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まじか攫われた!?
44.洗脳無しの合意で ❇︎
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初めて俺からメリストを誘った。正直不安と緊張で心臓がバクバクしてたけど、メリストは「すぐ戻る」と言い捨て俺を牢に一人にした。
本当に戻ってくるよな?今まで見た事ない顔してたけど、大丈夫かな……。
あんな酷いことしてる奴の過去を知ったくらいで同情するなんて、ちょろい自覚はある。でも、小心者の俺はあんなの知って、非道になって切り捨てられる心は持ってない。
同情なんて余計なことかも知れない。当事者の苦しみなんて第三者が理解できるわけ無いんだから。
それでも……メリストが俺に触れる時の手は確かに優しくて気持ち良かった。大してあいつのこと知らない俺にとってはそれが全てだ。
あっ、だめ、触れられた時の事を思い出すと発情が悪化して……!
みつ兄がくれた感覚を上書きされるのは嫌だ。でも、今日くらいは全部、心以外は全部あげる。少しでもそれがメリストのためになればいいけど……
「んっ…、めり、すと………」
だめだ、あいつの真似して体を触っても、あの大きな手には程遠い。足りない、届かない、悔しいけど、メリストのテクニックには到底敵わない………
もう認め掛けてるけど、あいつのためとか思いながら俺も気持ちよくなりたいとか思ってる。心を渡してないなら不貞じゃない…よな………?
「あのなぁ、すぐ戻るっつったろ」
「あ、え…………?」
気付けば牢のこっち側にメリストが立っていた。嘘、一人でシてるの見られてた……!?
っていうか、メリストの姿……前髪を下ろして髭を剃ると、確かにガルさんの面影を感じる。二人とも顔は父親似だってことだよな。外見は優秀だったのに中身がダメなパターンだったか、二人の親父さん。
「テメェが嫌がるから、わ・ざ・わ・ざ剃ってきてやったんだぜ?感謝しろよな」
「にゅっ、ほっへ、ぐいぐいふんは……」
髭がなくても力が強すぎて頬擦りが痛い!そしてさっきまでのしおらしさは!?
メリストは俺を軽々抱き上げて、ベッドの上で対面の形で膝に座らせてきた。メリストは上裸だし俺も服が乱れてほぼ全裸だし、結構恥ずかしい格好だ。でもこの状況を正しく恥ずかしいと思えるってことは、洗脳されてない証拠だ。
まぁ、洗脳なんてしなくても今夜くらいは全部委ねるけど。
「……逃げねぇな」
「俺から誘っておいて?」
「それもそうだ」
イタズラっぽく、でも困ったように笑いながらメリストは俺の服を脱がせた。乳首もちんこも目一杯勃ってるのが丸見えで、羞恥心が煽られる。あれ、これってこんなに恥ずかしかったっけ?
「前から思ってたけど、相当エロい体してるよな。例のおにーさんに仕込まれたのか?」
「んっ…!こんな、っ時に、他の人の話題?」
「それ、ずりぃ返事だよな」
メリストはしつこく焦らすように乳首だけを何度も摘んだり舐めて吸ったりした。微妙な刺激で全身がゾクゾクして、期待が異様に高まっている。
高まったところでメリストは俺のちんこの先端を握った。そのまま小刻みに先端だけ扱くと、段々と込み上げてくる感覚があった。ギリギリの刺激が蓄積されて、脳が溶けていく。
「いっ、いきたい、イキ…たい………!」
「すぐに終わったらつまんねぇだろ?」
「やぁ……!ずっと、我慢……っ、して、あっ…♡イキたい、出したい、ねぇっ…♡」
首絞められて発情して、一人でシても邪魔が入って、結局まだ一回もイケてない。腰が勝手に動いて出そう出そうとしても、あと少しが焦らされて足りない。
「さて、揃っといいか。好きにイケ」
「ひぁっ…!あ、クる、いく…い、くっ…………!」
焦らされた分、深く絶頂した。イった瞬間の快感と後からくる余韻がクセになりそうだ………。
あ、メリストのちんこも勃ってる。ズボンめちゃくちゃ張ってるけど痛く無いのか?一瞬メリストの顔を見ると、分かりやすく俺に欲情してる顔をしていた。俺も、こいつに何か出来ないかな。いつもは口でしてるけど、顔を見てたいから手でしてみよう。
メリストのズボンから取り出すと、メリストが驚いた声を上げた。
「何してんだよ」
「いつものお返し。俺、メリストのこと気持ちよくさせてやりたい…から………」
「無理すんな」
無理、してないんだよなぁ……。っていうか無理だったら口に突っ込まれた時点で吐いてる。まさかとは思ってたけど……俺、淫乱なんじゃ…………
あぁダメダメ!そんな事、自覚したく無かった!不貞はダメとか考えておきながら性に飢えてるのも否定出来ないし、こうなるくらいなら性を知らないままの方が良かったのかも知れない。
「無理なんかしてない、メリストは俺に触られるの嫌か……?」
「まさか、めちゃくちゃエロいし興奮してゾクゾクすんぜ?」
「へへっ、そりゃあよかった」
はい、もう認めますよ。俺は淫乱です、不貞を働いたクズです。
だって気持ちいいし……俺の手で気持ちよくさせるのだって好きだ。生物的には拒絶するはずのオスにバカみたいに興奮して、首絞められて鼻血出して興奮する程度にはマゾだ。
だから、メリストのギラついた目で見られるとゾクゾクが止まらなくなって視線だけで気持ちよくなる。
「……おい、そんな物欲しそうな顔すんじゃねぇよ。こっちはテメェにぶち込め無くてイライラしてるってのによぉ………」
「だ、だって、メリストに見られると、本当に犯されてるみたいで………」
「だから、あんまり煽んなっつってんの!」
メリストは俺の体を引き寄せると、俺とメリストのを合わせて扱き始めた。しかもそのまま尻に指を入れて、浅いところで出し入れしている。
「あっ、これダメ、だめっ♡」
「ダメか?止めるか?」
「やぁっ…!イジワル、いうなぁ…!ダメって、言っても、やだ、って…言っても…やめ、ないで………!」
あれ?メリストの息が荒くなった気が……。ちゃんと俺で気持ちいいのかな。
「ツクモ、こっち向け」
「んっ…!あ、はぁ……」
舌を舐め合って、唾液でトロトロの口腔を這われるようなキス。頭がぼうっとして真っ白になる。そのまま舌を喉の方まで深く入れられた。……あ、そっか。メリスト人間じゃないから…舌の長さがかなり長いのも納得だ。でも、このままじゃ息が………!
「んっ、ふっ……ぅ…………!」
「あ、わり、苦しかったか?……あぁいや、ヨかったのか」
い、今俺、窒息してイった…………。メリストの手にもちんこにも俺の精液が掛かってドロドロだ。
メリストは……まだイってない。せめてちゃんとイカせたいな。ドロドロになったメリストのちんこの根本を握って、そのまま扱いた。
「はっ、マーキングされてるみてぇ」
「え?」
「テメェのザーメンぶっ掛けられて、手でオレのちんぽに擦り込まれてるみてぇだろ?」
なっ………!なにその馬鹿みたいにな感想は!?っていうか、やっぱり言い方ぁ!ざー……?は分かんないけど、たぶん精液のことだよな?育ちは良いはずなんだよな?なのに口が悪いな!?
「顔、真っ赤だぞ?淫乱のクセにかまととぶんなよ」
「うう、うるさいっ!かまととって何!?」
「何も知らない、ウブなふりすんなってことだ」
……いや、ウブですけど!?最初のガルさんのを除けばみつ兄としかした事ないし、みつ兄はあんまり直接的なことは言わないというか、言葉は選んでるし………!
「こんなの、メリストだけだ……!」
「……は?嘘つけ」
「嘘じゃない!お前みたいによく分かんない玩具も言葉も使われた事無いもん!」
「あぁ、そう言う意味かよ……」
どう言う意味だと思ってたんだよ!?
っていうか、メリストなかなかイカない……!え、俺って下手くそ?それとも俺が早漏なだけ?
……やっぱ、口でした方が良かったかな。
「っは、ツクモ、お前…何考えてるか分かりやすいな」
「え?」
「オレがなかなかイカねぇから焦ってんだろ」
ぎくっ。な、なんで分かって……
「図星だなぁ、安心しろ、とっくに限界にはなってんだよ」
「じゃあなんで我慢してんの」
「……顔にかけられるか全部飲むか、どっちがいい?」
………そんな事のために溜めてたんかよ!本当にバカ!俺の焦りを返せ!っていうか……メリストのイキそうな顔、初めて見た。え、可愛い?嘘だろ、俺がこいつに可愛いとか……なんか腹立つ!
「どっちも断る。メリストのイキ顔、見たい」
「っ悪趣味め」
「だって俺、ただのマゾじゃ無いし」
どうせならメリストのぐずぐずな姿とか見てみたい。喘ぎ声も聞いてみたいし、一回でもいいから俺に負けてくれないかな…。
メリストにキスして、無理矢理口をこじ開けた。
「声、全部出してよ」
「……っ!てめ、そっちの気もあんのかよ……!」
「ん?何のことやら」
そう言うメリストだって完全なサドじゃないクセに。余裕を装ってたメリストの顔は一瞬で歪んで必死な顔になった。
そのまま俺を引っ張ると、尻の入り口に先端をぐりぐりと押し付けて入れてこようとした。
「ちょ、それは……」
「これ以上は入んねぇよ。でも、ここで出せば中出しみてぇだよな……」
まぁ、それくらいはいっか。メリストは俺が言った通りに声を我慢しなくなった。流石に俺ほど大きくは無いものの、声はさっきより全然出ている。
……ほら、やっぱりメリストだってそっちの気もある。
「はっ、テメェの入り口、ヒクついてんぞぉ…?ぶち込まれてぇくせに、飢えてるクセによくもまぁ涼しい顔が出来んなぁ?」
「いいからさっさとイケって」
「くっ………っ出る、ナカに、で………っ!」
メリストは俺の肩を抱きながら絶頂した。勢いが良すぎて精液が中に入ってくるのが分かる。ほとんどが溢れたけど、メリストの精で中がドロドロだ。
メリストは自分が出した精液を擦り込むように指を入れて内側を擦った。あー、やっぱり俺、虐められるがわの方が好きかも。たまになら逆転しても良いけど、やっぱりこっちのが全然良い。
「おいおい、さっきまでの威勢はどうした?腰が揺れてんぞ」
「んっ、だっ、て……あっ♡っなか、すぐにイっちゃ、からぁ………♡」
「結局ドマゾじゃねぇか」
指で深くまでぐちゃぐちゃ掻き混ぜられる感覚がたまらない…♡すぐに腰が抜けたから、メリストにしっかりしがみついて腰を振って善がるしか出来ない。でも、それが気持ちいい。
メリストはしがみ付く俺をしっかりと抱きしめて、ずっと中を掻き混ぜている。
「……洗脳無しで縋られんのって、思ってたよりいいモンだな」
「ひぁっ♡そこっ、つよくおしちゃ……!あ、イク、っおしりで、いっ………!」
あとは何も考えられないでずっとメリストに甘えていた。抵抗しないで受け入れてしまえば、もうひたすらに気持ちいいだけだ。
結局俺ばっか良くされたけど、最後の方にはメリストも満たされたような顔をしてたし、良かったのかもしれない。
本当に戻ってくるよな?今まで見た事ない顔してたけど、大丈夫かな……。
あんな酷いことしてる奴の過去を知ったくらいで同情するなんて、ちょろい自覚はある。でも、小心者の俺はあんなの知って、非道になって切り捨てられる心は持ってない。
同情なんて余計なことかも知れない。当事者の苦しみなんて第三者が理解できるわけ無いんだから。
それでも……メリストが俺に触れる時の手は確かに優しくて気持ち良かった。大してあいつのこと知らない俺にとってはそれが全てだ。
あっ、だめ、触れられた時の事を思い出すと発情が悪化して……!
みつ兄がくれた感覚を上書きされるのは嫌だ。でも、今日くらいは全部、心以外は全部あげる。少しでもそれがメリストのためになればいいけど……
「んっ…、めり、すと………」
だめだ、あいつの真似して体を触っても、あの大きな手には程遠い。足りない、届かない、悔しいけど、メリストのテクニックには到底敵わない………
もう認め掛けてるけど、あいつのためとか思いながら俺も気持ちよくなりたいとか思ってる。心を渡してないなら不貞じゃない…よな………?
「あのなぁ、すぐ戻るっつったろ」
「あ、え…………?」
気付けば牢のこっち側にメリストが立っていた。嘘、一人でシてるの見られてた……!?
っていうか、メリストの姿……前髪を下ろして髭を剃ると、確かにガルさんの面影を感じる。二人とも顔は父親似だってことだよな。外見は優秀だったのに中身がダメなパターンだったか、二人の親父さん。
「テメェが嫌がるから、わ・ざ・わ・ざ剃ってきてやったんだぜ?感謝しろよな」
「にゅっ、ほっへ、ぐいぐいふんは……」
髭がなくても力が強すぎて頬擦りが痛い!そしてさっきまでのしおらしさは!?
メリストは俺を軽々抱き上げて、ベッドの上で対面の形で膝に座らせてきた。メリストは上裸だし俺も服が乱れてほぼ全裸だし、結構恥ずかしい格好だ。でもこの状況を正しく恥ずかしいと思えるってことは、洗脳されてない証拠だ。
まぁ、洗脳なんてしなくても今夜くらいは全部委ねるけど。
「……逃げねぇな」
「俺から誘っておいて?」
「それもそうだ」
イタズラっぽく、でも困ったように笑いながらメリストは俺の服を脱がせた。乳首もちんこも目一杯勃ってるのが丸見えで、羞恥心が煽られる。あれ、これってこんなに恥ずかしかったっけ?
「前から思ってたけど、相当エロい体してるよな。例のおにーさんに仕込まれたのか?」
「んっ…!こんな、っ時に、他の人の話題?」
「それ、ずりぃ返事だよな」
メリストはしつこく焦らすように乳首だけを何度も摘んだり舐めて吸ったりした。微妙な刺激で全身がゾクゾクして、期待が異様に高まっている。
高まったところでメリストは俺のちんこの先端を握った。そのまま小刻みに先端だけ扱くと、段々と込み上げてくる感覚があった。ギリギリの刺激が蓄積されて、脳が溶けていく。
「いっ、いきたい、イキ…たい………!」
「すぐに終わったらつまんねぇだろ?」
「やぁ……!ずっと、我慢……っ、して、あっ…♡イキたい、出したい、ねぇっ…♡」
首絞められて発情して、一人でシても邪魔が入って、結局まだ一回もイケてない。腰が勝手に動いて出そう出そうとしても、あと少しが焦らされて足りない。
「さて、揃っといいか。好きにイケ」
「ひぁっ…!あ、クる、いく…い、くっ…………!」
焦らされた分、深く絶頂した。イった瞬間の快感と後からくる余韻がクセになりそうだ………。
あ、メリストのちんこも勃ってる。ズボンめちゃくちゃ張ってるけど痛く無いのか?一瞬メリストの顔を見ると、分かりやすく俺に欲情してる顔をしていた。俺も、こいつに何か出来ないかな。いつもは口でしてるけど、顔を見てたいから手でしてみよう。
メリストのズボンから取り出すと、メリストが驚いた声を上げた。
「何してんだよ」
「いつものお返し。俺、メリストのこと気持ちよくさせてやりたい…から………」
「無理すんな」
無理、してないんだよなぁ……。っていうか無理だったら口に突っ込まれた時点で吐いてる。まさかとは思ってたけど……俺、淫乱なんじゃ…………
あぁダメダメ!そんな事、自覚したく無かった!不貞はダメとか考えておきながら性に飢えてるのも否定出来ないし、こうなるくらいなら性を知らないままの方が良かったのかも知れない。
「無理なんかしてない、メリストは俺に触られるの嫌か……?」
「まさか、めちゃくちゃエロいし興奮してゾクゾクすんぜ?」
「へへっ、そりゃあよかった」
はい、もう認めますよ。俺は淫乱です、不貞を働いたクズです。
だって気持ちいいし……俺の手で気持ちよくさせるのだって好きだ。生物的には拒絶するはずのオスにバカみたいに興奮して、首絞められて鼻血出して興奮する程度にはマゾだ。
だから、メリストのギラついた目で見られるとゾクゾクが止まらなくなって視線だけで気持ちよくなる。
「……おい、そんな物欲しそうな顔すんじゃねぇよ。こっちはテメェにぶち込め無くてイライラしてるってのによぉ………」
「だ、だって、メリストに見られると、本当に犯されてるみたいで………」
「だから、あんまり煽んなっつってんの!」
メリストは俺の体を引き寄せると、俺とメリストのを合わせて扱き始めた。しかもそのまま尻に指を入れて、浅いところで出し入れしている。
「あっ、これダメ、だめっ♡」
「ダメか?止めるか?」
「やぁっ…!イジワル、いうなぁ…!ダメって、言っても、やだ、って…言っても…やめ、ないで………!」
あれ?メリストの息が荒くなった気が……。ちゃんと俺で気持ちいいのかな。
「ツクモ、こっち向け」
「んっ…!あ、はぁ……」
舌を舐め合って、唾液でトロトロの口腔を這われるようなキス。頭がぼうっとして真っ白になる。そのまま舌を喉の方まで深く入れられた。……あ、そっか。メリスト人間じゃないから…舌の長さがかなり長いのも納得だ。でも、このままじゃ息が………!
「んっ、ふっ……ぅ…………!」
「あ、わり、苦しかったか?……あぁいや、ヨかったのか」
い、今俺、窒息してイった…………。メリストの手にもちんこにも俺の精液が掛かってドロドロだ。
メリストは……まだイってない。せめてちゃんとイカせたいな。ドロドロになったメリストのちんこの根本を握って、そのまま扱いた。
「はっ、マーキングされてるみてぇ」
「え?」
「テメェのザーメンぶっ掛けられて、手でオレのちんぽに擦り込まれてるみてぇだろ?」
なっ………!なにその馬鹿みたいにな感想は!?っていうか、やっぱり言い方ぁ!ざー……?は分かんないけど、たぶん精液のことだよな?育ちは良いはずなんだよな?なのに口が悪いな!?
「顔、真っ赤だぞ?淫乱のクセにかまととぶんなよ」
「うう、うるさいっ!かまととって何!?」
「何も知らない、ウブなふりすんなってことだ」
……いや、ウブですけど!?最初のガルさんのを除けばみつ兄としかした事ないし、みつ兄はあんまり直接的なことは言わないというか、言葉は選んでるし………!
「こんなの、メリストだけだ……!」
「……は?嘘つけ」
「嘘じゃない!お前みたいによく分かんない玩具も言葉も使われた事無いもん!」
「あぁ、そう言う意味かよ……」
どう言う意味だと思ってたんだよ!?
っていうか、メリストなかなかイカない……!え、俺って下手くそ?それとも俺が早漏なだけ?
……やっぱ、口でした方が良かったかな。
「っは、ツクモ、お前…何考えてるか分かりやすいな」
「え?」
「オレがなかなかイカねぇから焦ってんだろ」
ぎくっ。な、なんで分かって……
「図星だなぁ、安心しろ、とっくに限界にはなってんだよ」
「じゃあなんで我慢してんの」
「……顔にかけられるか全部飲むか、どっちがいい?」
………そんな事のために溜めてたんかよ!本当にバカ!俺の焦りを返せ!っていうか……メリストのイキそうな顔、初めて見た。え、可愛い?嘘だろ、俺がこいつに可愛いとか……なんか腹立つ!
「どっちも断る。メリストのイキ顔、見たい」
「っ悪趣味め」
「だって俺、ただのマゾじゃ無いし」
どうせならメリストのぐずぐずな姿とか見てみたい。喘ぎ声も聞いてみたいし、一回でもいいから俺に負けてくれないかな…。
メリストにキスして、無理矢理口をこじ開けた。
「声、全部出してよ」
「……っ!てめ、そっちの気もあんのかよ……!」
「ん?何のことやら」
そう言うメリストだって完全なサドじゃないクセに。余裕を装ってたメリストの顔は一瞬で歪んで必死な顔になった。
そのまま俺を引っ張ると、尻の入り口に先端をぐりぐりと押し付けて入れてこようとした。
「ちょ、それは……」
「これ以上は入んねぇよ。でも、ここで出せば中出しみてぇだよな……」
まぁ、それくらいはいっか。メリストは俺が言った通りに声を我慢しなくなった。流石に俺ほど大きくは無いものの、声はさっきより全然出ている。
……ほら、やっぱりメリストだってそっちの気もある。
「はっ、テメェの入り口、ヒクついてんぞぉ…?ぶち込まれてぇくせに、飢えてるクセによくもまぁ涼しい顔が出来んなぁ?」
「いいからさっさとイケって」
「くっ………っ出る、ナカに、で………っ!」
メリストは俺の肩を抱きながら絶頂した。勢いが良すぎて精液が中に入ってくるのが分かる。ほとんどが溢れたけど、メリストの精で中がドロドロだ。
メリストは自分が出した精液を擦り込むように指を入れて内側を擦った。あー、やっぱり俺、虐められるがわの方が好きかも。たまになら逆転しても良いけど、やっぱりこっちのが全然良い。
「おいおい、さっきまでの威勢はどうした?腰が揺れてんぞ」
「んっ、だっ、て……あっ♡っなか、すぐにイっちゃ、からぁ………♡」
「結局ドマゾじゃねぇか」
指で深くまでぐちゃぐちゃ掻き混ぜられる感覚がたまらない…♡すぐに腰が抜けたから、メリストにしっかりしがみついて腰を振って善がるしか出来ない。でも、それが気持ちいい。
メリストはしがみ付く俺をしっかりと抱きしめて、ずっと中を掻き混ぜている。
「……洗脳無しで縋られんのって、思ってたよりいいモンだな」
「ひぁっ♡そこっ、つよくおしちゃ……!あ、イク、っおしりで、いっ………!」
あとは何も考えられないでずっとメリストに甘えていた。抵抗しないで受け入れてしまえば、もうひたすらに気持ちいいだけだ。
結局俺ばっか良くされたけど、最後の方にはメリストも満たされたような顔をしてたし、良かったのかもしれない。
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