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まじか攫われた!?
46.少しは信じてたのに、メリスト…… ❇︎
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朝、目が覚めると横でメリストが眠っていた。大人しいとガルさんに似て綺麗な顔だ。大きな傷跡は目立ってるけど、肌も荒れてないし造形も整ってる。メリストって、見た目をなんとかすればもう少しはかかわりやすくなりそう関わりやすくなりそうなんだけどな……。
手入れをサボった髭も、反対に固めた髪型も、メリストが他人を拒むために作られたみたいだ。
今は何時なんだろう。メリストにがっちりと抱きしめられてるから時計が見えない。でも、身動きも取れないし、あったかいのが心地良いし、もう少しだけ寝てよっかな。
快適な二度寝をするべく、上裸で高体温のメリストの胸元にすっぽりと収まった。あったか~…。それに心音が分かって、余計に眠気が………
…………っは!本当にぐっすり寝てた!……ってあれ?メリストは?
気付けばメリストは居なくなってて、俺は寒気で目が覚めた。ちょ、俺の服どこ!?ただでさえ寒いのに服は無いし、毛布も減ってる!……って、どっちも汚したの俺か!
ありったけの毛布を被ってカタカタ震えること数十分。時間はいつの間にか昼近くだ。髪をオールバックに固めたメリストが牢に戻ってくると、俺は少し安堵した。
……けど、何かおかしい。メリストが笑ってるのに怖い。
「め、メリスト……?ちょ、どうし……んぐっ!?」
なんで、こんな時間に誘発剤!?しかも何も言わずに……!寒くて蹲ってた体は一気に熱を持ち始めた。
「そろっと薬が切れると思ってたんだがな。まさか、体に染み付いて落ちなくなったか?」
「メリスト……?」
「簡単に物欲しそうな顔するようになりやがってよぉ…。来い」
メリストは俺の手錠を強く引っ張ると、有無を言わさず椅子に座らせて固定した。そのまま俺を放ったらかしにして箱を漁ると、訳の分からないごちゃごちゃした物をいくつも持って来た。メリスト…?な、何をする気で………
「なぁ、オレの過去を知った程度でオレを味方に付けたと思ったか?」
「え…?っあ!や、やだ!なにして………!」
たった一言で絶望を感じると、メリストは針の無い注射で俺の尻にローションをたっぷりと入れて来た。何これ、ゾクゾクする……。もしかしてまた変な薬?
「この程度でそんな顔すんなよ。ただのローションだぜ?」
「ふぇ……?」
「あー、最っ高にそそるな…。お前、奥までぶち込まれてナカに注がれる感覚を覚えたら壊れるんじゃねぇか?」
っ…!また、だ。耳元で喋られたらゾクゾクが止まらなくなる。嘘、まさかまだ洗脳する気で……!?
箱から長い何かを取り出したメリスト。長い紐にいくつも玉が付いているような物。メリストはその玉を一つ一つ俺の尻の中へと飲み込ませた。
「いーち」
「なっ…!?な、や、やだっ!」
「あ、やっぱ玩具なら入れられんだな。にーい」
「なにこれ…、や…!お、おっきいの、むり……!」
「さーん、しーい……」
「もう、むり…!なか、いっぱい…!はいらない、ってぇ……!」
「…………ごーお、ろーく。全部入ったじゃねぇか」
何これ、中が硬いのでぎゅうぎゅうで苦しい……!尻で感じて締まる度に、玉で気持ちいいところが全部押される。指とかスポンジみたいに細い物しか入れたことないから、いきなりこの圧迫感は受け入れられない。
こんな物さっさと出したい、のに。なのに、本来出口のはずが『出す』事が出来ない。『締め付け』て『咥え込む』ことしか出来ない。そんな…なんで…………
「………と…、っめり、すとぉ……!これ、だして…抜いて………!わかんないの、こわい………!」
「はぁ?まだまだここからってのに?ケツを塞いだとなれば、あと三箇所、残ってんだろ?」
三箇所!?無い、そんな無いって!何を塞ぐつもり!?ただでさえ両手両足塞がれてるのに……。塞ぐと言えば、目と耳と口?確実に五感の内の一つは残るけど…だからって大丈夫な訳じゃない。
メリストが次に箱から取り出したものは、俺がここに来た時に見た謎の捻れた棒と黒い輪ゴムのようなものだ。そんなもので塞ぐとこなんてあったっけ?
「ただヨくするだけじゃつまんねぇ。悪癖の一つや二つ覚えさせてやるぜ」
「ぇ…………?待って、うそ、そこっ……!?」
う、嘘だろ…輪ゴムみたいなやつをそっとちんこの根本に着けて、捻れた細い棒を先っぽの小さな出口に当てた。ありえない、そんなとこ絶対に入れたら……!
なんて焦りも意味無く、棒の先端がつぷりと入ってしまった。
「ひっ…!やっ…やだぁ……!やめっ……、う、うぅ…………」
「泣くのが速ぇんだよ。まだ全然入ってねぇんだぞ?」
どれだけ泣いて嫌がっても、メリストは抵抗できない俺に怖いことを続けた。少しずつ細い道を進んで行く異物は、違和感と若干の痛みしか感じない。本当にメリストは俺を痛め付けようとしてるんだ………。
怯えながら異物を入れられているのを見ていると、一番奥まで到達した時に体に電流が走る感覚があった。
「ひぁっ…!?」
「ここ、ケツの気持ちいいやつに触れておかしくなりそうだろ?ケツからじゃあ壁を挟んでたが、こっからなら直接触れるもんなぁ」
「え……?な、どういう、こと………っあ!ちょ、だ、ダメ…!うごかさ、ないでぇ……!」
小刻みに抜き差しして奥のいいところ…多分、前立腺を何度も直接刺激した。これ、怖いけど、気持ちいい。でも……気持ちいいけど、射精できない………!
メリストは何回か抜き差しするだけで、そのすぐ後には放置して箱を再び漁り始めた。
箱から出された二つの布。一つの白いガーゼみたいな布で口を縛られ、布を噛ませられた。なんとか喋ろうとしたけど全く発音できていない。もう一つの黒い厚手の布で目を塞がれた。何も見えないで真っ黒なせいで、どこから何をされるか分からないのが怖い。
なんで……なんでこうなってるんだろう。興奮が収まらずにメリストからたまに刺激を与えられる。そのせいで発情が収まらない。
メリストは、なんで急にこんなことして来たんだろう………。
手入れをサボった髭も、反対に固めた髪型も、メリストが他人を拒むために作られたみたいだ。
今は何時なんだろう。メリストにがっちりと抱きしめられてるから時計が見えない。でも、身動きも取れないし、あったかいのが心地良いし、もう少しだけ寝てよっかな。
快適な二度寝をするべく、上裸で高体温のメリストの胸元にすっぽりと収まった。あったか~…。それに心音が分かって、余計に眠気が………
…………っは!本当にぐっすり寝てた!……ってあれ?メリストは?
気付けばメリストは居なくなってて、俺は寒気で目が覚めた。ちょ、俺の服どこ!?ただでさえ寒いのに服は無いし、毛布も減ってる!……って、どっちも汚したの俺か!
ありったけの毛布を被ってカタカタ震えること数十分。時間はいつの間にか昼近くだ。髪をオールバックに固めたメリストが牢に戻ってくると、俺は少し安堵した。
……けど、何かおかしい。メリストが笑ってるのに怖い。
「め、メリスト……?ちょ、どうし……んぐっ!?」
なんで、こんな時間に誘発剤!?しかも何も言わずに……!寒くて蹲ってた体は一気に熱を持ち始めた。
「そろっと薬が切れると思ってたんだがな。まさか、体に染み付いて落ちなくなったか?」
「メリスト……?」
「簡単に物欲しそうな顔するようになりやがってよぉ…。来い」
メリストは俺の手錠を強く引っ張ると、有無を言わさず椅子に座らせて固定した。そのまま俺を放ったらかしにして箱を漁ると、訳の分からないごちゃごちゃした物をいくつも持って来た。メリスト…?な、何をする気で………
「なぁ、オレの過去を知った程度でオレを味方に付けたと思ったか?」
「え…?っあ!や、やだ!なにして………!」
たった一言で絶望を感じると、メリストは針の無い注射で俺の尻にローションをたっぷりと入れて来た。何これ、ゾクゾクする……。もしかしてまた変な薬?
「この程度でそんな顔すんなよ。ただのローションだぜ?」
「ふぇ……?」
「あー、最っ高にそそるな…。お前、奥までぶち込まれてナカに注がれる感覚を覚えたら壊れるんじゃねぇか?」
っ…!また、だ。耳元で喋られたらゾクゾクが止まらなくなる。嘘、まさかまだ洗脳する気で……!?
箱から長い何かを取り出したメリスト。長い紐にいくつも玉が付いているような物。メリストはその玉を一つ一つ俺の尻の中へと飲み込ませた。
「いーち」
「なっ…!?な、や、やだっ!」
「あ、やっぱ玩具なら入れられんだな。にーい」
「なにこれ…、や…!お、おっきいの、むり……!」
「さーん、しーい……」
「もう、むり…!なか、いっぱい…!はいらない、ってぇ……!」
「…………ごーお、ろーく。全部入ったじゃねぇか」
何これ、中が硬いのでぎゅうぎゅうで苦しい……!尻で感じて締まる度に、玉で気持ちいいところが全部押される。指とかスポンジみたいに細い物しか入れたことないから、いきなりこの圧迫感は受け入れられない。
こんな物さっさと出したい、のに。なのに、本来出口のはずが『出す』事が出来ない。『締め付け』て『咥え込む』ことしか出来ない。そんな…なんで…………
「………と…、っめり、すとぉ……!これ、だして…抜いて………!わかんないの、こわい………!」
「はぁ?まだまだここからってのに?ケツを塞いだとなれば、あと三箇所、残ってんだろ?」
三箇所!?無い、そんな無いって!何を塞ぐつもり!?ただでさえ両手両足塞がれてるのに……。塞ぐと言えば、目と耳と口?確実に五感の内の一つは残るけど…だからって大丈夫な訳じゃない。
メリストが次に箱から取り出したものは、俺がここに来た時に見た謎の捻れた棒と黒い輪ゴムのようなものだ。そんなもので塞ぐとこなんてあったっけ?
「ただヨくするだけじゃつまんねぇ。悪癖の一つや二つ覚えさせてやるぜ」
「ぇ…………?待って、うそ、そこっ……!?」
う、嘘だろ…輪ゴムみたいなやつをそっとちんこの根本に着けて、捻れた細い棒を先っぽの小さな出口に当てた。ありえない、そんなとこ絶対に入れたら……!
なんて焦りも意味無く、棒の先端がつぷりと入ってしまった。
「ひっ…!やっ…やだぁ……!やめっ……、う、うぅ…………」
「泣くのが速ぇんだよ。まだ全然入ってねぇんだぞ?」
どれだけ泣いて嫌がっても、メリストは抵抗できない俺に怖いことを続けた。少しずつ細い道を進んで行く異物は、違和感と若干の痛みしか感じない。本当にメリストは俺を痛め付けようとしてるんだ………。
怯えながら異物を入れられているのを見ていると、一番奥まで到達した時に体に電流が走る感覚があった。
「ひぁっ…!?」
「ここ、ケツの気持ちいいやつに触れておかしくなりそうだろ?ケツからじゃあ壁を挟んでたが、こっからなら直接触れるもんなぁ」
「え……?な、どういう、こと………っあ!ちょ、だ、ダメ…!うごかさ、ないでぇ……!」
小刻みに抜き差しして奥のいいところ…多分、前立腺を何度も直接刺激した。これ、怖いけど、気持ちいい。でも……気持ちいいけど、射精できない………!
メリストは何回か抜き差しするだけで、そのすぐ後には放置して箱を再び漁り始めた。
箱から出された二つの布。一つの白いガーゼみたいな布で口を縛られ、布を噛ませられた。なんとか喋ろうとしたけど全く発音できていない。もう一つの黒い厚手の布で目を塞がれた。何も見えないで真っ黒なせいで、どこから何をされるか分からないのが怖い。
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