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春の大陸の最奥へ!
76.何もしてないのに逃亡開始!?
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何か長い夢を見ていた気がする。とても苦しい夢を…。
目が覚めるとちょうど朝で、みつ兄はまだ俺にしがみついて眠っていた。うーん…あんまり寝た気がしないな……。なんだか疲れた感じがする。昨日、色々あったからかな。
みつ兄が起きるまで隣で横になって寝顔を見ていた。なんだか苦しそうな顔をしてる。嫌な夢でも見てるのかな。起こした方がいいかな。
「みつ兄、みつ兄起きて」
「んっ…うぅ………、こう君……?」
「あ、おはよ………っ!?」
みつ兄は俺の顔を見るなり抱きついてきた。少し震えてる、やっぱり嫌な夢を見てたみたいだ。起こしてよかった。
「こう君…良かった………!」
「どうした?夢の中で俺に何かあったの?」
「夢の中…うん、きっとあれは悪い夢。夢………」
みつ兄?顔が真っ青だ。しっかりと抱きしめ返して背中をポンポンと軽く叩いた。少しずつ震えが止まっていくのが分かる。落ち着いてきたみたいだ。
しばらくしてみつ兄が落ち着いてから着替えを済ませた。なんか左腕が筋肉痛みたいに痛い。みつ兄に腕枕してたからかな。
「みつ兄、準備終わった?」
「うん。ガルさんたちのとこ行こ」
荷物をまとめて忘れ物が無いか確認した。ゲンさんの荷物もあるけど、受け付けの人に預けた方がいいかな。一応ゲンさんの荷物もまとめて持とうとしたけど、みつ兄が「置いてっていい」って言った。これは、まだゲンさんのこと怒ってるってことかな。
あ、そうだ。後でゲンさんに『着いてくるのはいいけど、近寄らないで』って言わないと。仕事なら来るのは仕方ないけど、それでも加害者だから。発情期が辛いのは分かるけど、それは犯罪を犯していい理由にならない。
自分たちの荷物を持って部屋を出ようとドアノブに手をかけた。が、ノブを回す前にドアは勢いよく開かれた。
ドアを開けたのは焦った顔のガルさんだ。部屋の外にいるからか、匂いを遮断する黒マスクをしっかりとつけている。
「二人とも、こっちの部屋に来てくれ!」
「えっ、わ、分かった」
あまりの慌てっぷりに驚いて言われた通りすぐに隣の部屋に移った。ガルさんもメリストも準備は終わっていて、すぐにでも宿を出れそうだ。が、二人とも様子がおかしい。
「来たか!宿代は昨日のうちに払ってある、さっさとここからずらかるぞ!」
そう言ってガルさんはみつ兄をメリストは俺をヒョイと抱えて窓から外に出た。なんで!?何があったんだ!?
人のいない道をずっと走るガルさんとメリスト。港町から出てようやく下ろされて、二人は息を切らしながら真剣な目を俺たちに向けた。
「な、何?何かあったのか?」
「悪ぃな、何も言わずに。ただ早く出ねぇとサツに見つかったらオレがヤバくてな」
「実は、宿の従業員二人が何者かに殺された」
えっ!?
いや、そんな事件が起きたことはビックリしたけど、それでメリストがヤバいのってなんで?
「あっ、オレが殺したわけじゃ無ぇぞ?ただサツの野郎のほとんどが魔法生物の匂いを嗅ぎ分けるからな」
なるほど、だから逃げてきたのか。運が悪かったとしか言えないけど、それでもメリストの秘密を守るためならすぐに逃げるべきなんだろう。良かった、大事になる前にすぐに俺たちを連れて逃げてくれて。
「あっ、そう言えばゲンさん着いて来るって言ってたのに普通に忘れてる」
「……昨日のあの調子じゃ、着いて来れないんじゃないかな」
みつ兄、今さらっと毒を吐いた気がする。気のせい?貼り付けたような笑顔で言った言葉は『来なくていい、むしろ来るな』と聞こえる。そりゃあ、されたことを考えるとみつ兄も着いて来て欲しくは無いか。
まぁ、いなくてもいっか。結構好きなキャラだったからこんな別れは嫌だったけど、これも仕方ないのかな。
馬車移動の予定が借りる暇が無かったため、次の町まで歩くことになった。早朝に出発なら、夜には着く距離にあるらしい。
ちょっと遠いけど、ガルさんが頑張って狼の姿で俺とみつ兄をかわりばんこで背に乗せてくれている。荷物は全部メリストが持ってるけど、みつ兄はともかく俺はこんな楽するべきじゃ無いんじゃないか?体力取り戻したいし。
「やっぱり俺は歩いてくよ。ガルさん、みつ兄だけお願い」
「こ、こう君が歩くなら僕も歩く!また足引っ張っちゃうかもだけど、今のままもダメな気がするから……」
そう言って強気に歩くみつ兄。だったが……やっぱり町に着く前に夜になった。今回はみつ兄だけじゃなくて俺も足を引っ張った。やけに疲労感が重なって、何度か目眩を起こしてしまった。
「仕方ない、今日は野宿だな。俺は食料を狩ってくるから、お前たちは兄貴と火おこしと寝床の準備を」
「「はーい!」」
「任せとけ!」
ガルさんが狩に行き、メリストが枝集めをしてしてる間に寝床となる大木の根本を軽く掃除した。野宿の予定は無かったから物が揃ってるわけじゃ無いけど、それでも出来るだけ快適にはしたいよな。
しばらくして俺たちが寝床のセッティングが終わった頃にちょうどメリストとガルさんが戻って来た。メリストは枝拾いついでに果物も採ってきたみたいだ。
ガルさんが狩った動物は一頭の鹿だ。動物がなかなか見つからなくて苦労したらしいけど、鹿の死体を持つ狼の獣人の図がめちゃくちゃ野生的…ワイルドで、なんだか面白く感じる。
メリストの採ってきた果物はマスカットだ。小粒だけどツヤツヤと鮮やかで、とても美味しそうだ。ちなみにメリストが一粒つまみ食いしたらしいけど、結構酸っぱいらしい。
焚き火を囲んで肉を焼いた。今回は串が無いから、骨を切って串の代わりに刺してカリッと焼いた。
綺麗な焼き色が付いたところで、焼き立てを火傷しないように持って食べてみた。……分かってたけどうまー♡柔らかいしクセもそこまで無いからいくらでも食べられそうだ。
俺は鹿肉は初めて食べたけど、美味しいってのは聞いた事があった。でもこんなに美味しく感じるのは、空腹と新鮮だからと、ガルさんの処理が上手かったからなんだろうな。
四人で一頭をあっという間に食べ切った。そしてデザートにマスカットまで。
食べてみたらメリストが言うほど酸っぱく無くて、酸味と甘味がちょうど良かった。でもみつ兄は全く酸っぱく無いって言うし、ガルさんは酸っぱすぎてむせてた。
もう一粒食べてみたら今度は酸っぱすぎて俺までむせた。みつ兄も酸っぱくてむせてたし、逆にガルさんは酸っぱく無いって驚いてた。メリストも興味津々でもう一粒食べたけど、酸味と甘味がちょうどいいって言った。
もしかして同じ房でも一つ一つ味が違う?それはロシアンルーレットみたいで楽しいからありだな。
お腹いっぱいになったところで、四人で身を寄せてタオルを掛けた。誰か一人は見張りをしないとだけど、横になりながらじゃダメ?って言ったら「ま、いっか」って言われて今の状況だ。
左からメリスト、俺、みつ兄、ガルさんの順番。何かあった時戦える二人が端に来る事になったけど、その理由が無くてもこの並びになりそうだなって思った。だってこの順番で固定され始めてる気がするし。
一日中フラフラになりながら歩いて疲れた俺とみつ兄は、タオルを掛けた瞬間に寝落ちた。危ない状況だったってのに、こんなのも悪く無いなんて、俺って危機感無いのかな。でも、この時間は好きだしいっか。
目が覚めるとちょうど朝で、みつ兄はまだ俺にしがみついて眠っていた。うーん…あんまり寝た気がしないな……。なんだか疲れた感じがする。昨日、色々あったからかな。
みつ兄が起きるまで隣で横になって寝顔を見ていた。なんだか苦しそうな顔をしてる。嫌な夢でも見てるのかな。起こした方がいいかな。
「みつ兄、みつ兄起きて」
「んっ…うぅ………、こう君……?」
「あ、おはよ………っ!?」
みつ兄は俺の顔を見るなり抱きついてきた。少し震えてる、やっぱり嫌な夢を見てたみたいだ。起こしてよかった。
「こう君…良かった………!」
「どうした?夢の中で俺に何かあったの?」
「夢の中…うん、きっとあれは悪い夢。夢………」
みつ兄?顔が真っ青だ。しっかりと抱きしめ返して背中をポンポンと軽く叩いた。少しずつ震えが止まっていくのが分かる。落ち着いてきたみたいだ。
しばらくしてみつ兄が落ち着いてから着替えを済ませた。なんか左腕が筋肉痛みたいに痛い。みつ兄に腕枕してたからかな。
「みつ兄、準備終わった?」
「うん。ガルさんたちのとこ行こ」
荷物をまとめて忘れ物が無いか確認した。ゲンさんの荷物もあるけど、受け付けの人に預けた方がいいかな。一応ゲンさんの荷物もまとめて持とうとしたけど、みつ兄が「置いてっていい」って言った。これは、まだゲンさんのこと怒ってるってことかな。
あ、そうだ。後でゲンさんに『着いてくるのはいいけど、近寄らないで』って言わないと。仕事なら来るのは仕方ないけど、それでも加害者だから。発情期が辛いのは分かるけど、それは犯罪を犯していい理由にならない。
自分たちの荷物を持って部屋を出ようとドアノブに手をかけた。が、ノブを回す前にドアは勢いよく開かれた。
ドアを開けたのは焦った顔のガルさんだ。部屋の外にいるからか、匂いを遮断する黒マスクをしっかりとつけている。
「二人とも、こっちの部屋に来てくれ!」
「えっ、わ、分かった」
あまりの慌てっぷりに驚いて言われた通りすぐに隣の部屋に移った。ガルさんもメリストも準備は終わっていて、すぐにでも宿を出れそうだ。が、二人とも様子がおかしい。
「来たか!宿代は昨日のうちに払ってある、さっさとここからずらかるぞ!」
そう言ってガルさんはみつ兄をメリストは俺をヒョイと抱えて窓から外に出た。なんで!?何があったんだ!?
人のいない道をずっと走るガルさんとメリスト。港町から出てようやく下ろされて、二人は息を切らしながら真剣な目を俺たちに向けた。
「な、何?何かあったのか?」
「悪ぃな、何も言わずに。ただ早く出ねぇとサツに見つかったらオレがヤバくてな」
「実は、宿の従業員二人が何者かに殺された」
えっ!?
いや、そんな事件が起きたことはビックリしたけど、それでメリストがヤバいのってなんで?
「あっ、オレが殺したわけじゃ無ぇぞ?ただサツの野郎のほとんどが魔法生物の匂いを嗅ぎ分けるからな」
なるほど、だから逃げてきたのか。運が悪かったとしか言えないけど、それでもメリストの秘密を守るためならすぐに逃げるべきなんだろう。良かった、大事になる前にすぐに俺たちを連れて逃げてくれて。
「あっ、そう言えばゲンさん着いて来るって言ってたのに普通に忘れてる」
「……昨日のあの調子じゃ、着いて来れないんじゃないかな」
みつ兄、今さらっと毒を吐いた気がする。気のせい?貼り付けたような笑顔で言った言葉は『来なくていい、むしろ来るな』と聞こえる。そりゃあ、されたことを考えるとみつ兄も着いて来て欲しくは無いか。
まぁ、いなくてもいっか。結構好きなキャラだったからこんな別れは嫌だったけど、これも仕方ないのかな。
馬車移動の予定が借りる暇が無かったため、次の町まで歩くことになった。早朝に出発なら、夜には着く距離にあるらしい。
ちょっと遠いけど、ガルさんが頑張って狼の姿で俺とみつ兄をかわりばんこで背に乗せてくれている。荷物は全部メリストが持ってるけど、みつ兄はともかく俺はこんな楽するべきじゃ無いんじゃないか?体力取り戻したいし。
「やっぱり俺は歩いてくよ。ガルさん、みつ兄だけお願い」
「こ、こう君が歩くなら僕も歩く!また足引っ張っちゃうかもだけど、今のままもダメな気がするから……」
そう言って強気に歩くみつ兄。だったが……やっぱり町に着く前に夜になった。今回はみつ兄だけじゃなくて俺も足を引っ張った。やけに疲労感が重なって、何度か目眩を起こしてしまった。
「仕方ない、今日は野宿だな。俺は食料を狩ってくるから、お前たちは兄貴と火おこしと寝床の準備を」
「「はーい!」」
「任せとけ!」
ガルさんが狩に行き、メリストが枝集めをしてしてる間に寝床となる大木の根本を軽く掃除した。野宿の予定は無かったから物が揃ってるわけじゃ無いけど、それでも出来るだけ快適にはしたいよな。
しばらくして俺たちが寝床のセッティングが終わった頃にちょうどメリストとガルさんが戻って来た。メリストは枝拾いついでに果物も採ってきたみたいだ。
ガルさんが狩った動物は一頭の鹿だ。動物がなかなか見つからなくて苦労したらしいけど、鹿の死体を持つ狼の獣人の図がめちゃくちゃ野生的…ワイルドで、なんだか面白く感じる。
メリストの採ってきた果物はマスカットだ。小粒だけどツヤツヤと鮮やかで、とても美味しそうだ。ちなみにメリストが一粒つまみ食いしたらしいけど、結構酸っぱいらしい。
焚き火を囲んで肉を焼いた。今回は串が無いから、骨を切って串の代わりに刺してカリッと焼いた。
綺麗な焼き色が付いたところで、焼き立てを火傷しないように持って食べてみた。……分かってたけどうまー♡柔らかいしクセもそこまで無いからいくらでも食べられそうだ。
俺は鹿肉は初めて食べたけど、美味しいってのは聞いた事があった。でもこんなに美味しく感じるのは、空腹と新鮮だからと、ガルさんの処理が上手かったからなんだろうな。
四人で一頭をあっという間に食べ切った。そしてデザートにマスカットまで。
食べてみたらメリストが言うほど酸っぱく無くて、酸味と甘味がちょうど良かった。でもみつ兄は全く酸っぱく無いって言うし、ガルさんは酸っぱすぎてむせてた。
もう一粒食べてみたら今度は酸っぱすぎて俺までむせた。みつ兄も酸っぱくてむせてたし、逆にガルさんは酸っぱく無いって驚いてた。メリストも興味津々でもう一粒食べたけど、酸味と甘味がちょうどいいって言った。
もしかして同じ房でも一つ一つ味が違う?それはロシアンルーレットみたいで楽しいからありだな。
お腹いっぱいになったところで、四人で身を寄せてタオルを掛けた。誰か一人は見張りをしないとだけど、横になりながらじゃダメ?って言ったら「ま、いっか」って言われて今の状況だ。
左からメリスト、俺、みつ兄、ガルさんの順番。何かあった時戦える二人が端に来る事になったけど、その理由が無くてもこの並びになりそうだなって思った。だってこの順番で固定され始めてる気がするし。
一日中フラフラになりながら歩いて疲れた俺とみつ兄は、タオルを掛けた瞬間に寝落ちた。危ない状況だったってのに、こんなのも悪く無いなんて、俺って危機感無いのかな。でも、この時間は好きだしいっか。
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