたなら何で俺に教えてくれなかったんだ?俺に無関係なわけじゃ無いのに。俺が知らず知らずのうちに人を傷つけたことを俺に知られたくなかったのか?
「こう君…?ヒカル君のこと、どうして…」
「…夢の中でヒカルに会った。で、なんでヒカルのこと教えてくれなかったんだ?」
「お、教えようとはしたんだよ?でもね、こう君にヒカル君のことを話そうとするとヒカル君と入れ替わっちゃって…」
それでずっと知れなかったのか…。意図的に教えてくれなかったんじゃなくて、俺に教える術が無かったんだ。なんか勘違いでみつ兄を責めるような形になっちゃったな。ごめん…
それから一時間くらい、みつ兄は俺をしっかりと抱きしめて離さなかった。どうやら俺が何も知らないうちに手を汚していたことを知ってショックを受けてるんじゃないかって心配してるらしい。初めて俺の意思で人を殺した時、俺は酷くショックを受けてたから。……まぁ、ショックっていうか大泣きしてたもんな。
「あのー…みつ兄?嫌なわけじゃ無いけど、そろっと朝ご飯の時間だと……」
「や、まだこのままがいい」
子供かっ!
みつ兄がこんなに幼いことを言うのも珍しい。こんな風に甘えられるのも嬉しいは嬉しいけど…腹減った……。俺まだ育ち盛りだよ?そりゃあしっかり腹も減るもんで、めちゃくちゃデカい腹の虫が鳴ってしまった。
「……ごめん、ご飯にしよっか」
「あぁ、うん………」
うわぁ…、めっちゃ恥ずかしい……!
起きてリビングに行こうとしたら、みつ兄は後ろから俺を抱きしめた。あくまでこれはやめないんだな。でも腹の方を抱きしめられるとたまにくすぐったい。そして腹がたまに鳴るからその振動が伝わって恥ずかしい。
「よぉ、おは……って、なんだそりゃあ」
「メリスト…おはよ……」
「あ、おはようございます」
ピッタリとくっついて離れないみつ兄に苦笑するメリスト。まぁ、朝っぱらから何を見せられてるんだって気持ちにはなるだろうよそりゃあ。
みつ兄が離れてキッチンに行き、俺はメリストの前の席に座った。メリストはずっと本を読んでるけど、何を読んでいるのだろうか。文字が読めない。ガルさんに教えてもらった文字とは違う。精霊の使っている文字だろうか。だとしたらメリストはなんで読めるんだよ。
「メリスト、その本は?」
「精霊の本らしい。魔法やら呪術やらが書いてあるが…お前は気にすんな」
「その文字見たことないんだけど、何の文字?」
「魔語。魔法に使われる文字だが、精霊か魔法生物にしか理解できないように出来てるから人間は一生掛かっても読めねぇよ」
そんな文字があるんだ…。っていうか、やっぱりメリストってナイフとか剣より魔法の方が使い慣れてるっていうか得意じゃ無いのか?なのにあんな戦えるって…本当に性格以外は完璧なんだな。
「なんか失礼なこと考えてたろ」
「そんなこと無いよ、きっと」
「はっ、嘘が下手クソだなぁ」
そんな会話をして、そのままメリストは読書に戻った。
暇になった俺はとりあえず顔を洗って着替えて、ガルさんを起こしに行った。ガルさんがまだ寝てるなんて珍しいかも。
ガルさんの部屋をノックしたけど返事は無い。そっとドアを開くと、部屋にガルさんはいなかった。あれ?どこにいるんだろう。
リビングに戻ってメリストに聞いてみることにした。
「なぁ、ガルさんってどこにいるか分かる?」
「あいつならもう仕事に行ったぞ」
「いつの間に!?」
「夜明け前くらいに行ってくるって起こされた」
あぁ、一応何も言わずに行くのはあれかと思って声は掛けてたんだ。でも、夜明け前に…か。ちょっとメリストが不憫っていうか、可哀想に感じる。無言でいなくなって心配するよりはいいけどさ……。
なんて、一通り支度を終えて朝食を待ってると、キッチンの方からいい匂いがしてきた。パンが焼ける匂いだ。いい匂い…。
暇だし手伝おうとキッチンに行くと、みつ兄はスープを煮込んでいた。ベーコンとキャベツが入ったコンソメスープだ。おぉ…みつ兄が中華以外を作ってるの久しぶりに見る気がする…。
ガルさんと一緒に料理してるとこなら少し見たけど、一人で作ってるものが中華じゃ無いのは元の世界以来だ。まぁ、この世界に中華料理の材料無いからな。
「こう君、手伝いに来てくれたの?」
「まぁね」
「ありがとう。でもガルさんがほとんど用意してくれたから運ぶくらいしか無いよ」
な、なるほど…ガルさんが……ってマジか。みつ兄曰く、あと焼くだけのパン生地とあと温めるだけのスープが用意されてたらしい。ガルさん働きすぎでは?
完成してお皿に盛った朝食をリビングに運んだ。メリストはまだ本を読んでいて、気付いたら紙とペンまで持ってきていた。なんか色々書いてあるけど、俺にはさっぱり分からない。
「メリスト、出来たよ」
「ん?あぁ、すぐに片付ける」
ガルさんの席に物を移動させたメリスト。それ、片付けたって言わないんじゃないか?
なんて疑問は残りつつも準備が終わり、朝食を食べた。うん、美味い。やっぱりガルさん料理上手いな。って言うか料理好きなんだろうな、やっぱり。
俺とメリストはスープをおかわりして、みんな食べ終わるとみつ兄が洗い物をした。
俺は仕事の準備だ。孤児院にいた時は孤児院で働かせてもらってたから、移動を考えると時間はあんまり無い。みつ兄に止められてた一時間が無ければもっと早く準備できたってのは言わない方がいいな。
準備が終わり、玄関に行くとみつ兄が見送りに来てくれた。ちなみにメリストも途中まで同じ道で同じ時間だから一緒に行くことになった。
「二人とも、行ってらっしゃい」
「行ってきます!」
「夕方には帰ってくるぞ」
そうして家を出て三層に向かった。そこで他の人と待ち合わせて初仕事に行くという訳だ。
なんか緊張するなぁ。本当ならこの時期には高校に通い始めてたはずだから、こんなに早く働き始めるなんて思っても無かった。でも、みつ兄やガルさん、メリストのためにも頑張って働くか!
ヒカル…きっとあの子の存在は夢じゃ無い。そう思っても確認しないわけにもいかないよな。これで本当にただの夢でした、なんて夢オチは流石に無いと信じたい。だって夢オチとから恥ずかしいし。
でも、どう確認すればいいんだろう…。
「んん……」
部屋の明るさでみつ兄が目を覚ました。とはいえまだ目は半開きだけど。まだ寝ぼけてるみたいだな。
そうだ、そう言えばヒカルはみつ兄のことを『ミツルくん』って呼んでた。なら同じように呼んだらみつ兄は俺をヒカルだと思うんじゃ無いかな。それで『急にそんな呼び方してどうしたの?』的な反応をされたら『反応が見たかった』とか適当言って誤魔化せばいいし。
やってみよう。
「み、ミツルくん……」
「んっ…?あれ、ヒカルくん……?ふふっ、今日はただ遊びに来たのかな?」
やっぱり、ヒカルは夢じゃなかったんだ。
「……みつ兄、なんでヒカルのことを黙ってたんだ?」
「………?あれ、今、どっち?」
「今は光成。ヒカルは寝てる」
「っ!」
急に目が覚め飛び起きたみつ兄。俺が知らないはずのヒカルの名前を俺の口から出たんだから驚くのも頷ける。でも、ヒカルのことを知ってたなら何で俺に教えてくれなかったんだ?俺に無関係なわけじゃ無いのに。俺が知らず知らずのうちに人を傷つけたことを俺に知られたくなかったのか?
「こう君…?ヒカル君のこと、どうして…」
「…夢の中でヒカルに会った。で、なんでヒカルのこと教えてくれなかったんだ?」
「お、教えようとはしたんだよ?でもね、こう君にヒカル君のことを話そうとするとヒカル君と入れ替わっちゃって…」
それでずっと知れなかったのか…。意図的に教えてくれなかったんじゃなくて、俺に教える術が無かったんだ。なんか勘違いでみつ兄を責めるような形になっちゃったな。ごめん…
それから一時間くらい、みつ兄は俺をしっかりと抱きしめて離さなかった。どうやら俺が何も知らないうちに手を汚していたことを知ってショックを受けてるんじゃないかって心配してるらしい。初めて俺の意思で人を殺した時、俺は酷くショックを受けてたから。……まぁ、ショックっていうか大泣きしてたもんな。
「あのー…みつ兄?嫌なわけじゃ無いけど、そろっと朝ご飯の時間だと……」
「や、まだこのままがいい」
子供かっ!
みつ兄がこんなに幼いことを言うのも珍しい。こんな風に甘えられるのも嬉しいは嬉しいけど…腹減った……。俺まだ育ち盛りだよ?そりゃあしっかり腹も減るもんで、めちゃくちゃデカい腹の虫が鳴ってしまった。
「……ごめん、ご飯にしよっか」
「あぁ、うん………」
うわぁ…、めっちゃ恥ずかしい……!
起きてリビングに行こうとしたら、みつ兄は後ろから俺を抱きしめた。あくまでこれはやめないんだな。でも腹の方を抱きしめられるとたまにくすぐったい。そして腹がたまに鳴るからその振動が伝わって恥ずかしい。
「よぉ、おは……って、なんだそりゃあ」
「メリスト…おはよ……」
「あ、おはようございます」
ピッタリとくっついて離れないみつ兄に苦笑するメリスト。まぁ、朝っぱらから何を見せられてるんだって気持ちにはなるだろうよそりゃあ。
みつ兄が離れてキッチンに行き、俺はメリストの前の席に座った。メリストはずっと本を読んでるけど、何を読んでいるのだろうか。文字が読めない。ガルさんに教えてもらった文字とは違う。精霊の使っている文字だろうか。だとしたらメリストはなんで読めるんだよ。
「メリスト、その本は?」
「精霊の本らしい。魔法やら呪術やらが書いてあるが…お前は気にすんな」
「その文字見たことないんだけど、何の文字?」
「魔語。魔法に使われる文字だが、精霊か魔法生物にしか理解できないように出来てるから人間は一生掛かっても読めねぇよ」
そんな文字があるんだ…。っていうか、やっぱりメリストってナイフとか剣より魔法の方が使い慣れてるっていうか得意じゃ無いのか?なのにあんな戦えるって…本当に性格以外は完璧なんだな。
「なんか失礼なこと考えてたろ」
「そんなこと無いよ、きっと」
「はっ、嘘が下手クソだなぁ」
そんな会話をして、そのままメリストは読書に戻った。
暇になった俺はとりあえず顔を洗って着替えて、ガルさんを起こしに行った。ガルさんがまだ寝てるなんて珍しいかも。
ガルさんの部屋をノックしたけど返事は無い。そっとドアを開くと、部屋にガルさんはいなかった。あれ?どこにいるんだろう。
リビングに戻ってメリストに聞いてみることにした。
「なぁ、ガルさんってどこにいるか分かる?」
「あいつならもう仕事に行ったぞ」
「いつの間に!?」
「夜明け前くらいに行ってくるって起こされた」
あぁ、一応何も言わずに行くのはあれかと思って声は掛けてたんだ。でも、夜明け前に…か。ちょっとメリストが不憫っていうか、可哀想に感じる。無言でいなくなって心配するよりはいいけどさ……。
なんて、一通り支度を終えて朝食を待ってると、キッチンの方からいい匂いがしてきた。パンが焼ける匂いだ。いい匂い…。
暇だし手伝おうとキッチンに行くと、みつ兄はスープを煮込んでいた。ベーコンとキャベツが入ったコンソメスープだ。おぉ…みつ兄が中華以外を作ってるの久しぶりに見る気がする…。
ガルさんと一緒に料理してるとこなら少し見たけど、一人で作ってるものが中華じゃ無いのは元の世界以来だ。まぁ、この世界に中華料理の材料無いからな。
「こう君、手伝いに来てくれたの?」
「まぁね」
「ありがとう。でもガルさんがほとんど用意してくれたから運ぶくらいしか無いよ」
な、なるほど…ガルさんが……ってマジか。みつ兄曰く、あと焼くだけのパン生地とあと温めるだけのスープが用意されてたらしい。ガルさん働きすぎでは?
完成してお皿に盛った朝食をリビングに運んだ。メリストはまだ本を読んでいて、気付いたら紙とペンまで持ってきていた。なんか色々書いてあるけど、俺にはさっぱり分からない。
「メリスト、出来たよ」
「ん?あぁ、すぐに片付ける」
ガルさんの席に物を移動させたメリスト。それ、片付けたって言わないんじゃないか?
なんて疑問は残りつつも準備が終わり、朝食を食べた。うん、美味い。やっぱりガルさん料理上手いな。って言うか料理好きなんだろうな、やっぱり。
俺とメリストはスープをおかわりして、みんな食べ終わるとみつ兄が洗い物をした。
俺は仕事の準備だ。孤児院にいた時は孤児院で働かせてもらってたから、移動を考えると時間はあんまり無い。みつ兄に止められてた一時間が無ければもっと早く準備できたってのは言わない方がいいな。
準備が終わり、玄関に行くとみつ兄が見送りに来てくれた。ちなみにメリストも途中まで同じ道で同じ時間だから一緒に行くことになった。
「二人とも、行ってらっしゃい」
「行ってきます!」
「夕方には帰ってくるぞ」
そうして家を出て三層に向かった。そこで他の人と待ち合わせて初仕事に行くという訳だ。
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